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ヤズマニ・グランダル
キューバ系アメリカ人の野球選手 (1988 - ) ウィキペディアから
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ヤズマニ・グランダル(Yasmani Grandal, 1988年11月8日 - )は、キューバ共和国ハバナ出身のプロ野球選手(捕手)。右投両打。MLBのボストン・レッドソックス傘下所属。愛称はYRGジュニア[1]。
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経歴
要約
視点
プロ入り前
1999年にキューバからアメリカ合衆国のフロリダ州マイアミへ移住し[2]、その5年後にアメリカ合衆国の市民権を取得した[3]。
マイアミ大学に在籍し、最終シーズンには最高のアマチュア選手に贈られる、ゴールデンスパイク賞の次点に輝いている。
プロ入りとレッズ傘下時代
2010年のMLBドラフト1巡目(全体12位)でシンシナティ・レッズから指名を受け、8月16日に4年総額299万ドルの契約を結び、入団した[4]。
パドレス時代
2011年12月17日にマット・レイトスとのトレードで、エディンソン・ボルケス、ヨンダー・アロンソ、ブラッド・ボックスバーガーと共にサンディエゴ・パドレスへ移籍した[5]。
2012年6月2日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でメジャーデビュー。その後は一旦傘下のAAA級ツーソン・パドレスへ戻り、オールスター・フューチャーズゲームにも出場した。再昇格した6月30日のコロラド・ロッキーズ戦の4回に左投手のクリスチャン・フリードリックからメジャー初本塁打を放ち、続いて6回に右投手のジェレミー・ガスリーから2号本塁打を放った。これにより、最初の2本の安打が左右打席本塁打というMLB史上初の珍記録を達成した[6]。その後は新人ながら完成度の高い打撃で打線の中軸に座り、チームを牽引した。しかし、オフの11月にドーピング検査で禁止薬物のテストステロンに陽性反応を示し、50試合の出場停止処分を受けた[7]。
2013年7月6日のワシントン・ナショナルズ戦で3回裏守備中にアンソニー・レンドンと本塁上で交錯し、右膝を負傷[8]。翌日故障者リスト入りした[9]。7月9日に右膝前十字靭帯損傷と発表され、復帰には9ヶ月から12ヶ月かかる見込み[10]。8月6日に手術を行った。
2014年3月3日にパドレスと単年契約で合意した[11]。128試合に出場し、19二塁打、15本塁打を放ったが打率.225、115三振にとどまった[5]。
ドジャース時代

(2018年7月24日)
2014年12月11日にマット・ケンプ、ティム・フェデロビッチとのトレードで、ジョー・ウィーランド、ザック・エフリンと共にロサンゼルス・ドジャースへ移籍した[12]。
2015年は5月7日のミルウォーキー・ブルワーズ戦で2本塁打を含む8打点を記録する活躍を見せる[13]など打撃好調で、オールスターゲームに初選出された[14]。しかし、オールスターゲーム以降は46試合で打率.162、2本塁打と前半戦から一転して打撃不振に陥った。最終的な打撃成績は打率.234、16本塁打、47打点だった[5]。
2018年は自己最多の140試合に出場し、打率.241、24本塁打、68打点だった[5]。オフの11月にFAとなった。球団からはクオリファイング・オファーを提示されたが、契約はしなかった。
ブルワーズ時代

(2019年5月14日)
2019年1月14日にブルワーズと1年1825万ドルで契約を結んだ[15]。この契約には翌年のオプションもついているが、年俸はQOをわずか35万ドル上回っているだけだった。シーズンでは153試合に出場して打率.246、28本塁打、77打点、OPS.848で、四球率(17.2%)はリーグトップだった[5]。ポストシーズンのワイルドカードゲームでは本塁打を放つも、チームは敗れた。 オフの11月1日にオプションを破棄して、FAとなった[16]。また、同年から新設されたオールMLBチームのセカンドチーム捕手に選出された。
ホワイトソックス時代
2019年11月21日にシカゴ・ホワイトソックスと4年7300万ドルで契約合意した[17]。オプションとして2020年シーズンは全球団トレード拒否権がつき、表彰等での出来高が含めている。
パイレーツ時代
2024年2月14日にピッツバーグ・パイレーツと1年契約を結んだ[19]。シーズンの開幕は左足を痛めた為、マイナーで迎えた[20]。4月16日にリハビリの為にAAA級インディアナポリス・インディアンズに配属された後、5月3日にヘンリー・デービスと入れ替わりにメジャー復帰を果たした[21]。復帰後はメジャーに定着して72試合に出場したが、9本塁打、27打点に留まり、打率は.228だった[5]。オフの10月31日にFAとなった[5]。
レッドソックス傘下時代
2025年4月10日にボストン・レッドソックスとマイナー契約を結んだ[22]。メジャーに昇格した場合の出来高は135万ドル[22]。
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選手としての特徴
打撃では、失投をじっくり待って本塁打にするパワーがある[23]。スイッチヒッターだが左右の打席で実力に極端な開きがあり、2014年は対左(右打席)打率.162、本塁打ゼロに対し、対右(左打席)打率.241、15本塁打である[23]。
左打席では投球前にバットを相手投手に向けるように立てながらマウンド方向を見据えるなどイチローを思わせるようなルーティン動作を行う[24]。
ドジャース時代、試合中の前田健太との意思疎通は、いくつかの短い文章を日本語と英語で書いてリストバンドに入れて行っていた。
詳細情報
年度別打撃成績
- 2024年度シーズン終了時
ポストシーズン打撃成績
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
- 捕手守備
- 内野守備
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
表彰
記録
- MLBオールスターゲーム選出:2回(2015年、2019年)
背番号
- 12(2012年 - 2014年)
- 9(2015年 - 2018年)
- 10(2019年)
- 24(2020年 - 2023年)
- 6(2024年)
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脚注
関連項目
外部リンク
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