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日本の北海道雨竜郡幌加内町にあった北海道旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
雨煙別駅(うえんべつえき)は、北海道(空知支庁)雨竜郡幌加内町字雨煙別にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)深名線の駅(廃駅)である。電報略号はウエ。事務管理コードは▲121407[2]。
利用者の減少により、深名線の廃止に先行して1990年(平成2年)に廃止された。
当駅近辺の地名より。アイヌ語の「ウェンペッ(wen-pet)」(悪い・川)より[5][6]。国鉄が発行した『北海道 駅名の起源』では「雨煙別川は断がいが多く、川を伝って歩くのが困難であったため[7]」と紹介しているが、この説についてアイヌ語研究者の山田秀三は「後人の推定であろう」としている[6]。
また、同様の由来を持つ地名は北海道内各地にあるが(植苗、宇遠内など)、何が「悪い」のかは大抵の場合わからない。ここも同様であるとされる[5]。
廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは線路の東側(名寄方面に向かって右手側)に存在した。分岐器を持たない棒線駅となっていた[8]。かつては列車交換可能な交換駅であった。
無人駅となっており、有人駅時代の駅舎は積雪による倒壊が原因で解体されていた。1983年(昭和58年)時点では残存しており、構内の東側に位置しホームから少し離れていた[8]。
2000年(平成12年)時点では、既に駅附近にあった農業倉庫が1棟残っている状態であった[10]。2010年(平成22年)時点でも同様であった[11]。駅関連施設は全て撤去されている[12]。 廃駅と同時に全ての施設が撤去され、跡形も分からなくなっているが、駅前通りや農業倉庫は今も残る。
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