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千葉県市川市八幡にある京成電鉄の駅 ウィキペディアから
京成八幡駅(けいせいやわたえき)は、千葉県市川市八幡三丁目にある、京成電鉄本線の駅である。駅番号はKS16。東京都交通局(都営地下鉄)・東日本旅客鉄道(JR東日本)本八幡駅と地下通路を介し接続している[注釈 1]。
当駅は市川市の行政・商業中心地に位置する中心駅の1つであり、京成本線の全優等列車(有料特急除く)が停車する。近傍には東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京都交通局(都営地下鉄)の本八幡駅が位置し、都営地下鉄とは南口脇に出入口(A6出入口)がある地下通路で連絡している。また、JR東日本の同駅とは都営地下鉄の地下通路(または地上の一般道)で接続する。なお、本八幡駅とは都営地下鉄との連絡定期券の発売を実施しているが[1]、JR東日本との発売は実施していない[2]。
駅周辺の「菅野・八幡」地区は、江戸時代から豪商・富豪の別荘地として栄え、お屋敷街を形成する高級住宅街となっている。小説家の永井荷風が晩年に当駅近くに住んでおり、駅前商店街には「荷風の散歩道」と名付けられた飾りの旗が見られる。荷風の行き付けであった日本料理店「大黒家」や銭湯も現存する。駅徒歩約5分の位置には、下総国総鎮守「葛飾八幡宮」があり、毎年9月の例大祭では多くの人出で賑わう[3]。
国府台から八幡にかけては、東京医科歯科大学など3つの大学があり、市川学園を始めとする私立高校が7校、私立中学校が5校、私立小学校が3校と大規模な文教都市・学園都市となっている[4]。当駅からJR東日本の本八幡駅にかけて八幡一番街のような商店街や、パティオ本八幡、八幡ハタビル(本八幡ハタボウル)、ガレリア・サーラ、グランドターミナルタワー本八幡(核店舗・カスミ)などを代表する超高層マンションの複合施設、商業施設などが林立しているため、昼夜問わず多くの人で賑わう繁華街となっている。
近年では京成電鉄の旧本社(東京都墨田区押上)老朽化に伴い、2013年(平成25年)9月17日に本社を千葉県市川市八幡に移転した。新社屋は当駅・都営地下鉄の本八幡駅両駅前の再開発地区(八幡三丁目2番1号の旧京成百貨店跡地)に建設された。さらに、本八幡駅北口地区の市街地再開発事業[5]、本八幡A地区第1種市街地再開発事業[6]、本八幡B地区優良建築物等整備事業[7]のような大規模な都市再開発が相次ぎ、多数の超高層マンションが林立する[8]。
南口には駅ビルの京成百貨店が建っていたが、本八幡駅北口再開発事業および建物老朽化に伴い、2007年(平成19年)3月に2 - 4Fを閉店、1Fのリブレ京成も2010年(平成22年)2月28日に閉店し、跡地は再開発事業に伴い、2013年(平成25年)9月17日に従前の押上地区より移転した[9]京成電鉄新本社ビル(オフィスビル1棟)、グランドターミナルタワー本八幡(超高層マンション1棟)、ターミナルシティ本八幡アイビス(商業施設棟)が建設された。
島式ホーム1面2線を有する地上駅。橋上駅舎を備える。駅長配置駅。南口デッキにより京成電鉄本社ビルと直結している。ホームは踏切に挟まれており、これらはいわゆる「開かずの踏切」となっているが、駅周辺再開発と絡み、当駅と駅前後の立体交差化計画もある[14]。
エスカレーターは改札内コンコース - ホーム上野寄り間、エレベーターは北口・南口各出入口 - 改札外コンコース間を連絡している。トイレは改札内コンコース(階段横)に設置されている。改札外にはファミリーマートがある。発車標は、3色LEDを使用していたが、2019年にフルカラーLED式へ交換され、駅案内放送も成田スカイアクセス線の駅と同じ内容となった。
2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員は33,920人である[京成 1](京成線内69駅中第12位)。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[15] |
1日平均 乗車人員[16] | ||
---|---|---|---|---|
1998年(平成10年) | 17,358 | [17] | ||
1999年(平成11年) | 16,904 | [18] | ||
2000年(平成12年) | 16,630 | [19] | ||
2001年(平成13年) | 16,359 | [20] | ||
2002年(平成14年) | 16,075 | [21] | ||
2003年(平成15年) | 31,639 | [22] | 15,673 | [23] |
2004年(平成16年) | 31,526 | [24] | 15,620 | [25] |
2005年(平成17年) | 31,736 | [26] | 15,712 | [27] |
2006年(平成18年) | 31,881 | [28] | 15,779 | [29] |
2007年(平成19年) | 31,817 | [30] | 15,693 | [31] |
2008年(平成20年) | 32,172 | [32] | 15,859 | [33] |
2009年(平成21年) | 32,074 | [34] | 15,815 | [35] |
2010年(平成22年) | 31,555 | [36] | 15,551 | [37] |
2011年(平成23年) | 30,361 | [38] | 14,950 | [39] |
2012年(平成24年) | 31,336 | [40] | 15,422 | [41] |
2013年(平成25年) | 32,192 | [42] | 15,871 | [43] |
2014年(平成26年) | 32,322 | [44] | 15,957 | [45] |
2015年(平成27年) | 33,275 | [46] | 16,447 | [47] |
2016年(平成28年) | 34,587 | [48] | 17,100 | [49] |
2017年(平成29年) | 35,584 | [50] | 17,594 | [51] |
2018年(平成30年) | 36,280 | [52] | 17,932 | [53] |
2019年(令和元年) | 36,364 | [54] | 17,998 | [55] |
2020年(令和 | 2年)26,558 | [京成 2] | 13,179 | [京成 2] |
2021年(令和 | 3年)29,244 | [京成 3] | 14,506 | [京成 3] |
2022年(令和 | 4年)32,061 | [京成 1] | 15,846 | [京成 1] |
2023年(令和 | 5年)33,920 | 16,752 |
当駅は、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京都交通局(都営地下鉄)の本八幡駅と地下通路を介して接続している。駅西側には東京外かく環状道路(市川中央インターチェンジ)、駅南側には京葉道路(京葉市川インターチェンジ)、国道14号(千葉街道)、千葉県道6号市川浦安線、千葉県道283号若宮西船市川線が通る。
以下、総武本線より北側の施設等一覧(南側は「本八幡駅#駅周辺」を参照)。
全て京成バスによって運行されている。
系統 | 主要経由地 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
本11 | 市川学園・姫宮団地入口・大野町三丁目 | 医療センター入口 | 姫宮団地入口深夜バスあり |
本12 | 市川学園・姫宮団地入口・大野町三丁目・医療福祉センター | 平日のみ | |
本13 | 市川学園・姫宮団地入口・市川大野駅・大野町三丁目 | ||
本14 | 市川学園・姫宮団地入口・市川大野駅・市営霊園 | 市川営業所 | |
本15 | 市川学園・姫宮団地入口・市川大野駅 | 動植物園 | 土休日のみ |
本16 | 市川学園正門前 | ||
本31 | 昭和学院・高塚入口・高塚 | 東松戸駅 | 高塚行深夜バスあり |
本32 | 昭和学院・高塚入口・市川大野駅 | 大町駅 | |
本33 | 昭和学院・高塚入口・市川大野駅・大町駅 | 市川営業所 | |
本36 | 昭和学院・高塚入口・市川大野駅・殿台入口 | 高塚 | |
市63 | 昭和学院・市川総合病院・市川真間駅 | 市川駅 | |
本11 - 本16 本31 - 本33 本36・市63 | 本八幡駅 |
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