『アークザラッドIII』(Arc The Lad III)は、アーク・エンタテインメント(Arc Entertainment)&ダイナマイト制作のシミュレーションRPG。PlayStation専用ソフトとして、ソニー・コンピュータエンタテインメントから1999年10月28日に発売された。アークザラッドシリーズの第3作目となる。略称はアーク3。
本来、アークザラッドシリーズは『II』で完結する予定であったが、人気の高さから急遽製作された経緯を持つ作品。前作までの登場人物も戦闘のパーティキャラやイベントキャラとして一部を除き登場するが、メインのキャラクターは一新されている。音楽はこれまでのシリーズ作品と同様、T-SQUAREの安藤まさひろが担当。
前作のギルドシステムをよりゲームシステムに沿う形で改善し、ギルド仕事によってストーリーが進行する。またステータスのパラメータ管理や、アイテムのソート、管理システムなどが前作までより大幅に改善されており、よりプレイヤーに理解しやすい形式となった。
過去のシリーズ作品と異なり、主人公達に最初から使命が課せられていたり重い過去を背負っているわけではなく、主人公達自身が世界を旅し成長していく事で大きな運命に挑んでいくストーリー展開が描かれる。世界観も前作までのような巨悪によって滅亡の危機に瀕していると言うような深刻なものではなく、一度崩壊して復興中の世界が舞台であり、前二作よりも明るい作風となっている。
Android/iOS用アプリ『アークザラッド R』も『II』の続編だが、ある理由により『II』から分岐したパラレルワールドが舞台であり、本作以降とは世界観や設定、ストーリー展開が全く異なっている。
3年前に起きた「大災害」であらゆるものが失われた世界。大災害を生き伸びた人々は世界の復興に懸命になっていた。
物語の主人公・アレクもどこかの街で大災害に巻き込まれ危機に瀕していたところを、偶然通りかかったハンターに助けられ、そのハンターのはからいで彼はエテル島のサシャ村に受け入れられることとなった。
それ以来、大災害以前の記憶は失ったがハンターに助けられたことだけは決して忘れなかったアレクは、成長するにつれてハンターという職業に強い憧れを持つようになっていった。
そんなある日、サシャ村が強盗団に襲われ危機に瀕してしまう。
村が好き放題にされているのに自分達の力ではどうしようもできず、悔しがるアレクと彼の幼馴染のルッツを見かねた村長は、ギルドへ行きハンターに強盗の撃退を依頼してくるよう指示した。
ルッツの姉が強盗達の気を引いている隙に、依頼金を手に彼らはギルドのある街・イティオへ急いだ―
- コンバート
- 前作と同様、『アークザラッドII』のセーブデータをコンバートすることができる。ただし、対象となるのは前作の最終セーブポイントのデータのみ。コンバートを行った場合、前作からの登場キャラクターのステータスが強化されるほか、レアアイテムが手に入りやすくなるといったメリットが発生する。前作データのレベルが50以上の場合、今作でLVを含めた全てのステータスが10加算され、前作データがレベル100以上で20加算となっている。
- ギルド仕事
- 本作では、前作のギルド仕事がメインストーリーに組み込まれており、ストーリーを進行する上で最低限のギルド仕事をこなす必要がある。序盤でハンターの試験に合格した後、各地のギルドで依頼を受けることができる。内容はお使い程度からバトルが発生するものまで様々。ミニゲームのような内容もある。
- 仕事に成功すれば報酬やギルドポイントがもらえる。場合によっては失敗したり、小成功[1]になる場合もある。いくつかの依頼を消化すると、シナリオの進行に関わる重要な依頼が発生する。依頼は複数同時に引き受けることも可能だが、シナリオの進行に関わるような依頼を引き受けた場合、他の依頼を強制的に放棄させられることもある。
- 合成
- 各地にある「アイテム協会」「ウエポン協会」で行えるシステム。アイテムを合成し、新しいアイテムを作り出すことができる。一度に最大6つまで材料として選択できる。新規で合成の組み合わせを発見した場合はリストに登録され、次回からはリストから直接合成できるようになる。
- 闇雲に合成しても失敗してしまうため、ゲーム中で得られる情報などを頼りに計画的に合成していくことが必要。
- ちょこと遊ぼっ!
- 各地の召喚の壷を調べることで遊べるミニゲーム。様々なミニゲームを行い、ちょこを育成することができる。十分に育てたらアイテムを探しに行かせることができるが、一度探索を終えると育てた能力値が全て0に戻ってしまう。見つけてくるアイテムはちょこの能力によって変わり、特に意味の無いガラクタの場合もあるが、本編ではなかなか手に入らないレアアイテムも多い。前作で覚醒させている状態のデータをコンバートするとタイトル画面でちょこが覚醒する演出が入り、アイテム探しも覚醒した状態で行う。
- PocketStationにもダウンロードが可能で、その場合のみアイテム発見率を成長させられるミニゲームが遊べる。
- 二周目
- エンディング後、「THE END」と表示された画面でスタートボタンを押し、タイトル画面に戻った所でニューゲームを選択するとクリア時の能力とギルドポイントを引き継いでプレイ出来る。しかし、キャラに装備させていた物以外のアイテムは失われ、既に開けた宝箱については最初から空になっているため、アイテムの入手に弊害が生じる。また、マーシアがイベントで習得する特殊能力「ギガ・プラズマ」を二つ覚えてしまう。
- best版では、宝箱は再配置され中身もあるが「強力火薬」が所持アイテム欄に表示されないなど完全に改善はされていない[2]。ギガ・プラズマに関しては改善されている。
パーティーキャラ
- アレク
- 声 - 岩永哲哉
- 誕生日:5月14日[3] 年齢:14歳 身長:165cm 体重:54kg 血液型:A型 出身地:ロマリア 瞳の色:ダークブラウン
- 主人公。「大災害」の折、ハンターに助けられたことにより、憧れを抱き、自らもハンターの道を歩む。正義感が強く優しい性格の少年。ハンターとしての志は誰よりも強く、人を助ける為ならどんな小さな依頼にも積極的に取り組む。それ故に非常識な依頼人に振り回されることもしばしば。
- 実は大災害以前はロマリアの首都に住んでおり、空中城の爆発による火災で命を落としかけた所をハンターに救われ、サシャ村に送られた。大災害以前の記憶は殆どなく、自分の出身地はおろかロマリアという国名すら覚えていない。
- ほぼ全ての武具が装備可能で、剣は彼しか装備できない。基本能力は全体的に高く、加えて修得する回復・攻撃魔法のバランスがいい。
- 特殊能力(キュア、フォースリング サイレント リザレクション、インパルスボム、ディバイト、クリスタルダスト、ブレインブラスト)
- ルッツ・カネック
- 声 - 上田祐司
- 誕生日:11月28日 年齢:14歳 身長:170cm 体重:53kg 血液型:B型 出身地:エテル島・サシャ村 瞳の色:モスグリーン
- アレクの幼馴染。アイテムが大好きであり、世界中のアイテムが見られるという理由でアレクに同行する。せっかちでお調子者な性格のため、彼の行動が仲間を危険に招くことが多いが、彼の機転で物語が進むこともある。
- 武器は投げナイフ。素早さが高く、「盗む」で敵のアイテムを奪取できたり、「フェイタルダガー」で敵のHPを激減させることが出来る。
- 特殊能力(ナイフレイン、盗む、リフレッシュ、フェイタルダガー、マジックシールド、イクサイトメント、サイレント)
- テオ・ミル・ラケル
- 声 - 渕崎ゆり子
- 誕生日:6月11日 年齢:10歳 身長:130cm 体重:27kg 血液型:O型 出身地:フォレスタモール 瞳の色:ダークブラウン
- モンスターをカード化できる「カーディスト」を目指す少年。優秀なカーディストであった母への憧れから、物語序盤にアレク達の協力で自らもカーディストになる。謎の集団に連行された母を探す為にもアレク達に同行を申し出、養親である局長からも「連れて行って欲しい」と頼まれるが、アレクは「連れて行く」のではなく「一緒に旅をしたい仲間」だと返し、テオを仲間に加えた。素直で人なつっこい性格。年の割にはしっかり者で、ルッツとシェリルのケンカの仲裁役である。普段は槍を布に包んで持ち歩いている。
- 武器は槍。HPや防御は低いが、「カーディッシュ」で敵をカード化し「アタッカード」により強力な全体攻撃ができる。
- 特殊能力(カーディッシュ、ガードフィールド、ロブマインド、クロスジャベリン、ディバイド)
- シェリル・レッド
- 声 - 西村ちなみ
- 誕生日:11月12日 年齢:14歳 身長:157cm 体重:40kg 血液型:B型 出身地:北スラート・ギスレム 瞳の色:レッドブラウン
- 北スラートで最初に出会う少女。唯一の肉親である父親を「大災害」で失ってから、荒廃したギスレムで一人で生きてきた。それ故に心はすっかり閉ざされ、銃のみを信じて生きてきたが、アレクと出会ってから徐々に心を開いていく。何度かアレク達と会った後、ある依頼にてウェポン協会の代表として一時的にアレク達と同行。当初は依頼が終わったら別れるつもりだったが、水の珠の事件を経てアレク達を「始めての仲間」と認識し、以降も旅に加わる(アレクは最初からそのつもりだった)。男勝りな性格で、スラム育ちで、自立心の強い性格ゆえ他人の我儘に対しては手厳しく、ルッツやヴェルハルトに対しても容赦無い。
- 銃により遠距離・広範囲に攻撃できる。また回復魔法や補助魔法も少し使える。
- 特殊能力(ナパームエッジ、ダブルイリュージョン、キュア、リフレッシュ、ナイトレイド、ダークアウト、ロブマインド)
- マーシア・アクイ・クォーツ
- 声 - 池澤春菜
- 誕生日:9月10日 年齢:16歳 身長:160cm 体重:48kg 血液型:AB型 出身地:ジハータ・ペイサス 瞳の色:ダークブラウン
- ルーサの魔術学院一の魔導師。幼馴染のティクバを止めるためにアレクらと同行し、彼を利用したアカデミーを壊滅させるべく共に旅に出る。知的で落ち着いた性格だがやや世間知らず。
- 武器は杖。初期レベルは低くHPは低め。しかしレベルが上がることで魔力が上昇すると、広範囲の敵に対して強力な戦力となる。
- 特殊能力(ヒートシェル、ウォータースクランブル、ランドアクス、エアブラスト、ライトアロー、ダークエクストリーム、リザレクション、ギガ・プラズマ)
- ヴェルハルト・バラッグ
- 声 - 三木眞一郎
- 誕生日:1月9日 年齢:17歳 身長:175cm 体重:63kg 血液型:AB型 出身地:パルテ 瞳の色:ブルー
- パルテ随一の剣の技術を持つ剣豪。強さに執着し、ストイックに力を求め続ける。唯一の肉親であるリシャルトをアカデミーに拉致された事で彼らに従わざるを得なくなり、ある事件を起こす。その後、リシャルトが殺害されたことで、自分の求める力の意義に疑問を感じ始め、仇を討つ為にもアレク達に同行する。無口で無愛想だが、兄のことに関してだけは感情を露にする家族思いの性格。一方でサブイベントのギルド仕事ではマーシアに気があるような素振りを何度も見せたり、天然ボケのような発言をしたりと茶目っ気のある姿も度々描かれる。
- 武器は大剣。HP・攻撃力共に高く接近戦を得意とする。また「Ω・BUSTER」はHPの調節を上手く行えば一撃必殺の威力を叩き出す事が出来る。
- 特殊能力(Ω・BUSTER、Ω・BREAKER、Ω・BURST、MU・SO・U)
- アンリエッタ・ロシュフォール
- 声 - 松井菜桜子
- 誕生日:8月18日 年齢:15歳(作中誕生日を迎えている) 身長:155cm 体重:不明 血液型:O型 出身地:パルテ
- 高名なロシュフォール財閥の令嬢。良く言えば自由奔放、悪く言えば勝手気ままな性格で、いつも周囲を困らせている。しかしそれはいつも多忙で自分に構ってくれない父親に対する寂しさの表れでもある。ある依頼でアレクがロシュフォール家を訪れて以来、アレクに興味を持ち、様々な依頼を出して彼を度々屋敷に呼んだり、別の依頼でアレクと関わったりする。そのうちに彼に好意を抱くが、同時に恵まれながらも満たされない自分の境遇を疎むようになる。
- 話の展開によっては終盤に仲間になる。その為、エンディングのムービーは彼女がいる場合といない場合の二種類が用意されている(仲間にしなかった場合でもエピローグには登場する)。但し、仲間にした場合は当該イベントの仕事が失敗扱いになる為、一周目ではレジェンドハンターになれなくなる。続編の『機神復活』ではアレクの仲間になっていたと語られる。
- 初期レベルは1だが、能力はバランス良く、状態異常を引き起こす特殊能力が得意。攻撃方法は「ゴージャスな指輪」を付けて行うビンタだが、キックも繰り出す。
- 特殊能力(ルビーレーザー、ダイヤモンドシャワー、プラチナプレッシャー、ジュエリーボックス)
前作からの登場人物
- トッシュ・ヴァイア・モンジ
- 声 - 檜山修之
- 誕生日:8月12日 年齢:31歳 身長:181cm 体重:64kg 血液型:O型 瞳の色:ブラウン
- 南スラートのテスタを仕切る「トッシュ組」の親分。前作の戦いの後、宛てもなく旅をしていたが、たまたまテスタでならず者が街の水資源の生命線である「水の珠」を奪おうとしている現場に遭遇し、これを斬り伏せた。その強さにほれ込んだ住人達の必死の頼みを受け、第二の故郷と定めてテスタを守っている。テスタの住民からは非常に信頼されており、アカデミー関係者からは実質的な水の球の所有者と考えられていたようで、謝礼と引き換えに水の球を譲るように要求されるが、激昂して追い返している。アカデミーに奪われた水の珠を取り返すイベントと特定のギルド仕事でパーティに加わる。武器は前々作および前作と同様、義父モンジより譲り受けた刀「紅蓮」。
- 初代『アークザラッド』から引き続き使える機会がある唯一のキャラである。
- 特殊能力(桜花雷爆斬、真空斬、紋次斬り、呪縛剣)
- シュウ
- 声 - 池田秀一
- 誕生日:2月16日 年齢:28歳 身長:178cm 体重:62kg 血液型:AB型 瞳の色:ライトブルー
- 属性:風
- トッシュの盟友。アカデミーに雇われたハンターくずれのふりをしてアカデミーの内部事情を探っていた「ハンターを超えたハンター」。トッシュと入れ違いでパーティに加わり、ボス撃破まで使用可能。他にも特定のギルド仕事で一時的に加入する。武器は前作のラストダンジョンで購入可能だった銃「ディメンションガン」をシュウ自身が改良したもの。
- 特殊能力(盗む、マジックシールド、テンダリーショック、エアブラスト)
- エルクコワラピュール(エルク)
- 声 - 折笠愛
- 誕生日:4月11日 年齢:18歳 身長:170cm 体重:59kg 血液型:B型 瞳の色:ディープパープル
- 属性:火
- 『アークザラッドII』の主人公。シュウと同じく「ハンターを超えたハンター」であり、シュウからの報告を受け単独でアカデミーの動きを探っていた。アカデミー本部にアレク一行とは別のルートで侵入し、フィアークリムゾンの爆発からアレク達を救う。大災害時に起こった出来事をアレク達に教え、空中城浮上後はアレク達に闇黒の支配者の封印方法を探す為の助言を行い、自身はヒエンの修理を行う。最終ダンジョンでパーティに加わるが、ラスボス戦では使用不可。
- 精霊達が大災害後に眠りについた事でほぼ失われた精霊魔法を行使出来る、数少ない一人。特に炎の民特有の凄まじい炎の力は、今作でも健在。武器は前作のラストダンジョンで購入可能だった剣「ウエポン」が火の精霊の加護を受けた「フレイムウエポン」。
- 特殊能力(ファイヤーストーム、ストライクパワー、エクスプロージョン、マジックシールド)
※以下の人物はちょこを除いて重要なイベントには関わるが、パーティには参加しない。
- シャンテ・ドゥ・ウ・オム
- 誕生日:3月14日、年齢:26歳、身長:170cm、体重:50kg、血液型:B型、出身地:アルディア
- イティオの町で酒場「アルフレッド」を経営している。自身の店でも歌声を披露しており、本作では彼女の歌の一部分のみを聴く事が出来る。
- ポコ・ア・メルヴィル
- 誕生日:2月22日、年齢:19歳、身長:156cm、体重:79kg、血液型:B型、出身地:スメリア
- 大災害で傷ついた人々の心を音楽で癒すため、音楽家として世界各地を旅している。あるギルド仕事では、主題歌「WAY TO THE EARTH」の作中世界における作詞・作曲者である事が示唆されている。
- リーザ・フローラ・メルノ
- 誕生日:9月8日、年齢:17歳、身長:156cm、体重:42kg、血液型:O型、出身地:フォーレス
- フォレスタモールにて牧場を開きモンスター達と穏やかに暮らしている。「アタッカード」を使う事も出来る。モンスターたちは躾が行き届いており、交流のあるベロニカの村民たちにもすっかり馴染んでいる。
- モンスターと心を通わせる能力をアカデミーからは目を付けられていた様で、強制連行されそうになったことがあるが、パンディットが追い払ったため難を逃れている。
- 本作の時点では、エルクとの関係は前作から特に進展はない模様。
- パンディット
- フォレスタモールの牧場でリーザと共に暮らしているキラードッグのモンスター。
- アカデミー関係者がリーザを強制連行した際には追い払い、町との間にある吊り橋に陣取って訪れる人間達を問答無用で追い返す様になるが、アレク達によって静められる。
- 一度はアレク達が歯が立たない程の戦闘力を見せているが、同時に追い払うだけで危害を加えてはいない等、温厚な性格でベロニカの村でも村民たちからは大人しいモンスターとして大人気だった模様。
- また、同族と接する機会が少ないため、元気がなくしてしまったため、パンディットのおもりを依頼されることもある。
- チョブリン・グルタン・ゴー・ガラッハ・ドブラン・ダダ13世(チョンガラ)
- 誕生日:12月3日、年齢:49歳、身長:170cm、体重:88kg、血液型:O型、出身地:ダダ
- 大災害のショックで記憶喪失になり、前作以前のことは覚えていない。外見も別人のように痩せた姿になっている。南スラートのテスタの闇市で店を開いており、『II』のデータをコンバートすると消費アイテムをくれる。
- イーガ・ラマダギア
- 誕生日:5月11日、年齢:39歳、身長:188cm、体重:80kg、血液型:A型、出身地:グレイシーヌ
- 旧グレイシーヌのジハータ国のラマダ寺にて大僧正代理を務めている。周囲からは正式に大僧正に就任する事を望まれているが、「代理」なのは、自分は未熟であると考えているため。
- サニエレ・アルノ・ヘ・ドバッチ・ミルマ(サニア)
- 誕生日:10月31日、年齢:21歳、身長:165cm、体重:48kg、血液型:AB型、出身地:ミルマーナ
- 大災害で故郷のミルマーナが海中に没したため、ペイサスの町で占い師をしている。それは祖国を失った失意からだが、彼女の正体を知る少年ヨナン(前作に登場したロアンの息子)の説得によりミルマーナ再興を決意。1000年後の未来でも再興したミルマーナは存続している。
- グルガ・ヴェイド・ブラキール
- 誕生日:4月23日、年齢:36歳、身長:202cm、体重:102kg、血液型:B型、出身地:ブラキア
- パルトスの町にて、娘のエレナと二人で暮らしている。今作では親バカ且つコミカルな一面も見せており、エレナの恋人を男に脅迫されているかもしれないとギルドに早とちりした依頼を出してしまう事も。
- ゴーゲン
- 誕生日:10月23日、年齢:不詳、身長:160cm、体重:47kg、血液型:O型、出身地:不明
- 大災害の後に姿を消し、行方不明。しかし箒に乗って飛ぶ姿が目撃されていたりもする。聖櫃に関して重要な役割を果たすが、若い娘であるマーシアに呼び掛けられると嬉しそうに応じたりとひょうきんな面は変わっていない。
- ヂークベック
- 大災害でボディーを無くし、そのまま行方不明になった。その為、今作では本体で登場する。当初は謎の飛行物体として発見され、墜落した後にアイテム協会への鑑定を依頼されたアレク達の手に渡る。終盤、修理されて復活し、アレク達の力になる。
- ちょこ
- 声 - 吉田古奈美
- 誕生日:7月14日、年齢:不明、身長:142cm、体重:33kg、血液型:AB型、出身地:???
- チョンガラの店を始めとする各地に置かれた召喚の壺の中にいる。ストーリーには関わらないが、話しかけると「ちょこと遊ぼっ!」がプレイ可能。前作で「かくせい」状態のデータをコンバートすると同ゲームでも真の姿を披露する。アイテム探しもその姿で行い、途中の演出も変化する(通常=おにぎりを食べる。覚醒=お祈りをする)。
- アーク・エダ・リコルヌ
- 誕生日:8月23日、身長:175cm、体重:59kg、血液型:A型、出身地:スメリア・トウヴィル
- ククル・リル・ワイト
- 誕生日:6月26日、身長:167cm、体重:49kg、血液型:AB型、出身地:スメリア
- 二人とも前作で命を落とした後に精霊と一つになり、人間と精霊の架け橋となった二人は、新たな希望となるアレク達に聖櫃を委ねる。
アカデミー関係者
- 教授
- 誕生日:2月12日 年齢:28歳 身長:182cm 体重:74kg 血液型:B型
- 科学者集団「アカデミー」の創設者。本名ルートヴィヒ・K(ケネス)・カーロフ。
- 極めて独善的な気質の持ち主であり、自身の研究が瞬く間に世界を復興させると信じて疑わず、その為に手段を選ばず各地で様々な事件を引き起こした。遂には大災害の元凶である「超エネルギー」を「ロマリア王は制御できず大災害を起こしてしまったが、自分なら扱える」という自信から蘇らせようと目論み、アカデミーのテクノロジーで空中城の再浮上を成し遂げ、遂には「超エネルギー」の正体である闇黒の支配者を復活させてしまう。現れたのが純粋なエネルギーではなく、意志を持った邪悪な存在であった事で初めて自分の過ちに気付くも既に時は遅く、科学による世界の復興を目指した結果、その科学で再び災厄を解き放ってしまった。闇黒の支配者が再び暴れ出した際には付近にあったシールドを使って足止めし、アレク達に直接対決に持ち込ませた。戦いの後はシャロンと共に罪を償うことを決意する。
- シャロン・モニカ・レイン
- 誕生日:10月20日 年齢:26歳 身長:170cm 体重:50kg 血液型:A型 瞳の色:ブラウン
- アカデミーの本部長を勤める女性科学者。教授とアカデミーの理念にこそ共感しているが、その強引なやり方には疑念を抱いている。アカデミーの障害になるとあらば同僚のリシャルトすら容赦無く殺害されたことで、心酔していた教授を疑問を持つようになる。同時にアカデミービルの研究員たちに「超エネルギー」を再計算を行わせて、その危険性にも気付いたことで計画の見直しを進言するも拘束、空中城に拉致される。戦いの後は、教授に共に償っていくことを申し出た。
- アカデミー関係者では良識を持った人物で、フォレスタモールで知り合ったアレクを気に掛けてくれるなど善良な人物。一方で使命感も非常に強く、良心の呵責に苛まれながらも組織の非情な判断に従い続けている。
- ガルド・バン・モルガン
- 声 - 大塚明夫
- 誕生日:3月26日 年齢:35歳 身長:197cm 体重:98kg 血液型:B型
- アカデミー戦闘警備部門の統括者。戦闘ではシュウと渡り合う事も出来る程の実力者。南スラートではテスタから強奪した水の珠を受け取るために飛行船で訪れるが、シュウに裏切られて再奪還されてしまったため、スラート支部長を置き去りにして撤退。次に教授の実験に同行したジハータで一度アレク一行と交戦するも、この時は足止めが目的で全力を出してはいなかった。
- 実は元々はハンターであり、「大災害」発生時に全市が炎上状態に陥っていたロマリア首都でアレクを助け出してくれたハンターその人であった。アレクはこの経験からハンターに強く憧れて、ハンターを目指すことを志したが、ガルドは「大災害」で人々がたくさん死んでいく中で、子供を一人しか助ける事しかできなかった自分の無力を痛感。より強い力と人々を救済する手段を求めてアカデミーに加入、教授の計画に人類の復興を託すこととなった。アレクもガルドも相手の正体には長く気付いていなかったが、最終決戦では空中城で再びアレクと対峙。戦いの中で互いに真実に気付くも最期は敗北し、アレクの強さを認めて息を引き取った。
- 特殊能力(トリロジーブロウ、ワイルドシャウト、フリックシールド、ブレイクスライド、モールスクレイプ)
- セヴィル・キース
- 声 - 石田彰
- 誕生日:11月19日 年齢:21歳 身長:178cm 体重:62kg 血液型:AB型
- アカデミーの研究本部長。2本の剣が武器。世界の復興のためには手段を選ばず、テオの母に「息子を人質に取っている」と騙して改造モンスター「フィアークリムゾン」の開発を強制させた。計画の妨害をしたリシャルトを容赦無く斬殺し、テオの母がフィアークリムゾンに殺された事をあざ笑うようにテオに告げるなど、冷酷非道な性格。一方で教授への忠義は篤く、最終決戦では死を覚悟の上で教授を守る最後の砦となり、アレク一行の、特に肉親を殺されたテオとヴェルハルトの前に立ちはだかる。敗北後は自分の負けを信じられないまま死亡した。
- 特殊能力(トリロジーブロウ、ディバイドブレード、ブレイクスライド、白影双刃、嵐舞・散華縫弁)
闇黒の支配者
- 闇黒の支配者
- アカデミーが研究する「超エネルギー」の正体であり、その実態は「大災害」を引き起こした元凶にして、古に七勇者に封印された邪悪な魔王。前作のエンディングにてアークの命と引き換えに封印されたが、アカデミーの科学力によって復活する。前作では台詞上では「魔王」などとしか呼ばれなかったが、今作からは直接「闇黒の支配者」と呼ばれる。立ち塞がったエルクに重傷を負わせ、再び世界に災厄を齎すべく動き出すも教授とシャロンが起動させたシールド装置に阻まれ、エルクの炎を受けた事で後退。アレク達に最後の戦いを挑まれる。
- 前作に続き、本作でもラストボスとなる。復活直後は前作の第一形態に近い姿だが、戦闘時は形態を大きく変えており、初戦時は眼球の付いた球体状の姿がフィールドを埋め尽くすほど現れる。これを全て倒すと巨大な目から、人型の上半身が歪に変形したような最終形態が出現する。特定の攻撃やアタッカード発動の際、戦闘後は前作の第二形態の姿になる。敗れた後はアレク達の力を認め、「自身の力を以てすれば世界など瞬く間に復興できる」と誘うもアレク達全員に一蹴され、彼等の意思力に呼応して力を発揮した新しい聖櫃によって三度封印された。
- 特殊能力(モラル崩壊、禍根の渦、暗黒の閃光、混沌の衝動、終烽降臨)
- 大災害
- 前作の終盤で発生した世界規模の災害。世界中で大地震・津波・大火災を同時多発的に巻き起こし、地殻変動で大陸の形すら大きく変動させてしまった。多くの国が巻き込まれて壊滅し、飛行船を飛ばす技術が失われるなど文明も後退、生活水準も地域によっては急激に低下した。警察等の治安組織も崩壊してしまったため、各地で犯罪が蔓延ったが、ハンター達が人々のために奮戦したとされている。
- 少なくともこの災害でスメリア・ミルマーナは水没してしまい、ロマリアは空中城墜落により引き起こされた大爆発で首都が壊滅する程の被害を受けている。本作でもその影響で町の半分が水没した地域や廃墟と化した大都市なども描写されている。
- 『II』から分岐したパラレルワールドの『アークザラッドR』では3000年前の災厄と同じく「大崩壊」と呼ばれているが、多くの国家は被害を受けながらも国家体制は維持しているなど詳細も大きく異なる。
- ハンター
- 報酬と引き換えに人々からの様々な依頼を引き受けたり、悪事を働いた「手配モンスター」を狩る事を生業とする者達。前作では「金さえ貰えれば何でもやる荒くれ者」と描かれる事が多かったが、大災害以降はその在り方が大きく変わり、荒廃した世界で生きる人々の力になったり、失われた治安組織や国家に代わって人々の安全と平和を守る存在となっている。その為、ハンター志望者はギルドより登録試験を受け、実力と共に志も認められなければハンターになる事は出来ない。
- アカデミー
- 世界中に支部を持つ科学者集団。アカデミー総帥は「教授」と呼ばれる。本部ビルはラグナークにあり、その他にも北スラートの事務所、南スラートの墜落したロマリア巨大戦艦を利用した基地、アカデミー・パルテ支部、ラグナークのアカデミービル等の施設を有している。人類の復興を掲げ、旧ロマリアの遺産であるとされる「超エネルギー」を利用した復興計画を進めている。
- 人類社会を復興させたいという意志に偽りはないのだが、そのために有能な人材を拉致して強制的に働かせ、不要になった者や組織に懐疑的・反抗的な者は処刑する、テスタの住民が干上がってしまう事を承知で派遣した戦闘員に水の珠を強奪させるなど、かなり強引で独善的な一面がある。そのため、各協会本部やハンターギルドからは警戒されている。
- 組織内部は部門と役割による一種の階級制度が用いられており、部門序列は研究部門をトップに、次席に戦闘部門、それ以外の作業部門と決められている。
- 大災害で失われた高度な科学技術・知識を保持ないし再現しており、現在ではほぼ全てが破壊され利用不可能と言われていた飛行船を飛ばすことが出来る他、旧ロマリアの機械兵器を流用したと思われる大型兵器等も複数保有している。
- ロマリア戦艦
- 大災害時に現在のスラート地区に墜落し、南北を分断するほどの爪痕を残したロマリア軍の大型空中戦艦。大災害以前の超エネルギーの資料を多数残していることからアカデミーが電力復旧を行った上で基地として利用している。
- 超エネルギー
- 旧ロマリア首都に眠るとされる巨大な未知のエネルギー体。大災害直前までロマリアが研究していたとされており、大災害を生き残った研究者達は大災害はこの超エネルギーが暴走した結果、引き起こされたと見なしている。
- 世界を復興させる手段として、アカデミーはこのエネルギー体を利用した人類再建計画のために世界中で暗躍しているが、当時世界最高水準の科学力を誇ったロマリアが扱いきれなかった事から再び災害の引き金になることを恐れて、利用に反対する者もいる。その正体はアークの命を賭けた行動によって封印された闇黒の支配者である。
- 水の珠
- 南スラートの都市テスタにある秘宝。無限に水が湧き出すという特徴を持つ宝物であり、テスタの街の生命線。一時アカデミーの手によって強奪されるが、アレク達やシュウ、トッシュの活躍もあり、奪還される。
- 後にとあるギルド仕事にて、ベロニカ村には同系統の「風の珠」という秘宝が存在する事が明らかになる。
- 自然魔法
- 『2』の大災害において精霊達が眠りに付き、かつて存在していた精霊魔法はその殆どが失われてしまった。その後、文化の復興の為に新たに体系付けられて誕生した新しい概念の魔法、及びそれを元として学問。精霊の力を直接行使出来る精霊魔法と異なり、精霊が世界の復元を行う為に少しずつ満たした自然中の力を更に副次的に引き出して行使する。
- 治水の書
- 自然界の気の流れを解明し、特に水を操る方法について書かれている書物。ラマダ寺が保管していたがティクバにより強奪され、水の球入手に失敗したアカデミーの代用作に利用されてしまう。
- 波動石
- パルテで稀に発見される事がある古の時代の遺産。エネルギー体に共鳴を促して活性化させるという特徴がある。輝きの女神像に埋め込まれた波動石は発掘されたものでは最大の大きさであり、アカデミーが「超エネルギー計画」の為に狙っている。
- ホバークラフト
- 大災害以前に開発された大型の水陸両用船で、ギルド本部によってカリオテ洞窟の奥に格納されていた。岩礁や荒波を物ともせず移動でき、通常の船では到底到達できないラグナークへも海路で行く事ができる。アカデミー本部へ向かう際、ギルドマスターよりアレク達に託され、以降はアレク達の移動手段となる。
- ロマリア空中城
- 前作で最終決戦の舞台となったロマリア王の居城。本作では旧ロマリア首都であったラグナークの湖に眠っていたが、アカデミーの手で再起動し、再び浮上。今回も最終決戦の舞台となる。
- ロマリア首都に墜落した際の爆発で、城の下部が半分近く喪失している。しかしそれでも魔力は健在で、浮上後は周囲には雷雲が立ち込めている為、並の飛行船では侵入は難しい。内部は墜落の衝撃であちこちが崩れている他、アカデミーの機械が随所に設置されており、前作とは雰囲気が大きく異なっている。前作のような禍々しい妖気こそ薄れているものの、アカデミーの戦闘員や強力なモンスター、更にはループ構造の迷路が侵入者を阻む。決戦後はアレク達が直接外に転送された為、その後どうなったのかは不明だが、1000年の後に三度浮上する事になる。
- ロマリア
- 前作で登場した国。大災害以前はロマリア王の世界支配の野望のために巨大戦艦の建造やキメラ研究機関、殉教者計画を推し進めた超大国。前作の決戦で国王が死亡し、空中城が墜落した衝撃で首都も壊滅状態となったため、国家としては既に滅亡している。作中では大災害の震源地、大災害の元凶とされている。
- 現在の旧ロマリア領域はラグナークと呼ばれ、ロマリア首都があった場所は巨大な湖となっている。
- ヒエン
- 大災害以前にエルクが所有していた小型飛行船。前作では飛行船シルバーノアに収納されていたが空中城墜落の際に投げ出され、ラグナークの湖底に沈んでいた。湖が干上がった際にエルクに発見され、修理される。最終決戦時には雷雲と魔力の障壁を突破して空中城に辿り着いたものの機体は限界であり、エルクにワイヤーを切り離されて空中で爆発。その役目を終えたが、『機神復活』にて再び修理される。また、物語前半にはヒエンの元となったモンスター「飛炎」がカードとして登場し、アレク達の移動手段に使われる。
- 聖櫃
- かつて闇黒の支配者を封印した神の遺産。本作では「聖柩」ではなく「聖櫃」と記述される。先の戦いで破壊されてしまったが、本作において「永遠の炎」「不変の氷」「久遠の大樹」「不滅の鋼」の4つの材料に加え、精霊の力を受ける事で作り出す事が可能であると判明する。
大災害により地殻変動が起きたため前作と大陸・地名が大幅に変わっている。
- エテル島
- 最初の舞台となる島。世界地図では南東に位置している。大災害で故郷を失った人々が築いたサシャ村、比較的大きな町であるイティオが存在する。
- 比較的平和な島だが、村を襲う強盗団が出没する等、治安はあまり良くない。
- フォレスタモール
- 緑豊かな国で、前作のフォーレスを連想させる喉かな国。治安も比較的安定しており、人々は穏やかに暮らしている。シスター・リーザの牧場と大地の裂け目がある。港町のリノは南半分が水没しており、水面から顔を出しているビルの屋上を港として利用している。また、山奥にはベロニカの村もある。
- 北スラート
- 非常に治安が悪い国で、この国の都市であるギスレムでは人心が酷く荒んでおり、詐欺・強盗・殺人が日常的に行われている。元々は高層ビルの立ち並ぶ大都会であったが、大災害以降、復興も行われず現在では廃墟の町と化している。また、アカデミーの事務所がある。自然は殆ど見られず、荒地や前時代の瓦礫が大地を覆いつくしている。この瓦礫から再利用可能な物資を発掘して生計を立てる人々も多く、協会本部もここにある。
- ギスレム市内にはデンジャードームと呼ばれる建物があり、物品を賭けに一騎討ちを行うことができる。
- 最近では街の人々の中で行方不明者が続出している。
- 南スラート
- 北スラート南部にある国で、砂漠地帯だが北スラートよりは遥かに治安が良い。北側に砂漠の町テスタが、南側に歓楽街パンディラが存在し、北スラートとの境界にはスラートを南北に分断したロマリア巨大戦艦が墜落している。テスタの町では魔法のアイテム・水の球から無限に湧き出す水が生命線となっている。水の球は一時はならず者に狙われていた時期もあったが、現在ではトッシュ組に守られている。
- ジハータ
- 前作に登場した旧グレイシーヌ。大災害では大火災に見舞われたが、他国に比べると被害は比較的少なかった為、引き続きペイサスの街とラマダ寺が登場する。魔法都市ルーサが新たに築かれている。
- 前作の旧グレイシーヌ時代ではリュウゲン国王を国家元首とした王政国家であったが、大災害以降の現ジハータの政治体制に関しては言及はない。また、かつては南側に軍事国家ミルマーナと国境を接していたが、本作では沈んでしまったため、海となっている。
- パルテ
- 荒野の広がる国。世界地図では南西に位置している。唯一の町であるパルトスは大災害に遭ったとは思えないほどの大都市で、闘技場もここにある。南部にはアカデミーの支部が存在する。
- ラグナーク
- アカデミーの本拠地で、前作に登場した旧ロマリア。アカデミーが拠点としている都市と本部がある。それ以外には町は存在せず、おおよそ人間の住める場所とは言えないエリアが広がっている。かつてロマリアの大都市があった場所は巨大な湖となっている。
その他の前作の地域に関しては殆ど明らかになっていないが、ミルマーナやスメリアと言った島国は沈んでしまった。現在、スメリアのあった場所に残っているのはククルの神殿のみである[4]。
CD関連
- アークザラッドIII オリジナル・ゲームサウンドトラック
- アークザラッドIII マーシアの決意
- 2000年4月21日エニックスより発売されたドラマCD。マーシア加入前後を題材に描かれたストーリー。
アイテム欄にはないが、所持していることになっている。そのため、実験には使えないが合成には使用できる。そのせいで、一部の武器が作れないなどの弊害もある。