吹田駅 (JR西日本)
大阪府吹田市朝日町にある西日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
大阪府吹田市朝日町にある西日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
吹田駅(すいたえき)は、大阪府吹田市朝日町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線の駅である。駅番号はJR-A44。「JR京都線」の愛称区間に含まれている。
約39万人の人口を抱える、吹田市の代表駅である[1]。市内の駅ではOsaka Metro・北大阪急行の江坂駅に次いで乗降客数が多い。
かつては東海道本線支線(JR貨物においては梅田貨物線、JR西日本においては北方貨物線)と片町線貨物支線(城東貨物線)の書類上の起終点であったが、実際の線路は吹田信号場(旧:吹田操車場)で分岐していた。そのため、吹田貨物ターミナル駅の開業の際に、実態に合わせてこれらの起終点も同駅に変更され、当駅は東海道本線単独駅となった。
京都支社が管轄する最南端の駅であり、東海道本線の京都支社管轄区間では最も西に位置する(京都支社管轄の最西端は山陰本線(嵯峨野線)の園部駅)。
貨物線をのぞけば、2面4線の島式ホームであるが、普通電車のみが停車する関係で内側の2線のみが使われる。外側は通過列車のみのため、ホームには安全柵が設置されている。また、柱や梁の一部が木製の、古い屋根が現在でも残されている。東淀川方に両渡り線[10]、および岸辺方に折り返し用の引き上げ線がある関係で、場内・出発信号機を有する。ただし、貨物線の場内信号機は当駅ではなく吹田貨物ターミナル駅の設備であるため、貨物線を経由する列車の運転取扱においては当駅での採時は行われない。停車場に分類される。
中央口の駅舎はイオン吹田店(旧:ダイエー吹田店)を核店舗とする商業施設「吹田さんくす」の一部になっている。エスカレーターとエレベーターの新設工事が行われていたために、当駅の大阪側の階段は2005年秋から約1年2か月間通行不可能であった。工事完了後、大阪側は大阪駅御堂筋口同様エスカレーターだけとなっている。
吹田駅東口は地下に改札があり、ハートイン・ビアードパパの作りたて工房がある。2021年2月末までは現在のビアードパパの作りたて工房があるところに神戸屋があった。ホームと東口改札は当駅北口の再開発後もスロープで結ばれている。トイレは設置されている。
直営駅で、高槻駅の管理下にあるが、茨木駅と共に地区駅長が配置され、当駅は岸辺駅を管轄している[11]。自動券売機、みどりの券売機プラスが設置されている[2]。アーバンネットワークエリアに属しており、ICOCAおよびその相互利用対象カードの利用可能駅である。
2023年現在、早朝に当駅折り返しの普通1本が設定されている。
国鉄時代の1986年11月1日のダイヤ改正以降、当駅止まりの各駅停車は設定されていなかったが、1995年9月1日のダイヤ改正で当駅始発の新三田行きが朝に3本(新大阪駅→当駅間は回送・塚本駅は通過)設定され、1997年3月8日および1998年10月3日に高槻発に変更になった。2011年3月12日のダイヤ改正で当駅折り返しの各駅停車が再び設定された。なお、1987年4月1日時点では、当駅始発で、大阪・神戸方面西明石・加古川行きの設定があった[13]。
また、2011年3月12日のダイヤ改正までは、当駅京都方の引き上げ線で「タンゴエクスプローラー」の回送列車が折り返す設定があった。事故・各種トラブルなどでダイヤに乱れが生じた場合は、京都方面行きの各駅停車が当駅で運転を打ち切られ、折り返し当駅始発として運転されることが多い。このため吹田行きの方向幕も設定されている。前述の大阪駅側への両渡り線設置に伴い、ダイヤが乱れた場合には快速電車を新大阪駅発着に変更(新大阪駅 - 当駅間は回送)の上で、当駅で折り返すことも可能となった。
2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は22,131人。JR京都線で普通列車のみ停車する駅では最も多く、JR西日本全駅では42位。
各年度の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
増減率 | 順位 | 定期利用状況 | 出典 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1日平均 | 定期率 | JR | 大阪府 | ||||
1988年(昭和63年) | 21,008 | 12,878 | 61.3% | [大阪府 1] | |||
1989年(平成元年) | 20,996 | -0.1% | 12,827 | 61.1% | [大阪府 1] | ||
1990年(平成 | 2年)21,486 | 2.3% | 13,020 | 60.6% | [大阪府 2] | ||
1991年(平成 | 3年)21,702 | 1.0% | 13,075 | 60.2% | [大阪府 3] | ||
1992年(平成 | 4年)21,835 | 0.6% | 13,232 | 60.6% | [大阪府 4] | ||
1993年(平成 | 5年)21,768 | -0.3% | 13,243 | 60.8% | [大阪府 5] | ||
1994年(平成 | 6年)21,677 | -0.4% | 13,154 | 60.7% | [大阪府 6] | ||
1995年(平成 | 7年)22,332 | 3.0% | 13,414 | 60.1% | [大阪府 7] | ||
1996年(平成 | 8年)22,820 | 2.2% | 13,597 | 59.6% | [大阪府 8] | ||
1997年(平成 | 9年)22,902 | 0.4% | 13,709 | 59.9% | [大阪府 9] | ||
1998年(平成10年) | 22,634 | -1.2% | 13,553 | 59.9% | [大阪府 10] | ||
1999年(平成11年) | 22,501 | -5.9% | 13,411 | 59.6% | [大阪府 11] | ||
2000年(平成12年) | 22,584 | 0.4% | 13,483 | 59.7% | [大阪府 12] | ||
2001年(平成13年) | 22,698 | 0.5% | 13,602 | 59.9% | [大阪府 13] | ||
2002年(平成14年) | 22,580 | -0.5% | 13,613 | 60.3% | [大阪府 14] | ||
2003年(平成15年) | 22,630 | 0.2% | 13,717 | 60.6% | [大阪府 15] | ||
2004年(平成16年) | 22,448 | -0.8% | 13,878 | 61.8% | [大阪府 16] | ||
2005年(平成17年) | 22,300 | -0.7% | 13,909 | 62.4% | [大阪府 17] | ||
2006年(平成18年) | 22,303 | 0.0% | 13,934 | 62.5% | [大阪府 18] | ||
2007年(平成19年) | 22,145 | -0.7% | 13,907 | 62.8% | [大阪府 19] | ||
2008年(平成20年) | 22,165 | 0.1% | 13,940 | 62.9% | [大阪府 20] | ||
2009年(平成21年) | 21,682 | -2.2% | 13,818 | 63.7% | [大阪府 21] | ||
2010年(平成22年) | 21,497 | -0.9% | 13,769 | 64.1% | [大阪府 22] | ||
2011年(平成23年) | 21,405 | -0.4% | 13,699 | 64.0% | [大阪府 23] | ||
2012年(平成24年) | 21,359 | -0.2% | 13,665 | 64.0% | [大阪府 24] | ||
2013年(平成25年) | 21,702 | 1.6% | 46位 | 13,892 | 64.0% | [JR 1] | [大阪府 25] |
2014年(平成26年) | 21,809 | 0.5% | 46位 | 14,128 | 64.8% | [JR 2] | [大阪府 26] |
2015年(平成27年) | 22,430 | 2.8% | 47位 | 14,563 | 64.9% | [JR 3] | [大阪府 27] |
2016年(平成28年) | 22,657 | 1.0% | 46位 | 14,706 | 64.9% | [JR 4] | [大阪府 28] |
2017年(平成29年) | 22,972 | 1.4% | 45位 | 15,064 | 65.6% | [JR 5] | [大阪府 29] |
2018年(平成30年) | 22,943 | -0.1% | 46位 | 15,000 | 65.4% | [JR 6] | [大阪府 30] |
2019年(令和元年) | 22,896 | -0.2% | 44位 | 15,046 | 65.7% | [JR 7] | [大阪府 31] |
2020年(令和 | 2年)18,080 | -21.0% | 43位 | 12,670 | 70.1% | [JR 8] | [大阪府 32] |
2021年(令和 | 3年)19,098 | 5.6% | 40位 | 13,097 | 68.6% | [JR 9] | [大阪府 33] |
2022年(令和 | 4年)20,942 | 9.7% | 42位 | 13,820 | 66.0% | [JR 10] | [大阪府 34] |
2023年(令和 | 5年)22,131 | 5.7% | 42位 | [JR 11] |
近年の1年間の乗降人員は以下の通り。
なお下表内の数値の単位は全て「千人」である。
年度 | 乗車人員 | うち定期 | 出典 |
---|---|---|---|
2014年(平成26年) | 15,920 | 10,314 | [吹田市 1] |
2015年(平成27年) | 16,374 | 10,630 | [吹田市 1] |
2016年(平成28年) | 16,540 | 10,736 | [吹田市 1] |
2017年(平成29年) | 16,770 | 10,997 | [吹田市 1] |
2018年(平成30年) | 16,746 | 10,950 | [吹田市 1] |
2019年(令和元年) | 16,760 | 11,014 | [吹田市 2] |
2020年(令和 | 2年)13,198 | 9,249 | [吹田市 3] |
2021年(令和 | 3年)13,942 | 9,561 | [吹田市 4] |
2022年(令和 | 4年)15,288 | 10,089 | [吹田市 5] |
阪急電鉄千里線の吹田駅へは、直線距離で600メートルほど離れている。吹田市民は混同されないように、JRの駅である当駅を「JR吹田」、阪急電鉄の吹田駅を「阪急吹田」と区別している。
JRおおさか東線の南吹田駅(吹田市南吹田)とは約2キロメートル離れている。鉄路で直通はできず、新大阪駅経由となるが、両駅間を結ぶ路線バスが阪急バスにより運行されている。
駅の南北にバスロータリーが設けてあり、中央口からは南口、東口からは北口バスターミナルに連絡している。いずれも阪急バスのみが乗り入れる。
停留所名は吹田営業所が管轄している1・2・4・5のりば発の系統が「JR吹田駅(南口)」、柱本営業所が管轄している3のりば発の系統が「JR吹田」。
2023年までは、京阪バスも上新庄駅・守口市駅・大日駅・摂南大学方面への路線を乗り入れさせていた。
のりば | 路線名 | 系統・行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 吹田市内線 | 10系統:桃山台駅/JR岸辺駅(南口) | 一部便はJR岸辺駅(南口)止まり |
2 | 2系統:桃山台駅/亥子谷 | 一部便は亥子谷止まり。平日の亥子谷行き最終は深夜バス(運賃倍額) | |
3系統:桃山台駅 | 昼間のみ運行、吹高口経由 | ||
4系統:千里中央 | 昼間のみ運行、原町二丁目経由 | ||
12系統:千里中央/阪急山田駅 | 朝夕は阪急山田駅止まり。吹高口経由 | ||
13系統:原町二丁目方面(循環) | 平日22時台の1本のみ | ||
19系統:吹田高校方面(循環) | 右回りと左回りの2通りあり | ||
20系統:五月が丘西方面(循環) | |||
3 | 吹田摂津線 | 30系統:ダイキン工業前 | 土休日は早朝の1本のみ |
31系統:上鳥飼/摂津ふれあいの里 | 摂津ふれあいの里行きは平日初便のみ | ||
4 | 吹田線 | 24系統:阪急園田駅/上津島 | 一部便は上津島止まり |
5 | 86系統:阪急曽根駅 | ||
10・86系統:吹田営業所前 |
停留所名は「JR吹田駅(北口)」。阪急バス吹田市内線の各系統が発着。
一部、南口始発で当停留所を経由して各方面へ向かう系統もある(多くは南口始発北口経由と北口始発の双方が設定されている)。備考については既に南口に記載している内容と重複する事項は省略している。
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