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『ワールドスタジアムEX』(WORLD STADIUM EX) はナムコ (後のバンダイナムコエンターテインメント) より発売されたPlayStation用の野球ゲーム。同社の人気シリーズであるファミスタ、ワースタシリーズの流れを汲む作品。ナムコの野球ゲーム初のPlayStationソフトで、数々の新要素が搭載された。
従来のファミスタ、ワースタシリーズではグラフィックが2Dの平面だったのに対し、本作では球場がフルポリゴンで描かれるようになり、ホームランを打った際、リプレイの際に様々なカメラワークが多用されるようになった。また、オープニングにはシリーズ初のムービーが収録されている。
従来のファミスタシリーズでは3頭身のキャラクターだったが、本作からは4頭身のキャラクターになり、従来のファミスタの約6.5倍の滑らかな動きを実現している。
ゲームシステム的にも変更が加えられている。従来のファミスタシリーズでは投球後に方向キーを入れることでボールをリアルタイムに曲げることで変化球にしていたが、本作では投球時に球種を選択するようになった。フォークボールは「落ちる球」ではなく、「急速にスピードが落ちる球」になったため、タイミングさえ合えば打つことも可能になった。ただし、このシステムは続編の「ワールドスタジアム2」以降では採用されずファミスタシリーズのシステムに戻ったため、本作のみのシステムになった。
BGMの選択が可能で「コミカル」にするとオーダインやドラゴンセイバーなど数々のナムコのゲームのBGMが流れる。BGMは全部で100種類以上。
今作より加わった新要素。キャラクターを自分で作成できる。名前やポジションを入力後、ミニゲームによる入団テストが行われ、その成績に応じてキャラクターの性能が決まる。長打テストでは本塁打の数、安打テストでは打率、走塁テストでは走力、守備テストでは捕球率と肩の力が決定される。ピッチャーの場合は長打テストの代わりに投球テストが行われ、動く的に命中させた数に応じて得意な球種が決定される。
ナムコより発売されていたコントローラーをねじって操作するコントローラー「ネジコン」に対応している。打撃時は左右方向の打ち分けはコントローラーのねじり具合で、Iボタンを浅く押すとミートスイング、深く押すとパワースイングとなる。投球時はIボタンを浅く押すとスローボール、深く押すと速球となる。
チーム名、選手名は実名だが、球場はファミスタ・スーパーファミスタシリーズと同様許可を得ていないため架空の名前になっている(ワールドスタジアム4以降は実名化)。
オープン戦でのみ使用可能なゲームオリジナルのチーム。EXでのホーム球場はいずれもシューティングゲーム『ゼビウス』をモチーフにした「ゼビウススタジアム」。なお、裏技で「かせんしき球場」も登場する。
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