Kアリーナ横浜
横浜市西区にある音楽アリーナ ウィキペディアから
横浜市西区にある音楽アリーナ ウィキペディアから
Kアリーナ横浜(Kアリーナよこはま)は、神奈川県横浜市西区みなとみらいにある音楽専用アリーナ[1]。ケン・コーポレーションの子会社であるKアリーナマネジメントが運営する。収容人数は約20,000人(座席数:20,033席)。2023年9月29日開業[1][2][3]。
Kアリーナ横浜 K-Arena Yokohama | |
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Kアリーナ横浜 | |
情報 | |
正式名称 | Kアリーナ横浜 |
完成 | 2023年7月31日 |
開館 | 2023年9月29日 |
開館公演 | YUZU SPECIAL LIVE 2023 HIBIKI in K-Arena Yokohama |
収容人員 | 約20,000人 |
客席数 | 20,033席 |
延床面積 | 約54,090m² |
用途 | コンサート全般、発表会、集会 |
設計 | 株式会社梓設計、株式会社国建、鹿島建設株式会社 |
運営 | 株式会社Kアリーナマネジメント |
所在地 |
〒220-8507 神奈川県横浜市西区みなとみらい6-2-2他 |
位置 | 北緯35度27分52秒 東経139度37分50秒 |
最寄駅 | みなとみらい線「新高島駅」下車、徒歩5分 |
最寄IC | 首都高横羽線「みなとみらい出口」下車 |
外部リンク | https://k-arena.com/ |
横浜市が実施していたみなとみらい地区60街区から62街区における開発事業者の公募で、2017年11月、音楽専用アリーナ・ホテル・賃貸オフィスなどからなる大規模複合施設(複数棟)を60・61街区(一部、帷子川運河側)に開発するという同社の事業提案が選定された[4][5][6]。本事業計画は2019年2月、国土交通大臣より民間都市再生事業計画の認定を受けている[7]。その後、当初の着工スケジュール(2019年6月着工、2021年度竣工予定)から遅れはあったものの、計画名称「Kアリーナプロジェクト」として2020年8月に着工し[8]、2023年7月に竣工。同年9月29日に開業した。[1][2][3]。また、当初の事業提案通り音楽専用アリーナだけでなく、隣接地には横浜初進出となるホテル「ヒルトン横浜」とオフィスビル「Kタワー横浜」も完成し、これらを含めた開発街区全体の名称を「ミュージックテラス」(後節も参照)としている[2]。なお、アリーナの開業に先駆けて同年9月24日にはヒルトン横浜が開業した[9]。
こけら落とし公演は地元横浜出身のゆずの「YUZU SPECIAL LIVE 2023 HIBIKI」で、開業直前に発表されたゆずの楽曲「ビューティフル」のMVは開業前のKアリーナにて収録されている。以降、開業後から同年12月まで「Kアリーナ横浜グランドオープニングシリーズ」と題して、多彩なジャンルのライブやコンサートが開催された[10]。
Kアリーナについて、運営会社は以下の特徴を挙げている[11]。
20,000席のフルモードから13,000席のミドルモードに対応する。また、音楽イベント以外にMICE利用にも対応し、アリーナ部分を利用した大規模パーティーや講演会、発表会、eスポーツなども行える[12]。
各施設の詳細や位置関係はミュージックテラス公式サイトの「エリアマップ」も参照。
イベントスペースでは「Kアリーナ横浜」で開催されるイベントとも連動し、ウッドデッキにはレストランやカフェがあるほか、キッチンカーも出ている[13]。また、コンサート時に使えるグッズを販売するショップやコンビニなども設置されている[13]。
収容人員約2万人の大規模アリーナではあるものの、開業時点で最寄り駅の1つである横浜駅への主な動線が南側に迂回するサウスゲート[18]の1箇所のみで、その先もはまみらいウォーク経由に集中するうえ、歩道上の安全確保や群集事故防止の観点からイベント終了後に規制退場を行うことがあり、帰宅に時間がかかる問題が発生している[19]。状況によっては横浜駅まで1時間から2時間程度かかるとされる。アリーナ側は、みなとみらい駅方面へのルート案内や横浜駅までの複数のルート案内などに努めるとしている。
また、ウエストゲート[18]では横浜市がみなとみらい大橋に接続する歩行者デッキ「高島水際線デッキ(仮称)」を建設し新たな動線を確保する計画となっているが、想定外の地盤が発見され工法の変更が必要となったため、当アリーナの開業には間に合わず工期が遅れることとなった[20]。2024年5月29日、デッキ部分の整備が完了したため同年6月1日よりアリーナでの公演・イベント開催時や休日に暫定供用を開始し[20]、高島水際線公園・プロムナードにおりるスロープ(工事用スロープを活用した仮設スロープ)についても同年8月以降暫定供用を開始する予定であることが市会常任委員会における報告で公表された[20][21]が、その後に設計ミスによる構造上の不具合(鉄筋の数が足りず強度不足の状態)で橋台にひび割れが生じていることが設計者であるJR東日本コンサルタンツからの報告で明らかとなり、前日の5月31日になって供用開始が延期された[22][23][24]。なお、全体の竣工は同年秋頃を予定していた[25](本設スロープについては前述の強度不足発覚以前から2025年度末完成予定[21])が、工期への影響の程度は不明である。
この他、将来的には隣接地の開発により横浜駅方面からデッキレベルでのアクセスも可能となる見込みである(詳細は後節)。
みなとみらい地区には当アリーナの他にも以下の施設が所在・あるいは開業予定であり、音楽関連施設の集積が進んでいる。なお、下記の屋内施設以外にも音楽ライブ等を開催できる野外広場があり、当アリーナが所在するミュージックテラス(2023年9月開業、60・61街区)や様々な音楽フェスが開催されている赤レンガ倉庫(1911年竣工、2街区)前の広場、横浜シンフォステージ(2024年春開業予定、53街区)にもイベントスペースが設置される予定である。
また、みなとみらい地区周辺には「ビルボードライブ横浜」「1000 CLUB」「YOKOHAMA COAST」などの音楽施設が相次いで開業したほか、コンサートが開催されている屋内施設としては近隣の関内には神奈川県民ホール(2025年春をもって休館予定)、横浜BUNTAI(収容人数5,000席、2024年4月開業)、新横浜には最大収容人数約17,000人(客席数11,000席)の横浜アリーナがある。
隣接地にあたる60・61街区残存区画(南側半分)の開発事業者公募では2024年2月、当アリーナの事業者でもあるケン・コーポレーションが代表企業となり、さらにSMFLみらいパートナーズ、鹿島建設、学校法人岩崎学園を構成企業とする企業グループが事業予定者に選ばれた[30]。東棟(オフィス、ホテル、ミュージアム、商業施設/2029年2月竣工予定)と西棟(専門学校/2028年8月竣工予定)からなる「Linkage Terrace」(リンケージテラス)を新設する計画で、ミュージックテラスとも連携・デッキ接続し街区全体のにぎわいを創出するほか、52街区方面からの歩行者デッキ(とちのき通りを横断)[31]を街区内にも誘導し接続することで、将来的には横浜駅方面から当アリーナまでデッキレベルでのアクセスも可能となる見込みである[30]。
一方、今後開発予定の62街区(ハーバーエッジプロジェクト)方面ともミュージックテラス(当アリーナ付近のイーストゲート[18])からデッキ接続する計画となっている[32]。
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