京田辺駅

京都府京田辺市にある西日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから

京田辺駅map

京田辺駅(きょうたなべえき)は、京都府京田辺市田辺久戸にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)片町線(学研都市線)のである。駅番号はJR-H24

概要 京田辺駅, 所在地 ...
京田辺駅
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駅舎(2020年6月)
きょうたなべ
Kyōtanabe
JR-H23 同志社前 (1.9 km)
(2.1 km) 大住 JR-H25
Thumb 右は新田辺駅
所在地 京都府京田辺市田辺久戸27
北緯34度49分14.80秒 東経135度46分7.84秒
駅番号 JR-H24
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 片町線(学研都市線)
キロ程 12.4 km(木津起点)
電報略号 キナ
駅構造 地上駅橋上駅[1]
ホーム 2面3線[1]
乗降人員
-統計年度-
12,020人/日
-2023年[統計 1]-
開業年月日 1898年明治31年)4月12日
乗換 新田辺駅近鉄京都線
備考
1997年に田辺駅から改称[3]
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概要

京田辺市の代表駅の1つ。学研都市線の快速の各駅停車区間では同市内の松井山手駅に次ぐ利用者数がある。

駅東方約300mに近鉄京都線新田辺駅があり、徒歩7分程度で到着する。2015年頃から車内放送でも乗換駅として案内されるようになった(ただし近鉄側では新祝園駅のみJR乗換の車内放送を行う)。市の玄関口として両駅の周辺整備が行われている。

歴史

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「田辺駅」時代の旧駅舎(1992年7月)
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旧田辺駅 駅本屋(1980年)
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旧田辺駅 駅本屋ホーム側(1980年)

駅構造

要約
視点

島式ホーム2面3線を有する地上駅[1]。2面4線への拡張も可能な構造で(ただ、今の所2面4線への拡張の動きはないがホームのないアルプラザ方面に線路が存在し、回送列車が使用することがある。)、7両編成に対応している。橋上駅舎を有し[1]、両ホームと、改札外・東西に2箇所、計4箇所にエレベーターが設置されている。東口は陸橋によってアル・プラザ京田辺店(平和堂)に直結している。ホームとは跨線橋で結ばれている。

ICOCA・提携ICカード利用可能駅。また、学研都市線の単線区間の途中駅では唯一の直営駅四条畷駅の被管理駅)である。自動券売機みどりの券売機プラスが設置されている[2]

旧駅舎は平屋建ての昔の民家のような造りで、元を辿れば明治時代からあったという話もある。旧駅は2面2線の対向式ホームで間に中線があり、貨物扱いも行われていた。駅舎は京橋方面側にあり、木津方面へのホームへは同志社前側にある踏切を渡ることになっていた。待合室は旧信号テコ扱い所であったため、その形跡がよく分かる駅だった。1972年昭和47年)頃から1992年平成4年)頃までの間は無人駅扱いで出札業務は行わず、運転要員だけ配置されていた。

のりば

さらに見る のりば, 路線 ...
のりば路線方向行先備考
1・2 H 学研都市線 下り 四条畷京橋方面[13] 一部3番のりば
3 上り 木津方面[13] 一部2番のりば
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上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。基本的に1番・2番のりばが京橋方面、3番のりばが木津方面となっている。

3線もありながら発車番線は2010年(平成22年)3月12日までは全時間帯に渡って固定されていなかった。これは構内に引上線がなく、切り離された増結用の車両がホーム上で待機しなければならないためである。昼間時の運用を例として挙げると、

  1. 2番のりばに増結用車両が待機した状態で、京橋方面行きが2番のりばに入り、増結用車両をつなぐ。同時に木津方面行きが1番のりばに入り、切り離した増結用車両を1番のりばに残して発車する。
  2. その次の京橋方面行きは1番のりばに入り、先ほど切り離された1番のりばの増結用車両をつなぐ。同時に木津方面行きが2番のりばに入り、切り離した増結用車両を2番のりばに残して発車する。
  3. 以上の流れを繰り返す。

という、ローテーション的な運用となっていた。木津駅 - 同志社前駅間のホーム延長工事を行った翌3月13日以降は朝の一部を除いて、四条畷・京橋方面は1番のりば、木津方面は2番のりばに固定された(京田辺駅配布の発車時刻表より)。2011年(平成23年)3月12日のダイヤ改正でほとんどが、四条畷・京橋方面の乗り場が2番のりば、木津方面の乗り場が3番のりばとなった。

配線上は2番のりばを上下本線とした一線スルーとなっている。

夜間滞泊が2本設定され、1番のりばと3番のりばに留置されている。3番のりばに夜間滞泊する車両は、翌朝に当駅始発の回送列車となり、松井山手駅の一番列車として運転される。

ダイヤ

1時間に4本の快速・区間快速が停車する。平日朝は本数が多くなる。

当駅を始発・終点とする電車が朝と夕方ラッシュ時以降に設定されている。停車する電車は、ドアの横のボタンで乗り降りする。ただし、当駅到着後に回送扱いの電車は自動で開く。

2002年(平成14年)3月23日から2010年(平成22年)3月12日までは、木津駅 - 当駅間は4両編成、当駅から京橋方面は7両編成で運行されていたため、当駅で列車の切り離し・増結作業が行われていた。翌13日からは全区間7両編成での運転となったため、当駅での列車の切り離し・増結作業は廃止された。

利用状況

要約
視点

2023年(令和5年)度の1日当たりの利用者数は12,020人である[統計 1]

各年度の乗車人員は下表の通り。

さらに見る 年度, 乗車人員 ...
年度別1日平均乗車人員[統計 2][統計 3]
年度 乗車人員 乗降人員 出典
京都府 京田辺市
1991年(平成03年) 1,454 [京都府 1]
1992年(平成04年) 1,926 [京都府 2]
1993年(平成05年) 2,173 [京都府 3]
1994年(平成06年) 2,449 [京都府 4]
1995年(平成07年) 2,525 [京都府 5]
1996年(平成08年) 2,737 [京都府 6]
1997年(平成09年) 3,301 [京都府 7]
1998年(平成10年) 3,595 [京都府 8]
1999年(平成11年) 3,691 [京都府 9]
2000年(平成12年) 3,753 7,504 [京都府 10] [京田辺市 1]
2001年(平成13年) 4,082 8,166 [京都府 11] [京田辺市 1]
2002年(平成14年) 4,995 9,988 [京都府 12] [京田辺市 1]
2003年(平成15年) 5,411 10,790 [京都府 13] [京田辺市 2]
2004年(平成16年) 5,633 11,137 [京都府 14] [京田辺市 3]
2005年(平成17年) 5,805 11,610 [京都府 15] [京田辺市 4]
2006年(平成18年) 6,063 12,128 [京都府 16] [京田辺市 5]
2007年(平成19年) 6,293 12,551 [京都府 17] [京田辺市 6]
2008年(平成20年) 6,510 13,017 [京都府 18] [京田辺市 7]
2009年(平成21年) 6,315 12,516 [京都府 19] [京田辺市 8]
2010年(平成22年) 6,060 12,119 [京都府 20] [京田辺市 9]
2011年(平成23年) 6,027 12,055 [京都府 21] [京田辺市 10]
2012年(平成24年) 6,044 12,086 [京都府 22] [京田辺市 11]
2013年(平成25年) 6,066 12,132 [京都府 23] [京田辺市 12]
2014年(平成26年) 5,964 11,930 [京都府 24] [京田辺市 13]
2015年(平成27年) 6,112 12,226 [京都府 25] [京田辺市 14]
2016年(平成28年) 6,134 12,270 [京都府 26] [京田辺市 15]
2017年(平成29年) 6,252 12,504 [京都府 27] [京田辺市 16]
2018年(平成30年) 6,304 12,610 [京都府 28] [京田辺市 17]
2019年(令和元年) 6,399 12,796 [京都府 29] [京田辺市 18]
2020年(令和02年) 4,964 9,930 [京都府 30] [京田辺市 19]
2021年(令和03年) 5,285 10,570 [京都府 31] [京田辺市 20]
2022年(令和04年) 5,748 11,498 [京都府 32] [京田辺市 21]
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駅周辺

駅のある京田辺市は、最高級茶葉である玉露の産地で有名。駅西方には一休さんこと一休宗純ゆかりの酬恩庵一休寺)、南方には田辺公園等の施設がある。

駅東側に国鉄C11形蒸気機関車の動輪1対とナンバープレートが置かれている。かつてここに静態保存されていた324号機のもの。なお、同機の運転室部分は梅小路蒸気機関車館(現・京都鉄道博物館)に移設された。

将来的に当駅から奈良線長池駅とを結ぶ「片奈連絡線」の建設構想があり、1989年5月に出された、運輸政策審議会答申第10号では、「2005年までに整備すべき路線」として挙げられていたが、2004年10月の近畿地方審議会答申第8号には盛り込まれておらず[14]、それ以後も建設へ向けた大きな動き・進展はみられていない[15]

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田辺駅東隣に保存されていた C11324号機(1980年)
  • 京田辺市役所
  • 京都府田辺総合庁舎(山城北保健所綴喜分室・山城北農業改良普及センター・山城北土木事務所)
  • ハローワーク京都田辺(京都田辺公共職業安定所)
  • 京田辺市立中央図書館
  • JA京都やましろ
  • CIKビル(商工会館)
  • 田辺中央病院
  • 京都府立田辺高等学校

バス路線

要約
視点

京阪バス京都京阪バス奈良交通の停留所がある。

停留所は、駅東口のロータリーと、東の道路上4ヶ所にあるが、東口ロータリーは10時から16時までしか停車しない。

停留所名は京阪バス・京都京阪バスは「JR京田辺」、奈良交通は「京田辺駅」。

京阪バス

交差点南側を2回通るものはいずれも先に北行を経由し、その後近鉄新田辺・当停留所南行の順に停車。

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のりば 路線名 担当 行先 備考
ロータリー 山手線 京田辺 67D号経路樟葉駅 当該時間帯の便は全て京田辺営業所担当
67D号経路近鉄新田辺 平日のみ。当該時間帯の便は全て京田辺営業所担当
交差点南側 南行 64号経路松井山手駅 平日朝1本のみ。中島橋経由
枚方尊延寺線 79号経路:穂谷 天王は経由しない
81号経路:穂谷 1日1本のみ。天王経由
89号経路長尾駅 平日朝2本のみ。天王・穂谷は経由しない
89B号経路:長尾駅 夕方と土休日朝に1本運行。穂谷経由
89C号経路:長尾駅 夕方2本のみ。天王・穂谷経由
八幡田辺線 69号経路:茂ヶ谷 夕方以降に運行(土休日は朝にも1本あり)
八幡田辺線 共管 75C号経路石清水八幡宮駅 朝夕のみ。岩田南経由
74号経路:石清水八幡宮駅 内里経由
北行

南行
男山 74A号経路:石清水八幡宮駅 宝生苑・内里経由
74B号経路:石清水八幡宮駅 内里経由。宝生苑は経由しない
74A74B号経路:京田辺市役所 草内口経由
京田辺市内線 京田辺 66A号経路ソフィアモール 平日・土曜運行。宝生苑経由
66B号経路:ソフィアモール 休日(祝日以外の土曜は対象外)運行。宝生苑は経由しない
66A66B号経路:京田辺市役所 近鉄新田辺・当停留所交差点南側のりば経由
北行 各経路[注 1]:近鉄新田辺
交差点北側 南行 山手線 各経路[注 2]:近鉄新田辺 平日の日中は停車なし。土休日は日中でも67B号経路が経由する
北行 共管 6767D号経路:樟葉駅 JR大住駅・美濃山小学校・水珀経由
京田辺 67B号経路:樟葉駅 平日1本のみ運行。JR大住駅・美濃山口・水珀経由
共管 31号経路:樟葉駅/くすのき小学校 朝夕のみ。畠・摂南大学北口経由、最終便はくすのき小学校止まり
68号経路:松井山手駅 朝のみ運行。畠経由
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京都京阪バス

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のりば 路線名 行先 備考
ロータリー 新田辺宇治田原線 62号経路:緑苑坂
62号経路近鉄新田辺
交差点南側 南行 60号経路維中前 平日朝1本のみ
62号経路:緑苑坂 朝夕のみ。午後の便は緑苑坂東経由
62B号経路:工業団地 夕方のみ。緑苑坂経由、平日の一部は緑苑坂東も経由
62C号経路:緑苑坂 朝のみ。工業団地経由、土休日の便は緑苑坂東も経由
60B号経路:工業団地 平日朝1本のみ
北行 各経路[注 3]:近鉄新田辺
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奈良交通

全て京都営業所が担当。ロータリー部が東口、南行きがのりば1、北行きがのりば2にそれぞれ相当する。

さらに見る のりば, 路線名 ...
のりば 路線名 行先 備考
東口 京田辺市東部循環線 1系統三山木駅 京田辺市東部循環外回り。3本のみ
2系統:三山木駅 京田辺市東部循環内回り。3本のみ
1 同志社線 101系統同志社大学デイヴィス記念館 同志社大学正門経由
102系統:同志社大学デイヴィス記念館/同志社北門 同志社北門経由、一部便は同停留所止まり
2 101102系統新田辺駅
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隣の駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)
H 学研都市線(片町線)
快速・区間快速・普通
同志社前駅 (JR-H23) - 京田辺駅 (JR-H24) - 大住駅 (JR-H25)

脚注

関連項目

外部リンク

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