奥中山高原駅
岩手県二戸郡一戸町中山にあるIGRいわて銀河鉄道の駅 ウィキペディアから
岩手県二戸郡一戸町中山にあるIGRいわて銀河鉄道の駅 ウィキペディアから
奥中山高原駅(おくなかやまこうげんえき)は、岩手県二戸郡一戸町中山字大塚にある、IGRいわて銀河鉄道いわて銀河鉄道線の駅である。
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを有する地上駅である。
2番線は待避線で旅客列車はそのまま発車するが、貨物列車の場合、駅構外は勾配のため有効長が短く、2番線には加速線があった。このため貨物列車は入線して特急列車を待避後、一旦後退してから出発していた。現行ダイヤでは列車待避を必要とする貨物列車はないため、このような運用は見られなくなった。
二戸駅管理の社員配置駅。駅舎には出札窓口があり、硬券入場券・乗車券が常備されている。
IGRいわて銀河鉄道によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員は287人である[IGR 1]。
2000年度(平成14年度)以降の推移は以下のとおりである。なお、2000年度(平成12年度)- 2002年度(平成14年度)において、JR東日本が算出した数値は乗車人員のものである。
乗車人員・乗降人員推移 | |||
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年度 | 1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗降人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 246[※ 1] | [JR 1] | |
2001年(平成13年) | 250[※ 1] | [JR 2] | |
2002年(平成14年)(JR) | 274[※ 1] | [JR 3] | |
2002年(平成14年)(IGR) | 481 | [IGR 2] | |
2003年(平成15年) | 452 | [IGR 3] | |
2004年(平成16年) | 466 | [IGR 4] | |
2005年(平成17年) | 441 | [IGR 5] | |
2006年(平成18年) | 458 | [IGR 6] | |
2007年(平成19年) | 413 | [IGR 7] | |
2008年(平成20年) | 418 | [IGR 8] | |
2009年(平成21年) | 412 | [IGR 9] | |
2010年(平成22年) | 405 | [IGR 10] | |
2011年(平成23年) | 361 | [IGR 11] | |
2012年(平成24年) | 353 | [IGR 12] | |
2013年(平成25年) | 377 | [IGR 13] | |
2014年(平成26年) | 340 | [IGR 14] | |
2015年(平成27年) | 355 | [IGR 15] | |
2016年(平成28年) | 365 | [IGR 16] | |
2017年(平成29年) | 368 | [IGR 17] | |
2018年(平成30年) | 365 | [IGR 18] | |
2019年(令和元年) | 329 | [IGR 19] | |
2020年(令和 | 2年)304 | [IGR 20] | |
2021年(令和 | 3年)295 | [IGR 21] | |
2022年(令和 | 4年)279 | [IGR 22] | |
2023年(令和 | 5年)287 | [IGR 1] | |
|
2008年(平成20年)6月24日、犬(ヨークシャー・テリア)のマロン(雄・2001年(平成13年)8月19日 - 2009年(平成21年)8月29日)が名誉駅長に就任した。マロンは同駅の委託駅員に飼われていて、生後45日頃から飼い主と一緒に駅に出勤していた。和歌山電鐵貴志駅の「たま駅長」や会津鉄道芦ノ牧温泉駅の「ばす駅長」といった「動物駅長」が話題を呼ぶ中での就任となった。たまなどと同様の制帽に加え、マロンには特製の制服も支給されていた。
また、マロンの顔写真入り携帯ストラップも当駅で販売されていたほか[注釈 1]、2008年(平成20年)11月6日には写真集『駅長マロン』が全国発売されている《講談社刊、書店店頭およびネット販売のみの扱いで駅では販売せず》。
更に、マロンをテーマにした菓子も「結カフェ」(二戸郡一戸町)により製造され、二戸駅などで販売されている[注釈 2]。
2009年(平成21年)春頃から体調を崩し同年8月29日、気管支炎のため、飼い主や近所の住人に看取られて9歳で死去した[11]。駅舎内には、在りし日のマロン駅長に纏わる写真などが展示されている[12]。
マロン駅長の死から4年余り経過した2013年12月、「マロン」の飼い主でもあった当駅の委託駅員が「マロン」によく似たヨークシャー・テリア犬を見つけて引き取り、「マック」と名付けた[12]。
「マック」は、他界した「マロン」と同じくオスであり、引き取られた時点で4歳だった。「マロン」と比べて頭一つ分程度体が大きいものの、性格は「マロン」に似ているとのこと[12]。
前出の委託駅員に引き取られた「マック」は、以後、「マロン」の後継を目指して、委託駅員と共に駅での接客にあたるようになる。そして、2015年6月に開かれたIGRいわて銀河鉄道の株主総会に於いて、「マック」が“駅長見習い”中であることが報告されると共に、「駅長席に座っていられなかったのが、かなり座れるようになってきた」とその「マック」自身の成長ぶりも併せて報告された[12][13][8]。
前記株主総会で”駅長見習い”として認知されてから約2年経過した2017年6月21日の午前中、「マック」は交通事故に遭い亡くなった[9]。
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