宝井 琴調(たからい きんちょう)は、講談師の名跡。寶井 琴調とも表記。当代は四代目。
概要 本名, 生年月日 ...
四代目 宝井 琴調 Takarai Kinchô the 4th |
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本名 |
古内 良治 |
生年月日 |
(1955-05-28) 1955年5月28日(69歳) |
出身地 |
日本・熊本県熊本市 |
師匠 |
五代目宝井馬琴 六代目宝井馬琴 |
名跡 |
1. 宝井琴僚 (1974年 - 1985年) 2. 宝井琴童 (1985年 - 1987年) 3. 四代目宝井琴調 (1987年 - ) |
出囃子 |
陣立 片しゃぎり |
活動期間 |
1974年 - |
活動内容 |
講談 |
所属 |
講談協会 落語協会 |
公式サイト |
宝井琴調 公演情報 |
備考 |
講談協会会長 落語協会理事 |
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四代目 宝井琴調(よだいめ たからい きんちょう、1955年5月28日 - )は、講談師。本名∶古内 良治[2]。講談協会・落語協会に所属しており、講談協会では会長を、落語協会では理事を務める。出囃子は『陣立』または『片しゃぎり』。
1989年から10年にかけて「自転車 出前講談」と題し、北海道各地をまわる。
2011年から年末(12月21-27日、26日を除く)に「暮れの鈴本 琴調六夜」として上野鈴本演芸場の主任を務める。落語定席で講釈師が主任を務めるのは異例のことである。各公演のテーマは以下の通り。
- 2011年 - 赤穂義士
- 2012年 - 戦国武将伝
- 2013年 - 侠客伝
- 2014年 - 没後三十年追慕 五代目寶井馬琴十八番集
- 2015年 - 天保六花撰
- 2016年 - 大岡名裁き
- 2017年 - 明日こそと ひとり雪見の 酒をほす
- 2019年 - 年の瀬を 上野で遊ぶも 十年目
- 2020年 - あれこれと 憂さを煮込みて どぜう鍋
- 2021年 - 暮れの寄席 今年を生きた 証にて
- 2022年
- 8月 - 張扇 三とせの厄を 叩きだし
- 12月 - 千鳥足 行くは堀部か 赤垣か
- 2023年
- 9月 - 酒呑みの アテは薄味 そこは秋
- 12月 - 来る歳は 平和であれと 一人呑む
2012年から「封印切りの会」を定期的に行い、ネタおろしをしている。2012年5月の初回から2017年6月までの12回は、天保六花撰(全12段)を手掛けた。
浅田次郎、宮部みゆき、重松清など作家の許諾を受け、現代小説を講談にして演じたこともある。
CD
- 講談かぶら矢会五十回記念CDボックス 「徂徠豆腐」「赤垣源蔵 徳利の別れ」を収録
amazon デジタルミュージック(音声データ販売)
- 「義士銘々伝「安兵衛婿入り」」
- 「徂徠豆腐」
- 「浅妻船」
- 「寛永三馬術 曲垣平九郎 愛宕山梅花の誉れ」
- 「名月若松城」
- 「ボロ忠売出し」
- 「肉付きの面」
- 「宇喜多秀家」
- 「中村仲蔵」
- 「浜野矩随」
- 「夜もすがら検校」
- 「鋳掛け松」
- 「小政の生い立ち」
- 「森の石松 閻魔堂」
- 「祐天吉松 飛鳥山 親子の出会い」
ラジオデイズ(音声データ販売)
amazon デジタルミュージックと同内容
- 国立劇場 歌舞伎座公演 中村吉衛門「松浦の太鼓」に出演し、講談を一席披露した。
- 2006年年12月氷川きよしクリスマスコンサート出演(DVD「氷川きよしコンサート Vol.6」収録)。
映画
- 真梨邑ケイ監督 映画「マーメイド 〜海から来た少女〜」(2001年)
- 三木聡監督 映画「イン・ザ・プール」(2005年) 3秒出演
ナレーション
- DVDブック ダジャ単ライブ〈Vol.1〉ダジャレ動画で憶える!英単語(エコール・サセム)
絵本
- 「講談えほん 三方一両損」(2016年、福音館書店)
- 「講談えほん 子どもつなひき騒動」(2017年、福音館書店)
インタビュー
- 秋山真志著「現代寄席人物伝 寄席の人たち」(2007年、集英社)
監修
- 大研究 落語と講談の図鑑 (伝えよう!日本の伝統芸能) (2016年、国土社編集部)
- 2024年
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- 第74回芸術選奨 大衆芸能部門 大臣賞( 国立名人会「名月若松城」)[3]
吉田修『東都講談師物語』中央公論事業出版、2017年6月、225-227頁。
吉田修『東都講談師物語』中央公論事業出版、2017年6月、227頁。