佐伯駅
大分県佐伯市駅前にある九州旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
大分県佐伯市駅前にある九州旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
佐伯駅(さいきえき)は、大分県佐伯市駅前二丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である[1]。事務管コードは▲920544[4]。
鉄筋コンクリート造りの駅舎に接した単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の合計2面3線とホームの無い4番線から7番線までの留置線4本(7番線は廃枕木により進入防止措置がされており、使用停止中。)を有する地上駅で、ホーム間の連絡には跨線橋を使う。ホームには廃止された「彗星」・「富士」・「日南」の号車案内が残っている。1番ホームについてはバリアフリー化工事の際に、上記号車案内は消滅してしまったが、2番・3番ホームには残されている。また、上記バリアフリー化工事にあわせて、ホームの大分方面にフェンスが設置され、ホーム端に行くことができなくなってしまっている。
留置線では早朝に複数の列車が入換作業をする。2022年5月現在、夜間滞泊を行う車両は出発順に415系(大分行)・787系(延岡行)・415系(中山香行)・885系(ソニック12号博多行)・815系(亀川行)である。(415系は運用により番台区分は一定していない。)3番ホームからそのまま発車する815系以外は、すべて上岡駅方へ引きあげた後に1番ホームへ転線し出発する。
かつて、現在佐伯駅に隣接するビジネスホテルであるルートイン佐伯や九州電力佐伯営業所の敷地には貨物側線があり、さらに上岡駅方には興人(興人ライフサイエンスを経て、現三菱商事ライフサイエンス)佐伯工場専用線への分岐が存在した。国道217号線を横断し、駅南東方向の東浜地区まで到達していた。もともとは、佐伯海軍航空隊の施設に至る軍事路線を転用したものである(途中野岡町一帯に海軍施設が存在していた。また、現在興人の用地となって地区は、佐伯海軍航空隊の飛行場があった。戦後に転用とともに延伸したものである)。1984年に廃止され、現在は遊歩道となっているため容易に廃線跡を辿ることができる。途中にある橋の橋脚には鉄道時代のものがそのまま使われている。
直営駅でみどりの窓口を設置している。待合室内のキヨスクで地元業者「かわなみ」が製造する柿の葉寿しを販売していたが、2017年9月に閉店している。
待合室には廃校になった佐伯市立上入津小学校から寄贈された黒板を利用した伝言板、テレビと飲料水自動販売機が設置されている。
駅正面横にはかつて佐伯市出身の幕内力士「嘉風」ののぼり旗が数本掲揚されていた。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2000(平成12年) | 1,062 |
2001(平成13年) | 1,065 |
2002(平成14年) | 1,017 |
2003(平成15年) | 969 |
2004(平成16年) | 922 |
2005(平成17年) | 855 |
2006(平成18年) | 845 |
2007(平成19年) | 854 |
2008(平成20年) | 817 |
2009(平成21年) | 761 |
2010(平成22年) | 767 |
2011(平成23年) | 784 |
2012(平成24年) | 827 |
2013(平成25年) | 837 |
2014(平成26年) | 787 |
2015(平成27年) | 814 |
2016(平成28年) | 805 |
2017(平成29年) | 712 |
2018(平成30年) | 742[20] |
2019(令和元年) | 728[21] |
2020(令和 | 2年)567[22] |
2021(令和 | 3年)576[23] |
2022(令和 | 4年)633[24] |
2023(令和 | 5年)710[3] |
駅は中心市街地の北端にあり、佐伯港に近い。商業地区の中心は駅から南へ1 - 2キロほど離れた地域に広がっている。駅前にはロータリーが整備されておりバスやタクシーが発着する。
佐伯駅を発着する路線バスの内、市内路線は2021年10月以降佐伯市コミュニティバスとして運行されている(運行委託先は大分バス)。佐伯市内と大分市内を結ぶ急行バス(伯大線)については、引き続き大分バスによって運行されている。
佐伯駅バス停を発着する路線については、委託先である大分バスの車両によって運行されているため、コミュニティバス化後も引き続き交通系ICカードの利用が可能となっている。
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