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ヒセラ・ドゥルコ(Gisela Dulko, 1985年1月30日 - )は、アルゼンチン・ブエノスアイレス出身の女子プロテニス選手。WTAツアーでシングルス4勝、ダブルスで2011年全豪オープンを含む17勝を挙げた。自己最高ランキングはシングルス26位、ダブルス1位。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。赤土のクレーコートを最も得意にした。
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ヒセラ・ドゥルコ | ||||
基本情報 | ||||
フルネーム | Gisela Alejandra Dulko | |||
国籍 | アルゼンチン | |||
出身地 | ブエノスアイレス | |||
生年月日 | 1985年1月30日(39歳) | |||
身長 | 170cm | |||
体重 | 56kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2001年 | |||
引退年 | 2012年 | |||
ツアー通算 | 21勝 | |||
シングルス | 4勝 | |||
ダブルス | 17勝 | |||
生涯通算成績 | 614勝424敗 | |||
シングルス | 309勝242敗 | |||
ダブルス | 305勝182敗 | |||
生涯獲得賞金 | $4,246,105 | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 3回戦(2010) | |||
全仏 | 4回戦(2006・11) | |||
全英 | 3回戦(2004・06・08・09) | |||
全米 | 4回戦(2009) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | 優勝(2011) | |||
全仏 | ベスト8(2007・10・11) | |||
全英 | ベスト4(2010) | |||
全米 | ベスト8(2010) | |||
優勝回数 | 1(豪1) | |||
4大大会最高成績・混合ダブルス | ||||
全米 | 準優勝(2011) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 26位(2005年11月21日) | |||
ダブルス | 1位(2010年11月1日) | |||
ドゥルコは7歳の時、兄のプレーを見てテニスを始めた。2000年に15歳で女子テニス国別対抗戦・フェドカップに初出場し、2001年1月に16歳でプロ入り。ジュニア選手のトーナメントでは、4大大会のジュニア女子ダブルス部門で3勝を挙げ、2000年全米オープン・2001年ウィンブルドン・2002年全豪オープンのジュニア女子ダブルス優勝者になった。2003年4月、モロッコ・カサブランカ大会のダブルスでマリア・エミリア・サレルニ(同じアルゼンチンの選手)と組んでツアー初優勝を果たす。この後全仏オープンで4大大会本戦にデビューした。
2004年、ドゥルコは4年ぶり2度目のフェドカップ代表選手に起用され、チームを「ワールドグループ」準々決勝まで導いた。それからアテネ五輪にもアルゼンチン代表として出場し、女子シングルス1回戦でクロアチア代表のカロリナ・スプレムに 6-7, 5-7 のストレートで敗れた。2005年1月、オーストラリア・ホバート大会で初の女子ツアー大会シングルス決勝に進んだが、ここでは鄭潔(中国)に 2-6, 0-6 で完敗した。直後の全豪オープンで、彼女は初めて「第29シード」に選出された。同年10月、ドゥルコはダブルスで3大会連続優勝を達成する。最初はジャパン・オープン女子ダブルスでマリア・キリレンコと組み、決勝で浅越しのぶ&マリア・ベント=カブチ(ベネズエラ)組に 7-5, 4-6, 6-3 で勝った。翌週のタイ・バンコク大会では浅越と組み、スペインペアのコンチタ・マルティネス&ビルヒニア・ルアノ・パスクアル組を破って2週連続優勝を果たす。2週間後にはオーストリア・リンツ大会でクベタ・ペシュケ(チェコ)と組み、マルティネス&ルアノ・パスクアル組に2連勝した。
2006年の全豪オープン女子ダブルスで、ドゥルコはマリア・キリレンコと組んでベスト8に入った。この後全仏オープンで4回戦に進み、アンナ=レナ・グローネフェルト(ドイツ)に 3-6, 4-6 で敗れた。2007年4月、彼女はハンガリー・ブダペスト大会の決勝でソラナ・チルステア(ルーマニア)を 6-7, 6-2, 6-2 で破り、ここで女子ツアー大会のシングルス初優勝を達成した。それから全仏オープン女子ダブルスでマリア・エレナ・カメリン(イタリア)と組み、杉山愛&カタリナ・スレボトニク(スロベニア)組との準々決勝まで勝ち進む。8月末にアメリカ・フォレストヒルズ・テニスクラシックでシングルス2勝目を挙げた。2008年は北京五輪で2度目のオリンピック出場を果たし、シングルス1回戦・ダブルス2回戦敗退の成績に終わっている。
2010年はフラビア・ペンネッタと組みWTAツアー選手権などダブルスで8勝し、ダブルスランキングを1位に上げた。
2011年の全豪オープン女子ダブルスでペンネッタとドゥルコは第1シードから勝ち進み、決勝でビクトリア・アザレンカ&マリア・キリレンコ組を 2–6, 7–5, 6–1 で逆転勝ちして4大大会初のタイトルを獲得した。2月のアカプルコ大会では決勝でアランチャ・パラ・サントンハを 6–3, 7–6(5) で破り3年ぶりのシングルス4勝目を挙げた。ドゥルコは7月にアルゼンチン代表のサッカー選手であるフェルナンド・ガゴと結婚した。全米オープンではエドゥアルド・シュワンクと組んだ混合ダブルスで決勝に進出したが、アメリカのメラニー・ウダン&ジャック・ソック組に 6–7(4), 6–4, [8–10] で敗れ準優勝となった。
2012年11月18日に公式サイトで現役引退を発表した。2013年6月に第1子の長男を出産している。
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 2005年1月14日 | ホバート | ハード | 鄭潔 | 2–6, 0–6 |
準優勝 | 2. | 2007年2月11日 | パタヤ | ハード | シビル・バンマー | 5–7, 6–3, 5–7 |
優勝 | 1. | 2007年4月29日 | ブダペスト | クレー | ソラナ・チルステア | 6–7(2), 6–2, 6–2 |
優勝 | 2. | 2007年8月25日 | フォレストヒルズ | ハード | ビルジニ・ラザノ | 6–2, 6–2 |
優勝 | 3. | 2008年5月5日 | フェズ | クレー | アナベル・メディナ・ガリゲス | 7–6(2), 7–6(5) |
準優勝 | 3. | 2009年2月22日 | ボゴタ | クレー | マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス | 3–6, 2–6 |
準優勝 | 4. | 2010年7月10日 | ボースタード | クレー | アラバン・レザイ | 3–6, 6–4, 4–6 |
優勝 | 4. | 2011年2月26日 | アカプルコ | クレー | アランチャ・パラ・サントンハ | 6–3, 7–6(5) |
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 1. | 2002年7月8日 | カサブランカ | クレー | コンチタ・マルティネス・グラナドス | ペトラ・マンデュラ パトリシア・ワーツシュ |
2–6, 1–6 |
優勝 | 1. | 2003年4月5日 | カサブランカ | クレー | マリア・エミリア・サレルニ | ヘンリエッタ・ナギョワ エレナ・タタルコワ |
6–3, 6–4 |
準優勝 | 2. | 2004年5月2日 | ワルシャワ | クレー | パトリシア・タラビーニ | シルビア・ファリナ・エリア フランチェスカ・スキアボーネ |
6–3, 2–6, 1–6 |
準優勝 | 3. | 2004年9月26日 | 北京 | ハード | マリア・ベント=カブチ | エマヌエル・ガリアルディ ディナラ・サフィナ |
4–6, 4–6 |
準優勝 | 4. | 2005年8月22日 | ニューヘイブン | ハード | マリア・キリレンコ | リサ・レイモンド サマンサ・ストーサー |
2–6, 7–6, 1–6 |
優勝 | 2. | 2005年10月9日 | 東京 | ハード | マリア・キリレンコ | 浅越しのぶ マリア・ベント=カブチ |
7–5, 4–6, 6–3 |
優勝 | 3. | 2005年10月9日 | バンコク | ハード | 浅越しのぶ | コンチタ・マルティネス ビルヒニア・ルアノ・パスクアル |
6–1, 7–5 |
優勝 | 4. | 2005年10月30日 | リンツ | ハード (室内) |
クベタ・ペシュケ | コンチタ・マルティネス ビルヒニア・ルアノ・パスクアル |
6–2, 6–3 |
準優勝 | 5. | 2006年5月1日 | エストリル | クレー | マリア・サンチェス・ロレンソ | 李婷 孫甜甜 |
2–6, 2–6 |
優勝 | 5. | 2006年2月26日 | ボゴタ | クレー | フラビア・ペンネッタ | アグネシュ・サバイ ジャスミン・ヴェール |
7–6(1), 6–1 |
優勝 | 6. | 2006年7月23日 | シンシナティ | ハード | マリア・エレナ・カメリン | マルタ・ドマホフスカ サニア・ミルザ |
6–4, 3–6, 6–2 |
準優勝 | 6. | 2006年7月30日 | スタンフォード | ハード | マリア・エレナ・カメリン | アンナ=レナ・グローネフェルト シャハー・ピアー |
1–6, 4–6 |
優勝 | 7. | 2009年1月16日 | ホバート | ハード | フラビア・ペンネッタ | アリョーナ・ボンダレンコ カテリナ・ボンダレンコ |
6–2, 7–6(4) |
準優勝 | 7. | 2009年2月22日 | ボゴタ | クレー | フラビア・ペンネッタ | ヌリア・リャゴステラ・ビベス マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス |
5–7, 6–3, [7–10] |
準優勝 | 8. | 2009年3月21日 | インディアンウェルズ | ハード | シャハー・ピアー | ビクトリア・アザレンカ ベラ・ズボナレワ |
4–6, 6–3, [5–10] |
準優勝 | 9. | 2009年5月3日 | シュトゥットガルト | クレー | フラビア・ペンネッタ | ベサニー・マテック=サンズ ナディア・ペトロワ |
7–5, 3–6, [7–10] |
優勝 | 8. | 2009年7月11日 | ボースタード | クレー | フラビア・ペンネッタ | ヌリア・リャゴステラ・ビベス マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス |
6–2, 0–6, [10–5] |
優勝 | 9. | 2010年2月20日 | ボゴタ | クレー | エディナ・ガロビッツ | オリガ・サブチュク アナスタシア・ヤキモワ |
6–2, 7–6(6) |
優勝 | 10. | 2010年4月4日 | マイアミ | ハード | フラビア・ペンネッタ | ナディア・ペトロワ サマンサ・ストーサー |
6–3, 4–6, [10–7] |
優勝 | 11. | 2010年5月2日 | シュトゥットガルト | クレー | フラビア・ペンネッタ | クベタ・ペシュケ カタリナ・スレボトニク |
3–6, 7–6(3), [10–5] |
優勝 | 12. | 2010年5月8日 | ローマ | クレー | フラビア・ペンネッタ | ヌリア・リャゴステラ・ビベス マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス |
6–4, 6–2 |
準優勝 | 10. | 2010年5月15日 | マドリード | クレー | フラビア・ペンネッタ | セリーナ・ウィリアムズ ビーナス・ウィリアムズ |
2–6, 5–7 |
優勝 | 13. | 2010年7月10日 | ボースタード | クレー | フラビア・ペンネッタ | レナタ・ボラコバ バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ |
7–6(0), 6–0 |
優勝 | 14. | 2010年8月23日 | モントリオール | ハード | フラビア・ペンネッタ | クベタ・ペシュケ カタリナ・スレボトニク |
7–5, 3–6, [12–10] |
準優勝 | 11. | 2010年10月9日 | 北京 | ハード | フラビア・ペンネッタ | 荘佳容 オリガ・ゴボツォワ |
6–7(2), 6–1, [7–10] |
優勝 | 15. | 2010年10月23日 | モスクワ | ハード | フラビア・ペンネッタ | サラ・エラニ マリア・ホセ・マルティネス・サンチェス |
6–3, 2–6, [10–6] |
優勝 | 16. | 2010年10月31日 | ドーハ | ハード | フラビア・ペンネッタ | クベタ・ペシュケ カタリナ・スレボトニク |
7–5, 6–4 |
優勝 | 17. | 2011年1月28日 | 全豪オープン | ハード | フラビア・ペンネッタ | ビクトリア・アザレンカ マリア・キリレンコ |
2–6, 7–5, 6–1 |
準優勝 | 12. | 2011年10月1日 | 東京 | ハード | フラビア・ペンネッタ | リーゼル・フーバー リサ・レイモンド |
6–7(4), 6–0, [6–10] |
準優勝 | 13. | 2011年10月8日 | 北京 | ハード | フラビア・ペンネッタ | クベタ・ペシュケ カタリナ・スレボトニク |
3–6, 4–6 |
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
※: 2008年ウィンブルドン2回戦の不戦勝は通算成績に含まない
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