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大子町
茨城県久慈郡の町 ウィキペディアから
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大子町(だいごまち)は、茨城県の県北地域西部に位置し、久慈郡に属する町。福島県や栃木県と県境を接する。
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概要
大子町は久慈川上流の奥久慈地域の中心であり、観光と農業を中心とする町である。久慈川を利用したクレソン栽培やイベント開催が行われており、水の郷百選「水に生き水と活きる緑のふるさと大子町」に選ばれている[1]。食品(奥久慈しゃも、奥久慈りんごなど)、観光(袋田温泉や鮎釣りなど)、和紙原料の「那須楮」で知られる。かつて42,000人を越えた人口も今は減少が続いている。
地理
要約
視点

袋田の滝がある。久慈川に平行してJR水郡線が走る。町北部には、八溝山や高笹山、町南部には男体山や生瀬富士がある。
隣接する自治体
気候

標高120mと比較的標高は低いものの、盆地でかつ晴天率が高いため冬の朝晩の冷え込みは周囲と比較しても大変厳しい。1月の平均最低気温-5.1℃は、はるか北に位置する岩手県盛岡市(-5.2℃)とほとんど同じ数値で、南東北平地の多くのアメダスより低く、関東地方の平地に位置するアメダスとしてはずば抜けた低温となっている。
大子町・福島県矢祭町付近の久慈川流域ではシガの発生が見られる。シガとは流氷の一種で、川底で氷が発生し浮かび上がって流れる現象で、表面が凍って流れるものではない。シガが関東地方のような低緯度で観測されるのは世界的にも珍しく、周囲と比較しても特に厳しい冷え込みが続くことを示している。真冬の久慈川を彩る自然現象として観光の対象ともなる。
しかし冬の日中は他の関東平野部と同様に日射のため10℃近くまで気温が上がり暖かくなる。夏は猛暑日を記録することも多いが、熱帯夜は稀で1回も観測されない年も多い。非常に日較差の大きい気候が特徴である。
- 大子
- 東経140度20.7分、北緯36度46.7分、標高120メートル
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歴史
沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、久慈郡浅川村・上岡村・大子村・山田村の区域をもって大子村が発足。
- 1891年(明治24年)7月20日 - 町制を施行し大子町となる。
- 1934年(昭和9年)12月4日 - 水郡線が全線開通。
- 1953年(昭和28年)5月18日 - 国道118号が制定。
- 1955年(昭和30年)3月31日 - 上小川村・黒沢村・佐原村・生瀬村・袋田村・宮川村・依上村と下小川村の一部(西金・盛金の一部)と新設合併し、改めて大子町が発足。
- 1993年(平成5年) - 国道461号が制定。
- 1998年(平成10年)4月17日 - 道の駅奥久慈だいごが登録される。
- 2019年(令和元年)10月12日-台風19号により町役場本庁舎が浸水し、575棟の建物被害が発生した。[4]
- 2020年(令和2年)4月11日 - 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、翌月にかけて公立小中学校の臨時休校が行われる[5]。
人口
![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
大子町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 大子町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 大子町
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
大子町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
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行政
町長
- 高梨哲彦(2019年1月12日就任、2期目)
歴代町長
庁舎

茨城県久慈郡大子町大字大子866番地にあった町役場本庁舎は築後約60年経過し、建物や設備の老朽化、耐震性などに問題があったため、旧東京理科大学大子研修センターグラウンド(茨城県久慈郡大子町大字北田気字上ノ原662番地外)に新庁舎を建設することになった[6]。
新庁舎は、いばらき木づかいチャレンジ2022の木造に対する補助制度を利用し、地域産木材などを活用した地上2階建ての純木造庁舎となる[6]。
2022年8月20日に新庁舎の竣工式典が行われ、同年9月20日から新庁舎での業務を開始した[7]。
総費用は20億7,700万円。
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交通
鉄道
バス
道路
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学校
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事・特産品


- 袋田の滝
- 日本三名瀑のひとつ。四段に分れて落ちるので「四度の滝」とも呼ばれる。
- 月待の滝
- 表側と裏側 どちらからでも滝を鑑賞できる落差15mの滝。安達祐実主演「ガラスの仮面」のロケ地の一つ
- 大子温泉
- 袋田温泉
- 塩ノ沢温泉
- 関所の湯
- 月居温泉
- 浅川温泉
- 八溝川湧水群(名水百選)
- 日輪寺
- 八溝山
- 常陸国YOSAKOI
- 5月20日前後の土日に開催。大子町内では、常陸大子駅前通り会場、メイン会場、袋田会場にて開催。
- りんご:観光リンゴ園が町内に点在し、観光バスがツアーで訪れる人気になっている。
- 奥久慈茶
- 奥久慈軍鶏:しゃも料理の店が町内に点在する。
- 大子漆
- コウゾ:和紙原料。大子那須楮と呼ばれ珍されるが、生産者が高齢化に伴い減っている。
- 法龍寺
- 十二所神社:大子地区にある神社。「大子ぶんぬき祭」「百段階段でひなまつり」が行われる。
出身者
ロケ地
脚注
関連項目
外部リンク
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