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『コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS』(コードギアス はんぎゃくのルルーシュ ロスト カラーズ)は、2008年3月27日にバンダイナムコゲームス(バンダイレーベル)から発売されたPlayStation 2および、PlayStation Portable用ゲームソフト。
ジャンル | アドベンチャーゲーム |
---|---|
対応機種 |
PlayStation 2 PlayStation Portable |
開発元 |
クラフト&マイスター 製作協力=サンライズ |
発売元 | バンダイナムコゲームス |
人数 | 1人 |
発売日 |
2008年3月27日(PS2) 2009年12月3日(PSP) |
対象年齢 | CERO:B(12才以上対象) |
売上本数 |
PS2:48,054本[1] PSP:50,945本[1] |
テレビアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』を原作としたフルボイスアドベンチャーゲーム。本作品はテレビアニメの主人公「ルルーシュ・ランペルージ」ではなく、ゲームオリジナルの主人公の視点からコードギアスの世界を体験していく。主人公はギアス能力を持った記憶喪失の少年。大きく分けて六つのシナリオが存在し、選択肢次第でさらに細かい分岐シナリオが多数存在する。そのため、数周回に渡ってプレイするのがゲームの基本構成となっている。その他に『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の新キャラクターであるロロ・ランペルージや黎星刻が登場[2]。
本作品は様々なゲーム要素が詰まっているのが特徴である。テレビシリーズを様々な観点から追体験し、登場人物たちの物語を楽しむアドベンチャーゲーム要素。コードギアスに関する各種メディアのパロディが散りばめられたギャグによるコメディー要素。膨大な恋愛描写によりギャルゲー・ボーイズラブゲーム要素などが代表として挙げられる。これらのシナリオ要素はプレイヤーの選択肢によって左右され、好みのプレイスタイルを楽しむことが可能となっている。本作品はサンライズからの監修のもと製作されており、アニメ本編の先取りやIFシナリオ、没シナリオを採用したゲーム内容が多く含まれている。これらの膨大なテキスト全てにボイスが付与されているのも本作品の特徴である。
PS2版はゲーム内の台詞を用いてオリジナルのイベントシーンを作れるシアターモードと、ボーナスシナリオ「ブルームーン編」を収録。このシナリオは各キャラクターに対して「主人公のことを好きにさせる」ギアスを使用することで、登場人物とのコミュニケーションを楽しむ恋愛アドベンチャーゲームとなっている。
PSP版はボーナスシナリオ「日本解放戦線編」を収録しており、基本シナリオとは異なった展開となる。また、PSP版にのみ登場するキャラクターも存在する。
初回特典としてPC用アクセサリー「PCデスクトップ時計」と「名セリフ集」を収録した特典CD「リフレインディスクII」が付属。絵柄はルルーシュ・スザク・カレンの三種類からランダムに封入される。
PSP限定版には総集編である「SPECIAL EDITION BLACK REBELLION」のUMDビデオ版を同梱(ただし、一部内容がDVD版とは異なる)。
このゲームの基本的なゲームモード。主人公は毎日の日々をアッシュフォード学園とその周辺で過ごしていくことになる。キャラクターの居場所が表示され、その中から好きな場所を選ぶ。選んだキャラクターとは個別の会話、イベントが繰り広げられる。物語を進めるなかで、それまでに重ねたキャラクターとの接し方が物語を大きく変化させ、さらに最も親密となったキャラクターとの個別エンディングを迎えることがある。
物語の各所で発生する人型機動兵器「ナイトメアフレーム」によるバトルゲームモード。複数の選択肢のなかから正しい選択を選ぶゲーム。正しい選択を選べば、戦闘で勝利することができるが、間違った選択を選んだ場合には敗北してしまい、最悪の場合にはゲームオーバーとなる。
5つまでセーブデータを残すことができる。セーブ方式は各所で自動的にセーブしてくれるオートセーブモードと、自身がセーブするかどうかを選ぶマニュアルモードの2種類。
PS2版限定シナリオ「ブルームーン編」限定システム。このモードは恋愛アドベンチャーゲームとなっており、登場人物たちとのコミュニケーションを交えながら、相手の好感度を上昇させていくのが目的。最終的に最も親密となった人物とのエンディングを迎え恋仲となる。また、ギアス能力を用いることで強制的に相手を好きにさせることもできる。なお、主人公は男性だが、相手が男性の場合でも進め方次第で恋仲になることができる。
PS2版にのみ存在するシステム。ゲーム中に視聴した台詞とCGを用いてオリジナルの会話イベントを作成し鑑賞することができる。一度ゲーム内において確認したものでないと使用することはできない。
かつて日本と呼ばれた地「エリア11」。世界最大の大国「神聖ブリタニア帝国」との戦争に敗退した日本は、その権利と名前を奪われ「エリア11」と呼ばれるようになった。そして、日本人はイレヴンと呼ばれるようになった。
ブリタニア軍による植民地政策は人々に不満を募らせ、それはテロによる反抗という形で発露していた。日本最大の反抗勢力「黒の騎士団」とブリタニア軍の戦いは、次第にその戦火を広げていく。イレヴンの住む「ゲットー」とブリタニア軍が管轄する「租界」。二つの地を中心に、全土を舞台とした動乱が巻き起こる。
テレビシリーズ第8話直後を舞台とした世界。ある日、記憶を失った主人公は租界にあるブリタニア人の通う学園「アッシュフォード学園」に紛れ込む。そこで生徒会メンバーに保護された彼は、記憶を取り戻すまでの間、アッシュフォード学園での生活を送ることになるのだった。
アッシュフォード学園、黒の騎士団、ブリタニア軍、謎の少女C.C.。様々な組織や人との出会いと経験が主人公の失われた記憶を取り戻すことができるか。テレビシリーズのシナリオに準拠した内容となっており、アニメの追体験要素が一番強いシナリオ。
失われた記憶の手掛かりを求めて、カレンと共に租界を探索する主人公。そのなかで、ブリタニア帝国との戦争によって荒廃したゲットーを目の当たりにしてしまう。理不尽なブリタニアの侵略に怒りを露わにするカレンに共感した主人公はナイトメアフレームの操縦技術を買われ、カレンの誘いにより黒の騎士団へと入隊する決意を決める。紅月カレンを中心に、黒の騎士団に関わる人々との物語が描かれる。ちなみに2周目以降は、ある選択肢を選ぶことで慰安旅行編に進めるが、最後は必ずゲームオーバーになってしまう。
自身の記憶の手がかりを求めてトウキョウ租界、シンジュクゲットーを探査する主人公。しかし、彼の記憶の手掛かりは一向に掴めない。そんな彼に自分の姿を重ねたスザクは、失った記憶を特派で調べることを提案する。自らの正体を見つけるため特派の誘いにより、ブリタニア軍へ入隊することになる。枢木スザクを中心に、ブリタニア軍に関わる人々との物語が描かれる。また、周回数を重ねるに連れて親衛隊編や純血派編にも進めるようになる。
アッシュフォード学園における学園生活を中心に描かれたシナリオ。学園を中心に、様々な人物との日常生活を過ごしていくことになる。戦闘パートが無いため、ゲームオーバーになることはない。2周目以降は、イベントが追加される。
PSP版限定ボーナスシナリオで、黒の騎士団編から分岐する。黒の騎士団から離反した主人公を描くシナリオ。日本解放戦線と共闘し、ブリタニア帝国と黒の騎士団を交えた、三つ巴の激戦が描かれる。四聖剣を中心に、日本解放戦線に関わる人々との物語が描かれる。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
PS2版限定ボーナスシナリオで、アッシュフォード学園編から分岐する。学園生活において、恋をしたいと考える主人公。そんな時、ミレイからアッシュフォード学園に伝わる伝説の日「ブルームーン」のことを知る。この日、礼拝堂で愛を誓ったカップルは永遠に結ばれるというのだ。果たして主人公は、ブルームーンの日までに恋の相手を見つけ出し、無事結ばれることができるのか?アッシュフォード学園編とは違い、複数の人物にギアスをかけると一定の確率でゲームオーバーになる。
他、DS用ゲーム『コードギアス 反逆のルルーシュ』オリジナルキャラクターであるキャスタール・ルィ・ブリタニアとパラックス・ルィ・ブリタニアも一瞬だけ情報という形で登場する。
ゲームにのみ登場の、主人公の搭乗する機動兵器について記載。その他についてはコードギアスシリーズの機動兵器一覧を参照。
ギアス能力を与える謎の男(姿と声はV.V.と同じ)に与えられた、音声によって発動する「絶対遵守の力」。
過去に主人公はギアスを使いすぎて暴走させ、妹と母を始め自国の民たちの命を失ってしまい、自身も能力の負担が生死に関わるほどになっていた。死ぬことを望んだが、謎の男に契約を果たせと言われて神根島と同系の遺跡で眠りに就き、その際自分自身にギアスをかけ、記憶を封印した。
ユーフェミアが宣言した行政特区日本に訪れた際に、ルルーシュのギアスは暴走。日本人虐殺を命じられたユーフェミアを止めようと彼女を説得したものの、彼女に銃で撃たれて負傷、その前に黒の騎士団に会場の状況が知られないように放送を遮断させる。シナリオによって前後の経緯は異なるが、主人公は操られたユーフェミアに対してギアスを使用。命令を上書きすることに成功する。シナリオによっては、ユーフェミアだけではなく会場の2万人以上にも命じた果て、主人公のギアスは消滅することになる。
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