ライアン・ヤーブロー

ウィキペディアから

ライアン・ヤーブロー

ライアン・クリスチャン・ヤーブローRyan Christian Yarbrough, 1991年12月31日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州オースティン出身のプロ野球選手投手)。左投右打。MLBニューヨーク・ヤンキース所属。愛称はヤービトロンYarbitron[2]

概要 ニューヨーク・ヤンキース, 基本情報 ...
ライアン・ヤーブロー
Ryan Yarbrough
ニューヨーク・ヤンキース
Thumb
AAA級オマハ・ストームチェイサーズ時代
(2023年6月29日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州オースティン
生年月日 (1991-12-31) 1991年12月31日(33歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 左投右打
ポジション 投手
プロ入り 2014年 MLBドラフト4巡目
初出場 2018年3月31日
年俸 $2,000,000(2025年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
閉じる

経歴

要約
視点

プロ入り前

2013年MLBドラフト20巡目(全体602位)でミルウォーキー・ブルワーズから指名されたが、この時は契約しなかった。

プロ入りとマリナーズ傘下時代

2014年MLBドラフト4巡目(全体111位)でシアトル・マリナーズから指名され[3]プロ入り。傘下のアパラチアンリーグのルーキー級プラスキ・マリナーズでプロデビューした後にA-級エバレット・アクアソックスへ昇格し、2球団合計で14試合(先発10試合)に登板して0勝1敗1セーブ、防御率1.27、58奪三振を記録した。

2015年はルーキー級アリゾナリーグ・マリナーズ、A級クリントン・ランバーキングス英語版、A+級ベーカーズフィールド・ブレイズ英語版でプレーし、3球団合計で22試合に先発登板して4勝8敗、防御率4.10、88奪三振を記録した。

2016年はAA級ジャクソン・ジェネラルズでプレーし、25試合に先発登板して12勝4敗、防御率2.95、99奪三振を記録した。

レイズ時代

2017年1月11日にドリュー・スマイリーとのトレードで、マレックス・スミス[注 1]カルロス・バルガス英語版と共にタンパベイ・レイズへ移籍した[5]

この年は傘下のAAA級ダーラム・ブルズでプレーし、26試合に先発登板して13勝6敗、防御率3.43、159奪三振を記録した。オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[6]

2018年は開幕25人枠入りし[7]、3月31日のボストン・レッドソックス戦でメジャーデビュー[8]。そのまま長いイニングも投げられる左のリリーフとしてメジャーに定着した。また、リリーフとしてだけでなく、本来リリーフの投手が先発するいわゆるブルペン・デーの「オープナー」としても起用されている。7月31日のロサンゼルス・エンゼルス戦では2桁勝利となる10勝目を挙げた[9]。最終的に38試合(先発6試合)に登板して16勝6敗、防御率3.91、128奪三振を記録した[10]

2019年7月4日のボルチモア・オリオールズではオープナーのライン・スタネックが2回を抑えた後、3回から登板し、8回終了時まで完全試合を続けていたが、9回先頭のハンサー・アルベルトに安打を打たれて大記録を逃した[11]。この年は28試合(先発14試合)に登板して11勝6敗、防御率4.13などを記録した[10]。また、チームがポストシーズンに進出した為、自身初のポストシーズン出場を果たした。

2020年は11試合(先発9試合)に登板したが、1勝4敗と負け越した[10]

2021年の年俸として自身は1年310万ドルを求めたが、球団から提示された年俸は単年230万ドルであった。これを受けて2月13日に調停回避のための公聴会が開かれ、結果は球団側に軍配が上がり、1年230万ドルで契約更改した[12]。シーズンでは5月7日にCOVID-19ワクチンの副作用で特例故障者リスト入りした[13]

2022年は20試合(先発9試合)に登板し、防御率4.50、3勝8敗という成績であった。オフの11月15日にDFAとなり[14]、同月18日にノンテンダーFAとなった[15]

ロイヤルズ時代

2022年12月13日にカンザスシティ・ロイヤルズと300万ドルの1年契約を結んだ[16]

2023年5月7日のオークランド・アスレチックス戦ではライアン・ノダの放った打球が顔面を直撃し、負傷降板を余儀なくされた[17]。翌日から15日間の故障者リスト入りとなり、のちに右目の周囲に複数の不全骨折が認められため、同月17日に60日間の故障者リストに移行された[18] 。7月9日のクリーブランド・ガーディアンズ戦にて復帰を果たした[19]

ドジャース時代

2023年8月1日にデビン・マン、デリン・フィゲロアとのトレードで、ロサンゼルス・ドジャースへ移籍した[20]

2024年3月20日に開幕ロースター入りした[21]。7月29日にアーメッド・ロザリオの加入に伴いDFAとなった[22]

ブルージェイズ時代

2024年7月30日にケビン・キアマイアーとのトレードで、トロント・ブルージェイズへ移籍した[23]。オフの10月31日に一度はFAとなるも[10]、翌2025年2月21日にマイナー契約で契約を結び直し、同年のスプリングトレーニングには招待選手として参加した[24]。迎えたスプリングトレーニングでは4試合に登板して2勝無敗、防御率4.05と一定の成績を残したが開幕ロースターとはならず、3月23日に自らオプトアウト条項を行使して自由契約となった[25]

ヤンキース時代

2025年3月24日にニューヨーク・ヤンキースと、1年総額200万ドル+出来高25万ドルで契約を結んだ[26]

選手としての特徴

カッターチェンジアップツーシームカーブなど多彩な球種を投げる[27]

詳細情報

年度別投手成績

さらに見る 年 度, 球団 ...




















































W
H
I
P
2018 TB 38600016600.727628147.11401850681281070643.911.29
2019 281400011600.647563141.21211520291170169654.131.00
2020 1190001400.20023455.25451217442022223.561.19
2021 30211009700.563653155.01632527291171196885.111.23
2022 2090003800.27335580.0881222011613044404.501.38
2023 KC 1470004501.44421251.0525906291024244.241.20
LAD 1120004220.66716538.2448502380021214.891.27
'23計 2590008721.53337789.296131408671045454.521.23
2024 3200004211.66728167.15292537390029283.741.14
TOR 12000010001.00011731.11827052600772.010.80
'24計 4400005211.71439898.2701132312650036353.191.03
MLB:7年 19668100534032.5703208768.0732991771464599823823594.211.18
閉じる
  • 2024年度シーズン終了時

ポストシーズン投手成績

さらに見る 年 度, 球 団 ...












































2019 TB ALDS 30100113.020100100000.00
2020 ALDS 10000215.061100100223.60
ALCS 11100215.032201500223.60
WS 31000214.272100100223.86
出場:2回 822007417.2185501800663.06
閉じる
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

さらに見る 年 度, 球 団 ...


投手(P)












2018 TB 38616021.000
2019 28613011.000
2020 1128001.000
2021 30618001.000
2022 202921.846
2023 KC 1418001.000
LAD 1155011.000
'23計 25613011.000
2024 3251411.950
TOR 121220.600
'24計 4461631.880
MLB 196349356.962
閉じる
  • 2024年度シーズン終了時

背番号

  • 48(2018年 - 2023年途中)
  • 56(2023年途中 - 2024年途中)
  • 35(2024年途中 - 同年終了)

脚注

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.