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日本の各方面から伊勢神宮への参拝道 ウィキペディアから
伊勢参宮街道(いせさんぐうかいどう)は、日本の各方面から伊勢神宮への参拝道として整備された街道のことである。伊勢街道・伊勢本街道・参宮街道と呼ばれる。
近代以前のかつての街道は次のとおり。とくに広義としての伊勢街道の名称は各街道でも用いられるので注意を要する。 (伊勢街道(○○街道)と用いられることが多い) 狭義としては下記のように用いられる。
日永の追分から東海道と別れ、伊勢にいたる街道。国道23号として1952年(昭和27年)に整備され、松阪市以南は現在、三重県道428号伊勢小俣松阪線。
現在においては、下記の道路およびその旧道が 伊勢参宮街道・伊勢街道・参宮街道 と呼ばれる。
桑名から伊勢に至る参宮街道には[1][2]、「餅街道」の異名がある[1]。沿道に多くの茶店が建ち並び、現代まで多くの名物餅が残されている[1]。北から順に、桑名の安永餅、四日市の嶋小、文蔵餅、なが餅、鈴鹿の立石餅、小俣のへんば餅と続き、伊勢には二軒茶屋餅・太閤出世餅・赤福餅がある[3]。少し離れた熊野街道沿いの多気にもまつかさ餅やおきん餅がある[4]。このように街道沿いに餅菓子が発達したのは、第一に旅人をもてなすためであり[4]、往時の旅人にとってはぜいたくな食べ物であったと考えられる[2]。このほか、餅は腹持ちが良く長い旅路にふさわしかったこと、伊勢国が米どころであったことなどが理由として挙げられる[2]。
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