ナムコスポーツ
ウィキペディアから
Remove ads
ウィキペディアから
ナムコスポーツ(NAMCO SPORTS)は、1986年にナムコ(旧社、後のバンダイナムコゲームス。NBGI)から発売されたファミリーコンピュータ用野球ゲーム『プロ野球ファミリースタジアム』をはじめ、『ファミスタシリーズ』などNBGIのスポーツゲームソフトの作中で発行している架空のスポーツ新聞である。通称(略称)は、「ナムスポ」(NAMSPO)。
元々ゲームソフト内での存在にすぎなかったが、NBGIが自社発行する広告(販促チラシ)や他社発行によるゲーム雑誌のコーナー記事など、様々な形で展開されている。
元々は『ナムコットスポーツ』(NAMCOT SPORTS)という紙題だった。「ナムコット」(NAMCOT)は、当時ナムコの家庭用ゲームソフトを発売する際に使用していたブランド名である。ナムコットブランドが消滅する1995年より、ナムコスポーツに改題。
ファミスタシリーズ以外には、サッカーゲーム『Jリーグサッカー プライムゴールシリーズ』でも発行されていた。
PS版『ワールドスタジアムEX』など、一部の作品では『日刊ナムコスポーツ』(にっかんナムコスポーツ)の紙題が使われている他、ゲームアーツ発売のPC-88VA版及びFM TOWNS版(概要はゲームアーツ版を参照)では『ゲームアーツスポーツ』に取って代わられている。
誌面内容は元々、純粋に試合結果・チーム成績のみを告知するものであり、初代をはじめ勝ち抜き戦モードを導入した作品では次の試合から再開するためのパスワードも記載されていたが、やがて『スーパーファミスタ』から選手別の成績も記入されるようになり、PS版『ワールドスタジアムシリーズ』(ワースタシリーズ)では、自社ゲームのパロディ広告・記事も掲載されるようになった。
旧ナムコがNBGIとなった2006年以降、『プロ野球 ファミスタオンライン』では『ファミスタスポーツ』(FAMISTA SPORTS)、『プロ野球 ファミスタDS』では『ファミスポ』(FAMISPO)の紙題で発行されており、従来の「ナムコット」「ナムコ」を冠した紙題は携帯電話アプリ版の『ファミスタモバイル』(ナムコットスポーツ)・『プロ野球 熱スタシリーズ』の「ファミスタモード」(ナムスポ)でしか見られなくなっている。
※家庭用ゲーム機(FC、SFC、N64、PS、GC)版ファミスタ・PS版ワースタシリーズ関連中心に記述する。
1996年5月30日発売の『ファミ通PS』7月号(創刊号。当時は、アスキーから発行。2000年4月発売号より、エンターブレインに発行元を移行)より、数度の誌名リニューアルを経て、2009年6月30日発売の『ファミ通PSP+PS3』2009年8月号まで連載された旧ナムコ→NBGI関連情報コーナーである。基本的に同誌はPlayStation系(SCE製)ゲーム機専門誌であるため、同系ゲーム機向けの作品のみを紹介していた。
当初のタイトルは『月刊ナムコスポーツ』(げっかんナムコスポーツ)。1996年10月の月2回刊化を経て、掲載誌が『ファミ通PS2』に改題された2001年[1]の5月11・25日号で100回を迎えた(ただし、当時は回数表記が入っておらず、編集サイドは気づかずに『ゼノサーガ』を紹介していた[2])。2004年4月9日号で“さらばナムコスポーツ!”と銘打ち最終回を迎えたが、1号置いて、5月14日号に『復活のナムコスポーツ』(ふっかつのナムコスポーツ)として再開[2]。しばらくして元のタイトルに戻り、2006年3月31日号(通算210号)で200回を迎えた。
2006年3月31日付でバンダイのコンピュータゲーム事業部署を吸収しバンダイナムコゲームスに改称後もナムコレーベルの作品のみを取り上げる内容は変えず、2007年6月号より掲載誌を『ファミ通PLAYSTATION+』へ改題して以降もしばらくこの状態は続いたが、その後『バンダイナムコスポーツ』(Bandai Namco Sports)に改称し、バンダイレーベルの作品も取り上げるようになった。また、それまで掲載していた欄外のミニ情報「はみだしナムコ」も「はみだしバムコ」に改題された(「バムコ」…バンダイナムコの略)。
バンダイナムコゲームスの略称は、公式上「NBG」「NBGI」の表記が使用されていたが、このナムスポ紙面上では「BNG」の略称を使用していた。
2008年に掲載誌が『ファミ通PSP+PS3』に改題されて以降は、同じく『ファミ通PS』時代より連載していた『カプコンさんいらっしゃい』など他のメーカー情報コーナーとともに『LOVE&INSIDE…!』という連載ゾーンの一コーナーとして吸収(ただし、改題号の7月号は本コーナーのみ休載)。
この頃担当編集者だった阿部ヒロシが『週刊ファミ通』編集部へ異動した事に伴い休載も増えていたが[3]、同年12月号(235回)より東京ゲームショウへの取材を機に[3]『バンダイナムコスポーツ Presents バムスポTV』(バンダイナムコスポーツプレゼンツ バムスポティーヴィー、Bandai Namco Sports Presents Bamspo TV)へ改題。改題以降は、掲載されているQRコード(カメラ付き携帯電話対応)を通して、NBGI広報のベンジャミン田中によるゲームソフト関係者へのインタビュー動画配信サービスを行っていた。
2009年8月号をもって、同誌の季刊化に伴い、先述の連載ゾーンごと終了した。
1997年2月7日号から1999年4月9日号までの間には、『ファミスタシリーズ』開発者のしましま〜が執筆する漫画『野球くん』が月1回の頻度で連載された[2]。また、同じく1998年頃には、ナムスポの発祥作品『プロ野球ファミリースタジアム』の開発者である、きっしいのグルメコラム『きっしいのラーメン紀行』も連載されていた[2]。2004年5月28日号から同年12月24日号までは、『テイルズ オブ シリーズ』のプロデューサーである吉積信によるコラム『吉積P大いに語る!』を連載していた[2]。
1998年には不定期での連載企画も開始。5月1・15日号からは編集者側とナムコ宣伝チームによる『ゲーム対決シリーズ』が、7月10日号からはナムコゲームのルーツを探るという企画『ルーツを探るシリーズ』が掲載された[2]。
2002年から2007年にかけて、PlayStation 2用ソフトとして発売された『熱チュー!プロ野球』→『ベースボールライブ』『プロ野球 熱スタ』シリーズでは、販促チラシとして『ナムコスポーツ』または『ナムスポ』が発行されたことがあった。
2002年には、ナムコ公式サイト内でスポーツゲーム情報ポータルサイトとして、当時のナムコスポーツゲームのイメージキャラクターであるバーチャルアイドルの名を冠した『吉乃ひとみのナムコスポーツ』(よしのひとみのナムコスポーツ)が開設された。同年発売のスポーツゲームの情報サイトが概ねリンクされたが、『ファミスタアドバンス』のサイトはリンクされなかった。
1998年に発行された書籍『ナムコ公式ガイドブック ワールドスタジアム2』[4]紙面で掲載されたナムスポ号外では、「日刊ナムコ新聞社」となっており、先述ゲーム雑誌でのナムコスポーツは、ファミ通PS時代は「ファミ通PS編集部 ナムスポ課」、ファミ通PS2時代の頃に「(株)エンターブレイン ナムコスポーツ新聞社」へ改称され、『バンダイナムコスポーツ』に改題してからは「(株)エンターブレイン バンダイナムコスポーツ新聞社」と表記されていた。『熱チュー!』→『熱スタ』販促チラシの『ナムスポ』は、ソフト発売元の名前(ナムコ→バンダイナムコゲームス)が入っていた。
上記スポーツゲーム以外にも、同社から発売されたゲームソフトにおいて、架空の新聞が登場する場合がある。
日本の戦国時代を題材としたゲーム『独眼竜政宗』(戦争シミュレーションゲーム)『突撃!合戦スタジアム』(アクションゲーム)ではそれぞれ「ナムコット新聞」(ナムコットしんぶん)「合戦かわら版」(かっせんかわらばん)という戦況などを伝える新聞が発行。
『ファミリーピンボール』ではバトルフリッパー・スポーツピンボールの両対戦モードで「namcot WEEKLY」という結果を告知する新聞が発行。
麻雀ゲーム『ファミリーマージャンII 上海への道』の麻雀グランプリでは大会終了後に「夕刊ナムコット」を、レースゲーム『ファミリーサーキット'91』では「夕刊ナムコ」(ゆうかんナムコ)をノービスクラスで総合優勝すると見ることができる。ただし、夕刊ナムコのメインで扱われているのはレースの事ではなくガイアンツ優勝(紙面から察するにリーグ優勝)の記事である。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.