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レクサスのセダン型乗用車 ウィキペディアから
LS(エルエス、英語: Lexus LS)は、トヨタ自動車が展開する高級車ブランド「レクサス」で販売されている最高級大型セダン(Fセグメント)。レクサスのフラッグシップセダンである。
この記事には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
1989年1月、トヨタがアメリカ合衆国を主要マーケットとして新たに立ち上げた高級車ブランド「LEXUS(レクサス)」の最上級車として、ES(日本名:トヨタ・カムリプロミネント/ウィンダム」)とともに初代LSが発売された。
それまで北米の高級車市場は、キャデラックやリンカーンといったアメリカ国内のメーカーや、メルセデス・ベンツやBMWといったドイツ車メーカーの独壇場であり、あくまで大衆車の域を出ない日本車メーカーが割って入る余地はないものとされていた。しかし、トヨタは1980年代初頭からマーケティングを行い続けた結果、静粛性・快適性・高品質の追求により新規参入の余地があると判断し、初代LSの開発が開始された。
1989年8月に発売されたLSは、トヨタの目論見通り北米マーケットで引く手あまたの人気となり、レクサスブランドの礎を築くきっかけとなった。特にその静粛性と、搭載される1UZ-FE型 V型8気筒エンジンの高い完成度などは他のメーカーに大きな影響を与えた。
1989年8月発売。同年10月には日本国内でも「セルシオ」として販売されるようになった。それまで北米市場におけるトヨタには、最高級車としてクレシーダが存在していたが、レクサスブランドの導入により、それとは全くの別格・別ブランドのモデルとして位置付けられた。
1994年10月にフルモデルチェンジ。1997年9月にマイナーチェンジし、フロントマスクが大幅に変更される。エンジンにVVT-i(可変バルブ機構)が搭載され、5速AT、ディスチャージヘッドランプなどが採用される。
2000年7月にフルモデルチェンジ。2003年9月にマイナーチェンジし、内外装を変更した。6速ATやAFSなどが採用される。
レクサス・LS(4代目・2006年-2012年) USF4#型 | |
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LS460(2006年発売型) 前部 | |
LS460(2006年発売型) 後部 | |
内装 (2006年発売型) | |
概要 | |
製造国 | 日本 |
販売期間 | 2006年9月 - 2012年10月 |
設計統括 | 吉田守孝 |
ボディ | |
乗車定員 | 5 / 4人 |
ボディタイプ | 4ドアセダン |
駆動方式 | 後輪駆動 / 四輪駆動 |
プラットフォーム | Nプラットフォーム[1] |
パワートレイン | |
エンジン |
1UR-FSE型 4,608 cc・V8・DOHC 1UR-FE型 4,608 cc・V8・DOHC |
最高出力 |
後輪駆動: 283 kW (385 PS) / 6,400 rpm 四輪駆動: 270 kW (367 PS) / 6,400 rpm |
最大トルク |
後輪駆動: 500 N·m (51.0 kg·m) / 4,100 rpm 四輪駆動: 473 N·m (48.2 kg·m) / 4,100 rpm |
変速機 | 8速AT(8 Super ECT) |
前 | 前・後:マルチリンク(スタビライザー付) |
後 | 前・後:マルチリンク(スタビライザー付) |
車両寸法 | |
ホイールベース |
2,970 mm(標準車) 3,090 mm(ロングボディ車) |
全長 |
5,030 mm(標準車) 5,190 mm(LS600hL、460L) |
全幅 | 1,875 mm |
全高 |
1,465 mm(FR) 1,475 mm(AWD) |
車両重量 | 1,940 - 2,220 kg |
2005年10月 - 東京モーターショーにてコンセプトモデル「LF-Sh」を初公開。翌2006年1月のデトロイトモーターショーで市販モデルのプロトタイプを出品。同年4月に日本国内で発表。
2006年9月19日 - 日本国内でも「LEXUS LS460」として正式発表。LS専用の新プラットフォームを使い、前後ともアルミニウム合金製のマルチリンク式サスペンションを採用。エンジンは従前の1UZ-FE/3UZ-FEから約17年振りに全面刷新された1UR-FSE型を搭載する(V型8気筒直噴4,608 cc)。量産乗用車では世界初となる「シーケンシャルシフト付き8速AT(8 Super ECT)」が搭載されている。ボディサイズは全長5,030 mm(ロングボディ仕様は5,190 mm)× 全幅1,875 mm × 全高1,465 mm、ホイールベースは2,970 mm(ロングボディ仕様は3,090 mmとなり、トヨタブランドのフラグシップセダン「センチュリー」をも凌ぐ)。
発売当時の日本国内での価格は770万円から965万円。標準仕様のほか、専用デザインの19インチアルミホイール&タイヤ(サイズは245/45/R19)と制動力を高めた専用の大径4ポットアルミモノブロックブレーキキャリパーと冷却性能に優れたスパイラルフィン式の大径ディスクローター(前⌀357、後⌀335)、そして専用チューニングエアサスペンションなどを搭載して走りに重点を置いた「version S」をはじめ、逆に標準仕様車の足回りはそのままに、アームレストスイッチや後席パワーシートなど後席の装備を充実させた「version U」があり、各グレードにアルカンターラルーフ、セミアニリン本革シート、ステアリングヒータ付本木目&本皮ステアリングを装備した「I package」がセットメーカーオプションとして設定される。なお、「version U」にはステレオカメラフュージョン方式の「プリクラッシュセーフティシステム」がメーカーオプションで設定される。リアはトヨタ「クラウン(13代目)」や「マークX(初代)」なども採用したマフラーエンドとリアバンパーが一体化したデザインを採用している。ホイールのPCDは120 mm。
2008年8月 - イヤーモデル制度を採るレクサスブランドの方針に従い、初の年次改良を実施(2009年モデルへ移行)。それまで海外仕様車にのみ設定されていたロングボディ仕様「LS460L」を日本仕様車にも導入。なおグレード体系や装備はハイブリッド仕様の「LS600hL」シリーズに準ずる。またトルクスプリットAWDを搭載したAWDモデルを追加設定した(なお、駆動系の最適化を図るべくエンジンの出力が2WD車よりも若干下げられている)。また、LS460全車共通改良として「パンク修理キット」をオプション設定(これによりスペアタイヤを省くことでトランクルームの容量を拡大)し、緊急ブレーキシステムや「ミリ波レーダー方式プリクラッシュセーフティシステム」の標準化(一部グレード)といった安全装備を充実させた。また本革シートとセミアニリン本革シートに助手席ポジションメモリーを新たに搭載し、地上デジタルテレビのオプション設定、さらにセンタークラスタースイッチの文字が日本語表記と英語表記を選べるようになった。
2009年10月 - モデル2度目の年次改良実施(2010年モデルへ移行)。発売から3年を経過していることもあり、マイナーチェンジに相当する大掛かりな改良を実施。エクステリアはグリル・バンパーなどの外装パーツの意匠変更を実施し、ボディカラーの新色設定・差替えが行なわれた。インテリアには、トヨタ・クラウンハイブリッドに先行搭載されたTFT液晶方式のグラスコックピット「ファイン・グラフィックメーター」をオプション設定。またセンタークラスターの意匠変更やオーディオダイヤルにアルミ材を採用するなどの改良が図られた。
レクサス初となるカスタマイズプログラムで、シート・ドアトリム・本木目パネル、ルーフにまでたくさんのカラーが用意され、さらにシートやインパネの各ステッチのカラーを自分で選択できるというもの。その組み合わせは約30,000通りにもなるため、“自分だけの”LSを作ることができる。
従来の「version S」をベースに、レクサスのスーパーカーモデル「Fパフォーマンス」の第1弾「IS F」のような「超高性能の走りと運転する“楽しさ”」を徹底的に追求した本格的なスポーツグレードで、海外仕様車には「LS SPORTS」としてラインナップされている。エクステリアには専用のフロントグリルとサイドロッカーモールをはじめ、空力性能を向上させる前後アンダースポイラーを標準装備している。またインテリアには専用内装色となる「ブラック&サドルタン」が設定され、また「IS F」同様に高い横Gにも耐えられるサイドサポートの大きな専用スポーツシートが採用されている。エンジンそのものに特別なチューニングは行なわれていないが、トランスミッションには「IS F」に搭載されている「8-Speed SPDS」に近いチューニングが施された。これにより、ステアリングにもLSシリーズで唯一となるパドルシフトが搭載され、シフトダウン時にエンジン回転数を最適化するブリッピング制御を搭載するとともに、スポーツ走行にも適したダイレクトで素早い変速が可能となっている。また、足回りには専用チューニングのエアサスペンションを搭載。ブレーキには、フロントに「IS F」から流用された「ブレンボ(Brenbo)社製6ポットモノブロックブレーキキャリパー」(リアはLS460/LS460L AWD、LS600h/600hLと同じくスパイラルフィン式ベンチレーテッド・ディスクのモノブロック2ポットとなるが、専用の高摩擦ブレーキパッドが採用されている)と、こちらはLS専用となる⌀380の大径ブレーキローター(ちなみにIS Fは⌀360のドリルドホール付きだが、こちらには冷却用ドリルドホールは採用されていない)を組み合わせ、ストッピングパワーを向上させている。タイヤは従来と同じく前後245/45/R19サイズとなるが、よりグリップ性能を向上させた専用のスポーツタイヤを採用。さらに、こちらも「IS F」と同じくBBS社製の専用鍛造アルミホイールを採用し前述の専用スポーツタイヤとの組み合わせで従来よりもハイレベルな走行性能を実現した。
4名乗り仕様は従来の「後席セパレートパッケージ」をベースに、本木目と本革の格納式テーブルを採用した後席大型センターコンソールや、天井付9インチ高精細ディスプレイを採用した「リヤシートエンターテイメントシステム」を追加装備する。 また、 同5人乗り仕様には前席センターコンソール後部に9インチの高精細ディスプレイを装備した「リヤシートエンターテイメントシステム」を標準装備するなど、VIP送迎用などのショーファードリブン需要に対応するため、リアシート周りを中心とした装備の充実や質感の向上を図っている。
レクサス・LS(4代目・2012年10月 - 2017年10月) USF4#型 | |
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LS600h 前部 | |
後部 | |
内装 | |
概要 | |
製造国 | 日本 |
販売期間 | 2012年10月 - 2017年10月 |
設計統括 | 渡辺秀樹 |
ボディ | |
乗車定員 | 4人・5人 |
ボディタイプ | 4ドアセダン |
駆動方式 | 後輪駆動 / 四輪駆動 |
プラットフォーム | Nプラットフォーム[1] |
パワートレイン | |
エンジン |
2UR-FSE型 4,968 cc・V8・DOHC 1UR-FE型 4,608 cc・V8・DOHC |
最高出力 |
後輪駆動: 288 kW (392 PS) / 6,400 rpm 四輪駆動: 290 kW (394 PS) / 6,400 rpm |
最大トルク |
後輪駆動: 500 N·m (51.0 kg·m) / 4,100 rpm 四輪駆動: 520 N·m (53.0 kg·m) / 4,000 rpm |
変速機 | 8速AT(8 Super ECT) |
前 | 前・後:マルチリンク(スタビライザー付) |
後 | 前・後:マルチリンク(スタビライザー付) |
車両寸法 | |
ホイールベース |
2,970 mm(標準車) 3,090 mm(ロングボディ車) |
全長 |
5,090 mm(標準車) 5,210 mm(ロングボディ車) |
全幅 | 1,875 mm |
全高 |
1,465 mm(後輪駆動) 1,475 mm(四輪駆動) |
車両重量 | 1,940 - 2,220 kg |
2012年7月31日、サンフランシスコにて2013年モデルとなるマイナーチェンジ版LSを発表、日本での発売は2012年10月と発表された[2]。同年10月11日に予告されていた日本仕様車のマイナーチェンジを行い、同日より販売を開始した[3]。
型式認定こそ前期型・中期型と同一であるが、主要構成部品約6,000点のうち約半数を変更する[4]など、実質的にはフルモデルチェンジに近い大幅な設計変更がなされた(マイナーチェンジとフルモデルチェンジの間にあたる「メジャーチェンジ」と呼称する)。
パワートレーンには大きな変更はないが、エンジンオイルパン形状の変更・排気抵抗の低減により出力を向上させたほか、先だってLFAやGS(4代目)にも搭載された吸気音を増幅する「サウンドジェネレーター」が新たに搭載され、主に中~高回転域で官能的なエンジン音を演出する。サスペンションのチューニングも変更され、乗り心地と操縦安定性の更なる向上が図られた。また、エンジンやダンパー減衰力、電動パワーステアリングなどの特性をドライバーの好みに合わせて“ECO”や“SPORT”などの5モードから選べる「ドライブモードセレクト」も新搭載。
外装はGS(4代目)やRX(3代目後期型)同様にレクサスの新たなデザインアイコン「スピンドルグリル」を採用した迫力あるデザインとなった。内装もほぼ全面的に刷新され、液晶ディスプレイはGS(4代目)に採用された12.3型高精細ワイドディスプレイに変更され、パソコンのマウス感覚で操作できる「リモートタッチ」や、自発光指針のアナログ時計も搭載された。また、LS460およびハイブリッドのLS600hには新たに専用装備を追加したスポーティ仕様「F SPORT」が追加グレードとして設定される。同時に、これまで設定されていたversion UZ、version S、version Uがラインナップから外れ、ベースグレード・version C(および同I package)・version L・EXECUTIVE package(ロングボディ車のみ)・F SPORT(新設)というグレード構成になった。L-SELECTは一部グレードを除き設定される。
2012年10月のマイナーチェンジで新設されたグレード。GS、IS、CT、RXに設定されている「F SPORT」同様、スポーティーな走りに重点を置いたセッティングになり、専用のローダウンサスペンション、トルセンLSD(LS460のみ)、アクティブスタビライザー(LS600hのみ)、専用ブレーキ(フロントブレンボ製6ポットキャリパー)を搭載。スピンドルグリルもメッシュ調の専用デザインになり、本革スポーツシートも専用の物が用意される。
2013年9月5日に一部改良が行われた。LEDクリアランスランプに昼間の被視認性を高めるデイライト機能が追加されるとともに、シャークフィンアンテナのデザインを変更。ボディカラーには新色の「ソニックチタニウム」が設定された。
2014年10月16日に一部改良が行われた[5]。G-Link機能の一つであるG-securityを強化し、万一の場合に遠隔操作でエンジン再始動とステアリングロック解除を禁止できるリモートイモビライザーと携帯電話からドアロック、パワーウインドゥクローズ、ハザード消灯などの操作ができるリモート操作を追加。さらに、万一バッテリーを取り外された時でも別の専用バッテリーから稼働して警報を発し、盗難防止に寄与するセルフパワーサイレンを新設定した。ナビゲーションはmicroSDカードを用いるSDナビゲーションシステムを全車に標準装備し、G-Linkの新機能である音声対話・先読み情報案内サービス「エージェント」やアプリケーションソフトの追加ができる「LEXUS Apps(レクサス アップス)」を搭載。ドームランプ(フロント/リア)にLEDを採用し、パワートランクリッドを「F SPORT」にも装備した。
2015年1月8日にレクサスの日本開業10周年を記念した特別仕様車「LS460"F SPORT X Line"」・「LS600h"F SPORT X Line"」を発売した[6]。LS460・LS600hに設定されている「F SPORT」をベースに、外観は専用スピンドルグリル・フロントフォグランプベゼル・専用リアバンパー下部に専用ブラック塗装を採用し、メーカーオプションとして鍛造/専用ブラック塗装仕様の専用アルミホイールを設定。内装はブラック&スカーレットのインテリアカラーを採用し、トリム部にはブラック/レッド、シート部にはブラックのステッチカラーを採用。装備面ではミリ波レーダー式プリクラッシュセーフティシステムと全車速追従機能付レーダークルーズコントロールを特別装備した。ボディカラーは「ホワイトノーヴァガラスフレーク」と「ブラック」の2色が設定される。
2015年9月25日に一部改良が行われた[7]。 従来のスポット溶接よりも溶接打点間の間隔を詰めることができるレーザースクリューウェルディングの範囲を拡げ、ボディを面で結合し、たわみを抑える構造用接着剤の採用範囲を拡大することでボディ剛性を高め、優れた操縦安定性を実現した。また、搭載するナビゲーションシステムのVICS情報サービスがVICS WIDE対応になり、気象庁発表の特別警報(地震を除く)ポップアップ表示、豪雨エリア表示、精度の高いルート検索や渋滞回避ルート案内等が可能になった。通信モジュールがLTE対応になり、レクサスオーナーズデスクとの通話をしながらのナビ目的地設定やG-Linkを使ったWEB検索での目的地設定が可能になっている。さらに、5つのテーマから好みの配色を選べるマップカラーセレクト、地図の全画面表示、使用頻度の高い機能をワンタッチで呼び出す簡易操作画面が搭載された。リモートタッチもパームレスト両側・ノブ前方にボタンが追加された。ボディカラーは、新たにソニッククォーツが追加された(F SPORTを除く)。
2016年8月25日に一部改良が行われた[8]。ボディカラーの入れ替えを行い、新たにグラファイトブラックガラスフレーク、アンバークリスタルシャイン、ディープブルーマイカの3色(「F SPORT」はグラファイトブラックガラスフレークのみ)を追加。また、FM放送でAMラジオの番組を聴くことができるFM補完放送(ワイドFM)に対応した。
レクサス・LS (5代目) VXFA5# / GVF5# 型 | |
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2017年販売型 フロント(中国仕様) | |
2017年販売型 リア(中国仕様) | |
LS500(北米仕様) | |
概要 | |
販売期間 | 2017年10月19日 - |
設計統括 | 旭 利夫 |
ボディ | |
乗車定員 | 5名 |
ボディタイプ | 4ドアセダン |
駆動方式 |
後輪駆動 四輪駆動(電子制御AWD) |
プラットフォーム | GA-Lプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン |
LS500: V35A-FTS型: 3,444 cc・V型6気筒・直噴DOHCツインターボ LS500h:8GR-FXS型: 3,456 cc・V型6気筒・直噴DOHC |
モーター |
LS500h: 2NM型:交流同期電動機 |
最高出力 |
LS500: 310 kW (422 PS) / 6,000 rpm LS500h: エンジン: 220 kW (299 PS) / 6,600 rpm モーター: 132 kW (180 PS) システム最高出力: 264 kW (359 PS) |
最大トルク |
LS500: 600 N・m (61.2 kgf・m) / 1,600 - 4,800 rpm LS500h: エンジン: 356 N・m (36.3 kgf・m)/ 5,100 rpm モーター: 300 N・m(30.6 kgf・m) |
変速機 |
LS500:10速AT(Direct-Shift 10 AT) LS500h:電気式無段変速機 (マルチステージハイブリッドトランスミッション) |
前 |
前:マルチリンク 後:マルチリンク |
後 |
前:マルチリンク 後:マルチリンク |
車両寸法 | |
ホイールベース | 3,125 mm |
全長 | 5,235 mm |
全幅 | 1,900 mm |
全高 |
1,450 mm(後輪駆動) 1,460 mm(四輪駆動) |
車両重量 | 2,150 - 2,410 kg |
その他 | |
ブレーキ |
前:ベンチレーテッドディスク・対向4ポットキャリパー (F SPORT:対向6ポットキャリパー) 後:ベンチレーテッドディスク・対向2ポットキャリパー (F SPORT:対向4ポットキャリパー) [注 1] |
従来の静粛性の追求と共に運動性能と先進装備を重視し内外装デザインを一新した。LCに続き、GA-L(Global Architecture-Luxury)プラットフォームが採用され、低く構えたスタイリングを実現し、大径タイヤの採用により力強い存在感を創出。これまでの4ドアセダンとは一線を画す斬新なクーペシルエットを創りだすため、6ライトキャビンデザインを採用し、フロントからリヤまで抜けるシャープな構成から、フェンダーがダイナミックに突き出す造形とした。これにより、後部座席頭上空間が先代より小さくなった。また、ドアフレームとガラスの段差を少なくした面一のフラッシュサーフェスウインドウを採用し、より滑らかで美しいボディラインを実現している。
先代モデルは標準ボディに加え、全長・ホイールベースを120ミリメートル延長した「LS460L / LS600hL」がラインアップされていたが、5代目のボディは1種類のみとなった。ボディサイズは先代「LS460L / LS600hL」と比較し、全長は+25ミリメートル・全幅は+25ミリメートルの拡大となった。一方で全高は15ミリメートル低められた。また、ホイールベースは35ミリメートル延長されて3,125ミリメートルとしている。
エンジンは世界的なダウンサイジングコンセプトの流れに準じ、「LS500」には新開発となるV型6気筒3.5 Lツインターボ「V35A-FTS」型に電子制御10速オートマチック「Direct-Shift 10 AT」を組み合わせる。先代「LS460/LS460L」が搭載していたV型8気筒4.6 L「1UR-FSE」型と比較すると、小排気量化され、また気筒数が削減されてはいるが、2基のターボチャージャーの効果により大幅なパフォーマンスの向上を果たしている。2WD車同士の対比で、最高出力は30 PS(22 kW)向上して422 PS (310 kW) に、最大トルクは10.2 kgf・m (100 N・m) 向上し、61.2 kgf・m(600 N・m)を発生。また、ハイブリッドモデルの「LS500h」はLCに搭載済みのV型6気筒3.5 Lの「8GR-FXS」型を搭載。ハイブリッドシステムに変速機構を直列に配置した「マルチステージハイブリッドシステム」は、エンジン回転数を広範囲で使用できるシステムに「10段変速制御」を採用することにより、より快い走りのリズムを実現している。システム最高出力は359 PS (264 kW) を発生する。また、駆動方式は全グレードに2WD (FR)とAWDが設定される。
安全面に関しては従来のLexus Safety System +を発展させ、高度な衝突回避支援と高度運転支援を実現したLexus Safety System +Aが日本・ヨーロッパ・アメリカ仕様で導入され[9]、「I package」以上で標準設定。なお「標準仕様」はLexus Safety System +を装備する。Lexus Safety System +Aに新たに採用された予防安全技術のひとつ、プリクラッシュセーフティ(歩行者注意喚起・アクティブ操舵回避支援)は、従来までの機能に加えて世界初となる大型カラーヘッドアップディスプレイに歩行者の存在する方向を表示する、より直感的な歩行者注意喚起、ブレーキ制御に加え自動で操舵を制御するアクティブ操舵回避支援を装備。また「Lexus CoDrive」は、自動運転につながる高度運転支援技術であり、レーダークルーズコントロール、レーントレーシングアシストの基本機能に、レーンチェンジアシストを加えた3機能を連携させ、高速道路や自動車専用道においてドライバーの運転意図と調和した操舵支援や、レーンチェンジの運転支援を実現。カーブが多い道や、渋滞時でもシームレスな運転支援により、ドライバーの運転負荷を大幅に低減することが可能。また、大型ヘッドアップディスプレイやマルチインフォメーションディスプレイなどと連携し、ドライバーに支援状況を分かりやすく通知といった機能を併せ持つ。
「F SPORT」は更に優れた走行性能を実現するため、「VDIM」は、VGRS、EPS、DRSを統合制御するレクサスダイナミックハンドリングシステムに、アクティブスタビライザーを協調制御させることで、新たに車両のロールや上下運動も含めた統合制御を可能とした。また、専用の20インチベンチレーテッドディスクブレーキ、20インチランフラットタイヤ&ホイール(前後異サイズ)を採用した。
初代登場以降、主に米国においては極めて多数の受賞歴がある。特に初代とLS460の評価は突出している。
この他JDパワー・アンド・アソシエイツの調査では15年で連続(1994-2009)で最も信頼性の高い車に選ばれた。2014年には再びトップに返り咲いている。
2022年1月26日には、銀影ラスター(Ext)/プラチナ箔&西陣(Int)の組み合わせがオートカラーアウォード2021でグランプリを受賞した(日産・アリアとのダブル受賞)[22]。
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