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ウルトラシリーズの登場キャラクター(ウルトラ怪獣) ウィキペディアから
ベロクロンは、特撮テレビドラマ『ウルトラマンA』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場する架空の超獣。別名はミサイル超獣。
『ウルトラマンA』第1話「輝け! ウルトラ五兄弟」に登場。
異次元人ヤプールが超獣製造機で宇宙生物とサンゴを合成させた[5][6]、地球侵略用超獣第1号である。
手からは敵の動きを止めるリング状[7]の金縛り光線[出典 2](テリブルハンドリング[8][リンク切れ])やブーメラン状光線[2]、白色光線[2]や炸裂弾[6]を放射し、口からは100万度の火炎を吐く[出典 3][注釈 1]。また、全身の突起物はミサイル[出典 4]の発射口になっており、口内にも2連装カタパルト式中型ミサイル[2][6]を装備している。さらに舌から出す唾液は強酸性であり、ビルなどもたやすく変質させる。直接死に至る弱点はないが、口内を攻撃されると体内の高圧電気胃袋で自爆が起こり、しばらく動けなくなる。
第1話冒頭に登場し、広島県福山市を蹂躙する。地球防衛軍の戦闘機部隊をまず火炎放射で迎撃し、背後に回れば全身からのミサイル一斉発射、そして弾切れと見せかけて油断させ、口からの乱射で全滅させるという知略を見せる。防衛軍の戦闘機部隊を一掃した後、北斗星司のタンクローリー特攻でダメージを受け、撤退する。その後は東京に現れ、東京タワーをへし折るなど破壊の限りを尽くし、TACやウルトラマンAと交戦する。Aとの戦いではミサイルがまったく通用せず劣勢だったが、火炎放射で怯ませたうえ、金縛り光線で動きを止めてからのレーザー光線で苦戦させる。カラータイマー点滅まで追い込むが、口にパンチレーザーを受けてミサイルと火炎を封じられ、エースリフターで放り投げられた後、メタリウム光線を受けてその場に倒れ込み、絶命する。
第48話「ベロクロンの復讐」に登場。
女ヤプールが操る別個体のベロクロン。女ヤプールが地獄から連れてきたとされる[4]。初代との相違点は、全身の基本カラーリングが黒から緑に変わった点、体型が細く若干えらが少なくなった点、瞳のある白目(初代は赤一色)、まっすぐだった鼻先の突起が斜め向きになっている点、尻尾が生えている点、胸や腹に付いているイボ状の突起物の形が変わった点、鼻先の突起からの怪光線[21]発射能力、および口から泡状の毒液[注釈 2]を吐けるようになった点。
TACは前回の戦いを研究したうえで戦うが、初代の弱点だった口内への攻撃はあまり効果を上げられず、初代にはなかった能力である鼻先の突起からの怪光線に不意を突かれ、全機とも撃墜される。Aとキャッチボールや相撲を取りながら戦うが、最後はAに折られた鼻先の突起を腹部に突き刺されて絶命し、亡骸は宇宙へ運ばれる。
『ウルトラマンタロウ』第30話「逆襲! 怪獣軍団」に登場。
ウルトラマンAに倒されたベロクロン二世がさらに改造・強化された超獣で、巨大ヤプール(改造)が操る怪獣軍団の1体である。
ZATや海野八郎の奮戦によって窮地に立たされたベムスター(改造)とサボテンダー(改造)の援護に、巨大ヤプール(改造)が最後の手段として繰り出す。赤い球に乗って出現し、ヤプールの命令に従ってサボテンダー(改造)と交戦中のタロウを背後から襲撃しようとするが、ZATのスカイホエールの猛攻撃に妨害され、反撃対象をZATに変更する。しかし、無抵抗のままスカイホエールのミサイルとレーザービームを浴び続けた結果、タロウと交戦する前に絶命する。
『ウルトラマンメビウス』第26話「明日への飛翔」に登場。
『ウルトラマンA』や『ウルトラマンタロウ』に登場したベロクロンの別個体。ドキュメントTACとドキュメントZATに出現記録が残されている。
外見は初代とほぼ同一であるが、鼻先の角と足の棘が黒色から金色に変わっている。全身の赤い突起物からは無数の小型ミサイルを、口の中に隠し持った砲門からは強力な大型ミサイルと火炎を放つ[44](火炎については設定のみで未使用)。ヤプールの怨念に従い、異次元ゲートを開いて地上へ巨大なヤプールエネルギーを解き放つべく出現する。一度はGUYSのリージョン・リストリクターによってゲートを閉じられるものの、1発のみ通過したミサイルによってサコミズ隊長に重傷を負わせる。その後、サコミズの不在に動揺するGUYSの予想より早く再出現し、ヤプールの大攻勢の初陣として市街地へ進撃する。圧倒的な火力によってGUYSの戦闘機群を苦しめ、巨大異次元ゲート封印のために飛翔したフェニックスネストも撃墜しようとするが、メビウスに妨害されて失敗する。最後はディメンショナル・ディゾルバーによってゲートを半永久に塞がれたために援軍を失って動揺し、GUYSの皆が力を合わせたガンフェニックストライカーの「インビンシブル・フェニックス」とメビウスのメビュームシュートの連続攻撃を受け、爆死する。
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』第11話「ウルトラマン」に登場。
ブルトンによって惑星ボリスへ呼び寄せられ、ヴィンセント島の結界を破って上陸し、ゴモラと交戦する。その途中でドラゴリーが援軍として現れたうえ、ゴモラの援軍としてエレキングも現れたため、2対2の戦いに突入する。得意のミサイル攻撃でゴモラを追い詰めるが、ZAPの攻撃で口のミサイル発射口を破壊され、最後は超振動波を受けて倒される。
だが、この戦いでレイたちZAPクルーは、家族を失ったために怪獣を嫌悪しているアトウから、ヴィンセント島に怪獣が出現した原因であると疑われてしまった。
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場。
ウルトラマンベリアルのギガバトルナイザーの力で怪獣墓場から復活し、ベリアルが操る怪獣軍団の1体となる[48]。怪獣墓場での決戦ではウルトラセブンやウルトラマンゼロと戦うが、最後はゼロのゼロスラッガーで爆死する。
『ウルトラマンサーガ』ディレクターズカット版、および『ウルトラマン列伝』第39話「超決戦!ウルトラヒーロー!!」(該当シーンを交えたスペシャル総集編)に登場。別名は怪獣兵器[50]。
バット星人がハイパーゼットンのスフィアを中核に再生[51]・強化改造[50]した怪獣兵器の1体。首や胸にスフィアの発光器官が着いている。他の4体(アントラー、キングパンドン、ブラックキング、タイラント)と共に地球(フューチャーアース)に送り込まれ、ウルトラマンAと戦うが、最後はメタリウム光線で倒される。
『ウルトラマンギンガS』第10話「未来への聖剣」に登場。
ガッツ星人ボルスト(SD)が2人に分身し、ドラゴリー(SD)と共にモンスライブ。どちらにもボルスト自身がライブしているという特性を活かした連携を駆使し、ウルトラマンビクトリーを圧倒する。ドラゴリー(SD)が毒の牙でビクトリーを敗北させた後はひとまず撤退し、再度現れた際にはウルトラマンギンガストリウムと交戦する。こちらもドラゴリー(SD)とのタッグで翻弄し、さらにはUPGのハイパーレーザーも分身で難なく回避すると、無理を押して現れたビクトリーと彼を守るために現れたシェパードンに標的を変える。ビクトリーを庇おうとするシェパードンの攻撃に逆上し、2体分のゼンメストロアタックでシェパードンを殺害するが、その魂が作り出したシェパードンセイバーをビクトリーが手にした結果、形勢は逆転する。最後はビクトリーへの援護に奮起したギンガストリウムのギンガスパークランス投擲攻撃を受けて身動きが取れなくなり、シェパードンセイバーフラッシュを受けてドラゴリー(SD)共々倒される。
『ウルトラファイトビクトリー』に登場。
ヤプールがレオ兄弟に差し向けるため、バキシムやドラゴリーと共に惑星グアに送り込まれる。バキシムと組んでウルトラマンレオと戦うが、その後に因縁のあるウルトラマンAとも戦いを繰り広げる。最後はベロクロミサイルをAに回避され、バーチカルギロチンで倒される。
『ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』episode 5「あかつき 〜暁〜」からepisode 7「くるる 〜眩る〜」に登場。
クグツの毒によって狂暴化して意志を奪われたベロクロン。王立惑星カノンの軌道上においてクグツバキシムと共にウルトラマンコスモスを迎え撃つが失敗した後は地上に降り立ち、カノンの王立防衛軍による攻撃をものともせず大規模な破壊活動を経て、戦神に襲いかかる。駆けつけたオーブ、ダイナ、コスモスとも交戦するが、最終的には倒されることなくサイキによって回収される。その後の動向は不明。
『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS NEO』第14話「暴走! ヴィットリオ」に登場。
惑星ハマーに大量に存在しているが、登場してすぐに暴走したヴィットリオの操るEXゴモラにほとんど倒され、実際にバトルで襲いかかるのは1匹だけである。ストーリーモード以外にも、EXラウンドでヴィットリオが使役する超獣として登場する。
ステータスはスピードにやや劣るが、アタックとパワーが高く原作と同様に強力であり、EXラウンドではかなりの強さを発揮する。必殺技は、両手から光弾を連射する「テリブルスラッシュ」、体表のミサイルを一斉発射する「ゼンメストロアタック」、口内のミサイルランチャーを含むすべてのミサイル発射器官から大量のミサイルを上空に放ち、雨のように降らせて敵を攻撃する「スコールミサイル」のほか、同じく超獣であるバキシムと組ませることにより、タッグ必殺技「超獣爆撃作戦」を発動できる。
データカードダスおよびそれを元にしたCGショートムービー『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』に登場。
プラズマソウルを取りこんだプラズマ怪獣として、ゲーム本編では第3弾ボス怪獣として登場。劇場版ショートムービー「VEROKRON hunting」では全身からミサイルを放つ「歩く火薬庫」と呼ばれ、ラッシュハンターズが挑む。3人が容易に近づけないほどのミサイルを放ち続けるが、バルタンバトラー・バレルとガッツガンナー・ガルムによる援護を経て覚醒したマグママスター・マグナにミサイルを投げ返され、それが口内で爆発したことによって爆散する。しかし、その爆発は惑星自体をも消滅させ、そこに眠っていた惑星規模の巨大怪獣プラズマキラーザウルスを復活させることになる。
いずれも映像はそれぞれの初登場作品の流用。
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