第34回グラミー賞(だい34かいグラミーしょう、The 34th Annual Grammy Awards)は、1992年2月25日にニューヨーク州ニューヨーク市のラジオシティ・ミュージックホールにて授賞式が行われた。司会はウーピー・ゴールドバーグが務めた。ナタリー・コールが主要4部門のうち「最優秀レコード賞」「最優秀アルバム賞」「最優秀楽曲賞」の3部門で受賞、合計で7部門を受賞した。
特別功労賞にはJames Brown, John Coltrane, Jimi Hendrix, Muddy Watersの4人が選ばれ、評議員賞にはChristine Farnonが選出された[1]。
主要部門
- 最優秀レコード賞 (Record of the Year)
- 最優秀アルバム賞 (Album of the Year)
- 最優秀楽曲賞 (Song of the Year)
- 最優秀新人賞 (Best New Artist)
ポップ
- 最優秀ポップ・ボーカル・パフォーマンス(女性)(Best Pop Vocal Performance, Female)
- 最優秀ポップ・ボーカル・パフォーマンス(男性)(Best Pop Vocal Performance, Female)
- "When a Man Loves a Woman" - マイケル・ボルトン(『タイム・ラヴ・アンド・テンダネス(Time)』所収)
- 最優秀ポップ・パフォーマンス(デュオもしくはグループ)(Best Pop Performance By A Duo Or Group With Vocal)
- 最優秀ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス (Best Pop Instrumental Performance)
トラディショナル・ポップ
- 最優秀トラディショナル・ポップ・パフォーマンス (Best Traditional Pop Performance)(新設)
ロック
- 最優秀ロック・パフォーマンス(ソロ) (Best Rock Performance, Solo)
- 最優秀ロック・パフォーマンス(デュオもしくはグループ) (Best Rock Performance By A Duo Or Group With Vocal)
- 最優秀ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス (Best Rock Instrumental Performance)
- 最優秀ハードロック・パフォーマンス(ボーカルあり) (Best Hard Rock Performance With Vocal)
- 最優秀メタル・パフォーマンス (Best Metal Performance)
- 最優秀ロック・ソング (Best Rock Song)
オルタナティヴ
- 最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム (Best Alternative Music Album)(改名)
R&B
- 最優秀R&Bパフォーマンス(女性) (Best R&B Vocal Performance, Female)(2者同時受賞)
- 最優秀R&Bパフォーマンス(男性)((Best R&B Vocal Performance, Male)
- 最優秀R&Bパフォーマンス(デュオもしくはグループ) (Best R&B Performance By A Duo Or Group With Vocal)
- 最優秀R&Bソング (Best Rhythm & Blues Song)
ラップ
- 最優秀ラップ・ソロ・パフォーマンス (Best Rap Solo Performance)
- 最優秀ラップ・パフォーマンス(デュオもしくはグループ) (Best Rap Performance By A Duo Or Group)
カントリー
- 最優秀カントリー・ボーカル・パフォーマンス(女性) (Best Country Vocal Performance, Female)
- 最優秀カントリー・ボーカル・パフォーマンス(男性) (Best Country Vocal Performance, Male)
- 最優秀カントリー・パフォーマンス(デュオもしくはグループ) (Best Country Performance By A Duo Or Group With Vocal)
- 最優秀カントリー・ボーカル・コラボレーション (Best Country Vocal Collaboration)
- 最優秀カントリー・インストゥルメンタル・パフォーマンス (Best Country Instrumental Performance)
- 最優秀カントリー・ソング (Best Country Song)
- 最優秀ブルーグラス・アルバム (Best Bluegrass Album)
ニューエイジ
- 最優秀ニューエイジ・アルバム (Best New Age Album)(改名)
ジャズ
- 最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・ソロ (Best Jazz Instrumental Solo)
- 最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・パフォーマンス(グループ)(Best Jazz Instrumental Performance, Group)
- 最優秀ラージ・ジャズ・アンサンブル・パフォーマンス (Best Large Jazz Ensemble Performance)
- 最優秀ジャズ・ボーカル・パフォーマンス (Best Jazz Vocal Performance)
- 最優秀コンテンポラリー・ジャズ・パフォーマンス (Best Contemporary Jazz Performance)(新設)
ゴスペル
- 最優秀ポップ・ゴスペル・アルバム (Best Pop Gospel Album)
- 『For the Sake of the Call』 - スティーブン・カーティス・チャップマン(英語版)
- 最優秀ロック/コンテンポラリー・ゴスペル・アルバム (Best Rock/Contemporary Gospel Album)
- 最優秀トラディショナル・ソウル・ゴスペル・アルバム (Best Traditional Soul Gospel Album)
- 最優秀コンテンポラリー・ソウル・ゴスペル・アルバム (Best Contemporary Soul Gospel Album)
- 最優秀サザン・ゴスペル・アルバム (Best Southern Gospel Album)
- 最優秀ゴスペル・アルバム(クワイアもしくはコーラス) (Best Gospel Album By Choir Or Chorus)
ラテン
- 最優秀ラテン・ポップ・アルバム (Best Latin Pop Album)
- 最優秀トロピカル・ラテン・アルバム (Best Tropical Latin Album)
- 最優秀メキシカン-アメリカン・アルバム (Best Mexican-American Album)
ブルース
- 最優秀トラディショナル・ブルース・アルバム (Best Traditional Blues Album)
- 最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム (Best Contemporary Blues Album)
フォーク
- 最優秀トラディショナル・フォーク・アルバム (Best Traditional Folk Album)(改名)
- 最優秀コンテンポラリー・フォーク・アルバム (Best Contemporary Folk Album)(改名)
レゲエ
- 最優秀レゲエ・アルバム (Best Reggae Album)
ワールドミュージック
- 最優秀ワールドミュージック・アルバム (Best World Music Album)
ポルカ
- 最優秀ポルカ・アルバム (Best Polka Album)
チルドレン
- 最優秀チルドレン・アルバム (Best Album For Children)
- 『A Capella Kids』 - The Maranatha! Kids / Clifford "Barney" Robertson(プロデューサー)
コメディ
- 最優秀コメディ・アルバム (Best Comedy Album)
スポークン
- 最優秀スポークン・ワードもしくは非ミュージカル・アルバム (Best Spoken Word Or Non-Musical Album)
ミュージカル・ショー
- 最優秀ミュージカル・ショー・アルバム (Best Musical Show Album)
クラシカル
- 最優秀オーケストラル・パフォーマンス (Best Orchestral Performance)
- 最優秀クラシカル・ボーカル・ソリスト (Best Classical Vocal Soloist)
- 最優秀オペラ録音 (Best Opera Recording)
- 最優秀パフォーマンス・オブ・コーラル・ワーク (Best Performance Of A Choral Work)
- 『Bach: Mass in B Minor』 - the Chicago Symphony Orchestra & Chorus / ゲオルク・ショルティ(指揮者)、Margaret Hillis(コーラル・ディレクター)
- 最優秀インストゥルメンタル・ソリスト・ウィズ・オーケストラ (Best Instrumental Soloist With Orchestra)
- 最優秀クラシカル・パフォーマンス(インストゥルメンタル・ソロ) (Best Classical Performance Instrumental Solo Without Orchestra)
- 最優秀チャンバー・ミュージック・パフォーマンス (Best Chamber Music Performance)
- 最優秀コンテンポラリー作曲 (Best Contemporary Composition)
- 最優秀クラシカル・アルバム (Best Classical Album)
作曲・編曲
- 最優秀インストゥルメンタル作曲 (Best Instrumental Composition)
- 最優秀楽曲(映画もしくはテレビ向け)(Best Song Written Specifically for a Motion Picture or Television)
- 最優秀インストゥルメンタル作曲(映画もしくはテレビ向け)(Best Instrumental Composition Written For A Motion Picture Or For Television)
- 最優秀インストゥルメンタル編曲 (Best Arrangement On An Instrumental)
- 最優秀インストゥルメンタル編曲(ボーカルあり)(Best Instrumental Arrangement Accompanying Vocal(s))
ヒストリカル
- 最優秀ヒストリカル・アルバム (Best Historical Album)
- ビリー・ホリデイ『コンプリート・デッカ・セッション(The Complete Decca Recordings)』 - Steven Lasker、Andy McKaie(プロデューサー)
制作・エンジニアリング
- 最優秀エンジニアド・アルバム(非クラシカル) (Best Engineered Album, Non-Classical)(改名)
- 最優秀エンジニアド・アルバム(クラシカル) (Best Classical Engineered Album)(改名)
- プロデューサー・オブ・ザ・イヤー(非クラシカル) (Producer Of The Year (Non Classical))
- ロデューサー・オブ・ザ・イヤー(クラシカル) (Classical Producer Of The Year)
パッケージングおよびノーツ
- 最優秀アルバム・パッケージ (Best Album Package)
- ビリー・ホリデイ『コンプリート・デッカ・レコーディングズ(Billie Holiday: The Complete Decca Recordings)』 - Vartan(アート・ディレクター)
- 最優秀アルバム・ノーツ (Best Album Notes)
- ジェームス・ブラウン『スター・タイム(Star Time)』 - Alan M. Leeds、Cliff White、Harry Weinger、James Brown、Nelson George(アルバム・ノーツ・ライター)
ミュージック・ビデオ
- 最優秀ミュージック・ビデオ(短編)(Best Music Video, Short Form)
- 最優秀ミュージック・ビデオ(長編)(Best Music Video, Long Form)