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日本の東京都千代田区にある持株会社 ウィキペディアから
JFEホールディングス株式会社(ジェイエフイーホールディングス、英: JFE Holdings, Inc.)は、大手鉄鋼メーカーのJFEスチールを中心に、JFEエンジニアリング、JFE商事を傘下に持つ持株会社。社名のJFEは日本(Japan)、鉄鋼(鉄の元素記号Fe)、エンジニアリング(Engineering)を組み合わせたものであり、また日本を代表する未来志向の企業グループ(Japan Future Enterprise)を意味する[3]。日経平均株価(日経225)構成銘柄で、TOPIX Large70の旧構成銘柄。Fortune Global 500において世界第365位。
本社のある日比谷国際ビル | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | |
略称 | JFEホールディングス、JFE |
本社所在地 |
日本 〒100-0011 東京都千代田区内幸町二丁目2番3号 日比谷国際ビル 28階[1] |
設立 | 2002年(平成14年)9月27日[1] |
業種 | 鉄鋼 |
法人番号 | 6010001080308 |
事業内容 | グループ会社の経営管理 |
代表者 |
北野嘉久(代表取締役社長CEO)[1] 広瀬政之(代表取締役) 寺畑雅史(代表取締役副社長CFO) |
資本金 |
1,713億10百万円 (2024年3月末現在)[2] |
発行済株式総数 |
6億3943万8399株 (2024年3月末現在)[1] |
売上高 |
連結:5兆1,746億32百万円 単独:665億34百万円 (2024年3月期)[2] |
経常利益 |
連結:2,982億24百万円 単独:511億2百万円 (2024年3月期)[2] |
純利益 |
連結:1,974億21百万円 (2024年3月期)[2] |
純資産 |
連結:2兆4,641億28百万円 (2024年3月期)[2] |
総資産 |
連結:5兆7549億64百万円 (2024年3月期)[2] |
従業員数 |
連結:62,218人 単独:53人 (2024年3月末現在)[2] |
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | EY新日本有限責任監査法人 |
主要株主 |
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 13.84% 日本カストディ銀行(信託口) 6.48% 日本生命保険 2.49% JPモルガン証券 1.96% みずほ銀行 1.96% (2024年3月末現在)[2] |
主要子会社 |
JFEスチール(株) 100% JFEエンジニアリング(株) 100% JFE商事(株) 100% |
関係する人物 | 岡田伸一(元副社長) |
外部リンク |
www |
特記事項:国際財務報告基準のため売上高は売上収益、純利益は親会社の所有者に帰属する当期利益、純資産は親会社の所有者に帰属する持分、総資産は資産合計 |
JFEの誕生には、日産自動車のカルロス・ゴーン社長のゴーン・ショックが遠因となったという見方をされている。日産自動車は調達コスト見直しのために、自動車生産にとって不可欠の材料である鉄鋼材料についても仕入先の見直しを行うこととした。その際、仕入先から日本鋼管(NKK)が外されたため、川崎製鉄との合併に踏み切ったというものである。NKKは日産自動車と同じ芙蓉グループであった点からみても、日産の当時の日本の商習慣から見てドラスティックな判断が、産業界を代表する業界のひとつである大企業の合併につながったといえる。経緯を振り返ると、経営難に陥った多角化企業NKKの分割解体と、川崎製鉄によるNKK鉄鋼部門の吸収という見方ができる。本当の意味でのリストラクチャリングを成功させた。
JFEスチール誕生後の同社の戦略は、リストラによる財務環境の良化と人事融合が挙げられる。人事の融合に関しては、日本鋼管出身者(社内では旧Nと呼ぶ)と川崎製鉄(同じく旧川と呼ぶ)の人事はよくある「たすきがけ人事」ではなく、完全な「相手の理解」を狙ったところはこれまでの経営統合の事例では異色である。互いの製鉄所においては同じ部門の責任者は、他方の工場の責任者へと異動したり昇進人事の凍結を行うなどした。2004年期の業績好調を受け、首脳陣の交代が決まった。
社名の「JFE」は、中国語では「傑富意」(簡体字中国語: 杰富意、拼音: )と表記する。中国のグループ企業に、この表記が見られる。
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