新潟県両津市(現・佐渡市)生まれ。新潟県立両津高等学校を経て1983年東京大学文学部社会学科卒業、1990年同大学院博士課程単位取得満期退学。日本学術振興会特別研究員、千葉大学文学部助手、信州大学医療技術短期大学部講師・助教授、立命館大学政策科学部助教授、立命館大学大学院先端総合学術研究科助教授を経て、2004年から立命館大学先端総合学術研究科教授[1]。
2023年7月31日、悪性リンパ腫のため京都市左京区の病院で死去。62歳没[2][3]。
単著
- 『私的所有論』(勁草書房、1997年、第2版、生活書院、2013年)
- 『弱くある自由へ――自己決定・介護・生死の技術』(青土社、2000年、増補新版2019年)
- 『自由の平等――簡単で別な姿の世界』(岩波書店、2004年)
- 『ALS――不動の身体と息する機械』(医学書院、2004年)
- 『希望について』(青土社、2006年)
- 『良い死』(筑摩書房、2008年)
- 『唯の生』(筑摩書房、2009年)
- 『人間の条件 そんなものない』(理論社、2010年、イースト・プレス、2011年、増補版・新曜社、2018年)
- 『家族性分業論前哨』(生活書院、2011年)
- 『造反有理――精神医療現代史へ』(青土社、2013年)
- 『自閉症連続体の時代』(みすず書房、2014年)
- 『精神病院体制の終わり――認知症の時代に』(青土社、2015年)
- 『不如意の身体――病障害とある社会』(青土社、2018年)
- 『病者障害者の戦後――生政治史点描』(青土社、2018年)
- 『弱くある自由へ 自己決定・介護・生死の技術 増補新版』青土社、2019年12月。ISBN 978-4-7917-7226-1。
- 『介助の仕事 街で暮らす/を支える』筑摩書房〈ちくま新書〉、2021年3月。ISBN 978-4-480-07383-9。
- 『人命の特別を言わず/言う』筑摩書房、2022年12月。ISBN 978-4-480-86480-2。
共編著
- (安積純子・岡原正幸・尾中文哉)『生の技法――家と施設を出て暮らす障害者の社会学』(藤原書店、1990年)のち生活書院
- (稲葉振一郎)『所有と国家のゆくえ』(日本放送出版協会[NHKブックス]、2006年)
- (稲場雅紀・山田真)『流儀――アフリカと世界に向かい我が邦の来し方を振り返り今後を考える二つの対話』(生活書院 2008年)
- (村上慎司・橋口昌治)『税を直す』(青土社、2009年)
- (尾藤廣喜・岡本厚)『生存権――いまを生きるあなたに』(同成社、2009年)
- (齊藤拓)『ベーシックインカム――分配する最小国家の可能性』(青土社、2010年)
- (有馬斉共編)『生死の語り行い1――尊厳死法案・抵抗・生命倫理学』(生活書院、2012年)
- (堀田義太郎)『差異と平等――障害とケア/有償と無償』(青土社、2012年)
- (早川一光・西沢いづみ)『わらじ医者の来た道――民主的医療現代史』(青土社、2015年)
- (横田弘・臼井正樹)『われらは愛と正義を否定する――脳性マヒ者 横田弘と「青い芝」』(生活書院、2016年)
- (杉田俊介)『相模原障害者殺傷事件――優生思想とヘイトクライム』(青土社、2016年)
- 『社会が現れるとき』若林幹夫,佐藤俊樹共編. 東京大学出版会, 2018.4
- 『往き還り繋ぐ 障害者運動於&発福島の50年』青木千帆子,瀬山紀子,田中恵美子, 土屋葉共著. 生活書院, 2019
注釈
『良い死』の全編、『唯の生』の一部をまとめて文庫化。
出典
“立岩真也・履歴”. arsvi.com (2015年6月15日). 2016年8月23日閲覧。