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アメリカ合衆国のプロレスラー ウィキペディアから
ビッグ・レッド(Big Red、本名:Jerry Reese、1950年6月22日 - 2002年3月17日)は、アメリカ合衆国のプロレスラー。ジョージア州アトランタ出身。
アフリカ系アメリカ人とネイティブ・アメリカン(インディアン)の混血であり、アメリカでは巨漢のベビーフェイスとして子供ファンの人気を集めていたが、日本では師匠格であるアブドーラ・ザ・ブッチャーの子分としてヒールを演じた[1]。
アトランタのガソリンスタンドで働いていたところをアブドーラ・ザ・ブッチャーにスカウトされたという[5]。インディアンの血を引くことからビッグ・レッド(Big Red)と名乗り、オーバーオールやジャンプスーツを身に着けたスーパーヘビー級のベビーフェイスとして、メキシコ湾岸のガルフ・コースト地区や中西部のセントラル・ステーツ地区などに出場してキャリアを積んだ[6]。
1976年8月、全日本プロレスに初来日。ジャンボ鶴田とシングルマッチで対戦し、黒人レスラーの総帥ボボ・ブラジルのパートナーにも起用された[7]。以降も1978年10月、1979年3月、同年10月と全日本プロレスに度々参戦[1]。ブラジル、キラー・トーア・カマタ、レイ・キャンディらと共に、ブッチャー軍団の一員となって日本陣営と対戦した[8][9]。79年3月の来日時には『チャンピオン・カーニバル』の第7回大会に出場、公式リーグ戦でブッチャーやジャイアント馬場とも対戦したが、無得点全敗の白星配給係となっている[10]。
日本でヒールを演じる一方、アメリカでは一貫してベビーフェイスのポジションで活動しており、テネシーのCWAではエースのジェリー・ローラーをはじめ、後にロックンロール・エクスプレスを結成するアイドル系レスラーのロバート・ギブソンやリッキー・モートンのパートナーとなり、デビッド・シュルツ、デニス・コンドリー、フィル・ヒッカーソン、ジプシー・ジョー、ソニー・キング、トージョー・ヤマモトなどと対戦した[11][12]。
地元ジョージアのGCWではブッチャー、マーク・ルーイン、バロン・フォン・ラシク、ボブ・スウィータン、アレックス・スミルノフ、キラー・カーン、オースチン・アイドル、テリー・ゴディらと対戦[13]。フェイスターンしていたレロイ・ブラウンとも巨漢黒人コンビを組み、マスクド・スーパースター&スーパー・デストロイヤーの大型覆面チームと抗争を繰り広げた[14][15]。1981年12月25日のクリスマスには、アトランタのオムニ・コロシアムにてアンドレ・ザ・ジャイアントを交えたスーパーヘビー級トリオを結成し、スーパースター&デストロイヤーにジ・アサシンが加わった覆面トリオと6人タッグマッチで対戦した[16]。
1982年4月、ビッグ・レッド・ジョン(Big Red John)のリングネームで新日本プロレスに初参戦[1]。ここでもブッチャー軍団の一員となり、バッドニュース・アレンやS・D・ジョーンズと共闘。初戦ではブッチャー&アレンと組んでの6人タッグマッチにおいて、アントニオ猪木、坂口征二、谷津嘉章組から勝利を収めた[17]。
1983年12月、テキサス州サンアントニオのサウスウエスト・チャンピオンシップ・レスリングにおいて、ブードゥー・マルンバ(Voodoo Malumba)なるペイントレスラーに変身[18]。翌1984年にはブルーザー・ブロディとの連戦が行われ、アル・マドリルと組んでザ・シープハーダーズ(ブッチ・ミラー&ルーク・ウィリアムス)のSCW世界タッグ王座にも挑戦、モンゴリアン・ストンパーとも対戦した[19]。1985年にはメキシコのLLIにも参戦して、グラン浜田&エンリケ・ベラやカネック&ドス・カラスとトリオを組んで6人タッグマッチに出場した[20]。
その後は素顔のビッグ・レッドに戻り、1986年にプエルトリコのWWCに参戦。12月3日にはミゲル・ペレス・ジュニアとのコンビでWWC北米タッグ王座を獲得、ペレスのパートナーだったウラカン・カスティーヨ・ジュニアの負傷に伴う授与だったものの、キャリア晩年になって最初で最後のタイトル戴冠を果たした[21]。
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