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バディ・ガイのアルバム ウィキペディアから
『アイ・ガット・ザ・ブルース』(原題:Damn Right, I've Got the Blues)は、アメリカ合衆国のブルース・ミュージシャン、バディ・ガイが1991年に発表したスタジオ・アルバム。
1980年代初頭よりガイはレコーディング契約を失い、ライヴを主体に活動していたが、1991年、エリック・クラプトンのロイヤル・アルバート・ホール公演にゲスト参加した後シルヴァートーンとの契約を得た[7]。本作をプロデュースしたジョン・ポーターは、短期間ロキシー・ミュージックのベーシストを務めた後にブライアン・フェリーやザ・スミス等の作品をプロデュースした人物で、当時シルヴァートーンを運営していたアンドリュー・ローダーの友人でもあった[8]。
「オレは何から何までツイてない」にはマーク・ノップラー、「ムスタング・サリー」にはジェフ・ベック、「早朝の憂鬱」にはエリック・クラプトンとベックがゲスト参加している[9]。「スティーヴィーへの追憶」はスティーヴィー・レイ・ヴォーンに捧げられたインストゥルメンタルで、レイ・ヴォーンは1990年にヘリコプター事故で死去する直前、ステージでガイと共演していた[10]。
母国アメリカでは自身初のBillboard 200入りを果たし、最高136位を記録[6]。『ビルボード』のトップ・ヒートシーカーズでは2位に達した[6]。第34回グラミー賞では最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム賞を受賞し、自身初のグラミー受賞を果たした[11]。
ニュージーランドのアルバム・チャートでは13週連続でトップ50入りし、1992年2月23日付のチャートで最高18位を記録した[1]。全英アルバムチャートでは5週トップ100入りし、最高43位となった[3]。
『ピープル』誌のレビューでは「これは若いプレイヤーがポップ性をテコ入れしたオールスター・ショウケースではない。"Five Long Years"のように悪い女を悪戯っぽく歌ったブルースから、痛みに満ちた気品ある嘆きの歌"Black Night"に至るまで、このアルバムを支えているのは、ガイ自身の聡明な歌声と泣きのストラトである」と評されている[10]。
2005年に発売されたエクスパンデッド・エディション盤は、ジョージ・マリノによるリマスタリングが施され、2曲のボーナス・トラックが追加された[9]。「ドゥーイン・ホワット・アイ・ライク・ベスト」は元々シングル「Damn Right, I've Got the Blues」のB面曲[12]、「トラブル・ドント・ラスト」はバディ・ガイ・ウィズ・ジェフ・ベック名義で発売されたシングル「Mustang Sally」のB面曲であった[13]。
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