幾寅駅
かつて北海道空知郡南富良野町にあった北海道旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
かつて北海道空知郡南富良野町にあった北海道旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
幾寅駅(いくとらえき)は、北海道空知郡南富良野町字幾寅にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線の駅(廃駅)である。駅番号はT36。電報略号はトラ。事務管理コードは▲110407[2]。かつては急行「狩勝」の停車駅だった。
所在地名より。現在のユクトラシュベツ川(幾寅川とは異なる)を指すアイヌ語の「ユクトゥラシペッ[注釈 2]」(鹿が・登る・川)の上部を採って漢字をあてたものとされる[10]。
なお、この「ユクトゥラシペッ」を訳して駅名にしたのが隣駅の東鹿越駅(及び旧鹿越信号場)である。
廃止時点では単式ホーム1面1線と木造駅舎を有する地上駅であった。
かつては島式ホーム状の2面を有していたが、いずれも片面使用の実質相対式ホーム2面2線で、駅舎側ホーム(下りホーム)と駅舎の間に貨物積卸線1本と駅裏側に大きく膨らんだ貨物線1本を有していた。当駅は建設時には南側に駅舎が設置されていたが、この駅裏の貨物線は駅舎が北側に移転した後に設置されている[注釈 3]。駅舎と互いのホームは構内踏切で連絡していた。駅裏側の貨物線が先に廃止され[注釈 4]、後に駅舎側の貨物積卸線も貨物取扱廃止に伴って使用されなくなって、1983年時点では側線として残っていたが[11]、1993年(平成5年)時点では、この側線も富良野側の転轍機が外されて滝川方から分岐する側線となっていた[12]。更に交換設備廃止の上、島式ホーム1面使用の単式ホームとなっていた。
駅舎は線路の北側(根室方面に向かって左側)に位置し、築堤上のホームとは階段で連絡する。古い駅舎であるが、映画『鉄道員(ぽっぽや)』の撮影の為、より古さを強調した感じ[注釈 5](外観及び内装も[13])に改修されている。
乗車人員の推移は以下のとおりであった。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1981年(昭和56年) | (91.0) | [11] | 1日平均乗降客数182人 | ||
1992年(平成 | 4年)(109.0) | [14] | 1日平均乗降客数218人 | ||
2012年(平成24年) | 66 | [JR北 4] | 以下、1日平均はJR北海道の同年の特定の平日の調査日の数値 | ||
2013年(平成25年) | 72 | ||||
2014年(平成26年) | 74 | ||||
2015年(平成27年) | 59 | 67.8 | |||
2016年(平成28年) | - | 同年度から東鹿越 - 新得間被災によりバス代行。データなし。 | |||
2017年(平成29年) | - | [JR北 5] | |||
2018年(平成30年) | - | [JR北 6] | |||
2019年(令和元年) | - | [JR北 7] | |||
2020年(令和 | 2年)- | [JR北 8] | |||
2021年(令和 | 3年)- | [JR北 9] | |||
2022年(令和 | 4年)- | [JR北 10] | |||
2023年(令和 | 5年)- | [JR北 11] |
幾寅の市街地になっており、商店や住宅が立ち並ぶ。
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