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ウィキペディアから
「鳥の詩」(とりのうた)は、2000年にKeyから発売されたゲーム『AIR』の主題歌である。歌唱はLia。この曲のヒットによりLiaの名が知られるようになった、実質的なデビュー曲である[1]。
「鳥の詩」 | |||||||
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Liaの楽曲 | |||||||
収録アルバム | 『AIR ORIGINAL SOUNDTRACK』 | ||||||
リリース | 2000年 | ||||||
録音 | パラマウントスタジオ ( アメリカ合衆国・ロサンゼルス) | ||||||
ジャンル | J-POP/ゲームソング/アニメソング | ||||||
レーベル | Key Sounds Label | ||||||
作詞者 | 麻枝准(Key) | ||||||
作曲者 | 折戸伸治(Key) 高瀬一矢(I've)(編曲) | ||||||
その他収録アルバム | |||||||
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Lost Witnessの「Red Sun Rising」をモチーフとした曲であり[2]、『AIR』の家庭用ゲーム機移植版やテレビアニメ版でも主題歌として使われている。なお、ゲーム(移植版含む)内で実際に使用されたのはショートバージョンである。また、テレビアニメ版ではテレビ放送用に1分半に編集されたものが用いられていたが、後にテレビアニメ版がブルーレイディスクで発売された際には1番の歌詞をそのまま使ったオープニングがHDTV仕様で新規作成され、特典として収録された。
アメリカ・ロサンゼルスのパラマウントスタジオにてレコーディングが行われたことでも話題となった。
2000年9月8日のWindows初回版『AIR』の発売に先立ち、「鳥の詩」のショートバージョンが同年7月14日に発売されたI'veのコンピレーションアルバム『verge』に先行収録されている。また2000年12月発売のアダルトゲーム専門誌『PUSH!!』2001年2月号には、フルバージョンのMP3データおよびメロディのみの楽譜[3]が収録されていた。
この「鳥の詩」と同じ制作メンバーで、そのメロディを意識して作られた曲に『Light colors』(『智代アフター 〜It's a Wonderful Life〜』オープニングテーマ曲)がある。
ゲームのヒットにより、ニコニコ動画やYouTubeなどの動画サイトで楽曲が話題となり、Liaの名が知られるようになった。
2009年現在、鳥の詩には以下のリミックスが存在する。作詞・作曲者名は原曲と同じため省略する。
NHK-FMの長時間特別番組「今日は一日○○三昧」シリーズのアニソン編では5回の放送全てで取り上げられている。1回目の「今日は一日 アニソン三昧」では126曲目、2回目の「今日は一日 アニソン三昧SS」では前年度に最もリクエストの多かった曲として1曲目に放送され、3回目の「今日は一日 アニソン三昧 ファイナル」では128曲目に放送されLia本人もゲスト出演した。4回目の「今日は一日“帰ってきたアニソン”三昧」では36曲目に放送され、Lia本人が電話出演した。また5回目となる「今日は一日“アニソン”三昧 Z(ゼット)」ではゲスト出演していたLiaが41曲目にライブで歌った。
楽曲「鳥の詩」は「国歌」として形容されることがある[1][7]。株式会社タブロイドに所属するライターの坂本寛は、洋泉社が発行した『アニソンマガジン』のゲームソングレビュー集の中で2008年の時点でゲームソング・アニメソングの中において最も素晴らしい楽曲の1つと位置づけており、「壮大にして緻密なボーカル、打ち込み、コーラスとも完璧な出来映え」で視聴者に「太陽の光を想起させる」と批評した[7]。
2019年3月1日には、ソニー・ミュージックエンタテインメントのアニメソング人気投票キャンペーン「平成アニソン大賞」においてユーザー投票賞(2000年 - 2009年)に選出された[8]。
「鳥の詩」は、JASRACなどの著作権管理団体に楽曲が登録されていないため、楽曲を使用する際には直接権利者から許可を得る必要がある。Key Sounds Labelの他の楽曲にも同様の例がある。
楽曲を耳コピーしてMIDIで再現したり、演奏や歌唱する場合(いわゆる「歌ってみた」動画など)は、非営利目的に限りファン活動として公開を許可されている[9][10]。
ただしゲームやCDなどから直接録音した音源を使用したり(リミックス、MAD動画なども含む)[9][10]、また耳コピーや演奏・歌唱などであっても他社コンテンツの二次創作のBGMとして無断使用することは禁じられている[9]。
2005年には、永邦(ヨン・バン、ショーン・ヨン)という華人系シンガポール人アーティストのアルバムに収録された楽曲「melody」(作曲・ジー・ゾンピン)が「鳥の詩」の盗作ではないかとの疑惑が持たれ(アレンジMIDIを使用していた)、Keyが問題のアルバムの版権を持つSony BMGに抗議をしたため、同CDはSony BMGにより回収された[11][12]。
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