マレク・ヤノフスキ

ウィキペディアから

マレク・ヤノフスキ

マレク・ヤノフスキポーランド語: Marek Janowski, 1939年2月18日 ワルシャワ - )は、ポーランド生まれの、ドイツ指揮者

概要 マレク・ヤノフスキMarek Janowski, 基本情報 ...
マレク・ヤノフスキ
Marek Janowski
Thumb
マレク・ヤノフスキ
基本情報
生誕 (1939-02-18) 1939年2月18日(86歳)
出身地 ポーランドワルシャワ
ジャンル クラシック音楽
職業 指揮者
閉じる

来歴

1939年、ワルシャワ生まれ。父親はポーランド人、母親はドイツ人。

生後間もなくからドイツで育ち、ヴッパータール初等教育中等教育を受けた[1]。15歳の頃には、パウル・ヒンデミットが指揮するオーケストラでヴァイオリンを弾いたこともあった[2]。その後はケルン音楽大学にてヴォルフガング・サヴァリッシュに指揮法を師事した。
1973年から1975年までフライブルク歌劇場、1975年から1979年までドルトムント歌劇場で音楽総監督を務めた後[1]、欧米各地のオーケストラを指揮している。ベートーヴェンワーグナーブラームスリヒャルト・シュトラウスを得意とする。

また、シュターツカペレ・ドレスデンは1970年代に、オペラのレパートリーのクオリティを維持するためにエテルナ・レーベルで一連の録音を行ったが、ヤノフスキは指揮者陣の1人として選出され、『ニーベルングの指環』を録音した[3][4]。なお、同時期にヘルベルト・フォン・カラヤンが『ニュルンベルクのマイスタージンガー』を、カルロス・クライバーが『トリスタンとイゾルデ』と『魔弾の射手』を録音している[3]

1983年から1987年までロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者、1985年から1990年までケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の首席指揮者、1984年から2000年までフランス放送フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務め高い評価を得る。2000年から2006年までモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督、2001年から2003年までドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者、2002年から2016年までベルリン放送交響楽団の首席指揮者、2005年より2012年までスイス・ロマンド管弦楽団の音楽監督、2019年から2023年まで再びドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務める[5]

2016年2017年バイロイト音楽祭で『ニーベルングの指環』を指揮。

評価

2005年ピッツバーグ交響楽団の音楽監督が空席になった際、アンドルー・デイヴィスヤン・パスカル・トルトゥリエとともに“Artistic Leadership Team”の一員として、「ドイツ音楽を核とするレパートリー」に集中した[6]

脚注

参考文献

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.