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『野球くん』(やきゅうくん)は、バンダイナムコゲームス(旧ナムコ)の野球ゲームソフト『ファミスタシリーズ』の作中で発行される架空のスポーツ新聞『ナムコスポーツ』(ナムスポ)や、同社の広報誌などに掲載されている4コマ漫画(1コマ、2コマの場合もあり)、および作品内の主人公である架空のプロ野球選手。
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作者はファミスタシリーズの企画やグラフィックを担当している島本昌弘(別名:しましま、しましま〜)。基本的に、ファミスタシリーズおなじみの三頭身キャラクターをモチーフとした、野球くんの日常などをつづった作品である。
※特記ない限り、「しましま〜」名義。
1996年7月26日発売の『ワールドスタジアムEX』からは、ナムコスターズの選手として度々登場している(一部登場しない作品もある)。データとしては、外野手であることや右投げ右打ちであることを除くと、ほかのナムコスターズの選手と同様に変動が激しい。
2006年サービス開始のオンラインゲーム『プロ野球ファミスタオンラインシリーズ』では、先述の設定を引き継ぎ、俊足強肩好守の選手として登場。2008年以降は初心者へのプレゼントとして配布されている。肩の強さ・守備力以外は平均程度もしくはそれ以下であるが、年ごとに打力が向上している。
1998年に発行された『ナムコ公式ガイドブック ワールドスタジアム2』内で掲載された特集記事『ナムコスターズを彩ったキャラクターたち』の歴代選手名鑑で、選手の元ネタが「出身ゲーム」として紹介されているが、野球くんについては、登場作品名の「スーパーファミスタ2」ないしは「ファミスタシリーズ」ではなく、作者名の「しましま〜」が明記されている。
『ナムコ公式ガイドブック ワールドスタジアムEX』で描きおろしが掲載された際に島本がコメントを寄せており、年に何通かは「オチがよくわかりません」というユーザーからのお便りが届いたことを明かしている。
「野球くん」という名前は、『実況パワフルプロ野球』における「パワプロくん」と同じように、ファミスタシリーズに登場するキャラクターモデルの呼称として使われる場合もある[3]。また、2006年に『プロ野球ファミスタオンライン』の配信開始を告知した際、選手カードに使用されるキャラクターモデルについて「野球くん2006」の名を発表した[4]。
近年ではゲームパッケージイラストのリアルな選手は「ファミスタくん」と名称され、野球くんとは差別化が図られている。
『ファミスタ64』の「君の最強チーム」モードで主人公の名前を決める際、文字を入れずに決定コマンドを入力すると、自動で「野球君」に決定される。
2000年、島本がディレクターを務めたコンピュータRPG『カムライ-神来-』の発売に当たって『ノワーズ』30号で組まれた特集記事の中に、島本が作画を担当した『カムライくん』というパロディ作品が掲載された。
2004年12月に配信開始された携帯電話用アプリ『ファミスタブロック崩し』ではプレイヤーキャラクターとして登場している。
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