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グッドスマイルカンパニー

日本の東京都千代田区にあるフィギュア・玩具会社 ウィキペディアから

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株式会社グッドスマイルカンパニー: Good Smile Company, Inc.、略称: GSC)は、日本のフィギュア玩具会社。愛称は「グッスマ」。

概要 種類, 略称 ...
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概要

バンプレスト(現・BANDAI SPIRITS)で、子会社芸能事務所ミューラスの担当者だった安藝貴範が、2001年のミューラス解散時に一部の所属タレントの受け皿として創業。当初はイベント運営会社・タレント事務所だった。資本金は仕事で付き合いのあったマックスファクトリー代表のMAX渡辺から借り、芸能関係の仕事も少ないためマックスファクトリーとの提携で食玩の企画・開発、釣具店・フィールドショップ「釣侍」の運営も行っていた(現在は資本関係は離れている)[1]。看板タレントが脱退したことを機にホビー事業を事業の中核に据え、現在は玩具・フィギュアの企画・制作・製造・販売の他、アクセサリー・雑貨の企画・制作・製造・販売、玩具・フィギュア・雑貨・アクセサリーの販売請負なども行っている。なお、タカラトミーの関連商品なども手掛けている。

フィギュアは自社製品以外に代理店業務として、マックスファクトリー、アルターFREEing海洋堂リボルテックSFOのみ)など各社の商品を扱っている。特にマックスファクトリーとは長らく補佐業務や販売請負を行ってきたことから関係は深く、ワンダーフェスティバルをはじめとする各種展示会・イベントにはマックスファクトリーと共同で出展しており、本社も2012年6月までは千葉県松戸市内に、同年7月からは東京スカイツリーイーストタワーの同一フロアに、2016年1月からは東京都千代田区の同一ビル内に置いている。

自社製品の開発や案内状況などを女性社員の目からアピールする形の「カホタンブログ(旧ミカタンブログ)」「あさのんブログ(現在は終了)」といった広報ブログを展開、関係するメーカーにも積極的にブログを保有させ、情報の広範囲にわたる発信を促してきた。「ユーザーと足並みを揃えた形」の経営方針は、MAX渡辺の「業界随一のホビー好き」が社内に浸透した所以とも言われている。

工業製品であるが、自動化が難しいフィギュアの品質を均一にするため安川電機とフィギュア塗装用ロボットを共同開発している。鳥取県倉吉市の楽月工場は月1万2,000体の製造能力を有しているが、売上の半分以上を占める海外向けの旺盛な需要に応えるため同市内に3倍の生産能力を有する第二工場を2025年より稼働させる計画である[2]

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沿革

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4chanへの出資

グッドスマイルカンパニーは、ジャーナリストのJustin Lingが入手した契約書によると4chanの株を30%保有していた[6][16]。2015年の4chan買収取引では、西村博之個人から80万ドル(約1億円)、西村が所有する企業から480万ドル(約6億4000万円)、グッドスマイルカンパニーから240万ドル(約3億2000万円)に及ぶ資金が4chanの買収に投じられた[17]。グッドスマイルカンパニーがテロの温床となっている4chanを過去7年間240万ドル(約3億円)の投資で支え続けていたことが発覚している[6][16]。これらの情報は2023年、2022年5月14日のバッファロー銃乱射事件での4chanの影響と責任を追及するNY州司法局の収集した資料を情報公開法によって入手された[6][16]

また、2022年には米国のテックカルチャー・メディア『WIRED』が西村、グッドスマイルカンパニー、ドワンゴが関連する機密保持契約の詳細が記された文書を入手している[18]。4chanは米国での陰謀論テロリズム、大量殺人事件の発信源とされており、2021年1月6日に発生した2021年アメリカ合衆国議会議事堂襲撃事件もきっかけは4chanとされている[6][16]

2023年4月10日、グッドスマイルカンパニーは声明で「当社は、4chanとパートナーシップ関係になく、4chanの経営、管理に影響力を有したこともない」と説明し、2022年6月までには限定的に関係を結んでいたがすでに解消し、それ以降4chanとの関係は一切有していないと関係性を否定[19]。これらの報道について「他にも当社に関わる事実と異なる記載が複数記載されている。しかしながら、第三者との契約に基づく秘密保持義務により、個別の指摘は控える」とした[19]

同年、バッファローの銃乱射事件の遺族はその原因をつくったとして、メタアマゾンアルファベットRedditSnapchat、そして4chanとその出資会社グッドスマイルカンパニー、また銃器会社3社と犯人の両親に対して訴訟を起こした[20]

グッスマ星人とぐま子

同社のイメージマスコットとして展開されるキャラクター。本来はグッスマ星人の方が公式のマスコットである。

ぐま子は2008年4月1日に公式ブログでエイプリルフールのジョークネタとして公開された「ぐっすまうどん」のマスコットキャラであり、グッスマ星人を女の子に着せたようなデザインをしている。ただし、うどん屋のマスコットという事もあって頭部から延びるツインテール(グッスマ星人の手がモチーフ)は実はうどんである。ぐま子は本来、エイプリルフールネタであったため4月1日限定仕様のはずであったが、社内外から好評を博し、結果的にそのままもう一つのマスコットキャラとして定着している。

なお、グッスマ星人フィギュアはグッドスマイルカンパニーの「名刺」としても用いられている(フィギュアメーカーとしてのアピール。ミカタンが主に用いるため「ミカタン名刺」とも呼ばれている)。

主な商品

タレントマネジメント部門「WHOOPEE」

俳優・タレント・声優の育成やマネジメント、プロモーションを行なう部門として設立。2012年5月16日をもって閉鎖[21]

過去の所属タレント

作品一覧

要約
視点

[22]

アニメ

グッドスマイルカンパニー

さらに見る 年, タイトル ...

グッドスマイルフィルム

さらに見る 年, タイトル ...

ゲーム

2016年
  • グランドサマナーズ(配信・プロデュース)
2019年
2020年
2021年
2025年
  • KANADE
2026年
時期未定
  • ストリームヒーロー!(配信・プロデュース)


その他

2016年
2017年
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モータースポーツ

ラリージャパン
2007年にラリージャパンに参戦したStreetLifeのメインスポンサーとなり、吉井崇博の運転するマシンにグッドスマイルカンパニーのロゴやイメージカラーなどをモチーフにしたカラーリングが施された。
SUPER GT
2008年より初音ミクのイラストをボディにあしらった痛車仕様のGT300マシンで参戦したStudie GLAD Racingのメインスポンサーとなり、2010年からは子会社のグッドスマイルレーシングがチームオーナーとなってこれを継承したチームで参戦している。また、2013年のJAFグランプリで行われた「レジェンドカップ」においては冠スポンサーとなり、2014年シリーズの第2戦からはシリーズスポンサーとなっている[23]
小林可夢偉
2010年8月27日F1ドライバーの小林可夢偉と個人スポンサー契約を発表した。当初の契約は同年の最終戦アブダビGPまでであったが[24][25]、翌2011年もシリーズ最終戦まで契約を延長した[26]2010年の契約では小林のレーシングスーツに会社のロゴが記載されたが、2011年からはヘルメットに会社ロゴが記載される。
フォーミュラ・ニッポン/安田裕信
近藤真彦が代表・監督を務めるKONDO Racingと、フォーミュラ・ニッポンでの2012年シーズンのスポンサー契約を締結、マシンにロゴが記載される。同時にドライバーの安田裕信ともパーソナルスポンサー契約を行い、フォーミュラ・ニッポンやSUPER GT GT500クラスでのスポンサーとなる[27]
レッドブル・エアレース千葉
2015年5月16日、17日に初開催される同大会の開催に参画し、社長の安藝がエグゼクティブプロデューサーを務める[28]。また上位3名に贈られるトロフィーのデザインも担当した[29]
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関連・関係企業

関連会社

提携・関係会社

  • 株式会社マックスファクトリー
    • 株式会社マックスグッドスマイルホールディングス[33]
  • 株式会社ファット・カンパニー
  • 株式会社ネイティブ
  • 株式会社Gift
  • 株式会社TRIKT
  • 株式会社MAGES.
  • 株式会社MEM
  • 株式会社ハイチューブ

関連人物

役員

2024年9月現在[34]

代表取締役
取締役
  • 大沢淳子(専務)
  • 秋山拓郎(常務)
  • 上村貴夫
  • 宇佐義大
  • 酒井雅人
  • 与謝野学(業務執行)
  • 田中宏明(業務執行)
  • 佐藤允紀(業務執行)
執行役員
  • 清水憲忠

その他

出典

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外部リンク

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