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日本のライトノベル、メディアミックス作品 ウィキペディアから
『ゴブリンスレイヤー』(GOBLIN SLAYER!)は、蝸牛くもによる日本のライトノベルおよびそれを原作とするメディアミックス作品。書籍版はGA文庫(SBクリエイティブ)より2016年2月から刊行されており、イラストは神奈月昇。略称は「ゴブスレ」[8]。
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ゴブリンスレイヤー | |
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ジャンル | ダーク・ファンタジー[1] ハイ・ファンタジー |
小説 | |
著者 | 蝸牛くも |
イラスト | 神奈月昇 |
出版社 | SBクリエイティブ |
レーベル | GA文庫 |
刊行期間 | 2016年2月15日 - |
巻数 | 既刊16巻(2022年7月現在) |
小説:ゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワン | |
著者 | 蝸牛くも |
イラスト | 足立慎吾 |
出版社 | SBクリエイティブ |
レーベル | GA文庫 |
刊行期間 | 2018年3月 - |
巻数 | 既刊4巻(2024年9月現在) |
小説:ゴブリンスレイヤー外伝2 鍔鳴の太刀《ダイ・カタナ》 | |
著者 | 蝸牛くも |
イラスト | lack |
出版社 | SBクリエイティブ |
掲載サイト | ガンガンONLINE |
レーベル | GAノベル |
連載期間 | 2018年9月 - 2022年4月 |
巻数 | 全3巻 |
漫画 | |
原作・原案など | 蝸牛くも(原作) 神奈月昇(キャラクター原案) |
作画 | 黒瀬浩介 |
出版社 | スクウェア・エニックス |
掲載誌 | 月刊ビッグガンガン |
レーベル | ビッグガンガンコミックス |
発表号 | 2016年Vol.06 - |
発表期間 | 2016年5月25日[2] - |
巻数 | 既刊15巻(2024年3月現在) |
漫画:ゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワン | |
原作・原案など | 蝸牛くも(原作) 足立慎吾/神奈月昇 (キャラクター原案) |
作画 | 栄田健人 |
出版社 | スクウェア・エニックス |
掲載誌 | ヤングガンガン |
レーベル | ヤングガンガンコミックス |
発表号 | 2017年19号 - |
発表期間 | 2017年9月15日[3] - |
巻数 | 既刊12巻(2024年3月現在) |
漫画:ゴブリンスレイヤー:ブランニュー・デイ | |
原作・原案など | 蝸牛くも(原作) 神奈月昇(キャラクター原案) |
作画 | 池野雅博 |
出版社 | スクウェア・エニックス |
掲載誌 | 月刊ビッグガンガン |
レーベル | ビッグガンガンコミックス |
発表号 | 2018年Vol.06 - 2019年Vol.06 |
発表期間 | 2018年5月25日[4] - 2019年5月25日[5] |
巻数 | 全2巻 |
漫画:ゴブリンスレイヤー外伝2 鍔鳴の太刀《ダイ・カタナ》 | |
原作・原案など | 蝸牛くも(原作) lack(キャラクター原案) |
作画 | 水口鷹志 |
出版社 | スクウェア・エニックス |
掲載サイト | ガンガンONLINE |
発表期間 | 2019年2月14日 - 2019年4月25日 |
漫画:ゴブリンスレイヤー外伝2 鍔鳴の太刀《ダイ・カタナ》 | |
原作・原案など | 蝸牛くも(原作) lack(キャラクター原案) |
作画 | 青木翔吾 |
出版社 | スクウェア・エニックス |
掲載サイト | マンガUP! |
レーベル | ガンガンコミックスUP! |
発表期間 | 2019年8月30日 - |
巻数 | 既刊7巻(2024年3月現在) |
漫画:ゴブリンスレイヤー デイ・イン・ザ・ライフ | |
原作・原案など | 蝸牛くも(原作) 神奈月昇(キャラクター原案) |
作画 | マツセダイチ |
出版社 | スクウェア・エニックス |
掲載誌 | 月刊ビッグガンガン |
レーベル | ビッグガンガンコミックス |
発表号 | 2023年Vol.01 - 2024年Vol.12 |
発表期間 | 2022年12月23日[6] - 2024年11月25日[7] |
巻数 | 既刊2巻(2024年3月現在) |
話数 | 全18話 |
アニメ:ゴブリンスレイヤー(第1期) ゴブリンスレイヤーII(第2期) | |
原作 | 蝸牛くも |
総監督 | 尾崎隆晴(第2期) |
監督 | 尾崎隆晴(第1期) 髙田美里(第2期) |
シリーズ構成 | 倉田英之 |
キャラクターデザイン | 永吉隆志(第1期) 加藤裕美(第2期) |
音楽 | 末廣健一郎 |
アニメーション制作 | WHITE FOX(第1期) ライデンフィルム(第2期) |
製作 | 第1期: ゴブリンスレイヤー製作委員会 第2期: ゴブリンスレイヤー2製作委員会 |
放送局 | AT-Xほか |
放送期間 | 第1期:2018年10月7日 - 12月30日 第2期:2023年10月6日 - 12月22日 |
話数 | 第1期:全12話 第2期:全12話 |
OVA:ゴブリンスレイヤー -GOBLIN'S CROWN- | |
原作 | 蝸牛くも |
監督 | 尾崎隆晴 |
脚本 | 倉田英之 |
キャラクターデザイン | 永吉隆志 |
音楽 | 末廣健一郎 |
アニメーション制作 | WHITE FOX |
製作 | ゴブリンスレイヤー GC 製作委員会 |
発売日 | 2020年7月29日 |
発表期間 | 2020年2月1日 - (劇場上映) |
収録時間 | 60分 |
話数 | 全1話 |
その他 | PG12指定 |
ゲーム:ゴブリンスレイヤー THE ENDLESS REVENGE | |
対応機種 | Android、iOS |
発売元 | SHOWGATE |
稼動時期 | Android: 2019年12月28日 - 2020年12月25日 iOS: 2020年1月1日 - 12月25日 |
ゲーム:ゴブリンスレイヤー エンドレスハンティング | |
ゲームジャンル | RPG |
発売元 | CTW |
稼動時期 | 2022年12月20日 - |
ゲーム:ゴブリンスレイヤー -ANOTHER ADVENTURER- NIGHTMARE FEAST | |
ゲームジャンル | タクティクスRPG |
対応機種 | Nintendo Switch、Steam |
開発元 | アポロソフト、メビウス |
発売元 | ブシロードゲームズ |
発売日 | 2024年2月29日 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ライトノベル・漫画・アニメ・ゲーム |
ポータル | 文学・漫画・アニメ・ゲーム |
もとはWEB作品であるが、一般的なオンライン小説ではなく、いわゆる「やる夫スレ」(やる夫参照)でAA(アスキーアート)と組み合せて公開されていた作品であり[9]、これを一般小説化した作品である。「このライトノベルがすごい!2017」の新作部門で1位[10]。
一般的には下級モンスターとして知られるゴブリンのみを狩る青年・ゴブリンスレイヤーを主人公とした作品である。
初刊の刊行前にコミカライズが決まっており、黒瀬浩介の作画により『月刊ビッグガンガン』(スクウェア・エニックス)にて、2016年6月号から連載中[2]。また、同じWEB発の『まおゆう魔王勇者』に見られるように、登場人物には固有名が登場せず、すべて肩書で描写される。ただし受付嬢などが役職で呼ばれる時を除き、登場人物の名前として扱われることはない。これは作中の登場人物は「テーブルトークRPG」(TRPG)のキャラクターであるから、読者が好きに名前を考えてくれれば良いという考えに基づく[9]。
初刊は発売数日で重版が決まった。『このライトノベルがすごい!2017』の2016年度集計では、新作部門で1位(全体では5位)を獲得した。2023年9月時点でシリーズ累計部数は1000万部を突破している[11]。
2017年2月に、外伝『ゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワン』の刊行とコミカライズが発表された[12]。コミカライズが小説に先行して『ヤングガンガン』2017年19号より連載を開始し[3]、小説1巻は『ガンガンONLINE』内の『ガンガンGA』で連載された。短編集である原作第4巻のコミカライズが『ゴブリンスレイヤー:ブランニュー・デイ』のタイトルで『月刊ビッグガンガン』にて2018年Vo.06から2019年Vol.06まで連載[4][5]。2018年9月27日より、2作目の外伝小説『ゴブリンスレイヤー外伝2 鍔鳴の太刀《ダイ・カタナ》』が『ガンガンGA』で連載されている。さらに『鍔鳴の太刀《ダイ・カタナ》』のコミカライズがマンガUPやガンガンONLINEで連載された。2022年12月には第12巻を原作としたコミカライズが『ゴブリンスレイヤー デイ・イン・ザ・ライフ』のタイトルで『月刊ビッグガンガン』にて2023年Vol.01から2024年Vol.12まで連載[6][7]。
2017年12月にはグループSNEによるテーブルトークRPG化が発表[13](2019年5月15日に発売)、2018年2月18日に幕張メッセで開催されたワンダーフェスティバルにてTVアニメ化が発表された[14]。 このTVアニメは海外でも高く評価され、2020年8月にドイツアニメ雑誌AnimaniAが主催するAnimaniA賞2020のTVシリーズ賞、監督賞を受賞した[15]。
この物語は、最下級モンスターとされるゴブリンのみを狩る冒険者・ゴブリンスレイヤーの活躍を描く作品である。この作品に登場するゴブリンは、一般的なファンタジー作品に登場するものとほぼ同じであるが、世界観に立脚してリアルに描かれる。
ゴブリン1〜2匹であれば力自慢の村人でも倒せるほど弱いが、群れをなして残忍狡猾なやり口で人間の集落や冒険者たちを陥れる存在であり、油断すれば村を滅ぼすことすらある脅威となる。知恵や統率力に秀でたゴブリンロードや、英雄級の戦闘力をもつゴブリンチャンピオンといった強力なリーダー格が統率する群れは、大きな街にとっても脅威になりうる。
特に、ゴブリンは群れの数の多さから冒険者ギルドへの依頼が多いことに反して、依頼者の多くが経済力のない貧村が多いことから報酬は少なく、一般に弱いと認識されるゴブリンを殲滅しても名声は得られない。そのため熟練の冒険者からは見向きされず、新米冒険者が依頼を受けることが多い、という社会問題がある。
しかし、熟練の冒険者でも場合によっては死に至る可能性がある[注 1]危険な依頼にも関わらず、新米の冒険者は知識不足・経験不足から舐めてかかることが多く、結果としてゴブリンたちの餌食となる事例も多い。その際、男性は虐殺され、女性は拉致監禁されて陵辱され、死ぬまでゴブリンたちの繁殖のための苗床と化す。
そのような社会において、決して油断せず、さまざまな技巧や知識を駆使し、ただ淡々とゴブリンのみを狩る存在として、ゴブリンスレイヤーが描かれる。
高名な神々によって作られ、四方世界の盤上に半ば座している神々[143]。四方世界の人々によって信仰され、彼らに啓示を授けたり、力を与える存在である。下記の神々以外にも、知識神、交易神、戦女神などの存在が描写されている。
祈らぬ者(ノンプレイヤーキャラクター[注 17])と呼ばれる存在。祈る者、つまり冒険者(プレイヤーキャラクター、PC)に敵対する存在でもある。
作品のアイディアは、ネット上の雑談において「対ゴブリン剣術があるならゴブリンだけを退治する冒険者がいるのでは?」という疑問から生まれたという[177][9]。ただ、骨子としてはアメリカンコミックの『バットマン』や『グリーンアロー』のような地元で延々と犯罪者を退治している常人のヒーローとしており、それを典型的なファンタジー世界(『指輪物語』やTRPGに用いられる様な世界)へ展開したものである[9]。また、その世界観などには『ソーサリー』『ダンジョンズ&ドラゴンズ』『異界戦記カオスフレア』といったゲームの影響も受けているといい、それら含めてTRPGの要素も大きい。倒した敵の武器を奪ってまた次の敵に向かっていく、「敵は武器庫だ」というような概念は『Halo』の影響を強く受けている[28][177][9]。
2012年10月から「やる夫スレ」にてAA(アスキーアート)との組み合わせで本作の公開を始めたが、友人の勧めを受けて公開中に小説版を執筆することを決めて作業に入り、最終的には小説版の方が先に完成していた[9]。AA版の方は読者の反応をダイレクトに受けて即興で話を作る面もあるため、完成していた小説版をAA版の展開に合わせて改訂したという[9]。この時の小説版は第27回富士見ファンタジア大賞に投稿したが三次選考で落選[178]。その後、今川氏真を主人公とした小説『天下一蹴 氏真無用剣』を第7回GA文庫大賞(後期)に応募したところ最終選考で落選[179](後に書籍化)、その際に過去作である本作がGA文庫編集者の目に止まり、2016年2月の刊行が決まった。さらに出版前にコミカライズ版も決定という異例のこととなり、5月25日発売の『月刊ビッグガンガンVol.06』から掲載が開始されている[177][180]。
初刊の刊行は2月13日だったが、2月19日には早くも重版が決定し、2巻の刊行も決まった[180]。GA文庫の編集部からも「GA文庫新作として異例のヒット」と紹介された[180]。
テレビアニメ第1期は2018年10月から12月までAT-Xほかにて放送された[16]。ナレーションは悠木碧。
2020年2月1日には『ゴブリンスレイヤー -GOBLIN'S CROWN-』(ゴブリンスレイヤー ゴブリンズクラウン)がショウゲートの配給により劇場上映された[18][254][255][256]。PG12指定[256][257]。興行収入は1億500万円[258]。
テレビアニメ第2期『ゴブリンスレイヤーII』は2023年10月から12月まで放送された[259][260]。
第1期[261][16][17] | OVA | 第2期[259] | |
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原作 | 蝸牛くも | ||
キャラクター原案 | 神奈月昇 | ||
総監督 | — | 尾崎隆晴 | |
監督 | 尾崎隆晴 | 髙田美里 | |
シリーズ構成 | 倉田英之 | ||
キャラクターデザイン | 永吉隆志 | 加藤裕美 | |
(ゲスト)モンスター デザイン |
戸田麻衣 | 小澤理彦 | |
プロップデザイン | 岩畑剛一、鈴木典孝 | 服部聰志 | |
デザインワークス | 加藤千恵、コレサワシゲユキ、灯夢 | 渡部岳、中島俊、二川大 | |
美術設定 | 大山裕之、由利聡 | 尾崎隆晴 | SAKO、李書九、高橋大地 |
美術監督 | 甲斐政俊 | ||
色彩設計 | 佐藤美由紀 | 野地弘納 | |
撮影監督 | 峰岸健太郎 | 野澤圭輔 | |
3Dディレクター | 軽部優 | — | |
編集 | 後藤正浩 | 梅津朋美 | |
音響監督 | 明田川仁 | 濱野高年 | |
アフレコ演出 | 濱野高年 | — | |
音楽 | 末廣健一郎 | ||
音楽プロデューサー | 岡田こずえ | ||
— | 小倉充俊 | ||
音楽制作 | アーティスト・マネージメント・オフィス | ||
— | グッドスマイルフィルム | ||
チーフプロデューサー | 山崎史紀、宮崎誠司 | 深尾聡志 | |
プロデューサー | 小倉充俊、礒谷徳知、相田剛 | ||
深尾聡志、秋田規行 菊地洋平、和泉勇一 | 石川義洋、松本一貴 伏見怜子、植木達也 | ||
アニメーション プロデューサー |
吉川綱樹 | 佐々木悠祐 | |
アニメーション制作 | WHITE FOX | ライデンフィルム | |
製作 | ゴブリンスレイヤー 製作委員会[注 20] | ゴブリンスレイヤー GC 製作委員会[注 20] | ゴブリンスレイヤーII 製作委員会[注 20] |
BD第1期第1巻(初回生産限定)の初週推定売上は3,361枚[264]、DVD第1期第1巻(同)の初週推定売上は804枚をそれぞれ記録している[265]。
「アニメ総選挙2018年間大賞」流行語大賞ではゴブリンスレイヤーの「ゴブリンか?」が3位となり[266]、同じくニコニコ動画の2018年秋(10月-12月)のアニメを対象としたアンケートでは『ゾンビランドサガ』『SSSS.GRIDMAN』に次ぐ3位となっている[267]。
アメリカのアニメ評価サイト「Anime Trending」が主催した「第5回 Anime Trending Awards」ではACTION OR ADVENTURE ANIME OF THE YEAR部門で8位、FANTASY OR MAGICAL ANIME OF THE YEAR部門で7位をそれぞれ獲得している[268]。AnimaniA賞 2020ではテレビシリーズ賞と監督賞(尾崎隆晴)を受賞。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 | |||||||||||||||||
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第1期 | ||||||||||||||||||||||||
第一話 | ある冒険者たちの結末 | 倉田英之 | 尾崎隆晴 | 永吉隆志 | 2018年 10月7日 | |||||||||||||||||||
新人冒険者4人のパーティーは洞窟内のゴブリン退治に臨むが、油断と慢心からゴブリンの奇襲を受けて壊滅する。女魔術師は毒の短剣で瀕死となって剣士は斬殺され、女武闘家は強姦される。唯一残った女神官を救った「ゴブリンスレイヤー」と名乗る銀等級の冒険者は女魔術師をためらわず介錯すると、倒したゴブリンから次々に武器を奪って持ち替え、女神官に残された奇跡も活用しながら着実にゴブリンを始末してゆくと、最後に残された子供のゴブリンたちをも容赦なく撲殺する。生還した女神官は冒険者を続け、ゴブリンスレイヤーと行動を共にすることになる。 | ||||||||||||||||||||||||
第二話 | 小鬼を殺す者 | 黒田洋介 | 尾崎隆晴 | 宮原秀二 |
| 永吉隆志 | 10月14日 | |||||||||||||||||
ゴブリンスレイヤーと共に辺境の街の冒険者ギルドへ納品に訪れた牛飼娘は、他の冒険者たちが先を争ってより評価の高い冒険依頼を手にする中、最後に残ったゴブリン退治を引き受けるゴブリンスレイヤー、彼の異様な風体と行動を軽蔑する他の冒険者、そしてゴブリンスレイヤーに付きそう女神官の姿を目にする。北の山砦に棲み着き、先行した冒険者たちを惨殺したゴブリンたちを仕留めるゴブリンスレイヤーの姿に彼のモノローグが重なる──ゴブリンに故郷を滅ぼされ、姉を虐殺された彼がゴブリンへの復讐にのめり込むうち、それが「楽しくなってくる」という──。そんなゴブリンスレイヤーの活躍を美化して伝える吟遊詩人にその所在を尋ねたのは、上の森人の少女・妖精弓手だった。 | ||||||||||||||||||||||||
第三話 | 思いがけない来客 | 倉田英之 | 古賀一臣 |
| 永吉隆志 | 10月21日 | ||||||||||||||||||
妖精弓手・鉱人道士・蜥蜴僧侶の銀等級冒険者3人組が人捜しに辺境の街の冒険者ギルドを訪れるが、「オルクボルグ」やら「かみきり丸」やらと言うばかりで話が通じない末、ようやくゴブリンスレイヤーのことと判明する。その一方、女神官は「辺境最強」の槍使いに同行する魔女から、これからどうするかを決めるよう諭される。妖精弓手らはゴブリンスレイヤーに「森人の領地の遺跡に巣くったゴブリンたちの退治」を依頼し、その奇妙な性格に翻弄されながらも、女神官を加えた5人で旅立つこととなる。 | ||||||||||||||||||||||||
第四話 | 強き者ども | 倉田英之 | 迫井政行 |
| 永吉隆志 | 10月28日 | ||||||||||||||||||
遺跡に進入したゴブリンスレイヤー一行は途中で女森人を救出し、奥底近くへ到達する。鉱人道士の術で大勢のゴブリンたちを眠らせ、女神官の奇跡による無音の中、他の3人が黙々とゴブリンたちを始末してゆく。そしてさらに奥へ進もうとした一行の前に、巨大なオーガが立ちはだかる。その圧倒的な戦闘能力と回復能力により、一行は全滅寸前まで追い詰められるが、ゴブリンスレイヤーは転移の巻物を広げて深海の海底へ繋げ、その海水による高圧水流でオーガの身体を切り刻み、辛勝を得る。 | ||||||||||||||||||||||||
第五話 | 冒険と日常と | 黒田洋介 | 古賀一臣 |
| 永吉隆志 | 11月4日 | ||||||||||||||||||
辺境の街の下水道では、新米剣士と見習聖女が巨大鼠退治に臨んでいたが、大黒蟲の襲撃で巨大鼠に刺さった剣を回収できないまま逃げ帰る羽目になってしまう。他の冒険者に相談した2人は魔女から無くし物を捜す蝋燭を貰い、ゴブリンスレイヤーから代わりに棍棒を持つことを助言され、どうにか剣を回収する。その後、ゴブリンスレイヤーはギルドの受付嬢から圃人斥候の昇級審査の立ち会いを求められる。お宝をくすねていたことを見破られて降格処分を言い渡された圃人斥候は、怒りで受付嬢を襲おうとするもゴブリンスレイヤーに睨まれて捨て台詞を残し、立ち去る。そんなゴブリンスレイヤーのもとに、遠方から特別な様式での依頼書が届けられる。 | ||||||||||||||||||||||||
第六話 | 水の街の小鬼殺し | 黒田洋介 | 高木啓明 |
| 永吉隆志 | 11月11日 | ||||||||||||||||||
辺境の街のギルドでは勇者の話題で盛り上がる中、ゴブリンスレイヤーが他の4人に水の都でのゴブリン退治の依頼を相談する。相談というより二択を迫っているだけのゴブリンスレイヤーに呆れつつ、結局は5人で水の都へ向かうと、依頼主はかつて魔神王を討った「六人の英雄」の1人にして至高神の大司教である剣の乙女だった。地下水路に入った一行は大量のゴブリン、ゴブリンの乗った船団、そしてこれを襲う巨大な沼竜(アリゲイタ)と遭遇する。沼竜に襲われる状況でゴブリンが船を使っているという不自然さから、ゴブリンスレイヤーはゴブリンを誰かが操っていると疑う。 | ||||||||||||||||||||||||
第七話 | 死へ進め | 黒田洋介 | 尾崎隆晴 |
| 永吉隆志 | 11月18日 | ||||||||||||||||||
至高神の神殿の大浴場で休息する女神官は剣の乙女と一緒になるが、その様子から彼女がゴブリンのことを身をもって知っているのではと考える。その後、再び地下水路に入った一行は、ある一室に閉じ込められて毒気攻めに遭う。ゴブリンスレイヤーの機転で危機を脱した一行に、今度はゴブリンチャンピオン率いる大勢のゴブリンが襲いかかる。チャンピオンの凄まじい戦闘力によってゴブリンスレイヤーを圧倒され、一行は瓦解寸前の危機に陥る。辛うじて立ち上がったゴブリンスレイヤーはチャンピオンを絞殺すべく組み付き、さらにその片目をえぐり取る。その鬼気迫る様子にゴブリンたちも恐れを成して逃走するが、ゴブリンスレイヤーは瀕死の危機に陥ってしまう。 | ||||||||||||||||||||||||
第八話 | 囁きと祈りと詠唱 | 倉田英之 | 久保雄介 |
| 永吉隆志 | 11月25日 | ||||||||||||||||||
「先生」と呼ばれる圃人による虐待同然の指導を夢で思い出していたゴブリンスレイヤーは、処女同衾の奇跡「蘇生《リザレクション》」を発動した剣の乙女や女神官により、至高神の神殿の一室で無事に目覚める。剣の乙女は、冒険者として駆け出しのころにゴブリンに強姦された記憶を語る。ゴブリンスレイヤーと女神官は別に地下水路の探索を行っていた3人と合流して装備を修理し、槍使いと魔女に持参させた目の細かい小麦粉を受け取る。地下水路の奥、街を外れたところの一室に陣取って強力な術を用いる正体不明の大目玉を、ゴブリンスレイヤーは小麦粉を利用しての粉塵爆発で葬り去る。 | ||||||||||||||||||||||||
第九話 | 往きて、還りし | 倉田英之 | おざわかずひろ | 路比塚俳優人 |
| 永吉隆志 | 12月2日 | |||||||||||||||||
大目玉が守っていたのは巨大な鏡で、どうやら遠く離れたゴブリンの住処と繋がった転移の鏡であるらしい。大爆発の音を聞きつけたゴブリンチャンピオン率いるゴブリンたちによる襲撃を阻塞(バリケード)を作って食い止めながら、蜥蜴僧侶が怪力で鏡を引きはがして頭上に掲げながら鉱人道士が術で天井を崩落させ、ゴブリンたちを全滅させる。事件解決の報告に剣の乙女のもとを訪れたゴブリンスレイヤーは、彼女による情報操作を指摘して真意を問いただす。ゴブリンに陵辱されて眼を焼かれた過去のトラウマから、毎晩うなされる苦しみを街の皆に分かって欲しかったが分かってもらえなかったという剣の乙女に、ゴブリンスレイヤーはゴブリンが現れたならたとえ夢の中でもそれを殺しに行くと告げて別れる。 | ||||||||||||||||||||||||
第十話 | まどろみの中で | 黒田洋介 | 神谷純 | 宮原秀二 |
| 永吉隆志 | 12月9日 | |||||||||||||||||
水の都から辺境の街へ戻ったゴブリンスレイヤーは一見いつもと変わらない淡々とした生活を送るが、仲間や他の冒険者たちとの交流を通して少しずつ心情に変化が生まれる。勇者が魔神王を討ち倒したという知らせに街は沸き立ち、剣の乙女からはゴブリンの悪夢を見なくなったことへの感謝の手紙が届く。しばらくゴブリン退治の依頼の無い平和な日々が続いていたが、ある朝、牧場の近くに大量のゴブリンの足跡が見つかる。 | ||||||||||||||||||||||||
特別編 | - | 12月16日 | ||||||||||||||||||||||
牛飼娘の目線で第1話から第10話までをまとめた総集編。 | ||||||||||||||||||||||||
第十一話 | 冒険者の饗宴 | 倉田英之 | 川村賢一 |
| 永吉隆志 | 12月23日 | ||||||||||||||||||
ゴブリンロード率いる百匹を超えるゴブリンの軍勢の襲撃を予見し、逃亡を指示するも牛飼娘に牧場に踏みとどまると言われたゴブリンスレイヤーは、ギルドの冒険者たちに牧場の防衛への参加を求める。懸命の依頼にまず槍使いが、続いて普段からの仲間たちと魔女が応える。さらには受付嬢の説得に応えた支部長からも「ゴブリン1匹に金貨1枚」の懸賞金が出て、居合わせた他の冒険者たちも決起する。その夜、ゴブリンの大軍が押し寄せるが、事前にゴブリンスレイヤーが立てた作戦が功を奏し、大勢の冒険者たちは的確に対応して殲滅する。劣勢に焦ったゴブリンロードは上位種に後始末を押しつけて逃走するが、その目の前にゴブリンスレイヤーが立ちはだかる。 | ||||||||||||||||||||||||
第十二話 | ある冒険者の結末 | 倉田英之 | 尾崎隆晴 |
| 永吉隆志 | 12月30日 | ||||||||||||||||||
他の上級冒険者たちによって上位種のゴブリンたちが殲滅されていく一方、ゴブリンスレイヤーとゴブリンロードの決戦が始まる。知力も体力も並みのゴブリンを凌駕するロードの猛攻の前にゴブリンスレイヤーは剣を折られて圧倒され、止めを刺されそうになるが、ロードは女神官による《聖壁(プロテクション)》の二重掛けに挟まれ、押し潰される。拙い言葉で命乞いをして隙を突こうとするロードの喉にゴブリンスレイヤーは折れた剣を突き当て、息の根を止める。冒険者たちがギルドで祝杯を挙げ、ゴブリンスレイヤーやギルドからの報酬を手にする中、自らの本来の願望として「冒険者になりたいんだと思う」と語るゴブリンスレイヤーに、女神官は兜を取ってほしいと願う。それに応えてゴブリンスレイヤーが兜を脱ぐと、周りの冒険者たちは祝杯を放り出して彼の素顔を一目見ようと集まってくる。 | ||||||||||||||||||||||||
第2期 | ||||||||||||||||||||||||
第一話 | ありふれた春の一日 | 倉田英之 | 髙田美里 |
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| 2023年 10月6日 |
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第二話 | 赤毛の少年魔術師 | 髙田美里 | 吉田俊司 |
| 寺尾憲治 | 10月13日 | ||||||||||||||||||
第三話 | 町外れの訓練場 | 坂田純一 | 関野関十 |
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| 10月20日 | ||||||||||||||||||
第四話 | そして冒険へ | 西田正義 | 水本葉月 |
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| 10月27日 | ||||||||||||||||||
第五話 | かみきり丸、南の川へ | 西澤晋 | 佐本三国 |
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| 11月3日 | ||||||||||||||||||
第六話 | エルフ王の森 | 奥村よしあき | 木村佳嗣 |
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| 11月10日 | ||||||||||||||||||
第七話 | ジャングル・クルーズ | 古賀五十六 |
| 古賀五十六 | 11月17日 | |||||||||||||||||||
第八話 | 坂田純一 | 吉田俊司 |
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| 11月24日 | |||||||||||||||||||
第九話 | かつてあった青春 今そこにある灰 | 清水聡 |
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| 12月1日 | ||||||||||||||||||
第十話 | 半田大貴 |
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| 12月8日 | ||||||||||||||||||||
第十一話 | 王女の受難 | 奥村よしあき | 佐本三国 |
| 石山寛 | 12月15日 | ||||||||||||||||||
第十二話 | 祈りよ、天に届いているか | 坂本一也 | 播摩優 |
|
| 12月22日 |
タイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 発売日 |
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ゴブリンスレイヤー -GOBLIN'S CROWN- | 倉田英之 | 尾崎隆晴 | 永吉隆志 | 2020年 7月29日 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
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2018年10月7日 | 日曜 1:30 - 2:00(土曜深夜) | |
日曜 1:30(土曜深夜) 更新 | ||
2018年10月9日 | 火曜 0:00(月曜深夜) 更新 | Netflix |
火曜 12:00 更新 | ||
火曜 更新 |
|
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2018年10月11日 | 木曜 12:00 更新 | ふらっと動画 |
不明 | 不明 | Hulu |
巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | ||
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BD限定版 | BD通常版 | DVD通常版 | |||
第1期[272] | |||||
1 | 2019年2月20日 | 第1話 - 第4話 | BJS-81415 | JDD-81415 | |
2 | 2019年3月20日 | 第5話 - 第8話 | BJS-81416 | JDD-81416 | |
3 | 2019年4月17日 | 第9話 - 第12話 | BJS-81417 | JDD-81417 | |
BOX | 2021年4月28日 | 第1話 - 第12話 | BPBQ-1261 | ||
その他[272] | |||||
OVA | 2020年7月29日 | -GOBLIN'S CROWN- | BJSL-81630 | BJS-81630 | JDD-81630 |
第2期[273] | |||||
1 | 2024年1月31日 | 第1話 - 第4話 | BJS-81823 | JDD-81823 | |
2 | 2024年2月28日 | 第5話 - 第8話 | BJS-81824 | JDD-81824 | |
3 | 2024年3月27日 | 第9話 - 第12話 | BJS-81825 | JDD-81825 |
この節の加筆が望まれています。 |
『Pゴブリンスレイヤー』が藤商事より2023年5月8日に導入開始[280][281]。
『Lゴブリンスレイヤー』が藤商事より2023年4月17日に導入開始[282]。
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