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日本の医学系出版社 ウィキペディアから
医学書院(いがくしょいん 英称:IGAKU-SHOIN Ltd.)は、医学系出版社。1944年(昭和19年)、日本医学雑誌株式会社として創立。1950年(昭和25年)株式会社医学書院と改称し現在に至る。
本社は東京都文京区本郷。2007年(平成19年)4月まで東京大学赤門の並びに社屋を構えていたが、同年5月、春日通りに面した新社屋に移転した。医学雑誌・医学書籍・医学辞典などを発行する出版社の中でも最大手。
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医学生向けの教科書「標準」シリーズは、基礎系・臨床系のほぼ全領域を網羅し定期的に改訂されているため、殆どの医学部学生に購読されている[注 1]。看護学生(看護師)を対象とした「系統看護学講座」は、全国の看護学校で圧倒的なシェアを誇る[注 2]。
一方、准看護師を対象とした「新看護学」は競合書の「看護学入門」(メヂカルフレンド社)とほぼ互角の採用率である。このように、学生向けのテキストを医学・看護の領域で網羅しているため、「医学書院といえば教科書」というように認知されている。
上記のほかに、年鑑書である「今日の治療指針」は創刊以来50年間安定した購買層に支えられ、目立つ競合書は存在しない。また、「医学大辞典」や「治療薬マニュアル」は、後発ながら、それぞれの競合書「ステッドマン医学大辞典」(メジカルビュー社)、「医学大辞典」(南山堂)、「今日の治療薬」(南江堂)にせまる売上数実績がある。
川口有美子『シリーズケアをひらく 逝かない身体 ― ALS的日常を生きる』(ISBN 9784260010030)で第41回大宅壮一ノンフィクション賞受賞
その他、「シリーズ ケアをひらく」では、
など多数刊行されている。
早くから電子書籍に着手し、総合診療ガイド「今日の診療(DVD-ROM)」は1991年より毎年発行され、広く医療界にて愛用されている。また、カシオ計算機からのOEM商品「看護医学電子辞書」は看護界でのベストセラーとなり、さらに2008年(平成20年)3月には、セイコーインスツルメントより医師向け「電子辞書SR-A10000」を発売し話題となった。2009年(平成21年)3月には「医学大辞典第2版」を新規搭載した「電子辞書SR-A10001,SR-A10001M」を発売している。また電子テキストシリーズ「医学書院eテキスト」、雑誌の電子配信サービス「MedicalFinder」、看護技術研修eラーニング「eナーストレーナー」など、数多くのデジタルコンテンツを発売。
主に、医学・看護の領域で専門誌を発行する。
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