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『四神将棋』(しじんしょうぎ)は、BSフジで2016年12月27日から[1]放送されている将棋対局のバラエティ番組[2]。あるいは番組内で行われている将棋の名称。
この節の加筆が望まれています。 |
通常の将棋(本将棋)と異なり、4人同時に対局を行う将棋『四神将棋』で行う番組。従来の四人将棋では、縦横9マスずつの通常の将棋盤が使用されるが、この『四神将棋』では、変則的な十字型の15マスの特殊な将棋盤を用いる[3]。
最後まで勝ち残った対局者(優勝者)には、「四神王」の称号が与えられる[1]。
BSフジでの放送後、地上波のフジテレビでも放送されることがある[4]。
(後述のルールも参照)一応、指す順番(先手・後手)はあるが「四神 - 」であるため、1番手の「(東方の神)青龍」から時計回りに「(南)朱雀」「(西)白虎」「(北)玄武」と指し手が回っていく。 一例として、A・B・C・D(と付けるが、この場合A=青龍とは限らない)の内、Aが悪手を指したとしても、BがDに王手を掛けた場合はCの順番が飛ばされ、Dが王手を回避する手を指さなくてはならない。そのため、次の手番であるAは前に指した分をリカバリー出来る可能性が生じる。
(後述の備考も参照)マス目の数が通常の倍以上であることなどの理由により、プロでも駒の利きを錯覚する場合があり、プロとアマチュアが対戦しても面白い勝負になることが多い。特に2018年4月の放送回では、毎回に渡って即詰みを見逃す事象が発生している。
また、13回目以降が放送されていない時期が長く、再放送も長らくされていない。
将棋盤および駒以外は四人将棋に近いルールが採用されている[1]。将棋のルールとは直接関係ないが、対局者はそれぞれ対局中に一度のみ「お助けカード」を利用して解説者からのアドバイスを受けることができる。
回 | 放送日 | 対局者 | 司会 | 解説 大盤解説 | 備考 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 (四神王) | 2位 (準優勝) | 3位 | 4位 | |||||
1 | 2016年 12月27日[5][6] |
内藤大助 | くっきー (野性爆弾) |
森田正光 | 山口恵梨子 | 小籔千豊 根岸愛 |
中村太地 | |
2 | 2017年 3月16日[4] |
森田正光 | 板倉俊之 (インパルス) |
つるの剛士 | 藤田綾 | 小籔千豊 | 山口恵梨子 飯野愛 |
女流プロの藤田が3人の集中砲火を浴び敗局。なお、つるのが自玉の「王手」を見逃す1手(玉以外の駒を移動させた結果、玉が相手の駒の利きにさらす手)を指すも「指し戻し」が許されて続行。 |
3 | 2017年 10月6日[7] |
加藤歩 (ザブングル) |
森田正光 | 森本レオ | てつじ (シャンプーハット) |
小籔千豊 板倉俊之 |
香川愛生 室谷由紀 |
加藤が「空気を読めなくて申し訳ない」と自覚しつつも優勝。 |
4 | 2017年 10月13日 |
室田伊緒 | カロリーナ・ ステチェンスカ |
室谷由紀 | 香川愛生 | 小籔千豊 板倉俊之 |
遠山雄亮 石田直裕 |
第2回の藤田と同じく、4人の内でタイトル獲得など実績最上位の香川が3人の集中砲火を浴び真っ先に敗局。 |
5 | 2017年 10月20日 |
都成竜馬 | 門倉啓太 | 石田直裕 | 杉本和陽 | てつじ 小籔千豊[8] |
遠山雄亮 室田伊緒 |
この回は、全員がプロ棋士のため「お助けカード」は使用不可。 |
6 | 2017年 10月27日 |
山本博 (ロバート) |
室谷由紀 | 香川愛生 | 板倉俊之 | てつじ 小籔千豊[8] |
遠山雄亮 カロリーナ・ ステチェンスカ |
序盤、攻勢だった板倉が自玉をトン死の筋に導く悪手(壁銀)を指し早々と敗局。逆に、序盤 守勢に回っていた山本が初出場・初優勝。香川と室谷のライバル同士の潰し合い(お互いの指し手が、無条件で山本の駒得になる手など)で双方とも疲弊していった事も一因。 |
7 | 2018年 4月6日 |
長谷川優貴 | カロリーナ・ ステチェンスカ |
里見咲紀 | 谷口由紀 (旧姓:室谷[9]) |
小籔千豊 | 遠山雄亮 藤森哲也 |
ルール変更が有り、新ルール「詰ました人が、もう1度手番になる」が加わった。カロリーナによる攻勢と、その回避により里見に駒を取られていく連携で早々と谷口が敗局。序盤、里見がかなりの駒得をするもカロリーナと長谷川の挟撃に会い敗局。長谷川が、カロリーナ玉の1手詰み[10]を見逃すミスもあったが、初出場・初優勝。 |
8 | 2018年 4月13日 |
寺内ゆうき (ランパンプス) |
板倉俊之 | 村上健志 (フルーツポンチ) |
池田直人 (レインボー) |
小籔千豊 | 遠山雄亮 カロリーナ・ ステチェンスカ |
メンバーの内、1番将棋歴が長い池田が最初に敗局。それに先立ち、3人から猛攻を受けていた村上が2番目に敗局。寺内が、板倉玉の即詰みを見逃すも別の手順で打ち取り優勝。 |
9 | 2018年 4月20日 |
増田康宏 | 上村亘 | 斎藤明日斗 | 藤森哲也[11] | 小籔千豊 | 遠山雄亮 谷口由紀 |
第5回と同様、プロ棋士同士の対局。藤森が序盤は通常の穴熊囲いにし、最終盤では銀ではなく角での囲いにする[12]も最初に敗局。斎藤が銀冠型の美濃囲いを組むも玉が安全地帯に行けず、2番目に敗局。上村が多くの駒得をするも敗れ2位。増田が、序盤では何度も両取りを狙われるなど最も劣勢であり、上村の即詰み直後の(もう1度手番になり)斎藤の即詰み、の一連の流れを見逃すミスも有った[13]が優勝。 |
10 | 2019年 6月1日 |
加藤結李愛 (西) |
山口恵梨子 (南) |
塚田恵梨花 (東) |
カロリーナ・ ステチェンスカ (北) |
小籔千豊 | 遠山雄亮 石田直裕 |
第4・7回に続く3度目の女流プロ棋士大会。女流2級~同2段まで若手の段級位を全て揃えた対局。2回の準優勝の経験があるカロリーナが3人の結託により最初に敗局。塚田が山口の即詰みを見逃し、大悪手を指し急転直下の敗局で3位。加藤が山口との千日手模様の長期戦を制し、大会史上 最も低い級位(女流2級[14])および最年少(16歳)の2つの記録で初出場・初優勝。 |
11 | 2019年 6月8日 |
梶浦宏孝 (南) |
石田直裕 (北) |
伊藤真吾 (東) |
藤森哲也 (西) |
小籔千豊 | 遠山雄亮 カロリーナ・ ステチェンスカ |
第5・9回に続く3度目のプロ棋士大会。藤森が前回の穴熊囲いの失敗を研究し右翼での串カツ囲いに組む。3人が共闘して梶浦を攻めるが結局4人が入り乱れる混戦になる。梶浦がその後の展開を考慮し伊藤への1手詰みを敢えて指さず、梶浦VS伊藤および藤森VS石田のお互いに隣り同士での2つの局地戦となる。石田が四神将棋で初となるダブル王手(双王手)を繰り出し、梶浦は回避したが藤森が即詰み状態だったため最初に敗局。その後、間もなく梶浦が伊藤・石田の順に詰ませて優勝。 |
12 | 2019年 6月15日 |
板倉俊之 (南) |
松浦真也 (東) |
藤岡隼太 (北) |
山口恵梨子 (西) |
小籔千豊 | 遠山雄亮 藤森哲也 |
学生アマチュア二冠の藤岡が王手竜取りの好機を敢えて指さず、板倉・山口VS松浦・藤岡のタッグ戦の図式になる。松浦が山口の即詰みを見逃した一手が、逆に藤岡の即詰みが発生する指し手だったが、今度は板倉が見逃し山口が最初に敗局。松浦が藤岡との同盟を解消し攻勢に転換、藤岡が2番目に敗局。板倉が最多出場[15]にして遂に初優勝。 |
13 | 小籔千豊 | 遠山雄亮 |
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