日本トランスオーシャン航空
沖縄県那覇市に本社があるJALグループの航空会社 ウィキペディアから
沖縄県那覇市に本社があるJALグループの航空会社 ウィキペディアから
日本トランスオーシャン航空株式会社(にほんトランスオーシャンこうくう、英: Japan Transocean Air Co.,Ltd.)は、沖縄県那覇市に本社を置く日本の航空会社である。旧社名は南西航空株式会社(なんせいこうくう)。日本航空 (JAL) グループの一企業で、日本航空株式会社、沖縄県等が株主の第三セクター企業である。航空連合「ワンワールド」に加盟する。
日本トランスオーシャン航空・琉球エアーコミューター本社が入居する那覇バスターミナル | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | JTA |
本社所在地 |
日本 〒900-0027 沖縄県那覇市泉崎1-20-1 カフーナ旭橋A街区 3階 北緯26度12分40.6秒 東経127度40分37.5秒 |
設立 | 1967年(昭和42年)6月20日 |
業種 | 空運業 |
法人番号 | 3360001001727 |
事業内容 |
定期航空運送事業及び不定期航空運送事業 航空機整備事業 その他の事業[1] |
代表者 | 野口望(代表取締役社長執行役員)[1] |
資本金 | 45億3720万円[1] |
売上高 |
189億1069万2000円 (2022年3月期)[2] |
営業利益 |
△75億1390万7000円 (2022年3月期)[2] |
経常利益 |
△74億9312万7000円 (2022年3月期)[2] |
純利益 |
△52億6656万0000円 (2022年3月期)[2] |
純資産 |
365億3859万6000円 (2022年3月31日現在)[2] |
総資産 |
527億5870万8000円 (2022年3月31日現在)[2] |
従業員数 | 802名(2022年3月31日現在)[1] |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 日本航空 72.8%[3] |
主要子会社 |
琉球エアーコミューター 74.5%[4] JALJTAセールス 83.3%[5] |
関係する人物 | 青木誠(元社長) |
外部リンク | https://jta-okinawa.com/ |
1958年、那覇と先島諸島の宮古、石垣の各空港を結ぶ[注 1]琉球航空運輸株式会社が米軍施政権下におかれた沖縄県で設立された。1967年、琉球航空に日本航空が出資し南西航空株式会社が設立された[8]。南西航空は設立時に離島6路線を加え[9]、以後、沖縄本島の那覇空港から離島を結ぶ路線を中心に運航する。1993年、現・商号に変更。
なお、かつて米国に存在したトランスオーシャン航空 (Transocean Airlines) や、当社の英文旧社名 (Southwest Air Lines) とほぼ同名の米国に現存するサウスウエスト航空(Southwest Airlines)とは直接的な関係はない。
同社のIATAコードは同社子会社である琉球エアーコミューター(RAC)においても使用される場合がある。JALマイレージバンクの搭乗履歴に表示されるRACの2レターコードは、親会社であるJTAのIATAコードである「NU」となる。また、JALグループや同社と連帯運送契約を締結している全日本空輸(ANA)のチェックインカウンターで発行された手荷物タグに表示される2レターコードも「NU」となる。(2019年のJALグループ旅客サービスシステム更新前までは、JALグループで発行される手荷物タグの2レターコードが「RC」と表記されていた。)
JALグループ各社はJAL・J-AIR・JAC・HACの4社においては運航全便にて運送の共同引き受けを実施し、便名をJAL便に統一しているが、JTA・RACの2社はJTA・RAC間を含むJALグループ各社間で運送の共同引き受けを実施していない。なお、JTAでは2021年3月28日より、一部の便にてJALとの運送の共同引受を開始したことに伴い、当該便はJAL便として運航している[10]。
RACの便名の数字は700番台・800番台となっており、JTAと便名の数字が重複することはないが、JAL・JTA両社運航便については便名の数字が重複するケースが多いことから[11]、JAL国内線時刻表にも両社運航便には同数字の便名が存在することへの注意喚起の記述が見られる[12]。
また、同社は経済産業省によって2018年から2024年度まで連続で健康経営優良法人(ホワイト500)に認定されている[13][14]。
ボーイング787型機の開発以降は使用されなくなったものの、それ以前の保有機材においては発注したボーイング製機材に顧客番号(カスタマーコード)が割り振られており、日本トランスオーシャン航空(JTA)が発注した機材の番号はQ3であった。2024年現在ではJTAの全保有機にカスタマーコードが割り振られているが、先述したJAL本社からの移籍機材2機には本社のコード46が割り振られている。詳細はボーイング・カスタマーコード一覧を参照。
エンブラエル社機材
南西航空時代は独自のデザインを採用していた時期もあったが、社名変更後は基本的にJALデザインと同じである。
名称 | 運行期間 | 運航機材 | 概要 |
---|---|---|---|
ジンベエジェット[35] | 2012年12月26日- | JA8939→JA05RK | 沖縄美ら海水族館とのタイアップ |
さくらジンベエ[35] | JA8992→JA06RK | ||
ぱいーぐる・ピカリャ~ジェット | 2013年2月11日-6月下旬 | JA8597 | 新石垣空港の開港を記念して就航、同空港マスコットキャラクター「ぱいーぐる」と沖縄県竹富町マスコットキャラクター「ピカリャ~」が機体後方に描かれた特別デザイン |
「O+」ジェット[36] | JA01RK | 機体後方のポートサイドに沖縄と世界、日本全国を繋ぐカンファレンスイベント「O+《Connecting Okinawa》」のロゴマークが描かれていた特別デザイン機 | |
世界自然遺産登録の支援活動 ~ウィングレット編~[37] | 2017年4月14日- | JA01RK(ヤンバルクイナ)/JA02RK(イリオモテヤマネコ)/JA03RK(アマミノクロウサギ) | 奄美大島と徳之島、沖縄島北部、西表島の世界自然遺産登録を後押しする活動の一環で地域に生息する希少動物を主翼端ウィングレットに描いた3機(JA03RKは空手ジェットや「憩うよ、沖縄。」と複合塗装) |
空手ジェット[38] | 2018年2月7日-2020年9月24日 | JA03RK/JA04RK | 東京2020オリンピック競技大会から正式種目となる、「空手」の発祥の地が沖縄であることを広く世間に周知することを目的に就航 |
AMURO JET[39] | 2018年5月14日-9月28日 | JA07RK | 就航同年9月に引退した沖縄出身の歌手・安室奈美恵とのタイアップ |
ウルトラマンJET[40] | 2018年10月29日-2019年9月23日 | JA09RK | 2017年8月一般財団法人アニメツーリズム協会が選定する「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に「金城哲夫資料館」が選出されたことを記念した特別デザイン機 |
世界自然遺産登録の支援活動 ~世界自然遺産号~[41] | 2019年8月31日-2020年9月14日 | JA11RK | 世界自然遺産推薦地域である国頭村・大宜味村・東村・竹富町在住の小・中学生を対象に開催された図画コンクールでの最優秀賞作品の特別デザイン機 |
「首里城」特別デザイン機[42] | 2020年1月29日-2021年4月20日 | JA08RK | 2019年10月31日未明に発生した首里城火災を受け、沖縄のシンボルである首里城をデザインした「首里城」特別デザイン機 |
憩うよ、沖縄。特別デザイン機[43] | 2020年10月1日-2022年3月27日 | JA03RK | 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)が発表した「憩うよ、沖縄。」誘客キャンペーンに協賛し、キャンペーンロゴを使用したデザイン |
目指せ!世界自然遺産登録デザイン機[44] | 2021年3月21日-9月1日 | JA11RK | 世界自然遺産推薦地域の小・中学生を対象に開催された図画コンクールでの受賞作品の特別デザイン機 |
祝!世界自然遺産登録デザイン機[44] | 2021年9月2日-2022年4月14日 | ||
世界自然遺産 特別デザイン機[45] | 2023年1月17日-2024年1月27日 | JA10RK | やんばる・西表島地域の小・中学生を対象に開催された図画コンクールでの受賞作品の特別デザイン機 |
世界自然遺産 特別デザイン機[46] | 2024年3月7日- | JA12RK | 北部地域と八重山地域の小・中学生を対象に開催された図画コンクールでの受賞作品の特別デザイン機 |
※は運送の共同引受により、JAL便として運航。東京/羽田 - 宮古線、石垣線は繁忙期期間は供給座席増加のため、JAL本体の機材・乗務員による運航となる。
グループ会社に移管した路線も含む
おおむね日本航空のサービス基準に従うが、日本航空の便とは以下の点で異なり、沖縄らしい内容[49]となっている。
沖縄県出身者が選ばれている。
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