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1994年に公開された日本のアニメ映画 ウィキペディアから
『餓狼伝説 -THE MOTION PICTURE-』(がろうでんせつ ザ モーション ピクチャー)は、1994年7月16日に公開されたアニメーション映画[1]。配給は松竹、監督は大張正己、声の主演は錦織一清。
本作は1992年・1993年にフジテレビで放送されたテレビスペシャル『バトルファイターズ 餓狼伝説』シリーズ前2作と異なり、それらでキャラクターデザイン・総作画監督を務めた大張正己が監督も務める制作体制のもと、完全オリジナルストーリーで展開された。空を飛ぶキャラクターが存在することやボスキャラクターが精神体であるうえに巨大な怪物であることなど、制作当時の原作ゲームからかけ離れたファンタジー調の設定に加え、前2作以上に派手なバトル演出や不知火舞ら女性キャラクターたちのセクシー描写などが話題となった[要出典]。
1994年4月10日、東京銀座の松竹セントラルIで「集れ、全国の餓狼たちよ!」と銘打たれた『餓狼伝説』の映画化イベントが開催された。会場には報道陣の他、全国から抽選で選ばれた1200人が参加した。予告編上映会の後、声の出演者と大張正己が本作への思い入れを語るトークセッションが行われた。また、劇場のスクリーンを使用して、出演者も参加する対戦ゲーム大会が行われた[2]。
シリーズ前2作と同様、テリー・ボガードの基本的な通常技には原作ゲームのようなマーシャルアーツではなく、伝統的な空手の型を採用している。例を挙げると、物語冒頭のネオジオランドではテリーがスーリアを追ってきたラオコーンの手下を一蹴しているが、このときのテリーは空手の構えで首の急所へ逆背刀打ちを放って仕留めるなど、空手の型を分解したような描写にされていた。
シリーズ第1作でテリーに敗北して死亡したと思われていたギース・ハワードが辛くも生存して修業に励むなど、続編を匂わせる描写も盛り込まれている。大張が2022年に自身のTwitterにて明かしたところによれば、本作の制作中にシリーズ第3作の制作が決定しており、ギースの出番を急遽追加したもののさまざまな理由で実現できなかった[3]ため、本作は事実上シリーズの最終作品となった。
本作の監督を務めた大張正己は、「本当に好きにやらせて頂いて、丸ごとスタッフにおんぶ抱っこの状態だった」と語り、自身が代表を務めるスタジオG-1NEOのスタッフに助けられたと感謝の言葉を述べている。また制作を通し、「自分には人に優しい、描き易い設定は描けないと気付かされた」として、自らの手癖を周囲から教えてもらった作品との評価を下している[4]。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
全ての格闘技の開祖とも言うべきゴーダマス一族の「マルスの闘衣」と呼ばれる謎の鎧と、その一族の子孫であるラオコーン、テリーに助けを求めてきた彼の妹であるスーリアを巡り、テリーたちの新たなる戦いが幕を開ける。
"幻の闘衣"とは、着た者を戦闘の神マルスに変貌させる力を持つ。現在6つの闘衣に分かれ、世界各地に散らばっている。その6つの闘衣すべてを集めようとする集団がいた。テリーはスーリアから「6つの闘衣の集結を阻止してほしい」と懇願される[5]。
テリーをはじめ前2作から引き続き登場する者については、#キャストの各リンク先を参照。ここでは本作のみに登場するオリジナルキャラクターについて記述する。
マーベラスより発売の日本国内版DVDは一部シーンで光過敏性発作対策が施されている。また、2014年にDiscotek Mediaより発売された北米正規版DVDは光過敏性発作対策を施さない劇場公開オリジナル版を収録。レターボックス収録の国内版とは異なりスクイーズ収録のニューマスターになっている。2017年に同社より北米正規版Blu-rayが発売。1080pによるHDマスター素材では初のソフト化。ニューマスター仕様のDVD/BDは2020年時点で共に日本国内未発売。
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