ハーフナー・マイク

日本のサッカー選手 ウィキペディアから

ハーフナー・マイク: Mike Havenaar1987年5月20日 - )は、広島県広島市出身の元プロサッカー選手。現役時代のポジションはフォワード(センターフォワード)。元日本代表

概要 ハーフナー・マイク, 名前 ...
ハーフナー・マイク
名前
愛称 マイキー
ラテン文字 HAVENAAR Mike
基本情報
国籍 日本
生年月日 (1987-05-20) 1987年5月20日(37歳)
出身地 広島県広島市
身長 194cm
体重 92kg
選手情報
ポジション FW(CF)
利き足 左足
ユース
2000-2002 コンサドーレ札幌U-15
2003-2005 横浜F・マリノスユース
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2006-2009 横浜F・マリノス 26 (0)
2008 アビスパ福岡loan 26 (7)
2009 サガン鳥栖(loan) 33 (15)
2010-2011 ヴァンフォーレ甲府 63 (37)
2012-2014 SBVフィテッセ 79 (26)
2014 コルドバCF 5 (0)
2015 HJKヘルシンキ 20 (4)
2015-2017 ADOデン・ハーグ 58 (25)
2017-2019 ヴィッセル神戸 13 (3)
2018 ベガルタ仙台(loan) 6 (1)
2019 バンコク・ユナイテッドFC(loan) 7 (3)
2020 ヴァンフォーレ甲府 14 (0)
2021-2022 FC.Bombonera 15 (6)
通算 365 (127)
代表歴2
2005  日本 U-18 1 (0)
2006  日本 U-19 3 (0)
2007  日本 U-20 3 (1)
2011-2016[1] 日本 18 (4)
1. 国内リーグ戦に限る。2023年1月6日現在。
2. 2016年3月24日現在。
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来歴

要約
視点

プロ入り前

オランダ出身の父ディド・ハーフナーが、マツダSC(現:サンフレッチェ広島)でコーチ兼任選手としてプレーしている時期にハーフナー家2男1女の第二子として広島で出生。少年期は父の自主練習相手としてボールを蹴る。

コンサドーレ札幌U-15では西大伍とホットラインを形成し多くのゴールを奪った。中学生時に既に同学年で一番の高身長であったが、そこから短期間でさらに身長が伸びたためランニングフォームが成長に追い付かず苦しんだ。父の移籍に伴って横浜F・マリノスユースに移り、2006年にトップチームに昇格。同年にはU-18日本代表に招集され背番号9番のエースストライカーを任された。

Jリーグ時代

マリノスではレギュラーポジションを獲得することができず、U-20日本代表でも2007年U-20ワールドカップでは森島康仁の控えに甘んじた。

2008年アビスパ福岡期限付き移籍[2]ピエール・リトバルスキー監督の下で大久保哲哉と共に攻撃の中心としてフォワード、サイドミッドフィールダーで出場し、26試合で7得点を挙げた。翌2009年にマリノスへ復帰したが[3]、新加入の渡邉千真の活躍もあり5月にサガン鳥栖へレンタル移籍し[4]、同じくマリノスからレンタル移籍した山瀬幸宏と共に2トップを組んでゴールを量産し、シーズン15得点を挙げチームに貢献した。

2009年シーズン終了後に複数のJ1、J2クラブから勧誘を受けた中でヴァンフォーレ甲府へ完全移籍。20得点を挙げてJ2得点王に輝き、エースストライカーとして甲府のJ1昇格に貢献した。

2011年シーズンも甲府に残留。チームは1年でJ2降格となったが、リーグ戦では得点王となったジョシュア・ケネディの19得点に次ぐ日本人トップの17得点を挙げJリーグベストイレブンに選出された。クラブでの活躍を受けて、2011年8月に行われた日本代表合宿に初招集され[5][6]、9月2日のワールドカップアジア3次予選北朝鮮戦(埼玉)でA代表初出場[1]10月11日タジキスタン戦(長居)では代表初ゴールを含む2得点を挙げ、チームの勝利に貢献した[1]

フィテッセ・アーネム時代

2011年12月21日に、オランダ1部・エールディヴィジフィテッセに2年半契約で完全移籍した[7]。2012年1月27日のPSV戦でエールディヴィジでの初ゴールを挙げた。2012-13シーズンは、開幕から好調を維持し、エールディヴィジ所属の日本人選手では過去最多となる11得点を挙げる活躍を見せた。2013-14シーズンも2季連続で二桁得点を記録した[8]

コルドバFC時代

2014年7月22日、スペイン1部・リーガ・エスパニョーラコルドバCFへ2年契約で完全移籍[9]。2014年8月25日、リーグ戦開幕戦のレアル・マドリード戦に1トップで先発し、スペインデビューを飾った。10月に行われた日本代表のジャマイカ戦、ブラジル戦で代表復帰を果たした。リーガでは5試合に出場(うち4試合は先発)するも0ゴールに終わり、ミロスラヴ・ジュキッチが監督に就任した後は完全に構想外となり、12月30日にクラブから契約解消が発表された[10]

HJKヘルシンキ時代

2015年3月2日、フィンランド1部・ヴェイッカウスリーガHJKヘルシンキに加入[11]

3月6日に行われたフィンランド・リーグカップFCラハティ戦で移籍後公式戦初出場を果たし、田中亜土夢のアシストから公式戦初得点を記録した[12]

ADOデン・ハーグ時代

2015年8月11日、父ディドの古巣でもある、オランダ1部・エールディヴィジADOデン・ハーグに3年契約で完全移籍した[13]

2016年3月17日、2018 FIFAワールドカップ・アジア予選のメンバーに約1年5カ月ぶりに代表選出された。5月8日、リーグ戦の最終節でシーズン16点目をあげた。

2016-17シーズン、開幕戦のゴー・アヘッド・イーグルス戦では2得点をあげる活躍を見せた[14]

2017年4月15日、PSVアイントホーフェン戦では自身オランダ通算50得点目となる4試合連続の得点を決め、降格圏内から脱出を果たした。

Jリーグ時代(第2期)

2017年7月3日にJリーグ・ヴィッセル神戸へ完全移籍で加入することが発表された[15]。元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキと同時期の入団となり、元ドイツ代表と元日本代表の加入という事もあり期待されたが、移籍直後はなかなか出場機会に恵まれなかった。しかし、10月25日に行われた天皇杯準々決勝・鹿島アントラーズ戦で移籍後初ゴールを決めると[16]、古巣との対決となった10月29日の第31節・ヴァンフォーレ甲府戦では、移籍後リーグ戦初得点を含む2得点を決める活躍を見せた[17]

2018年7月9日にベガルタ仙台への期限付き移籍が発表された[18]。8月15日、J1第22節・湘南ベルマーレ戦で、仙台加入後初得点を挙げる[19]

バンコク・ユナイテッド時代

12月16日、ベガルタ仙台への期限付き移籍期間が満了し、その後タイ・リーグ1バンコク・ユナイテッドへ期限付き移籍することが発表された[20][21]

Jリーグ時代(第3期)

2020年3月、古巣ヴァンフォーレ甲府への加入が発表された[22]。古傷の回復が思わしくなく出場機会は低迷[23]。シーズン終了後、契約満了による退団が発表された[24]

FC.Bombonera

2021年1月26日、東海社会人サッカーリーグ2部のFC.Bomboneraへの加入が発表された[25]。2023年1月5日、現役引退を発表した[26]

私生活

ディド名古屋グランパスエイトジュビロ磐田で活躍した元Jリーガーである。ハーフナー親子はジーコジュニオールに次いで史上2組目、日本人としては史上初の親子Jリーガーである。ハーフナー家2男1女の長男で、弟ニッキは2016年以降ヨーロッパのクラブに所属。1993年に一家で日本国籍を取得した[27]FIFAのインタビューに対し、父とはサッカーについてよく話すが、自身のキャリアや移籍などの決断について父から特別な影響を受けたことはないと語っている[28]

子供の頃は家庭ではオランダ語、インターナショナルスクールでは英語、日常生活とサッカーでは日本語を使用したためトリリンガルとなった。日本語が母語で[7]、頭で考える時は日本語を使う。

2011年5月16日に一般女性と結婚し、8月5日に第一子となる長女が誕生した[29]。後述の通り後に離婚している。

2019年11月22日、「いい夫婦の日 結婚しました」と自身のTwitterで再婚を発表した[29][30]

所属クラブ

ユース経歴
プロ経歴

個人成績

さらに見る 国内大会個人成績, 年度 ...
国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2006横浜FM20J1906000150
20071504100191
2008福岡J2267-00267
2009横浜FM39J12000-20
鳥栖35J23315-223517
2010甲府143120-103220
2011J1321721003418
オランダ リーグ戦 リーグ杯KNVBカップ 期間通算
2011-12フィテッセ14エールディヴィジ155-10165
2012-133211-313512
2013-143210-203410
スペイン リーグ戦 国王杯オープン杯 期間通算
2014-15コルドバ24プリメーラ5000-50
フィンランド リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
2015HJK14ヴェイッカウスリーガ2042211237
オランダ リーグ戦 リーグ杯KNVBカップ 期間通算
2015-16ADO9エールディヴィジ3116-113217
2016-17279-212910
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2017神戸9J1922021135
201841510092
仙台4161-2081
タイ リーグ戦 リーグ杯FA杯 期間通算
2019バンコクU9タイ・リーグ173110084
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2020甲府44J2140--140
2021FC.Bombonera9東海2部[31]--
2022156--156
通算日本J1 77211934110025
日本J2 10442-3210744
日本東海2部 156--156
オランダエールディヴィジ 13751-9314654
スペインプリメーラ 5000-50
フィンランドヴェイッカウスリーガ 2042211237
タイタイ・リーグ1 73110084
総通算 365127226177404140
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その他公式戦

  • 2012年
    • エールディヴィジ プレーオフ 2試合0得点
  • 2014年
    • エールディヴィジ プレーオフ 2試合0得点

その他の国際公式戦

記録

タイトル

個人タイトル

代表歴

出場大会

試合数

  • 国際Aマッチ 18試合 4得点 (2011年 - 2016年)[1]
さらに見る 日本代表, 国際Aマッチ ...
日本代表国際Aマッチ
出場得点
201152
201241
201381
201610
通算 184
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出場

さらに見る No., 開催日 ...
No. 開催日 開催都市 スタジアム 対戦国 結果 監督 大会
1. 2011年9月2日日本の旗 さいたま市埼玉スタジアム2002朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国○1-0ザッケローニ2014 FIFAワールドカップ・アジア3次予選
2. 2011年9月6日ウズベキスタンの旗 タシュケントパフタコール・マルカジイ・スタジアムウズベキスタンの旗 ウズベキスタン△1-1ザッケローニ2014 FIFAワールドカップ・アジア3次予選
3. 2011年10月11日日本の旗 大阪市長居陸上競技場タジキスタンの旗 タジキスタン○8-0ザッケローニ2014 FIFAワールドカップ・アジア3次予選
4. 2011年11月11日タジキスタンの旗 ドゥシャンベパミール・スタジアムタジキスタンの旗 タジキスタン○4-0ザッケローニ2014 FIFAワールドカップ・アジア3次予選
5. 2011年11月15日朝鮮民主主義人民共和国の旗 平壌金日成競技場朝鮮民主主義人民共和国の旗 朝鮮民主主義人民共和国●0-1ザッケローニ2014 FIFAワールドカップ・アジア3次予選
6. 2012年2月29日日本の旗 豊田市豊田スタジアムウズベキスタンの旗 ウズベキスタン●0-1ザッケローニ2014 FIFAワールドカップ・アジア3次予選
7. 2012年9月6日日本の旗 新潟市新潟スタジアムアラブ首長国連邦の旗 アラブ首長国連邦○1-0ザッケローニキリンチャレンジカップ2012
8. 2012年9月11日日本の旗 さいたま市埼玉スタジアム2002イラクの旗 イラク○1-0ザッケローニ2014 FIFAワールドカップ・アジア最終予選
9. 2012年10月12日フランスの旗 サン=ドニスタッド・ド・フランスフランスの旗 フランス○1-0ザッケローニ国際親善試合
10. 2013年3月22日アラブ首長国連邦の旗 アル・アインシェイク・ハリーファ国際スタジアムカナダの旗 カナダ○2-1ザッケローニ国際親善試合
11. 2013年3月26日サウジアラビアの旗 ブライダキング・アブドゥッラー・スポーツシティヨルダンの旗 ヨルダン●1-2ザッケローニ2014 FIFAワールドカップ・アジア最終予選
12. 2013年5月30日日本の旗 豊田市豊田スタジアムブルガリアの旗 ブルガリア●0-2ザッケローニキリンチャレンジカップ2013
13. 2013年6月4日日本の旗 さいたま市埼玉スタジアム2002オーストラリアの旗 オーストラリア△1-1ザッケローニ2014 FIFAワールドカップ・アジア最終予選
14. 2013年6月11日カタールの旗 ドーハグランド・ハマド・スタジアムイラクの旗 イラク○1-0ザッケローニ2014 FIFAワールドカップ・アジア最終予選
15. 2013年6月19日ブラジルの旗 レシフェアレナ・ペルナンブーコイタリアの旗 イタリア●3-4ザッケローニFIFAコンフェデレーションズカップ2013
16. 2013年10月11日セルビアの旗 ノヴィ・サドスタディオン・カラジョルジェセルビアの旗 セルビア●0-2ザッケローニ国際親善試合
17. 2013年10月15日ベラルーシの旗 ジョジナエドゥアルド・ストレリツォフ・スタジアムベラルーシの旗 ベラルーシ●0-1ザッケローニ国際親善試合
18. 2016年3月24日日本の旗 さいたま市埼玉スタジアム2002アフガニスタン・イスラム共和国の旗 アフガニスタン○5-0ハリルホジッチ2018 FIFAワールドカップ・アジア2次予選AFCアジアカップUAE予選
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ゴール

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脚注

関連項目

外部リンク

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