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『薔薇王の葬列』(ばらおうのそうれつ)は、菅野文による日本の歴史・ファンタジー漫画。ウィリアム・シェイクスピアの史劇『ヘンリー六世』および『リチャード三世』を原案とした作品[3]で、『月刊プリンセス』(秋田書店)にて2013年11月号から2022年2月号まで連載された[3][4]。同誌4月号より『薔薇王の葬列 外伝』のタイトルで番外編の連載が開始し[1][5][6]、途中より『薔薇王の葬列 王妃と薔薇の騎士』のタイトルとなり[7]、2023年10月号まで連載された[2]。2021年10月時点で累計発行部数は180万部を突破している[8]。
薔薇王の葬列 | |
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テレビアニメ版のロゴ | |
ジャンル | 歴史漫画(パラレルワールド) ファンタジー漫画(ダーク・ファンタジー) 少女漫画 |
漫画 | |
作者 | 菅野文 |
出版社 | 秋田書店 |
掲載誌 | 月刊プリンセス |
レーベル | プリンセスコミックス |
発表号 | 2013年11月号 - 2022年2月号 |
発表期間 | 2013年10月4日 - 2022年1月6日 |
巻数 | 全17巻 |
話数 | 全78話 |
その他 | 原案:ウィリアム・シェイクスピア 『ヘンリー六世』 『リチャード三世』 |
漫画:薔薇王の葬列 外伝 (薔薇王の葬列 王妃と薔薇の騎士) | |
作者 | 菅野文 |
出版社 | 秋田書店 |
掲載誌 | 月刊プリンセス |
レーベル | プリンセスコミックス |
発表号 | 2022年4月号 - 2023年10月号 |
発表期間 | 2022年3月4日[1] - 2023年9月6日[2] |
巻数 | 既刊2巻(2023年4月14日現在) |
漫画:キング・オブ・アイドル薔薇王の学園 | |
原作・原案など | 菅野文 |
作画 | 阿部川キネコ |
出版社 | 秋田書店 |
掲載誌 | 月刊プリンセス |
レーベル | プリンセスコミックス |
発表号 | 2021年2月号 - 2023年10月号 |
発表期間 | 2021年1月6日 - 2023年9月6日[2] |
巻数 | 既刊1巻(2022年4月現在) |
小説:薔薇王の葬列 original novel 五つの幕間 | |
原作・原案など | 菅野文(原案) |
著者 | 真楠ヨウ |
イラスト | 菅野文 |
出版社 | KADOKAWA |
レーベル | 富士見L文庫 |
発売日 | 2021年12月15日 |
巻数 | 全1巻 |
アニメ | |
原作 | 菅野文 |
原案 | ウィリアム・シェイクスピア |
監督 | 鈴木健太郎 |
シリーズ構成 | 内田裕基 |
脚本 | 内田裕基 |
キャラクターデザイン | 橋詰力 |
音楽 | 大谷幸 |
アニメーション制作 | J.C.STAFF |
製作 | バンダイナムコフィルムワークス[注 1] 博報堂DYミュージック&ピクチャーズ 秋田書店 バンダイナムコミュージックライブ[注 2] J.C.STAFF |
放送局 | TOKYO MXほか |
放送期間 | 2022年1月9日 - 6月26日 |
話数 | 全24話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
派生作品として、本作のキャラクターたちが芸能人を育成する学園に通うという設定のスピンオフ『キング・オブ・アイドル薔薇王の学園』が、同誌2021年2月号より2023年10月号まで連載された[9][2]。漫画は阿部川キネコが担当。またメディアミックスとして、2022年にテレビアニメが放送された[10]。2022年6月にテレビアニメ版を原作とする舞台作品が上演[4]。
白薔薇のヨーク家と赤薔薇のランカスター家の王位を巡る戦い「薔薇戦争」を描いた作品。主人公リチャード三世を両性具有の人物として描く。
リチャードは父ヨーク公リチャードが王となることを望み、父は現王のヘンリー六世と約束を取り交わす。ヘンリーの息子エドワードは廃嫡され、息子の次期王の座を奪われた王妃マーガレットは夫の不甲斐なさに悔しさを滲ませる。
リチャードは強い男でありたいと望むが、羊飼いの振りをしていた宿敵であるはずのヘンリー六世にそうとは知らずに惹かれていき、自分の中の「女」を実感する。ヘンリーの息子エドワードはリチャードを女だと思い執着していくが、父とリチャードの抱擁を見てしまい、父への怨みを募らせていく。
父リチャードはランカスター家との戦いに敗れ、王妃マーガレットに侮辱を受けながら処刑される。父の跡を継いだヨーク家の長男エドワードは、ランカスター家を打倒し、ヘンリー六世に代わって王位につく。フランスの姫君との婚約話が持ち上がる中、エドワードは小貴族の未亡人エリザベスの美貌に魅了され、王妃にする。しかしエリザベスの本当の目的は、亡き夫の復讐のために王位継承権を持つ王子を産むことだった。
エドワードの身勝手に怒りを抱いたウォリック伯は、ヨーク家の次男ジョージを誘い込んでランカスター派と手を結び、エドワードを追い落としてヘンリー六世を再び王座につける。エドワードは囚われの身となるが、リチャードによって助け出される。リチャードは策を使ってジョージを再び味方につけ、3兄弟はランカスター派を討ち破り、ウォリックはバッキンガムに殺される。マーガレットとエドワードの母子はなおも戦いを挑むが、敗れて共に捕らわれ、エドワードはジョージとリチャードの手で殺される。
捕らわれたヘンリー六世が、逢瀬を重ね愛しあった男・ヘンリーと知り、リチャードは父の仇と憎しみを向けながらも殺すことができない。母セシリーにそそのかされた兄エドワードに殺害を命じられ、ロンドン塔のヘンリーと再び対面したリチャードは、全てをさらけ出して、俺を愛してくれ、と乞うが、錯乱していたヘンリーは拒絶し、リチャードに刺される。
夫エドワード王太子を守れなかったことを悔いるアンは、亡父ウォリック伯の相続財産の独占を狙う妹イザベルのたくらみで、馬丁に身をやつしてイザベルに冷遇される。そうとは知らず、王エドワードは弟リチャードへの褒美として、アンとの結婚を促し、リチャードは応じる。リチャードの心のない求愛の言葉を、アンは受け入れる。
第一幕から約10年後。
この節の加筆が望まれています。 |
声の項は特記が無い限り、テレビアニメ版の声優。
2022年1月から6月までTOKYO MXほかにて連続2クールで放送された[10][47]。当初は2021年秋に放送予定としていたが[48]、制作上の都合により放送時期が変更となった[49]。ナレーションは大塚芳忠[10]。
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 |
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第1話 | Wars of the Roses | 鈴木健太郎 | 田中瑛 |
| 橋詰力 | 2022年 1月9日 |
第2話 | Father Is My Light | 松井郁洋 |
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| 1月16日 | |
第3話 | I Am the Shadow, the Darkness Behind the Light | 中嶋清人 |
| 橋詰力 | 1月23日 | |
第4話 | I'm Afraid I'm Going to Lose the Answers I've Gotten and...Everything Else. | 松根マサト | 黒瀬大輔 |
|
| 1月30日 |
第5話 | If I Don't Grab Your Hand, I Won't Have to Let Go. | 西田健一 |
| 橋詰力 | 2月6日 | |
第6話 | A man who has no awareness as king... A man who is not qualified to be king... Neither of them is fit for the throne. | 鈴木行 | 田中瑛 |
| 小森篤 | 2月13日 |
第7話 | Even if I sin... | 安藤良 | 羽迫凱 |
|
| 2月20日 |
第8話 | Even alone, it wasn’t frightening. Rather...the loneliness has been kind ever since losing Father. | 鈴木行 |
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| 小森篤 | 2月27日 |
第9話 | I remember when Christmas was approaching. The time when I lost Father. |
| 栗井重紀 |
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| 3月6日 |
第10話 | My name is Richard Plantagenet. | 黒瀬大輔 |
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| 3月13日 | |
第11話 | That is my... my punishment... | 鈴木行 | 山内東生雄 |
|
| 3月20日 |
第12話 | Richard is dead, died alone in the woods that day. | 鈴木健太郎 | 田中瑛 |
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| 3月27日 |
第13話 | After all, this body is just a prison of the soul... |
| 西田健一 |
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| 4月10日 |
第14話 | Good night. Brother. | 森川さやか | 宮崎修治 |
|
| 4月17日 |
第15話 | If you hide it, you won’t feel sadness. | 鈴木行 | 粟井重紀 |
|
| 4月24日 |
第16話 | The devil has the devil's way. | 羽迫凱 |
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| 5月1日 | |
第17話 | Because God has chosen this bloody demon. | 黒瀬大輔 |
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| 5月8日 | |
第18話 | Your name. | 鈴木行 | 田中瑛 |
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| 5月15日 |
第19話 | I will protect Edward. That child is my son. | 吉川博明 | 西田健一 |
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| 5月22日 |
第20話 | The light is overhead. | 石山タカ明 |
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| 5月29日 | |
第21話 | It should still be in time now. | 鈴木行 | 村田尚樹 |
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| 6月5日 |
第22話 | Use your head more, damn brat. Don't die even if you are weak. | 羽迫凱 |
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| 6月12日 | |
第23話 | Mother ...... Goodbye. | 宮崎修治 |
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| 6月19日 | |
第24話 | Requiem of the Rose King | 鈴木健太郎 | 田中瑛 |
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| 6月26日 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
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2022年1月9日以降順次 | 日曜 23:00 以降順次更新 |
|
2022年1月14日 | 金曜 21:30 - 22:00 | ニコニコ生放送 |
金曜 22:00 - 22:30 | GYAO! | |
金曜 23:00 - 23:30 | ABEMA |
巻 | 発売日[53] | 収録話 | 規格品番 | |
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A-on STORE・ アニメイト限定版 | 特装限定版 | |||
1 | 2022年3月29日 | 第1話 - 第6話 | BCXM-1714 | BCXA-1710 |
2 | 2022年5月27日 | 第7話 - 第12話 | BCXM-1715 | BCXA-1711 |
3 | 2022年7月27日 | 第13話 - 第18話 | BCXM-1716 | BCXA-1712 |
4 | 2022年9月28日 | 第19話 - 第24話 | BCXM-1717 | BCXA-1713 |
リチャード役の斎賀みつきによるWebラジオ『薔薇王の葬列Radio〜リチャードの部屋〜』が、2021年1月7日より音泉にて月1回配信[54]。
テレビアニメ版を原作とする舞台「薔薇王の葬列」が、2022年6月10日から19日に日本青年館にて上演[4]。
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