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日本のお笑いコンビ ウィキペディアから
ランジャタイは、日本のお笑いコンビ。グレープカンパニー所属。M-1グランプリ2021ファイナリスト[2]。
ランジャタイ | |
---|---|
メンバー |
伊藤幸司 国崎和也 |
結成年 | 2007年 |
事務所 |
SMA HEET Project →フリー →オフィス北野 →フリー →グレープカンパニー |
活動時期 | 2007年 - 2024年8月11日 |
出身 | NSC東京校12期中退 |
出会い | NSC |
現在の活動状況 | コンビとしての活動は休止中 |
芸種 | 漫才、コント |
ネタ作成者 | 国崎和也[1] |
現在の代表番組 |
テレビ ワンエフ(ランジャタイによると) ラジオ ランジャタイの伝説のひとりぼっち集団(オールナイトニッポンPODCAST) ふわっち presents らじおっつ |
過去の代表番組 |
ランジャタイのサンバイザー ランジャタイもういっちょ ランジャタイMUSIC ランジャタイのがんばれ地上波! |
同期 |
古家曇天(TCクラクション) ふぢわら(わらふぢなるお) ジャングルポケットなど |
公式サイト | 公式プロフィール |
受賞歴 | |
2019年 K-PROライブアワード 優勝 2020年 新春グレープカンパニーNo.1決定戦 優勝 |
2人とも少年時代はミーハーでテレビっ子だった[12]。
国崎は幼少期からダウンタウンやとんねるず、ビートたけしなどのテレビスターに惹かれ、中学時代にはテツandトモに憧れた[13]。ランジャタイの芸風は当時観ていた香港映画の『霊幻道士』、『学校へ行こう!』(TBSテレビ、1997年 - 2005年)のコーナー「未成年の主張」や「癒やし系ミュージシャン」のOK伊東の影響が大きい[14]。また芸人を志すきっかけは、中学時代に観覧したサンミュージック主催のお笑いライブで三拍子のネタが爆発的にウケていたのを目撃し、前日で訪れていた東京ディズニーランドを超える楽しさを覚えたことである[15]。
伊藤もダウンタウンに憧れ、またラジオも好きで『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)が芸人を志すきっかけになった[15]。
共にNSC東京校12期出身(2006年入学)同士で、在学中に知り合う。入学2日目に伊藤が“鳥取の怪童”を名乗り「お前、面白いんか~?」などと同期生数十人へ絡み続け、ただ1人「うん面白いよ~」と答えたのが国崎でこれをきっかけに親交を深めるようになった[8][16]。当時の伊藤はかなり尖っていて「この期で売れるのなんか3組までだ、仲良くしてもしょうがないと思っちゃった」と伊藤本人が述懐している[17]。ネタ見せの授業には参加せずひたすら笑うのを我慢しながら観る側だった[15]伊藤が、授業中に和気藹々としていた同期らに対して怒りが頂点に達し「お前ら、ここは仲良しクラブじゃねぇんだよ!」などと怒号を飛ばして、スタッフから羽交締めにされながら「俺は! 面白いんだぁ!」と叫ぶも結局つまみ出されてしまう[17]。その後、校長に呼び出しを受けた伊藤はわずか2~3か月ほどでNSC退学を言い渡される[17][18]。それを受けて真っ青となった伊藤は号泣しながら「すみません、許してください。もっとお笑いやりたいですぅ...」と懇願し、校長からゴミ袋を渡され「分かった、お前は心が汚れてるからこの街のゴミを集めてこい」と命令された[17]。JR西大井駅周辺の街でどしゃ降りの中ゴミ拾いを行い国崎も手伝ったおかげで袋は一杯となり、満を辞して校長の下へ持っていくも覆ることはなく、伊藤はそのまま中退を余儀なくされた[6][17]。ゴミ袋を両手へ抱えつつ涙ながらにNSCを去っていった伊藤を面白いと思った国崎は、コンビを組もうと伊藤の後を追いかける形でNSCを自主退学した[6]。
2007年、現在のコンビを結成[9]。コンビ名は天下人だけが切り取るのを許された香木・蘭奢待が由来で、「天下を獲りたい」という伊藤の願いから来ている[13]。伊藤は当初周りには響きで名付けたと話し、相方・国崎はコンビを組んで4年後に本当の意味を知らされた[13]。
この頃、同じ年のM-1グランプリに4度もエントリーしたと『白黒アンジャッシュ』(千葉テレビ)へ出演した際に告白している。予選1回戦で敗退したその都度変装し名前も変えてエントリーするも、全て1回戦で敗退した。
2009年当時はSMA HEET Projectに所属しており[19]、そこで“自由”を学ぶ[18]。しかし、ライブで小学生の姉妹コンビに観客投票で大敗を喫すなど不遇が続き退社[20]。以降の5年はフリーの状態が長い間続く。およそ1年間に10数回ほど自分たちの家で自身が客になり、自作自演の『ランジャタイ単独ライブ』を開催していた[18]。ネタを何本か作って映像へ収め、開催日を決めてチラシを作り、客としてアンケートに感想を書くという手の込んだものだった[18]。辛うじて事務所に所属が決まっても事務所主催ライブの手伝いで度々ミスを犯して居られなくなり、太田プロ・ケイダッシュ・浅井企画などを転々としていた[18]。メイプル超合金やマヂカルラブリー、ザ・ギース、マツモトクラブらが出演する地下ライブにも出入りし、モダンタイムスには衝撃を受けた[21]。
2015年、第14回漫才新人大賞にて決勝進出[9]。同年の5月からオフィス北野主催のライブ『フライデーナイトライブ』に出演し始め、同ライブのこの回から「チャレンジコーナー」にて3回連続で優勝[22][23][24]。同年11月13日の同ライブ「所属公開審査会」にて観客の8割以上の承認を得たことで、荒ぶる神々と共にオフィス北野への所属が決定する[25]。
2017年4月19日、ポニーキャニオンからベストネタ収録のDVD「ランジャタイのキャハハのハ!」を発売。
M-1グランプリ2017にて初めて準決勝まで進出[26]、準決勝では30位・敗者復活戦では20位となる。M-1グランプリ2020で2度目の準決勝進出を果たし、敗者復活戦で15位。
2018年5月31日付でオフィス北野を退所。オフィス北野退所後はしばらくフリーとして活動し、2019年9月10日にグレープカンパニーへの所属を発表した[27]。グレープカンパニーではオーディションを受けられるのは25歳までという年齢制限があったものの、2人がオフィス北野所属時代から地下ライブで一緒になり知り合いだったあぁ〜しらきが事務所との間で仲介役を買って出たため、年齢超過にも拘らずオーディションを受けられたことで合格・正所属となる。
2021年、M-1グランプリ2021にて初の決勝進出[2]。「風で飛ばされた猫が耳から頭の中へ入ってくる」という奇天烈なネタを披露し、審査員の富澤たけしから「決勝だぞお前ら!?」と叱られた[28]一方で、立川志らくからは個人最高評点となる「96点」の高評価を受け、評価が真っ二つに分かれた。結果的に10位(最下位)に終わったものの、歴代最下位の最高得点を更新する「628点」を記録した。
2024年8月11日、伊藤が未成年の女性と関係を持ったこと(淫行条例違反)が発覚したため、伊藤が芸能活動を休止することを発表した[29]。所属事務所のグレープカンパニーは「伊藤自身はその相手に年齢を偽られており、確認した身分証明書も偽造であったため未成年であることを知らずに行動していた」としつつも「自身の置かれている立場に対する自覚と責任に著しく欠けておりました」として休止させるに至った。なお、国崎は伊藤の活動休止期間中も活動を継続する[29]。
主に漫才。イリュージョン漫才とも称され[15]、狂気染みた言動・挙動を繰り出す[25]ボケの国崎主導でネタが進められる。伊藤はツッコミというよりは諭すようなリアクションをしていく。
「何だかわからないが…[8]」「インパクトが強烈[6]」「摩訶不思議[30]」「奇想天外[30]」「変幻自在[9]」「全く先が読めない[22]」「発想力で勝負している[31]」とも評される。
ネタ作りの際は国崎が家で動画を撮って様々な動きをしながらボケのみを作り、そこに伊藤がリアクションをつけていく[32]。
『ゴッドタン』(テレビ東京)の「この若手知ってんのか!?2017」にて事務所・芸人・関係者が選ぶ「天才と一目置かれている芸人」部門で1位に選出され[33]、天才芸人と称される[34]。
マヂカルラブリーは、2017年のインタビューにおいて敗者復活で勝ち上がってきたら脅威を感じるコンビにランジャタイを挙げ、野田クリスタル(マヂカルラブリー)は「ランジャタイのネタは100点か0点なんです。僕らのネタも100点か0点のどっちかと言われているんですが、ランジャタイに比べれば大したことないです」と語っている[35]。
M-1グランプリで高得点を付けた立川志らくは、放送後にランジャタイに関するツイートを連日繰り返していた[36]。自身のYouTubeチャンネルでは「M-1の審査員を4回やらせてもらって、一番心にきたのがランジャタイ」「面白い人にとってはツボにハマりまくるが、分からない人にはポカーンとなる」「何だか分からない世界を漫才という形で具現化したのはランジャタイ」「イリュージョン漫才」「今思い返してみれば、なぜ思い切って100点を付けなかったのか」などと絶賛している[37]。2022年7月2日には、いわき芸術文化交流館で開催された立川志らく独演会にゲスト出演した。
年度(回) | 結果 | No. | 備考 |
---|---|---|---|
2007年(第7回) | 1回戦敗退[38][39] | 307[40] | |
2008年(第8回) | 1回戦敗退 | ||
2009年(第9回) | 1回戦敗退[41] | ||
2010年(第10回) | 2回戦進出[42] | ||
2015年(第11回) | 2回戦進出[26] | 1306 | |
2016年(第12回) | 準々決勝進出[26] | 566 | |
2017年(第13回) | 準決勝進出[26] | 452 | 予選30位、敗者復活戦20位 |
2018年(第14回) | 準々決勝進出[26] | 2910 | |
2019年(第15回) | 準々決勝進出[26] | 526 | |
2020年(第16回) | 準決勝進出[26] | 2766 | 敗者復活戦15位 |
2021年(第17回) | 決勝10位[43][26] | 3033 | 決勝キャッチフレーズ「奇天烈の極み」 |
2022年(第18回) | 準々決勝進出[26] | 3793 |
| その他の出演 |
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