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2003年前期のNHK連続テレビ小説第68作 ウィキペディアから
『こころ』は、2003年度前期放送のNHK「連続テレビ小説」第68作[2]で、2003年3月31日から9月27日まで放送されたテレビドラマ。
舞台は東京都台東区浅草と新潟県山古志村(現・長岡市)、六日町(現・南魚沼市)などである。ヒロインが実家のうなぎ屋の女将を目指す奮闘記を下町情緒豊かに描き、また花火職人の父が住む山古志村の産業や伝統行事などを織り込みながらストーリーが展開する。新潟県が主な舞台になるのは1991年度『君の名は』以来である[3]。
ヒロインはオーディションで決定した(応募者1989人[4][5])。
東京制作としては本作が、3月の「最終月曜日」に放送を開始した最初の作品である[6]。
第138回でこころの父・沢朗が花火を打ち上げたのは、信濃川左岸にある小千谷市片貝町の片貝まつりである(後に山古志村が合併した長岡市の長岡まつりではない)。これは、ドラマのクライマックスである9月に片貝まつりがあることが関係している。
また、JR東日本が放送期間中、山古志村に近い上越線越後湯沢駅 - 長岡駅間で、このドラマにちなんだ臨時快速列車「こころ」を運行した(JR165系電車を使用した最後の営業列車となった)[7]。
本作より、それまで番組冒頭の画面下部に表示されていた「文字放送 / 字幕」「副音声 / 解説」のテロップがリニューアルされ、画面右上に「字幕放送」「解説放送(副音声)」と表示される。
初回視聴率は22.5%[8]、最高番組視聴率は26.0%、期間平均視聴率は21.3%であった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)[9]。
ヒロイン・末永こころは浅草で8代続くうなぎ屋「きよ川」の若女将・美佐子(後に9代目女将)と花火職人沢朗の一人娘。航空会社の国際線客室乗務員。父・沢朗は、隅田川花火大会での大失敗で浅草を追われるように去り、山古志村に移ってその後も師匠の支援で花火作りを続けている。こころは浅草で地域医療を目指す医師・朝倉優作と出会い結婚するが、夫は程なく父の診療所(六日町)を助けるために帰省中山岳遭難者救出に向かい、二次遭難に遭って落命。こころは優作の2人の遺児(先妻の子)を育てながら、やがて「きよ川」の次期女将を目指すため航空会社を辞める。その後父の弟子堀田匠に惹かれ再婚を望むようになるが、連れ子を間に挟んで家族が成り立つのかどうか葛藤する。
タイトルバックには川内倫子の撮影したスチル写真群を採用し、浅草の風景を切り取った写真によるオープニングである。
エンディングは主に全国の花火大会の映像、浅草および新潟県の老舗店や職人の女性後継者の紹介で、時々登場人物の紹介などがあった。最終回は主人公が笑顔を見せる場面で終了した。
週 | 回 | 放送日 | サブタイトル | 演出 |
---|---|---|---|---|
1 | 1- 6 | 3月31日 - 4月 | 5日祭りに咲いた恋心 | 小松隆 |
2 | 7- 12 | 4月 | 7日 - 4月12日夢追う男は危険な男? | |
3 | 13- 18 | 4月14日 - 4月19日 | 愛の誓いは花火のように | 磯智明 |
4 | 19- 24 | 4月21日 - 4月26日 | 妻になるとき母になり? | |
5 | 25- 30 | 4月28日 - 5月 | 3日てんやわんやの華燭の典 | 小松隆 |
6 | 31- 36 | 5月 | 5日 - 5月10日雨降って固まる家族の絆 | 真鍋斎 |
7 | 37- 42 | 5月12日 - 5月17日 | それでもやっぱり医は仁術 | 磯智明 |
8 | 43- 48 | 5月19日 - 5月24日 | 突然の別れと永遠の愛 | 小松隆 |
9 | 49- 54 | 5月26日 - 5月31日 | 父の背中の温もりは | 真鍋斎 |
10 | 55- 60 | 6月 | 2日 - 6月 7日生みの母と育ての母と | 落合将 |
11 | 61- 66 | 6月 | 9日 - 6月14日女将とは店の母なり | 小松隆 |
12 | 67- 72 | 6月16日 - 6月21日 | 生意気喧嘩は江戸の華? | 真鍋斎 |
13 | 73- 78 | 6月23日 - 6月28日 | 女三代 旅立ちの朝 | 石塚嘉 |
14 | 79- 84 | 6月30日 - 7月 | 5日うなぎ屋わがふるさと | 小松隆 |
15 | 85- 90 | 7月 | 7日 - 7月12日謎の女とリストラと | 山下白 |
16 | 91- 96 | 7月14日 - 7月19日 | 頑固は店の守りなり? | 亀村朋子 |
17 | 97-102 | 7月21日 - 7月26日 | 山里の夏うたかたの恋 | 石塚嘉 |
18 | 103-108 | 7月28日 - 8月 | 2日愛は奪うというけれど | 真鍋斎 |
19 | 109-114 | 8月 | 4日 - 8月 9日老舗の味は苦かった? | 亀村朋子 |
20 | 115-120 | 8月11日 - 8月16日 | 子故に迷う親心 | 小松隆 末永創 |
21 | 121-126 | 8月18日 - 8月23日 | ふたりの母親ひとつの家族 | 梶原登城 |
22 | 127-132 | 8月25日 - 8月30日 | ひょんな恋でも恋は恋 | 真鍋斎 |
23 | 133-138 | 9月 | 1日 - 9月 6日幸せ招いた大花火 | 磯智明 |
24 | 139-144 | 9月 | 8日 - 9月13日めざすは女将十代目 | 落合将 |
25 | 145-150 | 9月15日 - 9月20日 | さよならが恋の始まり? | 小松隆 |
26 | 151-156 | 9月22日 - 9月27日 | 浅草わが町心意気 | |
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