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1999年に発売されたゲームソフト ウィキペディアから
『ニンテンドウオールスター! 大乱闘スマッシュブラザーズ』(ニンテンドウオールスター だいらんとうスマッシュブラザーズ、英題:Super Smash Bros.)は、1999年1月21日に任天堂より発売されたNINTENDO64用対戦アクションゲーム。大乱闘スマッシュブラザーズシリーズの第1作目。略称は「スマブラ」「スマブラ64」など。
ジャンル | 対戦アクションゲーム |
---|---|
対応機種 |
NINTENDO64 iQue Player Wii(バーチャルコンソール) |
開発元 |
任天堂情報開発本部 ハル研究所 |
発売元 | 任天堂 |
プロデューサー |
山内溥(エグゼクティブプロデューサー) 菅浩秋 岩田聡 三木研次 宮本茂 |
ディレクター | 桜井政博 |
音楽 | 安藤浩和 |
人数 | 1〜4人 |
メディア |
NINTENDO64 - b128Mbitロムカセット Wii VC - ダウンロード販売 |
発売日 |
NINTENDO64 1999年1月21日 1999年4月27日 1999年11月19日 iQue Player 2005年 バーチャルコンソール 2009年1月20日 2009年6月12日 2009年12月21日 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ELSPA:3+ ESRB:E(Everyone) PEGI:7+ OFLC:G8+ |
売上本数 |
555万本(2022年末時点)[1] 197万本(2022年末時点)[2] |
その他 | 振動パック対応 |
「スマッシュ(操作スティックのはじき)」を中心とした操作システムの体系や、基本となるゲームシステムの大半はすでにこの時点で確立されていた。後の作品で追加されたシステムはあるが、この時点で定められたシステムに関しては後もほとんどが変更されていない。
プレイヤーが操作できるキャラクターは、全て任天堂が過去に発売した人気ゲームシリーズのキャラクターから引用されている。また、CPU専用のオリジナルキャラクターも登場する。
プレイヤーが操作できるものは以下の計12キャラクターが登場している。キャラクターの表記順は各キャラクターの作品が誕生した順番に準拠している。括弧内のソフトは、それぞれの代表作。 なお、この12キャラクターは大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ全作品にプレイヤーキャラとして登場している。
ここでは最初から使用できるキャラクターについて述べる。ドンキーコングのみ、1Pモードの敵として登場時は「ジャイアントドンキーコング」になり、通常キャラは味方でのみ登場する。
ある条件を満たすと発生する「チャレンジマッチ」に勝利すると解禁される。1Pモードでルイージ以外のキャラは敵として登場せず、味方でのみ登場する。
前述の通り、敵としてのみ登場し、プレイヤーは操作することができない。いずれも1Pゲームでのみ登場する。
本作のディレクター桜井政博自身により、プログラムや仕様、システムなどゲーム裏側などを交えてゲーム内容の詳細を紹介するサイト「スマブラ拳!!」が作られ、以後のシリーズにおいても伝統として同名のホームページが作られるようになった。後に、これをまとめて一部編集を加えられたものが書籍化され、小学館より発売されている。
同ホームページで行われた「アンケート収集拳!!」の企画『スマブラ2があるとしたら出てほしいキャラ』 に対するコメントとして、実はクッパ、デデデ大王、ミュウツーなどは開発段階では登場予定だったのだが諸事情でボツとなったという事が語られている[4]。のちにクッパとミュウツーは続編『大乱闘スマッシュブラザーズDX』で、デデデ大王は3作目の『大乱闘スマッシュブラザーズX』で登場を果たすこととなった。『X』ではミュウツーが未登場だったため長らく3キャラの共演はなかったが、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U』に発売後ミュウツーがダウンロードコンテンツで登場したことで、16年以上掛かってようやく実現された。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』で登場した要素「最後の切りふだ」はこのころから構想があったのだが、諸事情で没になった。「最後の切りふだ」用の掛け声の収録もちゃんと行われておりネスやキャプテン・ファルコンなど一部の『X』参戦キャラクターのボイスの中には、このゲームで収録して流用しているものがある[5]。
アイテムにおいては、後のシリーズ作で登場することとなる「スーパーキノコ」(スーパーマリオブラザーズ)がアイデアとして存在したことが後のインタビュー記事などで判明しているが、NINTENDO64で激しく巨大なキャラクターを動かすにはハードの情報処理能力の面で問題があったため、廃案となった(ジャイアントドンキーコングに関しては、「巨大キャラクターが一体のみで、決まったシチュエーションで登場」という限定した条件にすることで処理落ちなどが起きないようにされている)。
本作の海外版は、言語に関する点以外にも一部の仕様変更が行われている。
1Pゲームをクリアすると流れるエンディング後の最後に、各キャラクターごとに固有の一枚絵が表示されるようになっている。これは日本版にも搭載する予定だったが、開発期間の事情から没となった[6]。この要素は続編『大乱闘スマッシュブラザーズDX』以降は日本版にも搭載されている。
キャラクターのバランスに関しても細かな調整が行われており、一部の技のベクトル(相手を吹っ飛ばす方向)、威力、吹っ飛びの大きさなどの違いがある。また、海外の規制などに伴い、効果音など演出の一部変更なども行われている(例えば、打撃音が『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』のようなリアルな音から『ポケットモンスター サン&ムーン』のようなコミカルなものに変わっている[注 4])。
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