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松尾芭蕉の『おくのほそ道』に関連した国指定の名勝 ウィキペディアから
おくのほそ道の風景地(おくのほそみちのふうけいち)は、松尾芭蕉の『おくのほそ道』に関連した国指定の名勝である。指定場所が地理的に離れた複数の県に及ぶ点が特徴となっている。2014年(平成26年)3月18日に最初の指定が行われ、その後下記の「指定履歴」のとおり追加指定が行われている。
江戸時代に松尾芭蕉とその弟子の曽良が訪れ、『おくのほそ道』に記した名所や旧跡は、平安時代の歌人である能因や西行が詠んだ古歌にまつわる歌枕も多く、古来から近世にわたり広く鑑賞の対象となってきた。今なお、往時の風景が残り、後世の人々にも影響を与え続けている。このような紀行文学の傑作である『おくのほそ道』を緯糸とし、関連する景勝地を経糸として、個別ではなくつながりのあるものとして、一体的に保護しようとする意図のもとで複数の風致景観が名勝として一括指定されている。
指定対象の風景地は、埼玉県、栃木県、福島県、宮城県、岩手県、山形県、秋田県、新潟県、富山県、石川県、福井県および岐阜県の12県、26か所を数える。
複数の場所を一体的に指定した名勝の先行例としては、イーハトーブの風景地(2005年(平成17年)指定および2006年(平成18年)追加指定)やピリカノカ(2009年(平成21年)指定、2010年(平成22年)、2011年(平成23年)、2012年(平成24年)、2013年(平成25年)および2014年(平成26年)追加指定)がある。
名勝「おくのほそ道の風景地」として、以下の26か所が指定されている。
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