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ウィキペディアから
「ピクニック」は、 萩原英一作詞(訳詞とも)の童謡である。曲はイギリス民謡とされるが、大元の起源はアメリカ合衆国である。
この曲は、前半と後半で来歴が異なるとされている。前半の原曲は(あるいは原曲があるかどうかは)不明である。
後半の原曲は、イギリスでも歌われるが、元はアフリカ系アメリカ人民謡 “She'll Be Coming 'Round the Mountain” である。この歌は “She'll Be Comin' Round the Mountain” として1927年にニューヨークで最初に出版されたが、起源はより古い。黒人霊歌 “When the Chariot Comes” を元に登山家たちが作った歌で[2]、すでに1890年代にはアメリカ中西部の鉄道労働者の間で歌われていた[2]。
萩原英一 (1887–1954) の詞。著作権は日本では2004年末に消滅しており、現在はパブリックドメインである。
標準的な歌詞は以下のとおり。
丘を越え 行こうよ 口笛 吹きつつ
空は澄み 青空 牧場を 指して
歌おう 朗らに 共に手をとり
ランラララ ララララ
ララララ あひるさん (ガアガア)
ララララ 山羊さんも (メェー)
ララ 歌声合わせよ 足並み揃えよ
今日は愉快だ
萩原の詞では3行目は「朗らに(ほがらに)」だが、「朗らかに」と歌われることがある。
動物と鳴き声だけを差し替えた2番以降が追加されることもある。
アメリカおよびイギリスで広く歌われている歌。1927年の初出版時の歌詞を記す[2]。2番以降はこれ以外にもさまざまなバージョンがある。
1 She'll be comin' round the mountain, When she comes.
彼女は山にやって来る 彼女がやって来るときは
She'll be comin' round the mountain, When she comes.
彼女は山にやって来る 彼女がやって来るときは
She'll be comin' round the mountain,
彼女は山にやって来る
She'll be comin' round the mountain,
彼女は山にやって来る
She'll be comin' round the mountain, When she comes.
彼女は山にやって来る 彼女がやって来るときは
2 She'll be drivin' six white horses, When she comes.
彼女は6頭の白馬を駆ってやって来る
She'll be drivin' six white horses, When she comes.
彼女は6頭の白馬を駆ってやって来る
She'll be drivin' six white horses,
彼女は6頭の白馬を駆って
She'll be drivin' six white horses,
彼女は6頭の白馬を駆って
She'll be drivin' six white horses, When she comes.
彼女は6頭の白馬を駆ってやって来る
3 Oh we'll all go to meet her, When she comes.
オー俺たちは彼女が来たらみんなで彼女に会いに行こう
Oh we'll all go to meet her, When she comes.
オー俺たちは彼女が来たらみんなで彼女に会いに行こう
We will kill the old red rooster,
俺たちは年老いた赤いオンドリを殺すぞ
We will kill the old red rooster,
俺たちは年老いた赤いオンドリを殺すぞ
And we'll all have chicken and dumplin', When she comes.
それで俺たちは彼女が来たらみんなでチキン・アンド・ダンプリングを食べるんだ
これは「ピクニック」では「ララララ あひるさん」以降にあたる。「ピクニック」の歌詞を同じ書式で記すと次のようになる。
×× ララララ あひるさん
×× ララララ 山羊さんも
ララ 歌声合わ
せよ 足並み揃
えよ 今日は愉快だ
原詞の最初と2回目の「She'll be」は「ピクニック」にはない。「ピクニック」の動物の鳴きまねは原詞にはないが、「when she comes」とコーラスで繰り返すことがある。
“She'll Be Coming 'Round the Mountain” の元となった黒人霊歌で、曲はほぼ同じ。歌詞には多くのバリエーションがあるが、一例として “She'll Be …” の初出版時の付記を記す[2]。同じフレーズの繰り返しなので2番以降の歌詞は略されている。
1 O, who will drive the chariot when she comes?
オー、彼女が来るとき誰が馬車を運転する?
O, who will drive the chariot when she comes?
オー、彼女が来るとき誰が馬車を運転する?
O, who will drive the chariot,
オー、誰が馬車を運転する
O, who will drive the chariot,
オー、誰が馬車を運転する
O, who will drive the chariot when she comes?
オー、彼女が来るとき誰が馬車を運転する?
2 King Jesus, he'll be driver when she comes,
王イエス、彼が運転手になって彼女が来る
3 She'll be loaded with bright angels,
彼女は輝く天使を乗せ
4 She will neither rock nor totter,
彼女は揺れもよろけもしないで
5 She will run so level and steady,
彼女はとても水平にしっかりと行く
6 She will take us to the portals.
彼女は私たちを入口へいざなう
1940年代に “She'll Be Coming 'Round the Mountain” の曲を使った替え歌で、スコットランドではよく知られた童謡である[3]。イギリス民謡が原曲とされる「ピクニック」との直接の関係は不明。 ほぼ同じフレーズを繰り返す “She'll be …” と異なり、1番の間に展開があり、大意は「ママのママをバスから突き落としてはいけない、パパのママはバスから突き落としていい」というブラックジョーク。
スコットランド方言で歌われており、綴りにはバリエーションがある。
「やってみよう」 | |||||||||||||||||||
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WANIMAの配信限定シングル | |||||||||||||||||||
収録アルバム | 『Everybody!!』 | ||||||||||||||||||
リリース | 2017年3月8日[4] | ||||||||||||||||||
規格 | デジタル・ダウンロード | ||||||||||||||||||
ジャンル | |||||||||||||||||||
時間 | 2分49秒 | ||||||||||||||||||
レーベル | PIZZA OF DEATH RECORDS | ||||||||||||||||||
作詞者 | 篠原誠 | ||||||||||||||||||
作曲者 | イギリス民謡 | ||||||||||||||||||
チャート順位 | |||||||||||||||||||
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WANIMAは、2017年に放送されたau三太郎シリーズ「春のトビラ・やってみよう」篇のCMソングを担当。CMソングとして本作をロックにアレンジした「やってみよう」が使用された[5]。歌詞は、同じく「三太郎シリーズ」のCMソングである「みんながみんな英雄」や「海の声」を手がけた篠原誠によるもの[8]。
1月13日から22日にかけてauの音楽ダウンロードサイト「Music Store」およびうたパスでショートバージョンが期間限定で配信され[5]、2月3日に両サイトでフルバージョンが配信リリースされた[8]。3月8日にiTunes Storeをはじめとした音楽配信サービスでの配信が開始された[9]。3月15日に公開のBillboard Japan Hot 100で初登場11位を記録[7]。
2017年4月1日には、auのエイプリルフール企画として「やめてみよう」としてカバー。2017年4月1日から7日の期間限定で特設サイトにて公開[10][11]。
2018年1月17日にアルバム『Everybody!!』が発売され、「やってみよう」は「ANCHOR」と「エム」の間の10曲目に収録された[12]。『Mikiki』にアルバムのレビューを寄稿した田山雄士は、アルバムの随所で「闘志がギラつく」とし、その流れの中で聴く本作について
と評している[13]。
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|---|---|
1. | 「やってみよう」 | 篠原誠 | イギリス民謡 | WANIMA | |
合計時間: |
1962年、NHK『みんなのうた』で放送された[1][14]。作詞は篠原、編曲は小林秀雄が手がけ、歌はスリーグレイセス、ボニージャックス、東京少年少女合唱隊の3組で担当[1]。
2001年にアニメ『おとぎストーリー 天使のしっぽ』に出演した声優陣によって、新たな詞(作詞:六月十三)がつけて「天使のピクニック」としてカバー。詳細はおとぎストーリー 天使のしっぽのディスコグラフィ#天使のピクニックを参照。
2009年6月24日にかりゆし58によるロック・アレンジでのカバーが音楽配信サイトで配信された。このカバーは、進研ゼミ小学講座のCMソングとして使用された[15]。
2021年に緑黄色社会が「niko and ...」の夏のシーズンプロモーション用にアレンジしてカバー[16]。
二次元キャラクタープロジェクトである「超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』」が2023年3月15日にリリースした楽曲「カリスマピクニック」(歌:七人のカリスマ)は、本楽曲を基に作られた。
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