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松本清張の短編小説 ウィキペディアから
『駅路』(えきろ)は、松本清張の短編小説。『サンデー毎日』1960年8月7日号に掲載され、1961年11月に短編集『駅路』収録の表題作として、文藝春秋新社から刊行された。
銀行の営業部長を定年で退職した小塚貞一は、その年の秋の末、簡単な旅行用具を持って家を出たまま、行方不明となった。家出人捜索願を受けて、呼野刑事と北尾刑事は捜査を始める。家庭は平和と見えたし、子供も成長し、一人は結婚もした。人生の行路を大方歩いて、やれやれという境涯に身を置いていたように思える。自殺する原因もない。自分から失踪したとすれば、何のためにそのような行動を取ったのか……。
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1962年4月5日と4月6日、NHKの「松本清張シリーズ・黒の組曲」(22:15-22:45)の第1作として2回にわたり放映。
「松本清張シリーズ・最後の自画像」[6]。1977年10月22日、NHKの「土曜ドラマ」(20:00-21:10)にて放映[7]。視聴率16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)[8]。
向田邦子の脚本による作品。ドラマ化の経緯は参考文献を参照。原作ではモチーフの一つとして画家のゴーギャンに言及されているが、本ドラマは向田の視点からこれをクローズアップした構成となっている。登場人物では、福村慶子の役割が原作から変更され最後では物語の中心に置かれている。また、原作者も恍惚老人役で出演している。
「松本清張の駅路 謎の伊勢路殺人旅行 死んだ父から絵ハガキが…」。1982年10月2日、東映の制作によりテレビ朝日系列の「土曜ワイド劇場」枠(21:02-)にて放映された。視聴率21.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)[8]。小塚貞一の娘(古手川祐子)と婚約者(広岡瞬)が失踪した父の謎を追うストーリー。
「松本清張生誕100年記念作品・駅路」。2009年4月11日21:00-23:10、フジテレビ系列の「土曜プレミアム」枠にて放映。松本清張生誕100年と向田邦子生誕80年を記念し、向田の脚本に脚色・演出を加え制作された作品。時代設定は昭和63年年末から昭和64年の昭和天皇崩御までの期間に置かれている。視聴率は15.6%(関東地区)。
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