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茨城県久慈郡の町 ウィキペディアから
大子町(だいごまち)は、茨城県の県北地域西部に位置し、久慈郡に属する町。福島県や栃木県と県境を接する。
だいごまち 大子町 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 関東地方 | ||||
都道府県 | 茨城県 | ||||
郡 | 久慈郡 | ||||
市町村コード | 08364-0 | ||||
法人番号 | 4000020083640 | ||||
面積 |
325.76km2 | ||||
総人口 |
13,957人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 42.8人/km2 | ||||
隣接自治体 |
常陸太田市、常陸大宮市 栃木県:大田原市、那須郡那珂川町 福島県:東白川郡矢祭町、棚倉町 | ||||
町の木 | ブナ | ||||
町の花 | 茶 | ||||
町の鳥 | オシドリ | ||||
大子町役場 | |||||
町長 | 高梨哲彦 | ||||
所在地 |
〒319-3521 茨城県久慈郡大子町大字北田気662番地 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
特記事項 | 町制施行日:1891年7月20日 | ||||
ウィキプロジェクト |
大子町は久慈川上流の奥久慈地域の中心であり、観光と農業を中心とする町である。食品(奥久慈しゃも、奥久慈りんごなど)、観光(袋田温泉や鮎釣りなど)、和紙原料の「那須楮」で知られる。かつて42,000人を越えた人口も今は減少が続いている。
町中央部には久慈川が流れ、袋田の滝がある。久慈川に平行してJR水郡線が走る。町北部には、八溝山や高笹山、町南部には男体山や生瀬富士がある。
標高120mと比較的標高は低いものの、盆地でかつ晴天率が高いため冬の朝晩の冷え込みは周囲と比較しても大変厳しい。1月の平均最低気温-5.1℃は、はるか北に位置する岩手県盛岡市(-5.2℃)とほとんど同じ数値で、南東北平地の多くのアメダスより低く、関東地方の平地に位置するアメダスとしてはずば抜けた低温となっている。
大子町・福島県矢祭町付近の久慈川流域ではシガの発生が見られる。シガとは流氷の一種で、川底で氷が発生し浮かび上がって流れる現象で、表面が凍って流れるものではない。シガが関東地方のような低緯度で観測されるのは世界的にも珍しく、周囲と比較しても特に厳しい冷え込みが続くことを示している。真冬の久慈川を彩る自然現象として観光の対象ともなる。
しかし冬の日中は他の関東平野部と同様に日射のため10℃近くまで気温が上がり暖かくなる。夏は猛暑日を記録することも多いが、熱帯夜は稀で1回も観測されない年も多い。非常に日較差の大きい気候が特徴である。
大子(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 17.9 (64.2) |
22.5 (72.5) |
26.0 (78.8) |
31.5 (88.7) |
35.5 (95.9) |
38.3 (100.9) |
38.7 (101.7) |
39.0 (102.2) |
37.3 (99.1) |
32.0 (89.6) |
24.8 (76.6) |
24.1 (75.4) |
39.0 (102.2) |
平均最高気温 °C (°F) | 8.2 (46.8) |
9.3 (48.7) |
12.9 (55.2) |
18.5 (65.3) |
23.5 (74.3) |
26.2 (79.2) |
29.9 (85.8) |
31.3 (88.3) |
27.1 (80.8) |
21.3 (70.3) |
15.7 (60.3) |
10.5 (50.9) |
19.5 (67.1) |
日平均気温 °C (°F) | 0.6 (33.1) |
1.8 (35.2) |
5.4 (41.7) |
10.9 (51.6) |
16.2 (61.2) |
20.1 (68.2) |
23.9 (75) |
24.9 (76.8) |
21.0 (69.8) |
14.8 (58.6) |
8.3 (46.9) |
2.8 (37) |
12.6 (54.7) |
平均最低気温 °C (°F) | −5.1 (22.8) |
−4.2 (24.4) |
−1.0 (30.2) |
4.2 (39.6) |
10.2 (50.4) |
15.6 (60.1) |
20.0 (68) |
20.9 (69.6) |
16.9 (62.4) |
10.2 (50.4) |
2.9 (37.2) |
−2.7 (27.1) |
7.3 (45.1) |
最低気温記録 °C (°F) | −15.6 (3.9) |
−14.0 (6.8) |
−11.0 (12.2) |
−6.0 (21.2) |
−0.6 (30.9) |
5.6 (42.1) |
10.3 (50.5) |
11.3 (52.3) |
4.6 (40.3) |
−1.7 (28.9) |
−6.2 (20.8) |
−10.8 (12.6) |
−15.6 (3.9) |
降水量 mm (inch) | 38.9 (1.531) |
42.7 (1.681) |
92.1 (3.626) |
115.8 (4.559) |
134.0 (5.276) |
148.0 (5.827) |
203.6 (8.016) |
187.7 (7.39) |
197.8 (7.787) |
163.3 (6.429) |
75.6 (2.976) |
43.3 (1.705) |
1,451.3 (57.138) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 4.5 | 5.2 | 9.1 | 10.6 | 11.8 | 12.7 | 14.4 | 11.4 | 12.0 | 10.5 | 6.9 | 4.6 | 113.7 |
平均月間日照時間 | 201.7 | 187.3 | 198.6 | 196.0 | 186.9 | 133.7 | 133.8 | 157.6 | 128.4 | 144.3 | 160.6 | 184.2 | 2,011.8 |
出典1:気象庁 | |||||||||||||
出典2:観測史上1位~10位の値 |
大子町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 大子町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 大子町
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
大子町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
歴代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 |
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1 | 八代保 | 1955年5月18日 | 1959年2月24日 |
2〜5 | 國谷順一郎 | 1959年3月15日 | 1974年11月30日 |
6〜8 | 宮田秀二郎 | 1975年1月12日 | 1987年1月11日 |
9〜11 | 黒田宏 | 1988年1月12日 | 1999年1月11日 |
12〜13 | 飯村精三 | 1999年1月12日 | 2007年1月11日 |
14 | 綿引久男 | 2007年1月12日 | 2011年1月11日 |
15 | 益子英明 | 2011年1月12日 | 2015年1月11日 |
16 | 綿引久男 | 2015年1月12日 | 2019年1月11日 |
17 | 高梨哲彦 | 2019年1月12日 | 現職 |
茨城県久慈郡大子町大字大子866番地にあった町役場本庁舎は築後約60年経過し、建物や設備の老朽化、耐震性などに問題があったため、旧東京理科大学大子研修センターグラウンド(茨城県久慈郡大子町大字北田気字上ノ原662番地外)に新庁舎を建設することになった[4]。
新庁舎は、いばらき木づかいチャレンジ2022の木造に対する補助制度を利用し、地域産木材などを活用した地上2階建ての純木造庁舎となる[4]。
2022年8月20日に新庁舎の竣工式典が行われ、同年9月20日から新庁舎での業務を開始した[5]。
総費用は20億7,700万円。
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