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『ボーダーブレイク』(BORDER BREAK)は、セガ・インタラクティブ(2015年3月まではセガ)のアーケード用サードパーソン・シューティングゲーム。通称『BB』『ボダブレ』など。
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ジャンル | ネットワークロボットウォーズ |
---|---|
対応機種 |
アーケードゲーム [AC] PlayStation 4 [PS4] |
開発元 |
セガ・インタラクティブ第二研究開発本部 (旧SEGA-AM2) |
発売元 |
[AC]:セガ → セガ・インタラクティブ [PS4]:セガゲームス→セガ[1][2] |
人数 |
[AC]:1〜20人 [PS4]:1人 |
稼働時期 |
[AC]:2009年9月9日 ~2019年9月9日 2010年1月25日 2010年4月1日 [PS4]:2018年8月2日~2023年9月9日 |
最新版 | ver.5 エックス ゼロ プラス/ 2017年9月6日 |
利用料金 |
[AC]:100円単位でGPに変換 変換レートは店舗毎に異なるが、500円は1300/1550GPに分かれる |
対象年齢 | [PS4]:CERO:C(15才以上対象) |
デバイス |
[AC]:タッチパネル、アナログレバー 3ボタンマウス、ボタン×3、ICカード [PS4]:マウス |
システム基板 | [AC]:RINGEDGE |
2010年10月21日に稼働した、バージョン2『ボーダーブレイク エアバースト』( - AIR BURST)を経て、2012年10月11日よりバージョン3『ボーダーブレイク ユニオン』( - UNION)の稼働が開始された。2014年4月17日からバージョン4『ボーダーブレイク スクランブル』が、2015年11月5日からスクランブルのアッパーバージョン『ボーダーブレイク スクランブル 武』がそれぞれ稼働。2016年6月23日からバージョン5『ボーダーブレイク エックス』が[3]。2017年2月9日からエックスのアッパーバージョン『ボーダーブレイク エックス ゼロ』が、同年9月6日からエックス ゼロのアッパーバージョン『ボーダーブレイク エックス ゼロ プラス』がそれぞれ稼働。2019年9月9日の10周年をもってアーケード版のサービスが終了した[4]。
2018年8月2日には、英字タイトルの『BORDER BREAK』でコンシューマ版が発売・配信開始された。
2023年5月15日にアーケード版サービス開始から14周年にあたる2023年9月9日をもってコンシューマ版のサービスが終了となることが発表された[5]。
「ブラスト・ランナー(ブラスト)」と呼ばれるロボットをカスタマイズ・操作して行う、サードパーソン・シューティング。
筐体の基板にはRINGEDGEが採用されており、ALL.Netによるネットワーク接続で最大10対10の20人同時プレイを行い、プレイヤー情報を別売の専用ICカードに保存できる。専用ICカードは『ボーダーブレイク スクランブル』までは使用回数制限が設定されていたが、2015年11月5日稼働開始の『ボーダーブレイク スクランブル 武』からは使用回数制限が撤廃され、使用回数無制限となった[6]。2017年4月28日以降は、ALL.Net対応タイトルで唯一専用ICカードを使用するタイトル(Aime非対応)となった。
料金は「ゲームポイント(GP)」を購入する形で支払い、GPはゲームのプレイ時間、ゲーム内アイテムの購入に充てられる。クレジットに応じてゲームをプレイするのではなく、GPによって一定のプレイ時間が得られる。この料金システムはその後発売されるセガ製のアーケードゲームにも広く導入されており、また追随する形で『スティールクロニクル』(コナミ)や『Left 4 Dead -生存者たち-』(タイトー)など、他社タイトルにおいても類似した料金システムが採用されている。
レベニューシェアによって提供されており、稼動は好調で、セガサミーのIR資料でも度々本作が採り上げられる。
2018年8月2日にPlayStation 4用ソフトとしてコンシューマ版が発売。詳細は後述。
アーケードでの稼働開始から10周年となる2019年9月9日の2:00をもって、アーケード版のオンラインサービスを終了[7]。これに先立ち本筐体用にMJACへのコンバージョンキットが発売されており、これを用いてMJACに改造・流用されている場合もあれば、コンバージョンせずにそのまま撤去されている場合もある[8]。MJACにコンバージョンしなかった筐体は、2021年2月26日を以って修理サポートが終了した[9]。同アーケード版のサービス終了をもって、ALL.Net対応タイトルで専用ICカードを使用するタイトルは全て稼働終了した事に加え、専用ICカードを使用してプレイするオンライン対応の日本国内向けアーケードゲーム作品は子供向けのトレーディングカードアーケードゲームと海外向けアーケードゲームの一部の作品を除き全てのタイトルが稼働終了となった。
Ver.1.5より追加、一定期間開催されるイベント中のみ選択可能。イベントバトルへの参加や、イベントポイント(EP)の報酬への交換を行うことができる。
各バトルの後には報酬箱の代わりにプレイ成果に応じたEPが獲得できる。またイベント終了後に、そのイベント中の成果に応じたボーナスEPが追加で支給される。EPは素材(通常プレイよりもレア度の高いものが出やすい)、イベント限定のキャラクターパーツ、イベント限定の機体カラーに交換できる。後に報酬はシード交換に統一された。
イベントバトルの戦場は全国対戦とは異なるものが使用され、BGMも専用のものとなる。 マッチング幅は全国対戦よりも広くなっている。クラスポイント(CP)は増減しない。
一部のプレイヤー間で、EPを効率的に獲得するためにプレイヤー同士が結託して特殊な行為を繰り返すプレイ(プレイヤー間のスラングでは「談合」と呼ばれる)が行われたことがある。これについてはセガ側から公式に禁止のアナウンスがなされており、2011年5月のイベントでは、「談合」をしたプレイヤーに該当イベント成績の抹消、以降のイベント参加権の剥奪などのペナルティが課せられた。
イベントバトルの特別ルールは現在下記のものが存在するが、特別ルールを使用せず全国対戦とほぼ同じ環境を行う場合がある。またスクランブルバトルとスカッドバトルは個人演習や店内演習で常時プレイできる。
全国対戦、イベントバトルではクラス別に対戦のマッチングが行われる。クラスごとのプレイヤーの数に応じてマッチングのクラス幅が設定されており、クラス幅は頻繁に変更されている(稼動当初のB1〜A5マッチなど)。また、イベントバトルでは全国大戦とは別のクラス幅が設定されている。
プレイヤーはブラスト・ランナーと呼ばれるロボットを操作し、戦闘に参加する。ブラスト・ランナーは頭部・胴部・腕部・脚部の4つの部位と、イクシードという3種類のチップで構成され、それぞれ特徴のあるパーツを組み合わせて自機カスタマイズを行う。出撃時に強襲・重火力・遊撃・支援の4つの兵装から1つを選択する。各兵装が所持する武器も事前にカスタマイズしておく。パーツと武器の組み合わせのパターンは無数となり、試行錯誤して自分の好みに合ったブラスト・ランナーを構築してゆく事もこの作品の楽しみの一つである。
ランクに応じたマッチング内の、GRF/EUSTどちらかのチームに合流後、兵装および出撃地点を選択する。出撃地点に降り立ったら戦闘を行う。撃破されて一時撤退すれば、再び兵装選択画面に戻り、出撃可能な拠点からの出発となる。自軍もしくは敵軍のコアが破壊されるかタイムアップを迎えるまで、兵装選択・出撃・戦闘を繰り返す。
作戦中は、自分の取った行動に応じてバトルポイント(BP)を付与され、作戦終了時に得られる報酬に影響が出る。
画面上では、自軍に属するものは青色、敵軍のものは赤色、中立のものは灰色で示される。
戦場は多種存在し、それぞれが、プラントやカタパルトなど施設の数・配置を変えた数種類のマップを持つ。同じマップでも構造自体が変化したり、特定の兵器が使用可能になるものもある。現在公開されたマップは(停止やイベント専用も含めて)28か所。これにそれぞれの構造違い、専用マップが存在して総数201となっている。
いずれか一つのマップが原則として週替わり(月〜日)で指定される(マップローテーションが指定されている場合は設定された複数のマップを入れ替わる)。通常、次週のマップは、前週の金曜日に発表され、公式サイトの「スケジュール」と筐体の「SATELLITE NEWS」で確認できる[13]。
全国対戦とクラン演習(オープン)は同じマップが使用されるが、イベントバトル・ユニオンバトルは別のマップが指定される。クラン演習(クローズド)と個人演習、店内演習では3種類のうちからマップを選ぶことができる。戦場により1チームの最大参加可能人数は6〜10人と異なり、不足した場合はNPC機体が補われる。
マップごとの詳細は公式サイトのPDFを参照。
全国対戦におけるプラント数の差によるマップ違いの目安として、奇数プラント数のマップがコア突撃主体、偶数プラント数のマップがライン戦主体となる傾向にある。
停止されたマップには、再出撃地点が空中で着地する事無く自機損壊になってしまうバグが発生したため使用停止になってしまったデ・ネブラ大落片の様なバグ主体の物や、マップが狭く両軍ともコアへ殺到しタイムアタック並の短時間戦闘が繰り広げられた結果コアの耐久力が上がる等の処置を施されたトラザ山岳基地の様なマップも存在している(それでも殺到されてゲームバランスが崩れたため停止された。処置前の最速タイムは戦闘開始してからコア破壊まで60秒も経過しなかった)。
主にガイドブックや書籍、アドバタイズデモで語られる。
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家庭用の世界はアーケード版と共通の部分を持ちつつも異なる平行世界として再構築されており、フォニエとガロアの二大陣営の抗争の背景でS.N.C.Aとクレアシオンの対峙が行われ、それらが重なり合った形でストーリーが展開されている[14]。
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『Ver1.5 マスターズガイド』および『エアバースト テクニカルガイド』に名前と設定が記載されている。デモムービー等のプレイヤーキャラクター名は原則としてこの名前が使用されている。
キャラクターデザインおよびパブリシティイラストは、イラストレーターの風間雷太によるもの。
キャラクターボイスの担当については稼働当初から基本的に非公開だが、Ver3.0でエイジェン側の担当を最初から公開されたのを始めに、Ver4.0・4.5からメインキャラクターもスタッフにより徐々に公開されている。
家庭用ではパラレル設定の形態を取っているため、部分的にアーケード版と違う部分に留意。
どのキャラクターを選んでもゲーム進行に差が生じることはないが、タイプ別に使用できるキャラクターパーツが異なる。
詳細なアップデート年月日と内容は、公式サイトのバージョン履歴を参照。
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頭文字【セガ】を冠した公認のプレイヤーおよびクランが存在する(一般プレイヤーは【】(隅付き括弧)が入力できない)。開発スタッフが全国対戦に出撃する時は、Twitterで事前に告知されることが多い。
本作と連動したサイト『BorderBreak.NET (BB.NET)』が提供されていた。アクセス可能時間は午前8時〜翌午前4時。2020年2月29日午前3時をもってサービスが終了[7]。
ICカードを登録すると、様々なコンテンツを利用できる。登録できる枚数はスタンダードコースとプレミアムコースで異なっており、スタンダードコースは4枚まで、プレミアムコースは8枚までICカードを登録できる。
BB.NET内で使用できる仮想通貨のこと。メダルは主に以下の方法で獲得できる。
BB.NETメダルでは、以下の専用アイテムを買うことが出来る。また、プラモデルなどの関連商品の特典として専用アイテムが獲得できるようになっていることもある。
なお専用アイテムはBB.NETを解約(課金切れによる強制解約を含む)すると消滅してしまうため注意が必要。
『ボーダーブレイクmobile -疾風のガンフロント-』は、2013年3月8日にサービス開始のソーシャルゲーム。マイネットエンターテイメントとセガゲームスの共同運営。
詳細はボーダーブレイクmobile -疾風のガンフロント-を参照。
2018年に家庭用ゲーム機への移植を発表。同年8月2日にPlayStation 4用ソフトとして発売。
「スターターパック」と「スペシャルパック」の2種類が発売され、「スペシャルパック」はダウンロード販売のみとなる[26]。セガ・インタラクティブでは初の自社発売による家庭用ゲームソフトとなる[27]。PS4版の発売においては、ゲームセンターが年々減少傾向にあり、地方のイベントにおいて「車で数時間かけていかないとアーケード版がプレイできない」という意見があり、それも反映したという[24]。2019年3月14日よりver2.00へアップデート。
2023年9月9日15時をもってサービス終了。サービス終了以降はオンラインマッチングが停止され、バトルモードのうち「エキシビション」「トレーニング」、ストーリーモードのうち「メインシナリオ」「ボーダーズシナリオ」のみが利用可能となるが、エキシビションのプレイにはPlayStation Plusの加入が必須となる[28]。
アーケード版との主な相違点を以下に列記する。
一部商品にBB.NET用シリアルコードが付属。
コトブキヤが販売する、1/35スケールプラモデル。素体に同社の「クロスフレーム」(ベースとなるフレームアームズと互換性を持つ)を採用しており、ゲームと同様にパーツの組み換えが可能。
なお、家庭用版発売に際して、コトブキヤとの共同で実物大(5m)のプラモデルを制作し、ランナーの状態から形成。発売イベントで組み立て済みのものが公開された[30][31][32]。
すべてセガプライズからの販売。
ボーダーブレイクのゲーム中で使用できるアイテムは、キャンペーン期間中にBB.NETでBB.NETメダルと引き換えることで手に入った。
なお、タイアップという形ではないが、バーチャファイター20周年の節にアキラが使用する鉄山靠をほぼ再現したアクションチップ「リアインパクト」が実装されている(ただし、アキラの決め台詞である「10年早いんだよ!」は少女アバタ―使用時に一定条件を満たすと喋ることがあり、これはバージョン初期から存在していた)。
電撃文庫 FIGHTING CLIMAXでは戦闘背景としてもブラストが登場している。
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