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アメリカのプロレスラー (1985-) ウィキペディアから
ジョー・アノアイ(Leati Joseph Anoa'i、1985年5月25日 - )は、アメリカ合衆国の元アメリカンフットボール選手であり、プロレスラー。フロリダ州ペンサコーラ出身[1]。WWEにてローマン・レインズ(Roman Reigns)のリングネームで所属。
基本情報 | |||||||||
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ポジション | ディフェンシブタックル | ||||||||
生年月日 | 1985年5月25日(39歳) | ||||||||
出身地 |
アメリカ合衆国 フロリダ州ペンサコーラ | ||||||||
身長: | 191cm | ||||||||
体重: | 130kg | ||||||||
経歴 | |||||||||
大学 | ジョージア工科大学 | ||||||||
ドラフト外 | 2007年 | ||||||||
所属歴 | |||||||||
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父はワイルド・サモアンズで活躍したシカ・アノアイ。兄はロージーなどのリングネームで活躍したマット・アノアイ。
ジョージア工科大学にてアメリカンフットボールで活躍。同時期にアメフトを始めた従甥のウーソズとはよく一緒に練習をしており「三つ巴」と呼ばれていた。
2007年のNFLドラフト終了後の5月、ドラフト外フリーエージェントでミネソタ・バイキングスに入団したが、白血病と診断され、同月下旬に解雇された[2]。同年8月、ジャクソンビル・ジャガーズに加入したが、レギュラーシーズン開幕前に解雇された[3]。なお、バイキングス退団後の7月にWWEにスカウトされたが、サインするまでに至らなかった。
2008年には舞台をCFLに移してエドモントン・エスキモーズに入団。先発3試合を含む計5試合に出場し、9タックルをあげたが同年11月10日に解雇された[4]。
エスキモーズ解雇後、プロレスラーに転向。父であるシカ・アノアイや、叔父のアファ・アノアイのコーチを受けて2010年にWWEとディベロップメント契約。FCWにてトレーニングを開始。ロマン・リーキー(Roman Leakee)のリングネームでデビューし、2011年からはリングネームをリーキー(Leakee)に変更。ドニー・マーロウとタッグを組んでFCWフロリダタッグチーム王座奪取を狙ったが失敗し、シングルへと転向。
2012年1月、レオ・クルーガーとFCWフロリダヘビー級王座を巡り抗争を開始するが、王座を奪取するに至らなかった。同年8月より成功したビジネスマンギミック、ロマン・レインズ(Roman Reigns)へと変更して出場。
2012年11月18日、WWEのPPVであるSurvivor Series 2012のメインイベントであるCMパンク、ライバック、ジョン・シナによるトリプルスレットマッチにてディーン・アンブローズ、セス・ロリンズと共に乱入。場外へ逃れてきたライバックを捕え、3人で抱え上げて実況席へとパワーボムを見舞った。翌日のRAWにも3人で姿を現し、ライバックを強襲した。それから、WWEの不義を正す正義の盾、ザ・シールド(The Shield)を名乗り活動。主に6人タッグマッチで、数々のスーパースターの急造チームを相手に勝利している。
2013年、5月のPPVであるExtreme Rules 2013にてロリンズとのタッグでチーム・ヘル・ノーとWWEタッグ王座を賭けて対決し勝利。WWEタッグ王座を奪取した。以降、PPVやRAW、SmackDownで王座を防衛するも10月14日のRAWでコーディ・ローデス & ゴールダストとの王座戦の際にビッグ・ショーの介入に邪魔されてしまい敗戦。王座を奪われた。11月24日、PPVであるSurvivor Series 2013にてサバイバー・シリーズ・エリミネーションマッチに出場し、歴代トップタイとなる4人抜きを達成する快挙を成し遂げた(もう一人は1995年のアジャコング)。
2014年1月26日、Royal Rumble 2014に出場。ロイヤルランブルマッチに出場した際にアンブローズに裏切られ落とされかけるが、直後にロリンズがアンブローズを責めたところをアントニオ・セザーロが2人を襲撃し、ロープ際の戦いとなったところで3人まとめて落とした。最終的には大会最高記録となる12人抜きの快挙を達成し、最後まで残るもバティスタとの直接対決にてあと一歩のところまで追い詰めるも投げ落とされてしまい優勝を逃した。以降、権力者勢であるオーソリティーに逆いベビーターン。エボリューションと抗争を展開し、6月1日のペイバックにてエボリューションとのノー・ホールズ・バード戦で勝利を納めるなどしたが[5]、6月2日のRAWにてロリンズが突如裏切ってエボリューション入りし、シールドは解散した。
7月にはオーソリティーによりWWE世界ヘビー級王座を賭けた予選バトルロイヤルラダーマッチに出場する事を禁じられるが、ヴィッキー・ゲレロを挑発した事から予選出場。王座戦にまで至ったものの、王座は奪取ならず。9月21日、Night of Champions 2014が開催される前日に椎間板ヘルニアの症状が悪化。長期欠場する事になった。11月23日のSurvivor Series 2014にて順調に経過している事をPVを通して報告した。12月14日、TLC & S 2014のセス・ロリンズ vs ジョン・シナにおいて、オーソリティーやビッグ・ショーの乱入でシナが劣勢になったところで登場し、スピアーやスーパーマン・パンチを連発してシナの勝利をアシストした。
2015年1月25日、Royal Rumble 2015にてロイヤルランブルマッチに19番目で出場。終盤まで残りビッグ・ショー、ケインに攻められるが、ビッグ・ショーとケインが口論したところの隙を突いて脱落させる。憤怒した2人によりリング上で攻められていたところをザ・ロックにより助けられ、最後まで隠れて隙を狙って襲撃に来たルセフを脱落させて優勝を飾った[6]。しかしロックに助けられたことをトリプルHに指摘され、口車に乗せられてダニエル・ブライアンとWWE王座挑戦権を賭けて戦うことを承諾。2月22日、Fastlane 2015にてブライアンに勝利し王座挑戦権を完全に自分の物にした[7]。3月29日、WrestleMania 31でブロック・レスナーに挑戦したが、試合終盤にセス・ロリンズが登場しマネー・イン・ザ・バンクの権利を行使。試合はトリプルスレットマッチに変更され、ロリンズにフォールを奪われたことで敗退した[8]。11月9日より空位となったWWE世界ヘビー級王座を巡るトーナメントに出場。1回戦でビッグ・ショー、2回戦でセザーロを破る。同月22日、Survivor Series 2015にて準決勝でアルベルト・デル・リオと対戦。終盤にスピアーを狙ったところへカウンターのスーパーキックを浴び、デル・リオのフィニッシャーであるクロスアーム・ブリーカーを仕掛けられるがシットアウト・パワーボムで持ち堪え、最後にスピアーを決めて勝利。同日、決勝でアンブローズと対戦。互いに死力を尽くし終盤にはポスト際でのエルボーとクローズラインの打ち合いになるが最後に助走をつけて走ってきたアンブローズにスピアーを決めて勝利。王座を戴冠してトリプルHから称えられるが直後にシェイマスからブローグ・キックを喰らうとマネー・イン・ザ・バンクの権利を行使され1度は返したものの再度ブローグ・キックを喰らい3カウントを取られ数分間の天下に終わった[9]。同月14日、RAWにてWWE世界ヘビー級王座を保持するシェイマスに挑戦。ビンス・マクマホンが立会人となり中盤にはスーパーマンパンチをシェイマスに決めてフォールするがビンスの介入によって阻止され、ルセフとアルベルト・デル・リオの乱入からピンチに陥るがシェイマスとビンスにスーパーマンパンチを決める。終盤にはシェイマスからブローグキックを喰らいカウント2で返し、再度ブローグキックを決めようとしたシェイマスにカウンターのスピアーを決めて勝利。試合後にWWE世界ヘビー級王者としてベルトを掲げ上げた[10]。
2016年1月24日、Royal Rumble 2016のロイヤルランブルマッチ形式であるWWE世界ヘビー級王座戦にて1番手で登場。29人を相手に防衛する形となり開始。2番手のルセフ、4番手のタイラー・ブリーズと落として順調なスタートを切るが14番手で登場したルーク・ハーパーが入場したところへ突如リング外からリーグ・オブ・ネーションズ(ルセフ & シェイマス & アルベルト・デル・リオ)から場外へ引きずり降ろされ襲撃を受けて退場。29番手のシェイマスが登場したところへ復活するとスーパーマンパンチで襲撃。続けてザ・ミズ、アルベルト・デル・リオを脱落させる。しかし、シェイマスへスーパーマンパンチを放ち落としたところへ背後から30番手のトリプルHより落とされ脱落。王座から陥落した[11]。4月3日、Wrestle Mania 32にてWWE世界ヘビー級王座戦を保持するトリプルHに挑戦。中盤に場外で大きな助走をつけてスピアーを決めてフェンスを突き破った際に左腕を痛めてしまい、負傷箇所を徹底的に攻められる。終盤には場外からリングに入ってきたトリプルHにスピアーを決めてフォールするがステファニー・マクマホンに邪魔されて3カウントは取れず。ステファニーはスピアーで吹き飛ばしたものの、直後にトリプルHよりペディグリーを喰らってしまう。それでも耐えきり、最後にはスレッジハンマーを取り出したトリプルHにスピアーを決めて勝利、ベルトを奪取した[12]。9月25日、Clash of Champions 2016にてWWE US王座を保持するルセフに挑戦。終盤にアコレードを極められるが脱出に成功するとスピアーを決めて勝利。ベルトを奪取した[13]。
2017年4月2日、WrestleMania 33にてジ・アンダーテイカーと対戦。終盤に満身創痍となったアンダーテイカーに対してスーパーマンパンチとスピアーを何度も繰り返し、最後にスピアーを決めて勝利した[14]。同月18日、実兄ロージーが逝去。10月9日、RAWにてザ・ミズが行うトークショー、MizTVにてミズにリングから出るよう告げるが挑発されているところにアンブローズとロリンズが登場。リングに上がりミズとシェイマス、セザーロ、カーティス・アクセルを襲撃。最後にはミズにトリプル・パワーボムを決めてザ・シールドの復活をアピール。続いてブラウン・ストローマン vs マット・ハーディーの試合でストローマンが勝利。退場しようとしたところ襲撃すると実況席にトリプル・パワーボムを決めた[15]。11月20日、RAWにてWWE IC王座を保持するザ・ミズに挑戦。終盤にセザーロ & シェイマスの介入によりミズからスカル・クラッシング・フィナーレを喰らうがカウント2で返す。そしてバックステージからディーン・アンブローズとセス・ロリンズが登場してセザーロとシェイマスを襲撃するアシストを受けると最後にミズにスピアーを決めて勝利。ベルトを奪取した[16]。
2018年8月19日、SummerSlam 2018にてWWEユニバーサル王座を保持するブロック・レスナーに挑戦。試合前にマネー・イン・ザ・バンク・ラダー・マッチの勝利者であるブラウン・ストローマンがキャッシュインを行えるように場外で待機する状態で試合を開始。中盤にスピアーを仕掛けるも回避されて場外にいるストローマンに直撃。これを受けてレスナーが自身をリングに投げ込みストローマンを攻撃。リングに上がったレスナーにスピアーを決めて勝利。ベルトを奪取した[17]。
10月22日、RAWにてアメフト選手時代の22歳の頃に診断された白血病が再発した事を発表。WWEユニバーサル王座を返上すると共に治療に専念するため離脱を宣言した[18][19]。
2月25日、約4か月ぶりにRAWに登場。白血病が寛解状態まで回復したとし、復帰を発表した。
4月16日に放送されたSmackDown LIVEに登場。スーパースター・シェイクアップ(例年レッスルマニア後の放送で行われる、ブランド間の所属選手の異動)によりSmackDown LIVE所属となる事が発表された[20]。
2月28日に放送されたSmackDown LIVEに登場。前日の2月27日のサウジアラビア大会(スーパーショーダウン)にてWWEユニバーサル王座を獲得したゴールドバーグに対して挑戦を表明し、4月5日のレッスルマニア36にてWWEユニバーサル王座を行うことが発表された[21][22]。しかし、新型コロナウイルスの影響と前述の白血病による重篤化を懸念したため、出場辞退、以降欠場している。
8月23日に放送されたSummerSlam 2020にてストローマンvsブレイ・ワイアットの試合後に両者を襲撃。ワイアットが戴冠したWWEユニバーサル王座のベルトを掲げ、王座再挑戦をアピールし電撃復帰した[23]。翌週のSmackDownでは、PayBack 2020で行われるWWEユニバーサル王座戦の契約書にサイン。さらにブロック・レスナーの元マネジャーだったポール・ヘイマンと結託関係にあることを示唆しヒールターンを果たした[24]。
8月30日、PayBack 2020にてワイアットとストローマンとの三つ巴戦を行うが、試合が始まっても契約書にサインせず、リングにも現れなかった。そしてワイアットとストローマンが消耗した終盤に契約書にサインしてリングに上がると、疲弊した二人を攻め立て、最後はストローマンにスピアーを決めてWWEユニバーサル王座に返り咲いた。
9月27日、実のいとこのジェイ・ウーソとクラッシュ・オブ・チャンピオンズ2020でユニバーサル王座を賭けて対戦しTKO勝利し王座防衛に成功した。
10月25日、ヘル・イン・ア・セル2020でヘル・イン・ア・セル・“アイ・クイット”戦でジェイ・ウーソと再戦し、勝利した。
11月23日、サバイバー・シリーズ2020でWWE王者のドリュー・マッキンタイアと王者vs王者の試合を制した。
その後、ケビン・オーエンズが家族の侮辱をしたことから新たな抗争に発展。12月20日、TLC2020でのTLC戦にてケビン・オーエンズに勝利した。
1月31日、ロイヤルランブル2021でのラストマン・スタンディング・マッチで、ケビン・オーエンズと再戦し勝利した。
2月21日、エリミネーション・チェンバー2021で直前にエリミネーション・チェンバー戦を制し大ダメージを受けていたダニエル・ブライアンを相手に王座戦を行い、1分半ほどで勝利した。
4月11日、レッスルマニア37でロイヤルランブル2021で優勝したエッジ、抗争が続いていたブライアンとトリプルスレッド形式で対戦。エッジからクロスフェイス、ブライアンからイエスロックを同時に極められるなどピンチを招くが、仲間の助けを借りて有利な状況を作り出し、最後は2人にコンチェアト(イス2脚を使った頭部への攻撃)を決め、2人同時にフォールして王座を防衛した。
5月16日、レッスルマニアバックラッシュにて、セザーロとWWEユニバーサル王座戦を行い勝利し王座防衛に成功した。
7月18日、マネー・イン・ザ・バンクにて、エッジとWWEユニバーサル王座戦を行い勝利し王座防衛に成功した。
8月21日、サマースラムにて、ジョン・シナとWWEユニバーサル王座戦を行い勝利し王座防衛に成功した。
9月26日、エクストリーム・ルールズにて、ザ・デーモン・フィン・ベイラーとWWEユニバーサル王座戦を行い勝利し王座防衛に成功した。
10月21日、クラウン・ジュエルにて、ブロック・レスナーとWWEユニバーサル王座戦を行い勝利し王座防衛に成功した。
11月21日、サバイバー・シリーズにて、ビッグEとWWEユニバーサル王座戦を行い勝利し王座防衛に成功した。
1月1日、Day1に出場する予定だったが、新型コロナウイルス感染症に感染したことにより欠場した。
1月30日、ロイヤルランブルにてセス・ロリンズとWWEユニバーサル王座戦を行い勝利し、王座防衛に成功した。
2月20日、エリミネーション・チェンバーにてゴールドバーグとWWEユニバーサル王座戦を行い勝利し、王座防衛に成功した。
4月3日、レッスルマニア38でWWE王座のブロック・レスナーと対戦して勝利し、WWE王座とWWEユニバーサル王座を獲得して統一王者になった。
5月8日、レッスルマニア・バックラッシュにて6人タッグマッチを行い、ランディ・オートン、マット・リドル、ドリュー・マッキンタイア相手にウーソズとタッグを組み勝利する。
6月17日、スマックダウンにてマット・リドルと統一王座戦を行い、勝利して王座防衛に成功した。
7月30日、サマースラムにてラストマン・スタンディング・マッチでブロック・レスナーと統一王座戦を行い、勝利して王座防衛に成功した。
9月3日、クラッシュ・アット・ザ・キャッスルにてドリュー・マッキンタイアと統一王座戦を行う。試合終盤にクレイモアをくらってしまいフォールされてしまうが、ウーソズの弟ソロ・サコアの介入により勝利して王座防衛に成功した。
11月5日、クラウン・ジュエルにてローガン・ポールと統一王座戦を行う。ローガン・ポールのラッキーパンチが当たり、ローガンが勝つかと思われたが試合終盤のウーソズ、ソロ・サコアの介入により勝利して王座防衛に成功した。
11月26日、サバイバー・シリーズの男子ウォー・ゲーム戦のチームブラッドラインとしてチームシェイマス、ブッチ、リッジ・ホランド、ケビン・オーエンズ、ドリュー・マッキンタイアと戦い、勝利した。
1月29日、ロイヤルランブル2023にて、ケビン・オーエンズ相手にタイトルの防衛戦を行いスピアーを決めて勝利。
試合後にはオーエンズ相手に執拗に攻撃を繰り返し、それにブラッドラインのメンバーであるサミ・ゼインが怒り椅子で叩きつけられるが、それを明確な裏切りと判断し袋叩きにして追放する。
2月18日、エリミネーション・チェンバー2023にて、サミ・ゼイン相手にタイトルの防衛戦を行い勝利する。
下記のフィニッシュホールドをする前に行うアピールであり、ザ・シールド結成後にフィニッシュホールドとして重宝しているスピアーとシールド・ボムの前に行う(その他の合体技でも使うことが多数ある)。モチーフはサモアン式の雄叫び(WOO AHH)。
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