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日本の漫画作品、テレビアニメ番組 ウィキペディアから
『しかのこのこのここしたんたん』(My Deer Friend Nokotan)は、おしおしおによる日本の漫画作品。『少年マガジンエッジ』(講談社)にて2019年12月号から2023年11月号まで連載され[1][2]、同誌の休刊に伴い『マガジンポケット』(講談社)へ移籍して2023年12月から連載中[3]。
しかのこのこのここしたんたん | |
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テレビアニメのロゴ | |
ジャンル | ガールズコメディ[1]、学園漫画 |
漫画 | |
作者 | おしおしお |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | |
レーベル | マガジンエッジKC→シリウスKC(5巻より) |
発表号 | 少年マガジンエッジ: 2019年12月号 - 2023年11月号 |
発表期間 | 2019年11月15日 - |
巻数 | 既刊6巻(2024年7月9日現在) |
アニメ | |
原作 | おしおしお |
監督 | 太田雅彦 |
シリーズ構成 | あおしまたかし |
脚本 | あおしまたかし |
キャラクターデザイン | 辻村歩 |
音楽 | 三澤康広 |
アニメーション制作 | WIT STUDIO |
製作 | 日野南高校シカ部 |
放送局 | TOKYO MXほか |
放送期間 | 2024年7月7日 - |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
東京都日野市の高校を舞台に[4]、頭に鹿のような角が生えている謎の少女・鹿乃子のこと、元不良の女子高生・虎視虎子を中心としたガールズコメディ[1]。
おしおは、角が生えた女の子を主人公にしたネタを「日常もの」として広げられないかという考えから、前の連載が終了したタイミングでいくつかの編集部に企画書を持ち込んだ[5]。
前の編集者は基本的にあまり干渉せずやりたいようにやらせるタイプで、次は『バクマン。』のような感じで一緒に作ることができる編集者がいいと思っていたため、最後に会った五十嵐と一緒に作ろうと思ったという[5]。
4コマ漫画が主流である従来のおしお作品に対し、本作は普通のコマ割りで描かれている[6][注釈 1]。1話のみ4コマと普通のコマ割りの両方のネームが切られたが、勢いのあった後者が採用された[6]。
作中の舞台は、東京近郊で少し外れた場所にしたいという考えと、多摩動物公園があるという理由で日野市が選ばれたが、多摩公園に鹿がいないことは後で知ったという。その他の候補地としては、春日部や町田も挙がっていたという[6][注釈 2]。そのほか、奈良はおしおにとって馴染みがなく、イメージが湧かなかったため案として出なかったという[6]。
おしおはのこについて、なんでもありのチートキャラだがやりすぎると成立しなくなるため注意しながら描いていると話している[7]。
IQ3の舎弟や顔のいいナルシストの教師といった男性キャラクターの登場も検討されたが、のこの変さが霞むことや、ラブコメではなくギャグ漫画をやりたかったこともあって、登場するキャラクターは女性だけになっている[6]。
都立日野南高校の2年生 虎視虎子は、近所や学校でも「お淑やかな優等生」と評判の女子高生。そんな彼女は、「中学までヤンキー(不良)で、高校デビューして優等生になった」という過去を周囲に隠しながら生活していた。
ある日、登校中の虎子は、頭にツノが生えている少女・鹿乃子のこが電線に引っ掛かっていたところを助け、彼女に懐かれる。なぜか、のこに「元ヤン」であることを一目で見破られた虎子は、「ヤンキーのお姉さん」と呼ばれるのが嫌で、のこから名付けられた「こしたん」という愛称を受け入れる。
虎子は「元ヤン」だという過去をばらされたくない思いから、クラスメートとして転校してきたのこを警戒するが、彼女の奇怪な行動に振り回され、あげくに彼女が立ち上げた部活動「シカ部」の部長(のこのお世話係)になる。
月日が流れて2人は3年生に進級し、虎子は生徒会長に就任するが、虎子を偏愛するヤンデレ妹の虎視餡子と、のこに憧れて立派なシカを目指そうとする馬車芽めめの2人の1年生が入部したシカ部では、さらに賑やかで騒々しい日常が繰り広げられる。
一方で、虎子に対抗心を燃やしている生徒会副会長の猫山田根子は、同じく生徒会メンバーである書記の狸小路絹と会計の燕谷千春を巻き込んで、密かに「シカ部の廃部」を企てる。
声の項はテレビアニメ版の声優。
本作の主人公については、鹿乃子のこを主人公として扱う資料[8][9]と、虎視虎子を主人公として扱う資料[10][11]がある。
海外(北アメリカ)でも英訳された単行本が発売されており、英題は『My Deer Friend Nokotan』(私の鹿友達のこたん。「親愛なる」の意味のDearと鹿のDeerをかけている)。
2024年7月からTOKYO MXほかにて放送中[4]。ナレーションは鳥海浩輔[4]。太田によると、ナレーションはおしおと初めて対面した時点で男性に担当してもらう案が挙がっていた[7]。
原作の担当編集の五十嵐によると、単行本1巻が発売されて割とすぐにアニメ化のオファーがあったという[5]。
メインキャラクターは原作よりも早い段階で登場させて話を展開させており、原作で登場しないエピソードにも登場させている[7]。
本作のシカは、原作ではリアルなシカとデフォルメされたシカの両方が描写されているが、美少女ばかりの中にリアルなシカをぶち込んだ方がパッと見のインパクトとギャップがあって面白いという考えから、太田の提案でアニメ版では概ねCGで表現されている[7]。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 |
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#01 | ガール・ミーツ・シカ | あおしまたかし | 太田雅彦 | 太田雅彦 |
| - | 2024年 7月7日 |
#02 | シカ・ミーツ・暗ガール | 杉原研二 | 雄谷将仁 |
|
| 7月14日 | |
#03 | ばしゃめ入学 | 鴻野貴光 | 荒井省吾 |
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| 7月21日 | |
#04 | 狙われたシカ部 | 山田靖智 | オグロアキラ | 佐沼ケン |
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| 7月28日 |
#05 | アイツの弱みをにぎれ!! | 杉原研二 | 名村英敏 | 堀内直樹 |
| 8月4日 | |
#06 | 夏のシカ祭り | あおしまたかし | 大隈孝晴 | 靑木由芳 |
| - | 8月11日 |
#07 | シカコレとか配信とかおもてなしとか | 鴻野貴光 | 誌村宏明 | 槙麻里奈 |
| 池田結姫 | 8月18日 |
#08 | ゆくシカ、くるシカ | 山田靖智 | 佐沼ケン |
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| 8月25日 | |
#09 | 体育祭をやり遂げろ! | 杉原研二 | オグロアキラ | つしまゆりか |
| - | 9月1日 |
#10 | 全部、春のせい… | 山田靖智 | 荒井省吾 |
| 胡峰誠 | 9月8日 | |
#11 | The pursuer and the pursued | 鴻野貴光 | 誌村宏明 |
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| - |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [27] | 備考 |
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2024年7月7日 - | 日曜 23:30 - 月曜 0:00 | TOKYO MX | 東京都 | |
BS日テレ | 日本全域 | BS/BS4K放送 / 「アニメにむちゅ〜」枠 | ||
2024年7月10日 - | 水曜 1:20 - 1:50(火曜深夜) | 福島放送 | 福島県 | |
水曜 1:30 - 2:00(火曜深夜) | テレビ愛知 | 愛知県 | ||
水曜 1:55 - 2:25(火曜深夜) | 静岡放送 | 静岡県 | 「スーパーアニメ6区」枠 | |
2024年7月11日 - | 木曜 23:30 - 金曜 0:00 | AT-X | 日本全域 | CS放送 / 字幕放送[28] / リピート放送あり |
2024年7月12日 - | 金曜 1:56 - 2:26(木曜深夜) | 北海道放送 | 北海道 | |
2024年7月13日 - | 土曜 1:20 - 1:50(金曜深夜) | 長崎文化放送 | 長崎県 | 「あに。」枠 |
土曜 2:18 - 2:48(金曜深夜) | テレビせとうち | 岡山県・香川県 | ||
2024年7月16日 - | 火曜 23:00 - 23:30 | とちぎテレビ | 栃木県 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト | 備考 |
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2024年7月3日 | 水曜 23:30 - 木曜 0:00 | ABEMA | 地上波先行配信 |
2024年7月8日 | 月曜 0:00(日曜深夜) 以降順次更新 |
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巻 | 発売日[29] | 収録話 | 規格品番 |
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BOX | 2024年12月18日予定 | VPXY-72088 |
発売日[30] | タイトル | 規格品番 |
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2024年8月28日 | TVアニメ『しかのこのこのここしたんたん』オープニングテーマ/エンディングテーマ「シカ色デイズ/シカせんべいのうた」 | LACM-24573 |
毎週日曜日のアニメ放送終了後、公式サイトや公式SNS上で、ジョンソンともゆきによるスピンオフ3コマ漫画が公開されている[31]。
2024年5月28日には虎視虎子がオープニングのイントロ[注釈 6]に合わせて踊る映像が1時間ループする耐久動画がYouTubeで公開され[32]、6月26日時点で再生数が500万回を突破している[33]。TikTokでも公開され、7月3日時点で再生数が1000万回、いいねが80万を突破している[10]。
エンディング映像が奈良県に実在する鹿せんべい工場にて撮影されたことからも、奈良市の公式Xアカウントが「ぜひ奈良市へ」と反応しているほか、漫画家の森川ジョージも感想をXに投稿している[34]。
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