Loading AI tools
ウルトラシリーズの登場キャラクター(ウルトラ怪獣) ウィキペディアから
エレキングは特撮テレビドラマ『ウルトラセブン』をはじめとする「ウルトラシリーズ」にたびたび登場する架空の怪獣。別名は宇宙怪獣だが、作品によって異なる別名も用いられる。
黄色地に黒いまだら模様の体色、胴体より長大な尾、そして目の部分の回転するレーダー状の三日月形の角が特徴。『ウルトラセブン』を代表する怪獣の1体であり[1]、2007年に同作品の放送40周年を記念して行われた『ウルトラセブン大賞』では、「最も印象に残ったセブンの敵」として最優秀怪獣賞を受賞している[2]。
体色の色彩の設定は本来「白地に黒」であり、納品時[3]を経てミクラスとの対決時まではこの色であるが、ウルトラセブンとの対決時には「黄色地に黒」に変化する[注釈 1]。本放送当時は後者で認識されており、後年の作品に登場する際も長らく「黄色地に黒」となっていた。ビデオなどの普及によって本放送当時の映像が容易に見られるようになった1980年代後半ごろから見直されるようになり、スーパーファミコン版『ウルトラセブン』の発売時には、テレビCM用に「白地に黒」という当初の設定に沿った着ぐるみが新造された(#CMを参照)。それ以降、意図的な場合を除いて「黄色地に黒」という色彩は用いられていない。
かつては「身長:85メートル」と記述された書籍もあった[5][6]が、最大身長は厳密には尾を含めた全長を表す。『ウルトラマンマックス』第2話放送後のミニコーナー「マックスボックス」で示されたデータでは、身長53メートル(最大)、体重25,000トン(最大)とされていたが、これは第2次怪獣ブーム時に大伴昌司によって設定されたものである。
デザインは成田亨による[7]。モチーフは特にない「動物的な抽象的フォルム」とされ、目や口なども意識しない形状となっている[7]。レーダーの目や半透明パーツの口など、生物の記号を排している[8]。
名前は「エレキテル」と「キング」をかけ合わせて命名されたものである[要出典]。
幻冬舎の書籍『21世紀ウルトラマン宣言』によれば、エレキングはピット星人によって品種改良された淡水魚と草食動物の合成生物であり、幼体が前者の、成体が後者の特徴を色濃く受け継いでいる。地球に現れたエレキングは侵略行為に利用されるほか、何らかの理由で凶暴化しているが、本来の姿は宇宙の微生物や植物を主食とするおとなしい動物であることが記述されている[9]。また、同書籍には2本の角がレーダーを果たしているという特徴がゼットンと似ている理由について、異種交配されたエレキングのレーダーがゼットンへ受け継がれたことも記述されている[10]。
『ウルトラセブン』第3話「湖のひみつ」に登場。
ピット星人が操る侵略用の生体兵器であり[注釈 2]、木曽谷の吾妻湖にて灰色の皮膚の幼体の状態で放流され、ピット星人に育てられて短期間で成長する。ピット星人の指令電波で操られるが、自律的行動も可能[18]。独特の鳴き声を発し、体表から50万ボルトの電気ショック[出典 5]を放つほか、口部分の半透明の発光体から三日月状の高電圧の放電光線[出典 6][注釈 3]や炭酸ガス[17]を発射する。
一度は釣り人に魚と間違われて釣られそうになるが、少女に変身したピット星人に助けられた後、その危機に際して赤い閃光と共に巨大化する。カプセル怪獣ミクラスと戦い、一時はミクラスに投げ飛ばされたりと劣勢になるが、尻尾を巻き付けての電気ショックで勝利する。その後、ウルトラセブンとの戦いでも、同様に尻尾による放電攻撃を浴びせるが、致命的なダメージを与えることができず、エメリウム光線で両方のアンテナ角を破壊されて動きを止めたところをアイスラッガーで尻尾と胴体、首を切断され、爆散する。
『ウルトラファイト』第73話「セブンは見たエレキングの最後」以降にたびたび登場。
新撮エピソードに登場する他の怪獣たちと同様、好戦的で喧嘩好き。作中では昼寝をしていることが多く、戦いのきっかけも「昼寝の邪魔をされたから」という理由がほとんどである。セブンに昼寝を邪魔され、いさぎよく謝罪の意を示す無抵抗のセブンを叩きのめし、勝ち星を挙げた唯一の怪獣でもある。ある時はイカルスと交際しており、イカルスの気を引こうと花束を持って日参する細やかさも見せるが、「花束は食べられない」との理由から好意は無下にされ、乱闘の末に散々叩きのめされた後日に魚を贈り、ようやく許してもらう。また、戦いの際に手にしたライフル銃が暴発して絶命したこともある。
『ウルトラマンタロウ』第28話「怪獣エレキング満月に吼える!」に登場。改造エレキング[出典 9]や再生エレキング[出典 10]と呼ばれる。
ウルトラセブンに倒されたエレキングが、月光の力によって月光怪獣として復活したものである。身体は実体ではなく木曽山中に残されていた月光を浴びた角の残骸が本体であるため、満月の出ていない時間帯には活動できない。体色の地色が黄ばんだ白というよりレモン色に近いカラーリングになっているほか、尾の長さが初代に比べて短くなり、身長・体重も初代と比較して小型・軽量となっており、角も回転しなくなっている。また、尾からの電気ショックではなく口や尾の先端からの火炎放射[出典 11]や爆発力の高い光弾[34]など、攻撃方法も変化している。満月を見て踊り出したり、少年たちの挑発に側転を披露して得意気になるなど、コミカルな一面も見せる。戦闘ではウルトラマンタロウを火炎で苦しめるが、最後はウルトラチェーンで角を引き抜かれて大量の泡を噴きながら倒れ、爆発する。タロウはエレキングが二度と復活しないよう、その角を月に納める。
特撮テレビ番組『ウルトラセブン 太陽エネルギー作戦』に登場。
初代と同じくピット星人に操られているが、地球の大気を改造する目的で連行された個体であり、幼獣期はピット円盤内のカプセルの培養液に収納されている。前述の目的ゆえに三日月状の電気光線は使用せず、両手の噴射口から大量の二酸化炭素(炭酸ガス[出典 15])を噴出し、大気中の二酸化炭素の量を急増させることにより、地球全体の温度を急上昇させて環境を悪化させようとする。初代と同様に尾から高圧電流を流すことや口から放電光線を放つこともでき、尾を巻きつけてセブンを苦しめるが、アイスラッガーで尾を切断された後、エメリウム光線でとどめを刺される。
特撮テレビ番組『ウルトラマンマックス』第2話「怪獣を飼う女」、第27話「奪われたマックススパーク」に登場。体色は白で、両手には2本ずつ爪が生えている[1]。
特撮テレビ番組『ウルトラマンメビウス』第8話「戦慄の捕食者」から登場。
偶然生まれた小型マケット怪獣であり、通称「リム」。姿と形はエレキングに近いが、大きさと頭身は人間の赤ん坊ほどしかなく、鳴き声も可愛らしいものになっている。「リム」とはリミテッド[注釈 5]の略で、コノミが命名した。
ボガールに対抗するため、マケット怪獣「ミクラス」に電撃能力を追加[注釈 6]して強化する際に過去のアーカイブ・ドキュメントUGからデータを引き出すが、エレキユニットの運用実験[64]の際に高エネルギー分子ミストを生成する粒子加速器の故障と、ミクラスの記録に残っていたかつてエレキングと戦ったトラウマがエレキングのデータを拒絶したため、リムは実体化してサコミズの肩に出現する。活動可能時間に限界はないが[62]、ミクラスやウインダムとは出現の仕方が少々異なり、分子ミストの再チャージに要する時間が1秒以下のため、次々とフェニックスネストに出現しては電撃でジョージの髪を逆立たせたりする。出現中、コンセントに尻尾を突っ込んで電気を補充する。
その後、トリヤマ補佐官の「官公庁にはマスコットキャラが必要」という主張に基づき、GUYS のマスコットキャラクターとして採用され、しばしばGUYS作戦室に出没しては隊員たちと戯れている。ミクラスと同じくコノミに懐いており、トリヤマ補佐官が首根っこを掴んで抱えた時は嫌がっていたが、テッペイの頭に乗る、マルが平気で抱きかかえるなど、コノミ以外の隊員たちにも懐いている模様。
第27話では、本物のエレキングがマケット怪獣の候補とされ、用意されたテスト用カプセルをコノミが使用しようとするが、結局は使用されずに終わる。
第49話でエンペラ星人に粒子加速器を破壊されたことにより、再チャージができなくなって消滅するが、第50話でメビウスが光の国へ帰った直後にはコノミの前に再び姿を現す。
プレイムービーや雑誌連載による『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』に登場。
EPISODE3で登場。かつてセブンに倒されたエレキングが、メフィラス星人の部下となったジェロニモンの力によって復活したもの。ダム付近の水力発電所を襲い、電気を吸収するが、現れたセブンによって倒される。
その直後、紫色の異様なオーラに包まれた場に登場するが、それに包まれたわずかな時間で同じくメフィラス星人の部下となったバルタン星人によって改造エレキングに復活・強化改造が施される。
手足のない蛇のような長い胴体が特徴で、発電能力が強化されただけでなく肉体そのものを電気に変える能力を新たに獲得している。その特異なシルエットゆえに打撃は不得意だが、組技に特化した性能となっているのが特徴。皮膚が透けており、体内の発電器具らしきものがかすかに確認できる。戦闘時には、セブンが技「エメリウム光線」または「アイスラッガー」を使うと水中に伏せ、避けつつ姿をくらましてダムを破壊して現れ、セブンに突撃してダメージを与えるイベントがある。
特撮テレビ番組『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』第8話「水中の王者」から登場。
惑星ボリスの湖を縄張りにする水陸両生の宇宙怪獣[70][71]。常に回転する頭部の角で様々な電波を撹乱する[70][71]。帯電体質で敵に体内の50万Vの高圧電流を尻尾から流し込むエレクトリックテールを得意とする[出典 18]。水中から長い尻尾を伸ばして敵の動きを封じ、得意なテリトリーである水中に引きずり込んで倒す戦法から、オキに「水中の王者」と称される。アーストロンを倒し、ゴモラとの初戦でも地上では劣勢ながらも隙を突いて水中に引きずり込み、多量の電気を変換した光線を口から発射して感電させて爆破させる稲妻状や三日月状の放電光線[出典 18]でゴモラを倒す。その後、ZAPのスペースペンドラゴンのレーザーネットで地上に釣り上げられ、ゴモラに超振動波で倒されるが、レイによってバトルナイザーに回収され、新たな戦力となる。また、最終回近くで口から電撃を放射する技を新たに身に付ける。
特撮テレビ番組『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』第9話「ペンドラゴン浮上せず!」に登場。
エレキングが、レイの意思を汲んだバトルナイザーの自己意志によって小型実体化した特別形態[71][73]。自分の尻尾から電力を供給し、ペンドラゴンの電気エネルギーを復活させる[73]。
特撮テレビ番組『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』第2話「レイオニクスバトル」、第6話「史上最強のレイオニクス」、第7話「第二覚醒」に登場。
前作から引き続き、レイのパートナー怪獣として活躍。放電攻撃のほか、ボクシング風の構えからパンチを放ったり、プロレス技「スペースローリングエルボー」を髣髴とさせる側転からのチョップなど、ゴモラと同じく動きがさらに身軽になっている。
第2話ではフック星人の操るドラコと対決し、ゴースタードラゴンの援護もあって勝利する。第6話ではグランデの操るタイラントと対決し、アロー光線からスペースペンドラゴンを庇って攻撃を受けたところ、さらに振り下ろされたとどめの一撃で敗北する。レイが戦闘中にバトルナイザーを紛失していたことからバトルナイザーに回収されず死亡・消滅するが、その際に自らの意志でレイとのリンクを断ち切って彼の命を救ったことが第7話で明かされ、意識を失っているレイの前に最後の別れをするかのように精神体で現れる。レイの操る怪獣で初めて死亡する怪獣となったが、最後には自らの意志でパートナーを救う。
オープニングではマグラーと対決しており、ここでもエルボードロップを放つなどの身軽さを披露している。
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場。
ウルトラマンベリアルのギガバトルナイザーの力で怪獣墓場から復活し[76]、ベリアルの率いる怪獣軍団の1体としてウルトラ戦士たちと激突する。メトロン星人、ガッツ星人、キングジョーブラック、キングパンドンと共にウルトラセブンと対するが、セブンのエメリウム光線で倒される。
回想シーンにおける「ベリアルの乱」で光の国を襲撃する怪獣軍団の中に姿が確認できるほか、百体怪獣ベリュドラの左角を構成する怪獣の1体となっている[77]。
『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS EX』第12話「襲撃! 宇宙有翼骨獣」に登場。
ギギの配下の怪獣として登場。ネロンガと共に呼び出され、そして合体して巨大化したギギと共に主人公に襲い掛かるも、バトルナイザーの怪獣で撃退される。ステータスはアタックが高めに設定されている。電撃攻撃を得意としていることから雷属性攻撃には非常に強い。必殺技は劇中で使用する放電光線やエレクトリックテールのほか、長い尻尾を振り回して攻撃するスピンテールアタックという必殺技もある。NEO第3弾では同じく電撃攻撃を得意とするネロンガとのタッグ必殺技サンダーコネクションが、NEO第4弾では自身の電流を相手に流し込むエレキングコレダーという新必殺技が追加されている。
『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS EX』第14話「戦場の惑星」、第16話「決戦! 四人の戦士」に登場。
ザラブ星人のレイオニクスが操る怪獣として登場。第14話では惑星ボリスにて、メトロン星人のEXレッドキングと戦っており、この時はEXレッドキング共々主人公と戦わないが、第16話ではメトロン星人を打ち負かした主人公の前に現れたザラブ星人と共に、主人公の怪獣と戦う。だがこちらも敗れ、さらにその後ヴィットリオに馬鹿にされて怒ったザラブ星人が差し向けた際には、彼の操るEXゴモラにたやすく返り討ちにされる。
ステータスは元のエレキングから大幅にディフェンスが上がっているが、アタックとスピードが下がっている上に弱点属性が多いのが難点。必殺技は電気を帯びた尻尾を連続で叩き付けるライトニングテールラッシュ、元のエレキングの放電光線と同種の必殺技ライトニングカッター、電気を帯びて体当たりする「ライトニングタックル」がある。いずれも雷属性攻撃である。
『ウルトラゾーン』の各コーナーに登場。
第4話のコントパート「怪しいものじゃないです」では、マンションの一室に訪問業者として訪れる。声は竹井亮介が担当[80]。
第14話のコントパート「バトルシミュレーション」では、「エア怪獣シリーズ でっかいエレキング」としてタカダ隊員と1対1で対決し、角を掴まれた後に投げ飛ばされ、敗北する[81]。
第15話のドラマパート「東京ジュラ紀」では、ピット星人に操られ、アロンとテレスドンと戦う。
第9話のアイキャッチでは、エンジンストップした自動車のバッテリーに充電をする様子が描かれている[82]。また、第15話のアイキャッチではピット星人の持っていたぬいぐるみとして描かれている[83]。
『新ウルトラマン列伝』第12話「復活! タイラント超分析! 前編」に登場。
冒頭の新撮パートでウルトラマンギンガと対決する。尻尾での電撃でギンガにダメージを与えるが、ギンガサンダーボルトを受けて倒され、スパークドールズに戻る。その後、ヒカルに腕などの可動箇所を弄られていた。
『ウルトラマンギンガS』第2話「ギンガ対ビクトリー」、第8話「朝焼けの死闘」に登場。
アンドロイド・ワンゼロがモンスライブし、雫が丘市街地で謎の電波障害や停電を引き起こしていた。ウルトラマンビクトリーとの戦いでは尻尾を活かした攻撃や放電光線で優位に立ち、加勢に現れたギンガに対しても、ヒカルの変身前の怪我により怯んだ隙を突いて追い詰めようとするが、奮起したビクトリーのビクトリウムシュートで倒され、スパークドールズはビクトリーに回収される。その後、第8話にてショウからスパークドールズを貸し与えられたヒカルがウルトライブし、ファイブキング(SDU)に尻尾を巻き付けて放電攻撃で応戦するが、左腕で放電を吸収されて撃ち返され、敗北した。
『ウルトラマンX』に登場。
Xioが開発したサイバー怪獣の1体。両腕を銃とした機械的な外見になっており、砲身には「E」の文字があしらわれている。実体化実験は行われていないが第1話の時点で存在が語られており、第3話にてウルトラマンエックスにデータが転送され、エレキングアーマーとなる。高田ルイ曰く「遊園地の電力を一晩中まかなえるほど電撃を強化した」とのこと。
劇場版ではマモルによってサイバーカード[87]が使用され、ザイゴーグを足止めするためにエレキングエナジーシールドを展開したが、ザイゴーグの力の前にあえなく突破される。
『ウルトラマンジード』第4話「星人を追う仕事」に登場。
かつてピット星人トリィ=ティプによって幼体から育てられていたが、地球の文明を気に入り仲間を裏切った彼女によって侵略を阻止するため、池の底で眠らされていた。その後、トリィ=ティプに宿るリトルスターを狙って目覚め、ウルトラマンジード プリミティブと交戦する。
能力は口から放つ放電光線[89][90]、角から放つ触角放電[89][90]、尾から高圧電流を流すテールディスチャージ[89]。
一進一退の格闘の末に放電攻撃でジードを苦しめるが、AIBの愛崎モアに宇宙植物ルグスの花粉を嗅がされて動きが鈍った後、ソリッドバーニングに変身したジードのブーストスラッガーパンチを受け、爆散する。しかし、その身体はまもなく伏井出ケイによって怪獣カプセルの1つとして回収され、エースキラーの怪獣カプセルと共にベリアル融合獣のサンダーキラーを生み出すこととなる。
『セブンガーファイト』第3話「その銃弾で血に染めろ」、第6話「怪獣無法惑星」に登場。
第3話では、秘かにピット星人ファとシィが地球に持ち込んできた個体が目覚めて岩山に出現する。出動したセブンガーと交戦し、バコさんが開発したセブンガーの特空機支援火器40ミリ汎用機関砲を奪って攻撃しようとするが、同砲に欠陥があったため、内部を覗き込んだ際に暴発・自爆して死亡する[93][94]。
第6話では、怪獣惑星で昼寝していたところを通りかかったガゾートに誤って尻尾を踏まれたことから、昼寝を邪魔されたと怒り狂い[95]、大喧嘩を始める。その後、接近してきた宇宙セブンガーをも戦いに巻き込むが、20式多用途電磁警棒によってガゾートとともに倒される[96]。
『ウルトラマンデッカー』第5話「湖の食いしん坊」に登場。
ピット星人のユウコが宇宙での一人旅のお供として連れていた小型の幼体ペット・エリーが地球の湖畔にある変電所の送電線から電流を吸い上げたことで過剰な成長を遂げた姿。全身の紋様から放つ高圧電流と口から放つ電気光線が武器[97][98]。
急成長前にも、等身大の大きさで徘徊しては一般住宅から電気を吸い上げて停電させるなどの騒動も多々起こしていたが、性格は基本的におとなしく、ユウコにはとても懐いていた。しかし、GUTS-SELECTのキリノイチカによって対災害用バッテリー「MEGA-EARTH」の電気を与えられた結果、暴走して街へ向かおうとしたところでウルトラマンデッカー フラッシュタイプと交戦し、高圧線の電気だけでなくデッカーのエネルギーも吸い上げるまでに凶暴化する。最後はミラクルタイプのデッカーリターナーによって電気を吸い上げられて幼体の姿に戻されると[98]、ユウコと共にTPUの保護を受け、今後は再度の暴走を起こさないためにも、GUTS-SELECTの副隊長・カイザキサワによって食生活を改善するための講座動画がユウコのもとへ送られることとなった。
データカードダスおよびそれを元にしたCGショートームービー『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』に登場。
プラズマソウルを取り込んだプラズマ怪獣として1弾から登場する。テレビ放送版『ANTLAR Hunting』では冒頭に登場し、角そのものとなったプラズマソウルを残すのみとなりながらもラッシュハンターズを追い詰めるが、バレルのシャドウエクスプロージョンを受けて角のプラズマソウルをすべて破壊され、倒される。また、『VEROKRON hunting』ではハンターステーションにてプラズマ怪獣多数出現を報じる映像に映っているのが確認できる。
特撮テレビ番組『レッドマン』第31話 - 第33話、第60話、第68話、第70話、第74話、第138話に登場。
第32話でノコギリン、第33話でキングマイマイ、第68話でザゴラス、第74話でテレスドンと組んでレッドマンと戦うが、いずれも敗れる。第60話では単独で立ち向かうが、敗れる。第138話(最終話)ではレッドキックが効かないという強さを見せるが、最後はレッドナイフで首を切り落とされる。
『有言実行三姉妹シュシュトリアン』第40話「ウルトラマンに逢いたい」に登場。
隕石の影響で円谷プロの美術倉庫にあった怪獣の着ぐるみに魂が宿ったもの。ゲーム店の電気を吸収したり、カメラのフラッシュに驚き、尾で荒木、加納、篠山のカメラ小僧を攻撃したりするなど、町で暴れる。最後はウルトラマンによって宇宙に連れて行かれる。
『ぱちんこウルトラバトル烈伝 戦えゼロ!若き最強戦士』にて帝国を築き上げたウルトラマンベリアルが地球に放った設定で登場。別名・滅亡の邪神。
通常の個体に比べて大型化しており、口から暗黒光線を発射する、尻尾を用いた電気ショックも健在で、さらに原典にはなかった翼による飛行能力、背中のブルークリスタルによる電撃攻撃などが備わっている。ウルトラマンゼロ(リーチによってはウルトラセブン)と空中戦を繰り広げる。
いずれも映像はそれぞれの初登場作品の流用。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.