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日本の映画シリーズ ウィキペディアから
『嘘八百』(うそはっぴゃく)は、2018年から公開されている日本映画シリーズ[1]。監督は武正晴、主演は中井貴一と佐々木蔵之介[1]。続編として、2020年に『嘘八百 京町ロワイヤル』が公開[2]、2023年に『嘘八百 なにわ夢の陣』が公開[3]。
『嘘八百』(うそはっぴゃく)は、2018年1月5日に公開された日本映画[1]。主演は中井貴一と佐々木蔵之介[1]。
武の監督作『百円の恋』を観たプロデューサーから「関西を舞台にしたオリジナル脚本」の企画を提案されたことがきっかけで製作することになった[5]。主演の中井は、古美術関連の書籍を読んで役作りを行っていたという[5]。
大阪府堺市で古美術品を商う道具屋の小池則夫(中井貴一)は、絹田という旧家の土蔵で古茶碗の山の中に幻の利休茶碗を発見した。しかし、全て贋作と嘘をつき、まとめて100万円で買い取る則夫。有頂天になった則夫だが、改めて良く見ると茶碗は偽物だった。
絹田家の主人を装っていた野田佐輔(佐々木蔵之介)は、名品の茶碗の贋作ばかり作る陶芸家だった。行きつけの居酒屋の主人は書き付けの偽物を、常連客の材木屋は木箱を、表具屋は紙を調達し、則夫のようなカモを騙す一味なのだ。
佐輔に文句を言う為に自宅まで押し掛けたが、なぜかすき焼きを相伴し、酔って泊まってしまう則夫。則夫の娘・いまりと佐輔の息子・誠治も、いつの間にか仲良くなっていた。
千利休が書いた茶碗の「譲り状」と箱は本物だと聞いて、佐輔に茶碗を作らせ高額で売る計画を立てる則夫。今までのような有名茶碗の“写し”ではなく、鑑定士も騙せるほどの新作茶碗を焼けと発破をかけられ、奮起する佐輔。
若い頃の佐輔は腕の良い陶芸家だった。しかし、骨董店主の樋渡に依頼された名品の“写し”に、有名鑑定士の棚橋が偽の鑑定書を付けて高額で売った事をきっかけに、贋作作家に落ちぶれ、樋渡と縁を切った後も立ち直れずに今に至っていた。そして、その時の佐輔の贋作を知らずに購入し、転売した為に信用を失い、骨董の店を潰したのが則夫だったと判明した。
利休の心情にまで踏み込んで、渾身の茶碗を作り上げる佐輔。樋渡や棚橋を招いた内輪の道具市(いち)で、樋渡はその茶碗を1億円余りで購入した。その夜、クリスティーズのオークションに出品を決める樋渡。たが、鑑定に迷い始めた棚橋と樋渡は揉み合い、茶碗を落として割ってしまった。
いまりが頼りない誠治と結婚することが気に入らず、結婚式を潰してしまう則夫。だが、いまりと誠治は1億円を持ち逃げして海外への逃亡を計画していた。空港で飛び去る飛行機を見送り、贋作ではなく佐輔の作品を売っていこうと提案する則夫。その頃、いまりは空港の税関で1億円を発見され、取り調べを受けていた。
嘘八百 京町ロワイヤル | |
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監督 | 武正晴 |
脚本 |
今井雅子 足立紳 |
製作 |
佐藤現 横山和宏 氏家英樹 楠智晴 |
製作総指揮 |
加藤和夫 小竹里美 |
出演者 |
中井貴一 佐々木蔵之介 広末涼子 友近 森川葵 山田裕貴 坂田利夫 前野朋哉 木下ほうか 宇野祥平 塚地武雅(ドランクドラゴン) 桂雀々 吹越満 坂田聡 ブレイク・クロフォード 冨手麻妙 山田雅人 浜村淳 国広富之 竜雷太 加藤雅也 |
音楽 | 富貴晴美 |
主題歌 |
クレイジーケンバンド 『門松』 |
撮影 | 西村博光(J.S.C.) |
編集 | 細野優理子 |
制作会社 | アークエンタテインメント |
製作会社 | 「嘘八百 京町ロワイヤル」製作委員会 |
配給 | ギャガ |
公開 | 2020年1月31日 |
上映時間 | 106分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
前作 | 嘘八百 |
次作 | 嘘八百 なにわ夢の陣 |
『嘘八百 京町ロワイヤル』(うそはっぴゃく きょうまちロワイヤル)は、2020年1月31日に「嘘八百」の続編として公開された日本映画[6]。主演は前作に引き続き、中井貴一と佐々木蔵之介[7]。
京都を舞台に、名家から盗まれたという5000万円は下らないといわれる古田織部の茶器を巡って、小池と佐輔が再び手を組んで「ひと儲け」ならぬ「ひと助け」をするために、かつての仲間をひっかき集めて奪還作戦を決行する[6]。
『嘘八百 なにわ夢の陣』(うそはっぴやく なにわゆめのじん)は、2023年1月6日に『嘘八百』シリーズ第3弾として公開された日本映画[3][9][10]。主演は前作までに引き続き、中井貴一と佐々木蔵之介[3]。
シリーズ第3弾[3]。
本作の骨董品は、豊臣秀吉の出世を後押ししたと言われる7つの縁起物『秀吉七品(しちしな)』の1つである「鳳凰の銘がついた茶碗」[3]。
本作の新規キャラクターで物語のキーマンである、謎のカリスマ波動アーティスト・TAIKOH役に、安田章大を起用[11][12]。安田は、本作で約7年振りの映画出演となる[11][12]。
同年7月4日、クランクアップ翌日に本作の情報が解禁された[3]。
同年7月11日、追加キャストとして、安田章大の出演が発表された[11][12]。
同年8月25日、追加キャストとして、前シリーズからの続投である友近や森川葵、新規キャストの中村ゆりを始めとした計17人の出演が発表された[14][15]。
同年10月3日、メインビジュアルと公開日が発表された[9][10]。
同年12月19日、完成披露試写会が行われた。舞台挨拶では、張り子作家の前田ビバリーが映画公開記念のために制作した張り子の熊手も披露された[16]。
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