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日本のテレビ工作番組 ウィキペディアから
『つくってあそぼ』は、NHK教育テレビジョン→NHK Eテレで1990年4月4日から2013年3月30日まで放送されていた幼稚園・保育園向けの工作番組。5分番組『つくってワクワク』についても記載する。
子供にとって造形は「いのちの創造」。そんな造形の魅力を、当番組ではエンターテインメントとして子供達に提示する。
1990年4月4日に『ともだちいっぱい』のゾーンの一番組として放送開始。1995年4月10日より同ゾーン廃止に伴い独立し、そのままの体制で放送が継続された。 当番組は、かつて同局で放送されていた『できるかな』の後継番組として「身近にあるもので工作をする」や「番組の出演者がその工作を使って遊ぶ」というコンセプトを引き継いでいる。 テロップについては、サブタイトルとスタッフロールのみ使用された(番組初期には、冒頭で久保田雅人の名前テロップが表示されていた)。 工作で使用された古新聞で多く使用されたものは、日本経済新聞の株式市況欄である。これは、新聞広告が番組に登場しないように配慮するためである[3]。
開始当初は4:3標準画質で製作されていたが、2005年度からハイビジョン製作を実施した。また、エンドカードの「おわり」のデザインも、白文字からタイトルと同じようなデザインに変更された。
2013年3月30日をもって放送が終了し、23年間の放送に終止符を打った[4]。なお、最終回は過去の放送回を再放送した内容だったが、エンディングでワクワクさんとゴロリから番組終了の告知と感謝のコメントが追加された[4]。後続番組として、『ノージーのひらめき工房』が同年4月3日より放送を開始した[5]。
2023年6月16日からの『Eテレタイムマシン』で後述の「つくってあそぼデラックス」及びゾーン独立後(1995年)の4月・5月の回が4週連続で放送された他、同年11月24日にも「秘宝スペシャル」と題して、後述の「わくわくおじさん」が「ドキドキハウス」とセットで再放送された。
いずれも日本時間。
<つくってあそぼ>
1990~1991年度
水曜日 10:30~10:45 / 月曜日 16:00~16:15(再放送) / 火曜日 09:15~09:30(再放送)
1992年度
水曜日 10:30~10:45 / 月曜日 16:25~16:40(再放送) / 火曜日 09:15~09:30(再放送)
1993年度
水曜日 10:30~10:45 / 月曜日 16:30~16:45(再放送) / 火曜日 09:15~09:30(再放送)
1994年度
水曜日 10:30~10:45 / 月曜日 16:05~16:20(再放送) / 火曜日 09:15~09:30(再放送)
1995~1996年度
火曜日 10:30~10:45 / 金曜日 16:05~16:20(再放送) / 月曜日 09:15~09:30(再放送)
1997~2007年度
火曜日 10:30~10:45 / 月曜日 09:15~09:30(再放送)
2008年度、2010年度
火曜日 10:30~10:45 / 土曜日 07:30~07:45(再放送) / 月曜日 09:15~09:30(再放送)
2009年度
火曜日 10:30~10:45 / 土曜日 07:30~07:45(再放送)
2011~2012年度[注釈 1]
土曜日 07:30~07:45 / 水曜日 15:45~16:00(再放送)
<つくってワクワク>
1999~2004年度
月~金曜日 16:55~17:00
2005年度
月~水曜日 16:55~17:00
2006~2009年度
月~水曜日 16:45~16:50
2010年度
月~金曜日 16:45~16:50 / 土曜日 17:25~17:30
2011~2012年度
月~金曜日 16:15~16:20
放送時間の年表
2005年度 わたしのきもちミニの放送開始に伴い木曜日・金曜日の放送をそちらに譲っている。
2010年度 わたしのきもちが2009年度いっぱいで終了したことに伴い再び木曜日・金曜日も放送されるようになり、当年度のみ土曜日も放送。
1本の制作に3日かけている。木曜日に工作の打ち合わせ・リハーサル・練習を行い、久保田がヒダから工作を教わる。金曜日に全体の本読み・立ち稽古を行い、時間内に収まるかを計る。土曜日に本番を行い、スタッフの打ち合わせなども含め、7時間かけて収録していた。その中で3・4回撮影するのは当たり前だった。
1989年7月24日[10]・8月26日[11]に『やっぱりヤンチャー』のゆう兄ちゃん(水島裕)、モンタ、ソラミが、わくわくおじさんのところに遊びに行くという設定の『わくわくおじさん』というパイロット番組が放送されている[12][13]。久保田が演じた「わくわくおじさん」というキャラクターは、『ともだちいっぱい』としてのパイロット版から「ワクワクさん」に変更された。「わくわくおじさん」の容姿も後の「わくわくさん」とは異なり、メガネが大きく口ひげを生やしていた。テーマ曲も全く異なるものが使われていた。また、ゴロリ、ヤンチャーは登場していない。 前述の通り『Eテレタイムマシン』の11月24日放送分の「秘宝スペシャル」にて、本番組が「ドキドキハウス」(『うたってオドロンパ』第2期のパイロット版)とセットで再放送された[14]。
1995年3月22日[15] - 23日[16]・1995年5月3日[17]・1995年8月23日[18]・1995年11月3日[19]・1995年12月30日[20]に特別番組として放送[21][22][23][24]。パペットのワクワクさんとゴロリが登場。全編物語になっており、1995年3月23日放送分では迷子になったくらこちゃん(声 - 深雪さなえ)をゴロリとワクワク博士がジェルフィー星へ送るという内容だった。 また、前述の通り『Eテレタイムマシン』の2023年6月16日放送分にて、本番組の1995年3月23日放送回が再放送された。
月曜日から金曜日の夕方に放送されていた5分間の派生番組で、1999年度より放送[25]。内容は基本的に15分版の放送を編集した番組であるが、2008年度にオリジナルのアニメ版が放送されたことがある。他の相違点としてオープニングテーマが異なる他、番組の最後にはワクワクさんとゴロリが「この次も、つくってワクワク!」とコールして終了する。こちらも15分版の終了に伴い、2013年3月29日をもって終了した。2020年3月にはサブチャンネルで再放送している。
番組と同時進行で開催されるイベント[26]、会場は日本各地、屋内外を問わない。『いないいないばあっ!ショー』、『まちかどド・レ・ミファミリーコンサート』などと並んで、人気のあるNHKEテレの地方巡業イベントのひとつである。ショーに登場するのはわくわくさんとゴロリ。ゴロリの声は事前収録だが、操演は古市次靖本人である。『まちかどド・レ・ミ』系列の歌のお姉さんが出演することもしばしばあり、ショーは工作のコーナーと歌のコーナーに分けられていることが多い。番組終了後もショーは継続されている[27]。
2008年 - 2009年頃に埼玉県を放送対象地域とする独立放送局・テレビ埼玉の自局CMのひとつに、当番組をオマージュした「作っチャオ!」という番組風のCMが放映された。 内容は、「船の胴体を作る」という内容で、パナソニック製のリモコンに粘土をかぶせ、それを船の胴体に見立て、最後に帆をつけて完成し、水を入れたタライの中で浮かべさせるという内容である。なお本来の目的はチャンネルを変えさせないための目的である。スタジオセットや男性出演者[注釈 3]の黒縁の伊達メガネ、帽子[注釈 4]などは本番組に寄せている。
ワクワクさんとゴロリは、前身にあたる『できるかな』にて無口だったノッポさんが初めて「喋った」ことで有名な最終回に出演。ノッポさん、ゴン太くんと共演し、バトンタッチを行った[29]。
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