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日本のテレビアニメ番組 ウィキペディアから
『プリンセスチュチュ』(Princess Tutu)は、バレエをテーマとした日本のテレビアニメ作品。2002年から2003年にかけて放送された。
プリンセスチュチュ | |
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ジャンル | バレエ、ファンタジー |
アニメ:卵の章 / 雛の章 | |
原案 | 伊藤郁子 |
総監督 | 佐藤順一 |
監督 | 河本昇悟 |
シリーズ構成 | 横手美智子 |
キャラクターデザイン | 伊藤郁子 |
音楽 | 和田薫 |
アニメーション制作 | ハルフィルムメーカー |
製作 | TUTU |
放送局 | 卵の章: キッズステーション ほか 雛の章: 放送局参照 TVB / Anime Network Animax |
放送期間 | 卵の章: 2002年8月16日 - 11月8日 雛の章: 2002年11月15日 - 2003年5月23日 |
話数 | 全26話(総集編含まず): (卵の章:13話 / 雛の章:13話) |
漫画 | |
原作・原案など | 佐藤順一・伊藤郁子 |
作画 | 東雲水生 |
出版社 | 秋田書店 |
掲載誌 | チャンピオンRED |
発表号 | 2002年10月号 - 2003年7月号 |
巻数 | 全2巻 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ・漫画 |
ポータル | アニメ・漫画 |
伊藤郁子原案、佐藤順一総監督。全26話。前半13話に「卵の章」、後半に「雛の章」というサブタイトルが、それぞれ付けられている。
構想10年以上という長い準備期間を経て、キッズステーションで前半13話が30分枠で放送され、後半は『動画大陸』内で残り13話を1エピソードにつき15分ずつの前・後編という形で放送した。
バレエとクラシック音楽を物語全体の原動力として用いた作品。特定のクラシック曲(の一部)に主人公の姿を投影させ、それをBGMの枠を超えたライトモティーフとして物語を組み立てていく手法である。
「卵の章」の後半4話分のBGM選曲と実際の物語進行は、視聴者がこれらのBGMの音楽的意味を知っていることが作品を鑑賞する前提であるかのような、極めて密接な関係を持った演出の場面となっている。
描画上においても、主人公達が演じるバレエのシーンにおいて、実際のマイムがアニメーション上の物語進行を明示しているという演出も見られた。また、バレエのどの役を作品上の誰が演じる(または演じることができない)かが、とりわけ「卵の章」最終話のタイトル「白鳥の湖」に向けて物語が収束に向かうのを、作品自体が自律的に行うための壮大な仕掛けとして、効果的に描かれていた。
金冠町という町の金冠学園バレエ科の落ちこぼれ生徒・あひるは、憧れの先輩・みゅうとと一緒にパ・ド・ドゥを踊ることが夢。人の心を持たず、いつも寂しげなみゅうとの役に立てればと願うあひるに、謎の老人・ドロッセルマイヤーが力を授け、あひるはプリンセスチュチュに変身して、みゅうとに失った心のかけらを返してあげることができるようになった。
しかし、みゅうとの親友・ふぁきあやガールフレンド・るうは、なぜかみゅうとが次第に心を取り戻してゆくことを拒否し、あひるが心のかけらを集める事を妨害しようとする。謎めいた女性・エデルはあひるに何かを教えてくれるが、あひるには難しすぎてよく分からない。やがてドロッセルマイヤーの眠っていた物語『王子と鴉』が目覚め、彼らは否応なくその物語の渦に巻き込まれてしまう。
次第に自分の真の姿に気づいていくあひるは、自分の境遇や物語の王子様だったみゅうとの幸せを思って苦悩すると共に、周りの人達の思いにも心を向けるようになる。そこに敵役・プリンセスクレールが登場して、物語の歯車は一気に回り始める。
プリンセスクレールとの戦いから一週間。平穏な日常生活に戻ったあひる達だったが、ふぁきあはみゅうとの様子がおかしいことに気づく。以前チュチュが取り戻した「愛する心」に潜められた大鴉の血によって、彼の中に邪悪な心が芽生えてしまったのだ。父である大鴉の飢えを満たすため、クレールと邪悪なみゅうとは若くて美しい心臓を求めて暗躍し始める。
プリンセスチュチュは邪悪な心を持ったみゅうとに狙われた人たちを救い、心の欠片を取り戻していく。一方、己の無力に悩んでいたふぁきあは自分がドロッセルマイヤーの血縁者で、書いた物語を現実にする力があることを知る。るうは父の大鴉や愛する人であるみゅうとの冷たい言葉に日増しに傷つき、何も知らなかった頃に戻りたいと願うようになる。みゅうとは自分を支配しようとする大鴉の邪悪な心に苦しみ、必死に戦っていた。
そして大鴉との決戦の直前。エデルの燃え残りの木から作られたうずらから、あひるは最後の心のかけらの正体を知らされる。
話数 | サブタイトル | ドイツ題 | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
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卵の章 | ||||||
1.AKT | あひると王子さま | Der Nußknacker: Blumenwalzer | 横手美智子 | 佐藤順一 | 小林明美 | |
2.AKT | 心のかけら | Schwanensee: Scène finale | 河本昇悟 | 赤田信人 | ||
3.AKT | プリンセスの誓い | Dornröschen: Panorama | 佐山聖子 | 浅見松雄 | 竹田逸子 | |
4.AKT | ジゼル | Giselle | 小中千昭 | 河本昇悟 | 関田修 浅見松雄 | 飯飼一幸 |
5.AKT | 火祭りの夜に | Bilder einer Ausstellung: Die Katakomben | 池田眞美子 | 紅優 | 小林明美 | |
6.AKT | 夢見るオーロラ | Dornröschen: Prolog | 佐藤卓哉 | 玉川達文 | 赤田信人 牛島勇二 | |
7.AKT | からす姫 | An der schönen blauen Donau | 横手美智子 | 佐藤順一 | 室谷靖 | 武内啓 小林明美 |
8.AKT | 戦士の泉 | Fantasie-Ouvertüre "Romeo und Julia" | 池田眞美子 | 佐山聖子 | 竹田逸子 | |
9.AKT | 黒い靴 | Bilder einer Ausstellung: Alten Schloß | 小中千昭 | 紅優 佐藤順一 | 玉川達文 | 小林明美 |
10.AKT | シンデレラ | Aschenbrödel: Walzer-Coda | 池田眞美子 | 佐山聖子 | 塩川貴史 | |
11.AKT | ラ・シルフィード | La Sylphide | 佐藤卓哉 | 河本昇悟 | 室谷靖 | 牛島勇二 吉川真一 |
12.AKT | 闇の宴 | Scheherazade | 横手美智子 | 佐山聖子 | 西本由紀夫 | 石井久美子 |
13.AKT | 白鳥の湖 | Schwanensee | 池田眞美子 | 佐藤順一 | 小林明美 | |
雛の章 | ||||||
14.AKT | 大鴉 | Blumenwalzer | 横手美智子 | 河本昇悟 | 赤田信人 牛島勇二 | |
15.AKT | コッペリア | Coppelia | 池田眞美子 | 佐藤順一 | 室谷靖 | 塩川貴史 |
16.AKT | 乙女の祈り | Gebet einer Jungfrau | 中瀬理香 | 佐山聖子 | 玉川達文 | 赤田信人 牛島勇二 |
総集編 | 猫先生愛のレッスン | - | ||||
総集編 | 卵の組曲 | |||||
17.AKT | 罪と罰 | Carmen: Aragonaise | 横手美智子 | 佐山聖子 | 林有紀 | 小林明美 塩川貴史 |
18.AKT | 彷徨える騎士 | Egmont Ouvertüre | 池田眞美子 | 河本昇悟 | 山内東生雄 西本由紀夫 | 赤田信人 竹田逸子 塩川貴史 |
19.AKT | 真夏の夜の夢 | Ein Sommernachtstraum | 中瀬理香 | 佐藤順一 | 室谷靖 | 小林明美 牛島勇二 |
20.AKT | 忘れられた物語 | Die verkaufte Braut | 池田眞美子 | 佐山聖子 | 玉川達文 | 赤田信人 塩川貴史 |
21.AKT | 紡ぐ者たち | Lieder ohne Worte | 中瀬理香 | 西本由紀夫 | 小林明美 伊藤郁子 | |
22.AKT | 石の冠 | Das große Tor von Kiew | 小中千昭 | 佐藤順一 | 室谷靖 | 赤田信人 塩川貴史 |
23.AKT | マリオネッテ | Ruslan und Ludmilla | 河本昇悟 | 玉川達文 | 小林明美 牛島勇二 | |
24.AKT | 王子とカラス | Danse Macabre | 中瀬理香 | 佐山聖子 | 西本由紀夫 | 塩川貴史 赤田信人 |
25.AKT | 瀕死の白鳥 | Romeo und Julia | 池田眞美子 | 河本昇悟 | 小林明美 牛島勇二 | |
総集編 | vorfinale | - | ||||
26.AKT | フィナーレ | Der Nußknacker | 横手美智子 | 佐藤順一 | 西本由紀夫 | 赤田信人 塩川貴史 小林明美 牛島勇二 竹田逸子 石井久美子 |
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送区分 | 備考 |
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日本全域 | KIDS STATION | 2002年8月16日 - 11月8日(30分枠) 2002年11月15日 - 2003年5月23日(15分枠) | 金曜 20:30 - 21:00→金曜 21:00 - 21:30(4月以降) | CS放送 | |
兵庫県 | サンテレビ | 2002年8月16日 - 11月8日[2] 2002年11月15日 - 2003年5月23日 | 金曜 7:30 - 8:00 | UHF系 | |
京都府 | KBS京都 | 2002年8月17日 - 11月9日[2] 2002年11月16日 - 2003年5月24日 | 土曜 8:00 - 8:30 | ||
神奈川県 | TVK | 2002年8月17日 - 11月9日[2] 2002年11月16日 - 2003年5月24日 | 土曜 10:30 - 11:00 | ||
埼玉県 | テレビ埼玉 | 2002年8月17日 - 11月9日[2] 2002年11月16日 - 2003年5月24日 | 土曜11:30 - 12:00 | ||
中京広域圏 | 名古屋テレビ | 2003年4月5日 - 7月19日(卵の章) 2003年7月26日 - 10月(雛の章) | 土曜 2:23 - 2:53(卵の章) (雛の章・放送時刻不明) | ANN系 | |
日本全域 | AT-X | 2009年8月23日 - 2010年2月14日 | 日曜 7:00 - 7:30 19:00 - 19:30 土曜 14:00 - 14:30 | CS放送 | 再放送:2018年4月3日-2018年9月29日 (火曜 20:30-21:00 木曜 12:30-13:00 日曜 4:30 - 5:00) |
ドロッセルマイヤーが登場しないなど、アニメ版とは物語や設定などが若干異なる。
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