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佐藤 利明(さとう としあき、1963年8月9日 - )は、日本の映画評論家、ミュージカル・音楽評論家[1]、音楽プロデューサー、放送・構成作家。映画解説等の仕事では肩書きを「娯楽映画研究家」とするのが通例。また、音楽プロデューサー・評論家としては「オトナの歌謡曲プロデューサー」という肩書きも用いる。浦山珠夫名義(女優:浦山珠美 (浦山珠実)にちなむ名前)をペンネームとしても使用する[2]。東京都出身。中央区立泰明小学校、私立獨協学園卒業。
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
雑誌、新聞、テレビ、ラジオ、インターネットなどの様々な媒体での映画解説の他、映画DVDや音楽CDの企画、解説。名画座などの上映プログラム執筆。
「したまちコメディ映画祭in台東」などの映画祭のプロデュース、それら映画上映時のトークショー出演、コンサートの脚本執筆なども活発に行う。
内外の映画の解説、評論では、月刊映画雑誌「映画秘宝」にて、浦山珠夫名義で、映画解説や映画関係者へのインタビュー記事をほぼ毎回寄稿[注 1]。
舛田利雄との共著『映画監督 舛田利雄〜アクション映画の巨星 舛田利雄のすべて〜』(ウルトラ・ヴァイブ、2007年刊行)では、石原裕次郎主演作等を数多く監督し日本の娯楽映画を牽引してきた存在でありながらも、それまで取り上げられる機会に恵まれなかった舛田にロング・インタビューを行ない、好評を博した[注 2]。
石原裕次郎、小林旭、赤木圭一郎、吉永小百合等を始めとする往年の国民的スター俳優の映画DVD[3]や、その楽曲のCDの企画・制作・監修・解説執筆[4]も行なう。映画DVDでは、東宝のハナ肇とクレージーキャッツ出演映画におけるオーディオコメンタリーのスタッフ・キャストへのインタビュー・聞き手を単独で担当。
『クレージー映画大全―無責任グラフィティ』(フィルムアート社、1997年刊行)で、共著の鈴木啓之、町田心乱らと共に、同オーディオコメンタリーを担当した。
その他、『ゴジラ』等の東宝特撮映画、市川崑作品等の多くのオーディオコメンタリーで、スタッフ・キャストへのインタビュー・聞き手を担当したことでも広く知られる。
CSの映画専門チャンネル「衛星劇場」にて、2008年放送開始のインタビュー番組『私の寅さん』にレギュラー出演し[5]、国民的映画「男はつらいよ」シリーズの山田洋次、森崎東、倍賞千恵子、前田吟、佐藤蛾次郎らを始め、当時の助監督や各技術スタッフにも個別にインタビューしたものが、それぞれ毎月放送されている。
なお、『私の寅さん』の内容をラジオに置き換えたような形で、2011年4月から、佐藤をパーソナリティーに「文化放送開局60周年特別企画『みんなの寅さん』 山田洋次映画監督50周年プロジェクト」として、『私の寅さん』を上回る幅広さの「男はつらいよ」の出演者、スタッフにインタビューを行っており、作品の魅力を解説するなどして、放送は500回を迎える(2013年3月現在)。
2011年12月より、「男はつらいよ」の舞台となった葛飾柴又での「男はつらいよ in 柴又帝釈天」イベント(松竹・ぴあ主催)のホストとして、イベントに出演。シークレットゲストとして、光本幸子、岡本茉利、榊原るみを迎えるなど、文化放送「みんなの寅さん」との連動で、”寅さん”ムーブメントを盛り上げている。
2012年12月15日 - 2013年2月1日にかけて、銀座シネパトスで「新春! みんなの寅さんまつり」をプロデュース。フィルムで味わう「男はつらいよ」をコンセプトに、光本幸子、岡本茉利、佐藤蛾次郎、榊原るみ、毒蝮三太夫、吉田照美、山田雅人、朝日新聞記者・小泉信一らを迎えて、トークショーを行った。2013年3月末に閉館した、銀座シネパトスでの名画座興行の歴代1位の動員を記録した。
音楽関係では、吉永小百合などの映画女優の他、美空ひばり、由紀さおりといった歌手のCDのプロデュース、解説執筆も行っており、2010年3月には、アメリカのジャズアンサンブル「ピンク・マルティーニ」と、由紀さおりのコラボレーションで話題となったCD「1969」のライナーノーツを担当し、解説が英訳され、世界版にも使用された。CDジャーナル(ウェブマガジン)にて、ピンク・マルティーニのリーダーでピアニストのトーマス・ローダーデール、ボーカルのチャイナ・フォーブスと由紀による対談のインタビュアー・構成を担当[6]。
2011年2月には、美空ひばりの二十三回忌にちなんだイベント「HIBARI 7 DAYS」を佐藤剛らと共にプロデュース。ステージ上では司会も務めた。
2013年1月 - 3月、東京新聞夕刊「この道 犬塚弘 最後のクレイジー」の企画、構成を手掛ける。
2013年6月 - 10月、東京新聞夕刊「寅さんのことば 風の吹くまま 気の向くまま」を連載、後に2014年に単行本として書籍化。
2014年4月からは東京新聞 水曜朝刊「寅さんのことば 風の吹くまま 気の向くまま 第二部」を連載中。
※特記なきものはパーソナリティ。
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